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2011年1月 8日 (土)

DAKAR:パリダカ日本事務局”ゴンカルヴェスに追い越されたロペス、冴えていたペテランセル”

ゴンカルヴェスに追い越されたロペス、冴えていたペテランセル

Cartevignette (C)ASO.

2011/1/6 (木)
第5ステージ : カラマ→イキケ
全車     :リエゾン  36km  SS 423 km

今日はペルソナル・ダカール・アルゼンチン・チリ2011の最初の本格的な砂丘ステージ。大会の第5ステージを制したのは、ポルトガル人パウロ・ゴンカルヴェス。今日のSSもチリ人ロペスが制するかと予想されていたが、今朝4番目にスタートしたゴンカルヴェスに追い越されてしまった。ゴンカルヴェスは、途中、転倒していたオリヴィエ・パンの介護にストップし、タイムを失っていた分、終了後オフィシャルから修正された。彼にとってダカール・ラリー初めてのステージ優勝。
オート部門でもBMWが今大会初めてのステージ優勝、ステファン・ペテランセルは通算56回目のステージ優勝。総合順位ではカルロス・サインツが相変わらずトップ。
カミヨン部門では、昨日までのチャギンと交代して、カビロフがトップに。

フランシスコ・ロペスはダカール・ラリーがチリを通過するようになって、自国のステージで優勝するのが常だ。昨年は、ナビゲーション・ミスでその栄誉を逃してしまったが、今回は、まちがいなく優勝すると誰もが思った。勾配が32%もあるというイキケの有名な大下りの麓で待つチリの熱い応援者に、華々しくトップ・ゴールのファンファーレを鳴らしたのだから。ゴールを競っていたフランス・ヴェルホーヴェンは、ゴール手前2kmのところで転び、2位になってしまった。ところが、このステージ優勝は、3番目にゴールしたゴンカルヴェスだった。ダカール・ラリーでBMWのオートバイが優勝するのは、リシャール・サンクト(1999,2000年に総合優勝)以来のこと。

その他、イキケまでのステージでいろいろな事故が多発し、トップ10のライダーが大きく上下した一日だった。Km218をトップ・タイムで通過したオリヴィエ・パンが、km231で転倒、手首を骨折してメディカル・ヘリコプターに救助された。マルク・コーマはkm80で転倒、その上、ゴンカルヴェスと同様オリヴィエ・パンを介護してロペスから13分遅れでゴールすることになった。コーマのタイムはオフィシャルから修正があり、総合順位トップの座をキープした。 総合2位のシリル・デプレに10分14秒のタイム差をつけている。一方、タイトル保持者、シリル・デプレはスタート時のルールをミスして10分のペナルティが科された。総合3位はフランシスコ・ロペス、トップとの差、18分32秒。 本日のステージ優勝者、パウロ・ゴンカルヴェスは総合4位、トップと21分42秒の差。

クワッド部門ではアレジャンドロ・パトロネッリが再び総合1位に躍り出た。弟マルコス・パトロネッリが先日リタイアし、今日はステージ優勝、それによって総合順位もトップに挙がった。同じアルゼンチン人トーマス・マフェイは、SS、総合順位共に2位、総合で1分27秒差。

オート部門では、砂丘を得意とするステファン・ペテランセルに軍配が上がった。ライバルのサインツとアルアティヤがナビゲーション・ミスしている間に、ペテランセルは長いスピードコースを単独爆走、SS中ごろで2分45秒もの差をつけた。ところが、砂丘ステージの最後で、ステファン・ペテランセルはパンク、再び追い越される。結局ステファン・ペテランセルが再び追い抜くのはゴールからあまり離れていない最後のCP、そのまま走り抜いて、ナセル・アルアティヤに1分24秒、カルロス・サインツに3分15秒の差でゴールした。2011年大会、初めてのTeam X-Raidの BMW X3の
ステージ制覇となった。
総合順位ではサインツはがトップをキープ、総合2位のステファン・ペテランセルに2分26秒の差。3位はナセル・アルアティヤ、2分33秒差。

一方、SS4位につけたジニエリ・ド・ヴィリエ、他のドライバーとタイムを拡げて、優勝候補の手中に入って来た。ゲラン・シッシェリは1日目の車両のトラブルで、優勝戦を離脱してしまっているが、今日もkm137でワダチにはまって動けなくなった。チーム・メイトのレアル・ドス・サントスに砂の中から引き揚げてもらったが、その後も苦労続きで、ゴールした時には既にトップとの差30分以上も離れていた。
総合順位ではBMWのペテランセルとクリストフ・ホロヴィッツが2位、5位とクルマのパフォーマンスを充分示す位置にいるが、5位のホロヴィッツは既に、トップのサインツと47分もの差をつけられている。6位のオーランド・テラノヴァは今日も総合6位、サインツと約1時間のタイム差。

