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2010年11月 2日 (火)

DTM:アウディジャパン・プレスリリース”ティモ シャイダーが、15番手からスタートして優勝を獲得”

Audilogo

2010/11/01

ティモ シャイダーが、15番手からスタートして優勝を獲得

【第10戦:ホッケンハイム(ドイツ)】
● レインコンディションのアドリアで、Audi A4 DTMが素晴らしいパフォーマンスを発揮
● マルクス ウィンケルホックが4位に入賞し、高い実力を誇示
● 転倒事故のアレクサンドレ プレマ、怪我はなし

2年ぶりのウェットレースとなったDTMレースで、ティモ シャイダーが“人生最高のレース”を演じました。アドリアインターナショナルレースウェイで、Audi Sport Team Abt Sportlineからエントリーし、過去2回チャンピオンを獲得しているシャイダーは、予選15番手からのスタートしたにも関わらず優勝を獲得しました。これは、2007年のムジェロサーキットで元F1チャンピオンのミカ ハッキネン以来の偉業です。

Audi Motorsport代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒにとって、今回のアドリアのレースは、シャイダーの今シーズン初の優勝だけでなく、もうひとつ嬉しいことがありました。スタート直後に大転倒事故に見舞われたアレクサンドレ プレマ(Audi Sport Team Phoenix)が、搬送された病院での検査で、怪我がなく無事だと診断されたのです。「レギュレーションに応じてDTMマシンを設計する際、我々が常にもっとも重要視している安全性の確保が実証されたことを、誇りにしたい。安全性確保は、次世代のDTMマシンを設計する時にも、最優先項目になる。アレックスは大事をとって精密検査を受けるが、その結果も、彼の無事を証明してくれることを望んでいる」とDr. ウルリッヒはコメントしています。

今年一番のスリリングな展開となった今回のレースで、Audi A4 DTMは、その優れたパッシヴ セーフティ性能だけでなく、パフォーマンスの高さも披露しました。非常に滑りやすい路面状況の中、アウディのドライバー達はライバルに対して明らかに大きなアドバンテージを持っていました。レース序盤、ティモ シャイダーはトップを走るメルセデスのブルーノ スペングラーやゲイリー パフェットよりも1秒以上早いラップタイムで走行し、1周目の早い段階で15番手から7番手に浮上しました。すり減ったレインタイヤでもコンスタントに早いラップタイムを刻むことが出来た為、シャイダーは2度の義務であるピットストップをレース終了間際に行う作戦をとり、7秒以上のアドバンテージを維持したままコースに復帰することが出来ました。「15番手スタートからトップに躍り出るなんて、信じられない。1周目からアドバンテージを活かすことが出来た。その後、チームクルーも完璧な仕事をしてくれた。今日のハイライトは、すり減ったタイヤでも安定して長い距離を走り続けることが出来た点だ。実は今朝、今日は人生最高のレースをしてみせるよと冗談を言っていたのだけれど、それが現実になったんだ」とシャイダーはコメントしています。

マティアス エクストロームもまた、アドリアで表彰台を獲得する可能性がありました。彼はジェイミー グリーンをパスして3番手に浮上した後、非常に良いペースでトップを走るブルーノ スペングラーとゲイリー パフェットに追いつきました。しかしその時、シフトレバーの割りピンが緩み始めるアクシデントが発生。このため、早い段階で実施した最初のピットストップで30秒をロスしてしまいました。そのような状況にも関わらず、彼はこれまでのポイントランキングリーダーのポール ディ レスタを抜き去り、ポイント獲得圏内にまで浮上してレースを終えました。

最終的に、5台のAudi A4 DTMがポイント獲得圏内でゴールしました。マルクス ウィンケルホックはこれまでの不運の連続に終止符を打ち2008年仕様のマシンで参戦するドライバーの中で最上位となる4位でゴールし、Audi Sport Team Rosbergに今年初のポイントを提供しました。オリバー ジャービス、マルティン トムツィク、マティアス エクストロームがそれぞれ5位、6位、8位でゴールしました。

「シーズン終盤になって、我々は再びチームの高いパフォーマンスを目の当たりにすることとなった。今日の我々は、確実にビクトリーレーンに戻っていた。我々は、ここに来るまでに多くの努力をしてきた。だが、時にビクトリーレーンに戻る作業は、そこに留まることよりも難しいものだ。しかし今、我々は優れたパフォーマンス、優れた戦略、そして優れたチームワークのおかげで、難しい作業を成し遂げた」と、Audi Motorsport代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒはコメントしています。

メインストレートエンドでポール ディ レスタから左リアホイールに衝突されなければ、2010年のベストルーキーであるミギュエル モリナも、アドリアでポイントを獲得出来るはずでした。この事故で、リアサスペンションが損傷を受けました。この事故でコントロール不能となったモリナは、ディ レスタのメルセデスのリアに衝突してしまいました。

