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2010年10月 2日 (土)

IRL:ホンダ・モータースポーツリリース”最終戦のポールポジションはダリオ・フランキッティの手に!”

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最終戦のポールポジションはダリオ・フランキッティの手に!
佐藤琢磨は9番手、武藤英紀は26番手

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日本のツインリンクもてぎでのレースから1週間のインターバルを置いて、IZODインディカー・シリーズは2010年シーズンの最終戦を迎えた。昨年に続いてフィナーレとなるレースは、フロリダ州のホームステッド・マイアミ・スピードウェイ。全長1.485マイルの高速オーバルを使ったナイトレースには27台と多くのエントリーが集まった。

走行初日の金曜には、日中にプラクティスが1回行われ、その後に予選が開催された。そして、予選の後には土曜のナイトレースに備え、夕方のプラクティスが1時間設けられた。

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IZODインディカー・シリーズは毎年すさまじいチャンピオン争いが繰り広げられてきており、栄誉ある王座をかけた戦いは5年連続で最終戦までもつれ込んでいる。2010年のチャンピオン候補は、16レースを戦って2人に絞られている。5勝を挙げ、587点を獲得したウィル・パワー(Team Penske)がポイントリーダーで、インディ500を含む3勝をマークして575点を獲得しているダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)が2番手で彼を追っている。両者の間にはわずか12点の差しか存在しない。予選で最速タイムを記録してポールポジションを手に入れたドライバーには、1点のポーナスポイントが与えられる。この1点を巡ってパワーとフランキッティ、そして、彼らをようするTeam PenskeとChip Ganassi Racingの2チームは予選で激しく競い合った。

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先にアタックの順番が回ってきたのはパワーだった。彼は1ラップ目に25秒1577(平均時速212.500マイル)をマークし、2周目には25秒1387(平均時速212.660マイル)へとスピードアップした。2ラップの平均時速は212.580マイルで、彼はチームメートのライアン・ブリスコーを抜いてトップに躍り出た。

しかし、パワーより3人後にコースインしたフランキッティは、計測1周目に25秒0689をマークし、今回の予選で初めて213マイル台のラップを記録した。フランキッティのアタック2周目は25秒0843(平均時速213.121マイル)とわずかながらスピードダウンしたものの、2ラップを213マイル台にのせ、最もポールポジションが欲しいレースで見事に今年2回目のポールポジションを手中に収めた。

フランキッティのさらに2人後にアタックしたスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、2ラップ平均を時速212.908マイルとし、予選2番手の座からパワーを引きずり下ろした。Chip Ganassi Racingは昨年に続き2年連続のフロントロー独占を達成した。

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佐藤琢磨(KV Racing Technology)は、プラクティスではなかなかスピードアップが果たせずにいた。ホームステッドのオーバルはバンクの傾斜が走行する部分によって異なるため、ドライビングにもマシンセッティングにも独特のものを要求するからである。しかし、初コースでのレースを数多く戦ってきた今シーズンの経験が生かされ、佐藤は予選に向けていかなるマシンセッティングを施すべきか、予選アタックはどのような走行をするべきかを理解しており、見事なパフォーマンスを発揮した。平均時速211.355マイルでの予選9番手という結果は、Team Penskeのエリオ・カストロネベスをも上回るものだったのだ。

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武藤英紀(Newman/Haas Racing)は予選用セッティングがコースにマッチせず、結果は26番手となった。攻撃的姿勢で臨んだ予選だったが、ダウンフォース量を少なくしすぎた結果、グリップレベルも下がってしまった。決勝へのスタートは最後列からとなるが、プラクティスから決勝をにらんでのマシンセッティングに重点を置いてきていることから、武藤もチームも予選結果に大きく失望はしていない。

コメント
ダリオ・フランキッティ(ポールポジション)

「プラクティスに比べ、予選ではマシンがすばらしい仕上がりになっていた。エンジニアがいったいどんな変更を行ったのか、アタック中のマシンは見事なまでにバランスが取れていた。1周目を終えて平均213マイルを出せていると知ったが、それはうれしい驚きだった。次のラップでも同じ数字が出せることを願って走り、それを達成できたと肌で感じることができた。狙っていた通りのラインで1ラップを走り切ることができたからだ。ポールポジションのボーナス1点の獲得をうれしく思う。明日の決勝レースはタイトルを獲得するために戦う。最多リードラップも記録して優勝することが、私の目指すゴールだ。そして、その第一歩であるポールポジション獲得を今日は達成できた」

スコット・ディクソン(2番手)
「ポールポジションを獲得するには、あと少し足りなかった。でも、その1点をもし私が獲得して、チャンピオン争いがその1点で決定するようなことになったら、お互いにとって悲劇となる。今日のポールポジションはフランキッティが獲得できてよかった。決勝レースではフランキッティが最多リードラップを記録し、さらに2点のボーナスを加算できるようサポートができたらいい。しかし、超高速で争われるインディカーのレースで、強力なライバルが数多く出場している状況で誰かを助けるような走りは、そうそう簡単に行えるものではない」

