WTCC:岡山戦でのワークスBMWの2台が失格に、イワン・ミューラーのチャンピオンが決定
先週の金曜日にパリで開かれたFIA控訴裁判所で、WTCC岡山戦でのアンディ・プリオールとオーガスト・ファーフスのBMW2台について失格、レース結果から除外の裁定が下された。
これによりランキング2位のプリオールと5位のファーフスの岡山でのポイントは無効となり、プリオールはランキング3位に後退。ミューラーと2位に繰り上がったガブリエル・タルキーニとのポイント差は55ポイントとなり、ミューラーはマカオでの最終ラウンドを前に2010年WTCCドライバーズチャンピオンとなった。
岡山でのワークスBMWの2台は、元々アレックス・ザナルディのために開発されたシーケンシャル・ギアボックスを装着しており、第1レースではプリオールが2位、第2レースではファーフスが優勝を飾っていた。これに対してシボレーチームから抗議が出されて控訴裁判所での裁定に持ち込まれていた。このため第1レースのロバート・ハフ(シボレー)の優勝には影響はないが、第2レースは2位に入ったコリン・ターキントン(BMW)の繰り上がり優勝となった。
また今回の裁定では、マカオにおけるワークスBMWの重量ハンデについてもWTCCレギュレーションにより、岡山ラウンドの前3戦の結果から検討することが命じられた。
改訂後のドライバーズポイントは以下の通り。
2010 WTCC DRIVERS' CHAMPIONSHIP
1.Yvan Muller 301 pt.
2.Gabriele Tarquini 246 pt.
3.Andy Priaulx 240 pt.
4.Robert Huff 236 pt.
5.Alain Menu 167 pt.
6.Tiago Monteiro 158 pt.
7.Augusto Farfus 149 pt.
8.Tom Coronel 128 pt.
9.Colin Turkington 97 pt.
10.Norbert Michelisz 69 pt
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