マイク ロッケンフェラーも、衝突事故に見舞われてしまいました。スターティングラップでオリバー ジャービスからの追撃をかわしてポジションを維持しようとしていた時、彼は不運にもメルセデスのリアに衝突してしまいました。ピットでの修復作業を終え、ロッケンフェラーは17番手でレースに復帰しました。そして彼の27回目の誕生日でもある今日、彼は11位でゴールしました。キャサリン レッゲは16位でゴールしています。

アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】

Dr. ウォルフガング ウルリッヒ (Audi Motor sport代表)
アレクサンドレ(プレマ)のクラッシュには、我々全員が大きな衝撃を受けた。彼は無傷の様相でマシンから降りてきた。レース開始からわずか10分後に起こった事故の後に彼と話をした時、彼は例え明日にでもレースが出来ると語った。彼は上海のレースにも無事に出場出来ると知り、私はホッとした気持ちになれた。非常に大規模なクラッシュであったにも関わらず深刻な結末にならなかったのは、今日我々が示した通り、マシンが優れたパフォーマンスと同時に非常に高い安全性を持っているからだと考えている。今日の我々のマシンは、常にライバルより速かった。予選15番手だったティモ(シャイダー)は、昨日の時点では誰からも期待されていなかったけれど、チーム全体が素晴らしい仕事をしたおかげで優勝を獲得した。これは本当に素晴らしい成果だ。そのスピードと戦略の良さから考えて、マティアス エクストロームもまた優勝の可能性を持っていた。残念ながら、彼は些細なトラブルが原因でタイムロスを喫してしまった。マルクス ウィンケルホックが非常に難しい状況の中にも関わらず素晴らしいレースを展開して4位を獲得したことにも、私は嬉しく感じている。何はともあれ、今回のとても良い週末は、上海での最終戦を残した我々に良いモチベーションをもたらしてくれた。

ティモ シャイダー (GW:plus/トップサービス Audi A4 DTM ゼッケン1番)1位
信じがたいレースだった。もちろん最初からポイント獲得を目標としていたので、スタート直後の1〜2コーナーで考えていた作戦を実行に移した。そもそも、思った通りに出来なかったから15番手からレースをスタートすることになったのだけれど、1周目で7番手にまで浮上することが出来た。アレクサンドレ(プレマ)のクラッシュには衝撃を受けた。でも最終的に彼が無事だったことにとても感激している。DTMマシンが高い安全性を持っていることを示せたのはとても良いことだと思う。レース再開の後、我々は非常に優れたパフォーマンスを示せたし、とても長いスティントの連続走行を行うことが出来た。17周か18周目に残り周回数を知らせるピットサインを見た時、ピットクルーがピットインを忘れてしまったのではないかと思った。けれど、最終的にはピットインの指示が出た。僕らは、短時間に2度のピットストップを消化するという完璧な作戦を実行した。15番手からスタートして、9秒ものリードを保って優勝出来たとは、本当に信じられない。ピットクルーと彼らの作戦の素晴らしさに感謝したい。彼らは僕に素晴らしく速く走れるマシンを与えてくれたのだ。

マルクス ウィンケルホック (Playboy/GW:plus Audi A4 DTM ゼッケン14番)4位
僕にとっては、非常に楽しいレースだった。また、アレックス(プレマ)の身体に何もなかったと聞いて、とても嬉しく思っている。もちろん、自分のレース結果に対しても嬉しく思っている。マシンは素晴らしかったが、レースコンディションは簡単ではなかった。しかし僕は、F1の前に証明して見せた通り、そんな状況が好きだ。僕は狂喜したと言ってもいい。今日までの今シーズンは、とてもイライラするものだった。けれど、今日の結果は僕にとってもチームにとっても素晴らしいものになった。この幸せな気分のまま自宅に戻り、次の上海を楽しみに待つことにしたい。

【DTM第10戦 アドリアの結果】

1. ティモ シャイダー (Audi A4 DTM)38ラップ 1時間15分01.965秒
2. ゲイリー パフェット (メルセデス) +08.912秒
3. ブルーノ シュぺングラー (メルセデス) +09.738秒
4. マルクス ウィンケルホック (Audi A4 DTM) +16.965秒
5. オリバー ジャービス (Audi A4 DTM) +18.008秒
6. マルティン トムツィク (Audi A4 DTM) +22.527秒
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【DTM 第10戦までのドライバーズポイント】

1. ブルーノ シュペングラー (メルセデス) 66ポイント
2. ポール ディ レスタ (メルセデス) 63ポイント
3. ゲイリー パフェット (メルセデス) 57ポイント
4. ティモ シャイダー (Audi A4 DTM) 47ポイント
5. マティアス エクストローム (Audi A4 DTM) 35ポイント
6. ジェイミー グリーン (メルセデス) 29ポイント
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