LM24:プジョー908の後継マシン『90X』がデビュー
2011年プジョー LMP1『90X』 (C)Peugeot Media 拡大します
10月30日、プジョー・スポールは、908HDi FAPの後継マシン『90X』を公開した。
90Xは、来週末に開催される殊海でのインターコンチネンタル・ルマンカップ(ILMC)最終戦を控え、そのプログラムと並行して2011年のACOのLMP1規則に沿って開発されたマシンで、今回初のトラックでの走行を行った。プジョー・スポールディレクターのオリビエ・ケネルは今回のトラックテストについて「われわれの目標はマシンを今年中にトラックへ持ち出すことだった。ここにその報告ができることを嬉しく思っている。2011年に備えてこの先にはまだ長い道のりが残っている」とコメントしている。
外観上では、先日発表されたローラのLMP2マシン同様、ACO規則で定められてたマシンが高速走行中に宙に舞うことを防ぐためのシャークフィンがエンジンカバー上につけられている点が最大の特徴となっている。この部分は写真で見る限り、いかにも暫定的なデザインに見える。その他、空力的にはアウディR15などで採用されている吊り下げ式のリアウイングステーも採用された。
プジョーは、マシンの最低規定重量の900kgを満たした上で再びクローズドボディを選択している。
プジョー・スポールのテクニカルディレクターのブルーノ・ファーミン:「われわれは使用するエンジンとテクノロジーについて、いくつかのオプションをまだ検討している。エンジンの開発は進行している。耐久レースはわれわれのブランドすべてのテクノロジーを公開する場を提供する舞台である」
| 固定リンク