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2010年11月 2日 (火)

トヨタモータースポーツニュース”超高速オーバルでデイビッド・ロイティマンが4位”

2010年11月1日
トヨタ自動車(株)
スポーツ車両統括部
モータースポーツ推進室 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第33戦 Amp Energy Juice 500

開催日:10月31日

超高速オーバルでデイビッド・ロイティマンが4位
デニー・ハムリンは9位に入るもタイトル争いは更に激化 

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超高速バトルで常に上位を争い4位フィニッシュを果たした
デイビッド・ロイティマン(#00)と5位フィニッシュのジョーイ・ロガーノ(#20) 

 10月31日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第33戦「Amp Energy Juice 500」が開催された。
 NASCARが開催されるオーバルの中で最長の一周2.66マイル(約4.3km)のタラデガは、超高速のレースが展開されるが、リストリクター・プレートと呼ばれる吸気量制限装置を取り付け、最高出力が制限されるため、他車と縦に連なって走行する“ドラフティング”というテクニックや戦略が非常に重要となり、それ故にレース中も激しく順位が入れ替わるコースである。

 30日(土)併催のキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第22戦決勝レースを前に、午前11時15分から予選が行われ、ジョー・ネメチェクが4番手、ケイシー・メアーズが9番手グリッドを確保。5年連続の“チェイス”入りを果たし、悲願のタイトルを狙うデニー・ハムリンは17番手。カイル・ブッシュは32番手からのスタート。13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 31日(日)午後1時23分、好天に恵まれたコースで、11万人もの観客が見守る中、 2.66マイルオーバルを188周(500.08マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタートした。
 1周目に、2列目4番手スタートのネメチェクが首位を奪うが、タラデガならではのドラフティングによるバトルで、序盤から毎周のように首位が入れ替わる展開。12周目にはスーパースピードウェイを得意とし、久しぶりの出場となるマイケル・ウォルトリップが首位に浮上。
 30台近い車両が一団となっての首位争いは、時には5列にもなるという激しいバトルとなったが、グリーン下でのピットを終えた後の41周目には、2本タイヤ作戦を採ったマーティン・トゥルークス・Jr.が首位。その翌周には、最後にピットインしたデイビッド・ロイティマンがトップに立った。49周目にはハムリンが首位に立ち、貴重なリードラップボーナス5ポイントを獲得。その後もKy.ブッシュ、マーコス・アンブローズ、ジョーイ・ロガーノらが首位に立つなど、めまぐるしく首位が入れ替わった。
 そんな中、一時は首位を争っていたハムリンは、70周目に出されたこの日初めてのイエローコーション時のピットでポジションダウン。再スタート後も、ドラフティングの列から外れ、単独走行となってしまったハムリンはペースを上げられず、周回遅れとなってしまった。

 ハムリンは142周目、この日3度目のイエローコーションで、ようやくラッキードッグ(イエローコーション発生時に周回遅れの最上位が首位と同一周回に戻れる措置)を獲得し、追い上げを開始した。
 145周目の再スタートでは、ロガーノが首位に立ち、別の車列の先頭につけたトゥルークス・Jr.と首位争いを展開。
 152周目にもイエローコーションが出されると、上位グループの多くはコース上に残ったが、Ky.ブッシュ、ハムリンらがピットイン。ハムリン18番手、Ky.ブッシュ21番手で155周目に再スタートが切られると、この2台は素晴らしいコンビネーションを見せ、イン側からごぼう抜きで一気にポジションアップ。アウトサイドの長い車列をもパスし、159周目にハムリンがついに首位に浮上。翌周にはポジションを入れ替える形でKy.ブッシュが首位に立った。

 175周目まで首位を守ったKy.ブッシュであったが、ドラフティング・バトルで順位が入れ替わる中で、残り8周となった180周目、コース上の異物によりイエローコーション。イン側のラインで順位を落としていたKy.ブッシュは17番手、ハムリンが18番手で184周目に再スタート。ポジションアップを狙ったが、ロイティマンを含む上位の4台以外は、時に4車列になるほどの団子状態で厳しい展開。
 そんな中、ファイナルラップを前にロガーノとトゥルークス・Jr.の2台が連なって抜け出し、首位争いに加わろうとしたが、首位の2台にホワイトフラッグ(ファイナルラップを示す)が降られた直後、後続で多重クラッシュが発生。順位はその時点で凍結され、イエローフラッグ下でのチェッカーとなった。

 これにより、レースを通して上位争いを繰り広げたロイティマンが4位、ロガーノが5位、トゥルークス・Jr.が6位でフィニッシュ。ハムリンも9位とトップ10フィニッシュを果たした。この日はシリーズ史上2番目に多い、87回も首位が入れ替わる(26台がリードラップ獲得)乱戦であった。
 ハムリンとランキングを争うジミー・ジョンソン(シボレー)が7位でフィニッシュしたため、ハムリンとの差は14ポイントと僅かに広がった。また、ランキング3位のケヴィン・ハーヴィック(シボレー)が2位に入ったため、上位2台との差を縮め、残り3戦で上位3台が僅か38ポイント差という、“チェイス”史上最も僅差での終盤戦を迎えることとなった。

