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2010年10月 5日 (火)

NASCAR:トヨタ・モータースポーツニュース”デニー・ハムリンが12位フィニッシュ ”

2010年10月4日
トヨタ自動車(株)
スポーツ車両統括部
モータースポーツ推進室 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第29戦 Price Chopper 400


開催日:10月3日

デニー・ハムリンが12位フィニッシュ 

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ハンドリングに苦しみながらも“トヨタ カムリ”勢最上位の12位でフィニッシュした
デニー・ハムリン(#11:左)とそれぞれ17位、20位フィニッシュのジョーイ・ロガーノ
(#20:左から2番目)とマーティン・トゥルークス・Jr(#56:右先頭) 

 10月3日(日)、米国中西部カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第29戦「Price Chopper 400」が開催された。
 2010年“チェイス”3戦目の舞台となるカンザスは、2001年にオープンした比較的新しいD型オーバルコース。今季まで年1回の開催だったが、来季よりスプリント・カップ・シリーズ戦が年2回開催となることが発表されている。

 1日(金)午後3時40分より予選が行われ、ジョーイ・ロガーノが4番手を確保。“チェイス”を戦うデニー・ハムリンとカイル・ブッシュはそれぞれ12番手、19番手からのスタートとなり、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へ駒を進めた。

 3日(日)午後12時18分、1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。
 序盤はロガーノと16番手スタートのデイビッド・ロイティマンが10番手前後、Ky.ブッシュとハンドリングに苦しむハムリンがその後方15番手前後を走行。スタートから一度もイエローコーションが出ないまま、グリーン下でのピット作業の準備を各チームが始めた直後、 42周目にファン・モントーヤ(シボレー)が壁に接触しイエローコーション。全車がピットへ向かった。

 このピット作業で各車調整も行い、若干順位が入れ替わってロイティマンが9番手、Ky.ブッシュが10番手、ハムリンが11番手、ピットでのアクシデントにより若干ポジションを落としたロガーノが14番手で46周目に再スタート。
 52周目、ポジションを争っていたロイティマンとKy.ブッシュが接触し、ロイティマンはスピン。辛うじてクラッシュは免れたものの、この日2度目のイエローコーションとなり、ピットでの修復を余儀なくされたロイティマンは3周遅れとなってしまった。
 56周目、11番手で再スタートを切ったKy.ブッシュは素晴らしい走りを見せ、61周目には7位までポジションアップ。

 その後はイエローコーションが出ず、95周目前後と、144周目前後から、2度に渡ってグリーン下でピット作業となった。この2度のグリーンピットを経て、Ky.ブッシュはトップ10をキープ。その後方に、25番手スタートから着実に順位を上げてきたマーティン・トゥルークス・Jr.がつけ、ロガーノが14番手。変わらずハンドリングに問題を抱えるハムリンは20番手前後を走行。
 154周目、周回遅れのロイティマンが、7位走行中のKy.ブッシュと接触しスピン。この日3度目のイエローコーションとなった。この接触でKy.ブッシュがアウト側の壁に車体右後部をヒットし、ピットでのダメージ修復でタイムロス。周回遅れにはならなかったものの、トップと同一周回最後尾の22位まで順位を落としてしまった。

 再スタートが切られて間もない164周目には他車のクラッシュでこの日4度目のイエローコーション。ここで素晴らしいピット作業を見せたハムリンは14位で再スタート。調整も奏効し、一気にポジションをアップ。178周目にはトップ10へと浮上した。
 186周目、ケヴィン・コンウェイがトラブルに見舞われスローダウン。この日5度目のイエローコーションで各車タイヤ交換、給油を行ったが、その後は再びイエローコーションの出ない展開となり、235周目前後からこの日3度目となる、グリーン下でピット作業が開始。

 全車ピットを終えた時点で、ハムリンは12位、ロガーノが17位、スコット・スピードが19位、これにトゥルークス・Jr.、Ky.ブッシュが続いた。
 その後は大きな順位の変動がないまま、ハムリンが“トヨタ カムリ”勢最上位の12位でチェッカー。Ky.ブッシュはクラッシュ後のダメージでペースが上がらず、1周遅れの21位に終わった。
 今大会の結果、ハムリンは惜しくもランキング首位の座を譲ることとなったが、首位との差はわずか8ポイント。また、Ky.ブッシュも7位へと後退したが、首位との差はまだ 80ポイントであり、残り7戦とまだまだ長い“チェイス”での巻き返しが期待される。

 次戦第30戦は10月10日(日)、米国西部カリフォルニア州フォンタナのオートクラブ・スピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「レースの大半は20位前後を走行していた。若干バランスが改善されたときでも、トップグループとは、1周あたりコンマ3,4秒遅かった。今回は通常使っているものとは若干違う仕様としており、最初は心配だったが、長いレースでは有効だと分かった。望んでいる結果ではないが、グッドファイトで12位でフィニッシュすることができた。“チェイス”でのタイトル争いは、10戦全てで好成績を残さなくてはならず、非常に難しい。今回冷静さを保ち、クラッシュなどに巻き込まれずに済んだのは良かった。調子の悪い時に最善の結果を得て耐えれば、次週は必ず調子を取り戻せるはずだ。重要なのはここからの数週間でミスをしないことだ。後半の5レースで好成績を挙げるためにも、次の2週間で、我々がタイトル争いに残れることを確認しなくてはならない」 

