WTCC:BMWワークスチーム、2011年のWTCCは出場せず
12月4日、BMWモータースポーツは2011年のレース計画を発表。世界ツーリングカー選手権(WTCC)についてはカスタマーチームのサポートに回り、ワースチームとしての参戦計画はないことが明らかになった。
ミュンヘンで行われたBMWスポーツトロフィー授賞式では、来年7月1日より現在のマリオ・タイセンに替わってBMWモータースポーツ代表に就任するイェンス・マルクワルトが正式に紹介された。
ツーリングカーの2011年レースプログラムについては、ボビー・レイホールが監督するアメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)と、チーム・シュニッツアーによるルマン・シリーズ(LMS)とルマン24時間レースにM3 GT2により参戦。インターナショナル・ルマンカップ(ILMC)については現時点では出場は決定していない。そして、2012年から復帰するドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)への準備を進めることになる。M3 DTMの開発は順調に進んでいるとされる。
WTCCについてはワークスチームは出場しないが、新しい1.6リッターのターボエンジンを積んだ『320 Tc』をカスタマーチームに供給してサポートを継続する。この新エンジンについては、ワールド・ラリー選手権(WRC)に参戦を開始するミニにも搭載される。
今シーズン、ワークスBMWでWTCCに出場したアンディ・プリオールとアウガストロ・ファーフスについては、M3 GT2によるレースプログラムに出場する。この2人の他、、ダーク・ミューラー、ダーク・ワーナー、イエルク・ミュラー、ウベ・アルツェン、ダーク・アドルフにペドロ・ラミーがM3 GT2のドライバーラインナップに加わる。
この他ニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)へもM3 GT2を出場させ、フォーミュラBMWについてもフォーミュラBMWタレントカップとして継続することも確認された。
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