 次戦第34戦は11月7日(日)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー デイビッド・ロイティマン:
「我々の“トヨタ カムリ”は今日一日を通して素晴らしいパワーを発揮してくれた。トヨタとTRDには感謝している。水温はずっと安定しており、『そのまま攻め続けろ』と言われた。こんなエンジンはそうはない。エンジニアの努力には頭が下がる。チームのピット作業も素晴らしかった」

ドライバー デニー・ハムリン:
「あまり楽しいレースではなかったが、ある意味で狙い通りの結果と言える。48号車(ジミー・ジョンソン)と29号車(ケヴィン・ハーヴィック)に対して若干ポイントを失ってしまったが、このレースでは大きなポイント差を生じないことが大切だった。後は、我々がどのコースで優位に立てるかということだ。昨年我々は終盤3レース全てでトップ3フィニッシュを果たしている。タイトル戦いは更にタイトとなったが、残り3レースが楽しみだ」 

第33戦 Amp Energy Juice 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 33 クリント・ボウヤー シボレー 188
2 14 29 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 188
3 1 42 ファン・モントーヤ シボレー 188
4 21 00 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 188
5 25 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 188
6 18 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 188
9 17 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 188
18 42 7 ロビー・ゴードン トヨタ カムリ 188
24 9 13 ケイシー・メアーズ トヨタ カムリ 188
25 32 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 188
26 16 83 ケーシー・カーン トヨタ カムリ 188
27 4 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 188
28 20 55 マイケル・ウォルトリップ トヨタ カムリ 188
29 29 82 スコット・スピード トヨタ カムリ 188
34 35 47 マーコス・アンブローズ トヨタ カムリ 187
43 13 97 ジェフ・フューラー トヨタ カムリ 2

 観客数(主催者発表):110,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 6149
2 デニー・ハムリン トヨタ 6135
3 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 6111
5 カイル・ブッシュ トヨタ 5919
17 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 3809
18 デイビッド・ロイティマン トヨタ 3772
20 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 3614
26 マーコス・アンブローズ トヨタ 3113
29 スコット・スピード トヨタ 2944
34 ロビー・ゴードン トヨタ 1901
36 リード・ソーレンソン トヨタ 1355
37 ケイシー・メアーズ トヨタ 1328
38 ジョー・ネメチェク トヨタ 1287
40 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 1158
43 マイク・ブリス トヨタ 919
44 マックス・パピス トヨタ 907
53 トッド・ボダイン トヨタ 313
55 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 284
56 P.J.ジョーンズ トヨタ 190
58 マティアス・エクストローム トヨタ 175
67 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 76
68 ジェイソン・リフラー トヨタ 68
71 テリー・ラボンテ トヨタ 43
73 ジェフ・フューラー トヨタ 34

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 245
2 トヨタ 200
3 フォード 152
4 ダッジ 129

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第22戦 Mountain Dew 250


開催日:10月30日

1000分の2秒差でカイル・ブッシュが今季6勝目
“トヨタ タンドラ”が1-2フィニッシュ

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3台がほぼ横一線でのフィニッシュ。カイル・ブッシュ(#18:左)が
0.002秒差でアリック・アルミローラ(#51:中央)をかわし優勝。
“トヨタ タンドラ”が1-2フィニッシュを飾った 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第22戦「Mountain Dew 250」が10月 30日(土)にタラデガ・スーパースピードウェイで開催された。
 ここタラデガでは、2007年と2008年にトッド・ボダイン、2009年はカイル・ブッシュが勝利を挙げており、“トヨタ タンドラ”が3連勝中と圧倒的な強さを見せているコースである。

 29日(金)午後3時40分から予選が行われ、ランキング2位のアリック・アルミローラが5番手。クリス・フォンティーンが6番手、ランキング首位のボダインが10番手につけ、10台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 30日(土)午後3時26分、2.66マイルオーバルを94周(250.04マイル:約400km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。
 スタート直後から、2列、3列の車列による超高速バトルが展開。10番手スタートのボダインが上位に浮上する一方で、18番手と中団からのスタートを強いられたKy.ブッシュは、スタート直後に一旦はトップ10圏内に上がるも、その後のポジショニングで20位以下まで後退してしまった。
 23周目、トップ10圏内を走行していたジャスティン・ロフトンの直前で他車がスピンし、避けきれず接触した2台は壁にクラッシュ。この日初めてのイエローコーションとなった。ここで上位勢はピットインし、33周目に再スタート。
 2番手スタートのボダインがアウトサイドのラインから先行。18番手スタートのKy.ブッシュも再スタート後僅か2周でトップ5までジャンプアップした。
 60周目が近づいてきた頃にグリーン下で各車ピットイン。順位が入れ替わるが、ここでピットに入るかどうかの駆け引きの中で、他車と接触したマックス・パピスがスピンしイン側の壁にクラッシュ。