第29戦 Price Chopper 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 5 16 グレッグ・ビッフル フォード 267
2 21 48 ジミー・ジョンソン シボレー 267
3 24 29 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 267
12 12 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 267
17 4 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 267
19 33 82 スコット・スピード トヨタ カムリ 267
20 25 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 267
21 19 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 266
24 37 13 ケイシー・メアーズ トヨタ カムリ 266
30 34 83 リード・ソーレンソン トヨタ カムリ 265
34 32 47 マーコス・アンブローズ トヨタ カムリ 257
35 16 00 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 256
38 41 7 ケヴィン・コンウェイ トヨタ カムリ 180
43 35 64 ランドン・カシル トヨタ カムリ 33

 観客数(主催者発表):100,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 5503
2 デニー・ハムリン トヨタ 5495
3 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 5473
7 カイル・ブッシュ トヨタ 5423
18 デイビッド・ロイティマン トヨタ 3248
20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 3218
22 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 3156
26 マーコス・アンブローズ トヨタ 2802
27 スコット・スピード トヨタ 2577
35 ロビー・ゴードン トヨタ 1626
36 リード・ソーレンソン トヨタ 1159
37 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 1158
38 ジョー・ネメチェク トヨタ 1108
39 ケイシー・メアーズ トヨタ 1101
41 マイク・ブリス トヨタ 919
42 マックス・パピス トヨタ 907
51 トッド・ボダイン トヨタ 313
54 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 200
55 P.J.ジョーンズ トヨタ 190
56 マティアス・エクストローム トヨタ 175
64 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 76
66 テリー・ラボンテ トヨタ 43
69 チャド・マカンビー トヨタ 37
70 ジェイソン・リフラー トヨタ 34

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 212
2 トヨタ 175
3 フォード 135
4 ダッジ 116

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第29戦 Kansas Lottery 300


開催日:10月2日

ジョーイ・ロガーノが今季2勝目!
トヨタは3年連続マニュファクチャラーズタイトル確定

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終盤の逆転で見事今季2勝目を挙げたジョーイ・ロガーノ 

 10月2日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第29戦「Kansas Lottery 300」がカンザス・スピードウェイで開催された。
 同コースでは、2008年にデニー・ハムリンが勝利。昨年2009年はジョーイ・ロガーノとカイル・ブッシュが1-2フィニッシュを飾っている。

 1日(金)2度の練習走行を経て、2日(土)午前9時5分から予選が行われ、昨年のカンザス戦を制しているジョーイ・ロガーノが今季6回目のポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが2番手につけ、“トヨタ カムリ”は2戦連続で予選最前列グリッドを独占。ジェイムズ・ビュッシャーが9番手につけた。
 今大会では、スプリント・カップ・シリーズのドライバーであり、過去2度に渡ってネイションワイド・シリーズ(当時はブッシュ・シリーズ)のチャンピオンを獲得しているマーティン・トゥルークス・Jr.が今季初めてネイションワイド・シリーズに出場。今季同シリーズにデビューを果たした弟のライアン・トゥルークスと共に兄弟での参戦となり、それぞれ 16番手、24番手グリッドを確保。11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 午後2時49分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションのロガーノがスタートでは首位を守るが、5周目に2番手スタートのKy.ブッシュがこれをパス。まもなく首位争いにはケヴィン・ハーヴィック(シボレー)が加わり、トップ3台が後続を大きく引き離しながら順位を入れ替える序盤戦となった。
 イエローコーションが出ないまま、56周目からグリーン下でのピット作業開始。全車がピットを終えた後、67周目と77周目にイエローコーションが出され、ここでもピット作業が行われたが、Ky.ブッシュ首位、ロガーノ2位の順位は変わらず。
 しかし、ロガーノと激しく首位を争うKy.ブッシュは、90周目、ロガーノをパスした直後にハーフスピン。どこにも接触せずにコースへ復帰したものの、ポジションを落としてしまった。
 これで出されたイエローコーションにより、上位4台はピットインしたが、5位を走行していたM.トゥルークス・Jr.以降セカンドグループの多くがコース上に残り、M.トゥルークス・Jr.がトップに浮上。ロガーノが9番手、スピンにより4本タイヤ交換を強いられたKy.ブッシュは 17番手まで後退を余儀なくされ、94周目に再スタートが切られた。