ウィル・パワー(3番手)
「私はホームステッド・マイアミ・スピードウェイでの走行経験が少ないため、月曜に行ったテストは有益だった。予選で我々のマシンの状態は非常によく、あれ以上になにができたのか、というぐらい力を出し切った。しかし、ポールポジションを獲得することはできなかった。3番手という結果には非常に大きな悔しさを感じている。Team Penskeに所属しているドライバーとして、3番手という結果に満足はしていない。すばらしい能力を備えたチームで、最高のマシンやツールを与えられているのだから、ポールポジションを獲得したかった」

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佐藤琢磨(9番手)
「マイアミのコースはも本当に難しく、慣れるのには結構時間がかかりました。タイトルを争っているチームがレース直前にテストを行いましたが、彼らでもテストを行う理由がよく分かりました。路面が滑りやすく、コーナーのバンクは低いレーンと高いレーンで傾斜角度が違うため、マシンセッティング、そしてドライビングが難しいです。予選ではウオームアップラップからマシンが滑っていて、アタック1周目と2周目でマシンのバランスが大きく変わっていましたが、これまで積み重ねてきた経験を生かし、よい走りができました。トップ9という結果にも喜んでいます。プラクティスから予選と順調にきているので、次のプラクティスで、トラフィックの中でしっかりと走れるマシンを作り、レースに臨みたいと考えています」

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武藤英紀(26番手)
「プラクティスからマシンのダウンフォースを削っていく攻めのセッティングを施した結果、それが裏目に出てしまい、マシンのフロントもリアもグリップが落ちていました。プラクティスでは決勝レース用のセッティングをメインに行い、タイムは決して悪くなかったです。決勝レース用セッティングでトップ10に入れていました。それが予選ではアタック2周目にスロットルを緩めなければならず、思い通りのスピードを保ち続けることができませんでした。プラクティスで、決勝レース用のマシンセッティングがよいことが確認されていますし、同じ1.5マイルオーバルでコースの性格が似ているシカゴランドやケンタッキーのときよりもさらによくなっていると思います」

ロジャー・グリフィス|HPD テクニカル・ディレクター
「フランキッティが見事にポールポジションを獲得し、ボーナスポイント1点を手に入れた。その上、ディクソンが2番手となり、Chip Ganassi Racingは2年連続のフロントロー独占を果たした。ポイントリーダーのパワーは予選3番手。Team Penskeはブリスコーが4番手につけたが、カストロネベスは10番手と少々離れた位置からのスタートとなる。しかし、明日は彼ら2チームによるハイレベルなバトルが見られるだろう。昨年の最終戦はイエローフラッグが一度も出ない非常に珍しいレースとなった。そして、スピードで勝っていたブリスコーとディクソンがトップ争いを繰り広げ、フランキッティは燃費をセーブする戦い方で最後に大逆転の優勝、そしてタイトル獲得を成し遂げた。今年のレースが昨年と同じようにイエローなしになるとは考えにくいが、昨年のレースから両チームが学んだことは多いだろう。明日もタイトルをかけたすばらしい戦いが展開されるに違いない。どちらのドライバーも、相手のポイントを計算しながらではなく、優勝を目指したレースを戦うことになると思われる」

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(C)Honda Motor Co Ltd.

予選リザルト
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム
1 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing D/H/F 00:50.1532
2 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing D/H/F 00:50.2188
3 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F 00:50.2964
4 6 ライアン・ブリスコー Team Penske D/H/F 00:50.3963
5 4 ダン・ウェルドン Panther Racing D/H/F 00:50.4499
6 22 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing D/H/F 00:50.5221
7 20 エド・カーペンター Panther Racing D/H/F 00:50.5665
8 11 トニー・カナーン Andretti Autosport D/H/F 00:50.5790
9 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology D/H/F 00:50.5879
10 3 エリオ・カストロネベス Team Penske D/H/F 00:50.6155
11 7 ダニカ・パトリック Andretti Autosport D/H/F 00:50.6699
12 8 E.J.ヴィソ KV Racing Technology D/H/F 00:50.6903
13 32 マリオ・モラレス KV Racing Technology D/H/F 00:50.7352
14 34 ベルトラン・バゲット Conquest Racing D/H/F 00:50.7360
15 24 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing D/H/F 00:50.7416
16 26 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport D/H/F 00:50.7456
17 67 サラ・フィッシャー Sarah Fisher Racing D/H/F 00:50.7521
18 02 グラハム・レイホール Newman/Haas Racing D/H/F 00:50.7623
19 77 アレックス・タグリアーニ FAZZT Race Team D/H/F 00:50.7885
20 37 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport D/H/F 00:50.9071
21 14 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises D/H/F 00:50.9101
22 19 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing D/H/F 00:51.0496
23 2 ラファエル・マトス de Ferran Dragon Racing D/H/F 00:51.0820
24 36 セバスチャン・サーベドラ Bryan Herta Autosport D/H/F 00:51.0827
25 78 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing D/H/F 00:51.1613
26 06 武藤英紀 Newman/Haas Racing D/H/F 00:51.2611
27 18 ミルカ・デュノー Dale Coyne Racing D/H/F 00:51.4135

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