LMS:トヨタ(TMG)、レベリオンにLMP1エンジンを供給
12月2日、ドイツ、ケルンのトヨタ・モータースポーツGmbHは、2011年からルマンシリーズ(LMS)のレベリオン・レーシングにLMP1エンジンを独占供給することを発表した。
スイス、ローザンヌに本拠地のあるレベリオン・レーシングは、ローラ・クーペにトヨタエンジンを搭載してLMSやルマン24時間レースに参戦する。
今シーズン、レベリオン・レーシングはLMSに2台のLMP1ローラ・ジャッドで出場、12号車にニコラ・プロストとニール・ヤニ、13号車にアンドレア・ベリッチとジャン・クリストフ・ブイヨンがドライブ。チームランキングではオレカとシグネチャーに続いて12号車が3位、12号車が5位の成績を残している。
レベリオン・レーシングでは、10月末にローラB10/60クーペにトヨタエンジンを積んだ暫定マシンでイギリス、スネッタートンでテストを開始。その後もポルトガルのポルチモア、スペインのモンテブランコで評価テストを行い、すでにかなりのマイルをこなしている。トヨタ・エンジンはそのパフォーマンスと信頼性について、価値のあるデータと経験をもたらしたとされる。
アレクサンドル・ペシ(レベリオン・レーシング代表):「今回の合意は、来シーズンにおけるチームの挑戦の基礎となるものだ。トヨタは印象的で注目すべき産業界の巨人だ。われわれはトヨタ・モータースポーツによって、プロジェクトのパートナーに選ばれたことを誇りに思う。チームが勝利を目標に努力することに対してトヨタのからのサポートを得られたことは重要な意味がある」
木下美明(トヨタ・モータースポーツ代表):「われわれが信頼性と競争力のあるエンジンを供給することは、フォーミュラワン時代からの経験を持っている。この刺激的なプロジェクトに関してレベリオン・レーシングとともに働くことを楽しみにしている。テストではエンジンの信頼性だけでなくパフォーマンスが非常に励みになった。特にこのエンジンが初めてマシンの上で動いているのを見ることは愉快だった」
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