 M.トゥルークス・Jr.が12周に渡って首位を守る間に、ロガーノは4位、Ky.ブッシュはトップ10までポジションを復帰。116周目にこの日4度目のイエローコーションが出されると、上位勢が一斉にピットインした中で、マイケル・アネットとスティーブ・ウォレスがタイヤを交換せず給油のみとし、1-2位へ浮上。これにロガーノが続き、Ky.ブッシュが7番手、M.トゥルークス・Jr.が8番手で124周目に再スタート。Ky.ブッシュが終盤へ向けプッシュを開始し、143周目に2位までポジションを上げると、首位奪還のチャンスを待った。
 チェッカーまでにもう一度給油を行わなくてはならない状況ながら、イエローコーションが出ず、175周前後から各車グリーン下でピットイン。首位につけていたブラッド・ケセロウスキー(ダッジ)がピットでタイムをロスし、Ky.ブッシュは事実上の首位に立った。

 レースが残り10周に入ろうとしたところで他車のスピンによりこの日7度目のイエローコーション。給油ピットを遅らせ、上位に残っていた数台がピットへ向かったため、Ky.ブッシュが首位、ロガーノが2位に浮上。ブレンダン・ゴーアンが5番手、M.トゥルークス・Jr.が7番手で194周目に再スタート。ロガーノがKy.ブッシュをパスした直後、再びクラッシュでイエローコーションとなり、レースは最後の2周で決されることとなった。
 2列で再スタートを切るNASCARでは、トップのドライバーがスタート時にイン側かアウト側かを選択できる。首位のロガーノは、ここでアウト側を選択。イン側にKy.ブッシュが並び、残り2周で再スタートが切られた。

 アウト側のロガーノが好スタートを切り、Ky.ブッシュがこれを追う展開となったが、ロガーノが逃げ切り、トップでチェッカー。今季2勝目を挙げた。ロガーノは2年連続のカンザスでの勝利。比較的新しいコースであるカンザスでの、初めてのポール・トゥ・ウィンを達成した。また、今大会は21回に渡って首位が入れ替わり、コース記録を更新することとなった。
 Ky.ブッシュは3位。M.トゥルークス・Jr.が5位、ゴーアンが9位、リフラーが10位に入り、“トヨタ カムリ”は5台がトップ10フィニッシュを果たした。
 今大会の結果、今季15勝目を挙げたトヨタは、残り6戦を待たずして、3年連続となるネイションワイド・シリーズでのマニュファクチャラーズタイトルを確定した。

 次戦第30戦は10月9日(土)、オートクラブ・スピードウェイで行われる。

ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「最後の再スタートでのライン取りは、難しい選択だった。大抵私は再スタートでイン側を選択してきたが、今日ほとんどのドライバーが再スタートではアウト側を選択しており、私も最後の再スタートでは、アウトを選ばなければならないと思った。最後に同じような状況になったのはカリフォルニア(今季第2戦)だった。あの時何故負けたのかを思い出し、『勝ちたいならアウトサイドを選ぶしかない』と思った。再スタートでは後続にも恵まれ、一気に前に出ることが出来た。チームも素晴らしい仕事をしてくれたし、本当に面白いレースだった」 

第29戦 Kansas Lottery 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
2 8 22 ブラッド・ケセロウスキー ダッジ 200
3 2 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
5 16 00 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 200
9 22 62 ブレンダン・ゴーアン トヨタ カムリ 200
10 13 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 200
11 20 66 スティーブ・ウォレス トヨタ カムリ 200
15 24 99 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 200
16 26 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 200
18 12 10 リッキー・カーマイケル トヨタ カムリ 200
35 9 11 ジェイムズ・ビュッシャー トヨタ カムリ 193
36 15 32 リード・ソーレンソン トヨタ カムリ 184

 観客数(主催者発表):70,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ブラッド・ケセロウスキー ダッジ 4589
2 カール・エドワーズ フォード 4215
3 カイル・ブッシュ トヨタ 4089
7 スティーブ・ウォレス トヨタ 3287
8 ジェイソン・リフラー トヨタ 3263
10 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 3237
11 ブレンダン・ゴーアン トヨタ 3149
12 マイケル・アネット トヨタ 3084
13 ブライアン・スコット トヨタ 2901
14 リード・ソーレンソン トヨタ 2882
37 テイラー・マルサム トヨタ 1045
44 ケヴィン・リペイジ トヨタ 827
46 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 733
49 ケーシー・カーン トヨタ 685
52 デニー・ハムリン トヨタ 652
55 ブラッド・コールマン トヨタ 634
60 マット・ディベネデット トヨタ 494
68 ライアン・トゥルークス トヨタ 409
69 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 405
71 デイビッド・ロイティマン トヨタ 387
83 マーコス・アンブローズ トヨタ 264
93 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 160
100 ロビー・ゴードン トヨタ 126
101 パトリック・ロング トヨタ 126
106 リッキー・カーマイケル トヨタ 109
122 ケイシー・メアーズ トヨタ 70
126 パトリック・カーペンティア トヨタ 67
127 マイキー・カイル トヨタ 64
131 デリック・グリフィン トヨタ 55
137 チャド・ブラウント トヨタ 43

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 202
2 シボレー 157
3 ダッジ 140
4 フォード 139

※結果及びポイントは暫定 

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