 65周目に再スタート。7番手でスタートしたKy.ブッシュは、瞬く間に首位争いへと加わり、イン側の車列で首位のクラフトンに次ぐ2位、アウト側にはボダインが車列の先頭につけ、これを追う形となった。
 75周目に中団グループを走行していたティモシー・ペターズがスピン。この日3度目のイエローコーションが出されると、上位勢はコース上に残ったが、ボダインはピットイン。 15位まで順位を落としてしまった。
 87周目にもコース上に止まった車両が居たためにイエローコーションが出され、残り6周で再スタート。首位のフォンティーンを2番手のKy.ブッシュが再スタート直後にかわし、首位に浮上。後方では、14番手で再スタートを切ったアルミローラが、アウト側から見事な追い上げを見せ、上位争いに加わると、90周目にKy.ブッシュの前に出て首位浮上。

 そのまま逃げ切るかと思われたが、残り3周、中団グループで激しい多重クラッシュが発生。このクラッシュに巻き込まれたボダインとマイク・スキナーは、共にピットでの修復を余儀なくされ、大きく順位を落としてしまった。また、終盤首位を走るなど好走を見せていたフォンティーンも電装系トラブルにより無念のリタイア。レースは1周延長され、“グリーン・ホワイト・ チェッカー”で、最後の2周で決されることとなった。
 車両排除のため、10分弱の赤旗中断を経て、最後の2周で再スタート。イン側先頭のアルミローラを、3番手スタートのKy.ブッシュが押す形で首位をキープ。しかしその背後にもライバルが続き、テール・トゥ・ノーズでの息もつかせぬファイナルアタックとなった。
 ファイナルラップの最終コーナーを抜け、後から牽制するジョニー・ソーター(シボレー)が一瞬インに車体を振り、これをブロックしようしたKy.ブッシュがインに入ると、ソーターはアウトへ。中央のアルミローラの速度が若干落ち、3台はほぼ横一線のままチェッカー。

 僅か0.002秒早くフィニッシュラインを超えていたKy.ブッシュが今季6勝目。昨年と同じくアルミローラが2位で続き、“トヨタ タンドラ”が1-2フィニッシュを飾った。1位と2位の差、0.002秒は、電気式計測が始まって以来、最も僅差のシリーズ記録となった。
 ボダインは18位に終わったが、ランキング首位の座は守り、2位アルミローラとの差は残り3戦で216ポイント、3位ソーターとの差は314ポイントとなっている。

 次戦第23戦は11月5日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「勝てて最高だ。アリック(アルミローラ)は昨年同様、勝つに値する走りだった。私は最終コーナーを出るまで、彼を後からプッシュしていた。その後、ジョニー(ソーター)に押されて、トライ・オーバル故にオーバーステア状態になってしまった。なんとか51号車(アルミローラ)の後に留まろうとしたが、ジョニーがイン側に入ろうとしていたので、私もそちらをブロックせざるを得ず、その結果、あのような劇的な幕切れになった。スタンドのファンにとっても素晴らしいレースだったと思う」 

第22戦 Mountain Dew 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 18 18 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 95
2 5 51 アリック・アルミローラ トヨタ タンドラ 95
3 8 13 ジョニー・ソーター シボレー 95
7 15 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 95
10 19 46 クレイグ・ゴース トヨタ タンドラ 95
11 13 81 デイビッド・スター トヨタ タンドラ 95
15 16 5 マイク・スキナー トヨタ タンドラ 95
18 10 30 トッド・ボダイン トヨタ タンドラ 93
19 6 84 クリス・フォンティーン トヨタ タンドラ 92
27 20 9 マックス・パピス トヨタ タンドラ 59
33 17 7 ジャスティン・ロフトン トヨタ タンドラ 22

 観客数(主催者発表):55,000人

選手権 ポイント表

ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 トッド・ボダイン トヨタ 3480
2 アリック・アルミローラ トヨタ 3264
3 ジョニー・ソーター シボレー 3166
7 ティモシー・ペターズ トヨタ 2980
8 マイク・スキナー トヨタ 2822
9 デイビッド・スター トヨタ 2780
13 ジャスティン・ロフトン トヨタ 2567
16 カイル・ブッシュ トヨタ 2233
27 ブライアン・イックラー トヨタ 980
29 テイラー・マルサム トヨタ 922
36 ジョニー・ベンソン トヨタ 735
39 ブラッド・スイート トヨタ 705
41 ネルソン・ピケ・Jr. トヨタ 644
42 マックス・パピス トヨタ 644
48 スティーブ・ウォレス トヨタ 477
49 ジョハンナ・ロング トヨタ 428
66 ミゲル・パルド トヨタ 241
67 ジェイソン・ボウルズ トヨタ 224
69 スティーヴ・パーク トヨタ 197
71 ケーシー・カーン トヨタ 175
79 デニー・ハムリン トヨタ 143
83 クレイグ・ゴース トヨタ 134
103 ジェシー・スミス トヨタ 76
106 テッド・マスグレイヴ トヨタ 70

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 169
2 シボレー 156
3 ダッジ 83
4 フォード 76

※結果及びポイントは暫定 

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