カミヨン部門では、チャギンが昨日のバースディパーティで二日酔いなのか、今日は冴えない。SSはチーム・メイトのフィルダウス・カビロフに20分ものタイムを取られてしまった。今日のSS優勝者フィルダウス・カビロフは2005年、2009年の2度の総合優勝している。彼は、総合でもトップに立ち、ウラジミール・チャギンに13分、3位のアレス・ロプライスに25分の差となった。

インタビュー  2011/1/6 (木)
第5ステージ : カラマ→イキケ
全車     :リエゾン  36km  SS 423 km

モト : パウロ・ゴンカルヴェス :“今日のパフォーマンスは良かった”
「ものすごく難しくて、ものすごく長いSSだったが、景色はものすごくきれいだった。今日は上手く走れたと思う。CPの燃料補給でストップした後、オリヴィエ・パンが転んでいたので助けようとストップした。規則にストップしなくてはいけないと書いてあるからね。そこで4,5分ストップしていた。何よりも大事なのは、彼が大丈夫かどうかだ。オフィシャルは、僕のタイムからその分調整してくれたみたいだ。テクニカル・ステージでも、スピード・ステージでもオートバイの具合は絶好調だ。」

モト : フランス・ヴェルホーヴェン :“周りじゅうが2重に見えた”
「今日のステージはとても難しかったが、僕の得意とするジャンルのコースだった。ナビゲーションがたくさんある、長いステージが好きなんだ。ね、だから良い成績だろ。総合順位がかなり上がった。ゴール手前で大きな転倒した以外はノ―ミスだった。幸いひどいケガはしなかったが、頭がくらくらして、周りじゅうが2重に見えた。」

モト:フランシスコ・ロペス : “本格的なダカール・ラリーが今日始まった”
「今日のは本当に難しかった。途中道に迷って大きくコースから外れてしまった。それをデプレが気がついた。その後は、僕が正しいカップ(方角)を見つけた。今日のナビゲーションは本当に難しかった。でも、これがダカール・ラリーだ。本格的なダカール・ラリーが今日始まったんだ。テクニカルな問題やナビゲーションが満載の本格的なレースだった。最終的に、かなり慎重に走ったが、スーパーな成績がとれた。」

モト : マルク・コーマ : “本当に難しい一日だった”
「本当に難しい一日だった。転んでラジエターが壊れた。直して、なんとか走れた。燃料補給の後、オリヴィエ・パンが転んだばかりのところだったのでストップした。彼は気を失っていた。主催者に連絡して、僕のアシストのホアン・ペドレーロが来るまでそこに居た。今日は本格的なダカール・ラリーのSSで、本当にいろいろな事があった。オリヴィエ・パンの傍にストップしていたのでデプレに追い越されてしまった。」

モト : シリル・デプレ :“だから俺はレースをやっているんだ”
「今朝、召集されたスタート・タイムは4時半、ペナルティをくらってしまった。手袋を忘れたのでそれを取りに戻って、うっかり出口のサインボードを見過ごしてしまったんだ。残念だがそれがルールだ。今日はそれを忘れてしまった。何事も経験だね、だから俺はレースをやっているんだ。ナビゲーションが425km、面白かったぜ。GPSの針があちこち指してなにがなんだかわかんないような所でGPSポイントを探した。ペナルティを除けば、本当に俺に取って大事なのは、気持ち良く走って、レースを楽しむことなんだ。Km70でマルク・コーマが止まってマシーンの修理をしていた。俺は、他人の不幸を喜ぶようなタチじゃない。大事なのはレースをすることなんだ。」

クワッド :トーマス・マフェイ "ものすごくハードだった“
「岩場があり、砂丘があり、ナビゲーションもたくさんあってテクニック的に非常に難しい上、肉体的にもすごくハードだった。終盤では、道に迷わないよう、モトのライダー達といっしょになって走った。今日のステージはとても美しい景色だったが、とてもハードだった。」

クワッド : アレジャンドロ・パトロネッリ :“これがダカール・ラリーなんだろうな”
「ものすごくハードだった。本当に疲れた。もうヘトヘトにくたびれ切ってしまった。でも、これがダカール・ラリーなんだろうな。アタックして、レースの難題に立ち向かわなければならないんだろうな。トーマス・マフェイも好調みたいだ。彼は上手いから当然だ。ヴェラーノのエンデューロで彼のテクニックの上手さを見せつけられた。出来ればアルゼンチン人が優勝してもらいたい。私はともかく完走をめざして、マイペースでレースを続ける。」

オート : ナセル・アルアティヤ :“今年のバトルはそうとうすごくなりそうだ”

「今日のも難しかった。カルロス・サインツにくっついて走ったが、僕ら2台ともナビゲーション・ミスしてしまった。ステファン・ペテランセルが僕たちに追いついた。終盤、カルロス・サインツは本気で飛ばしていた。それにつられないように、自分に落ち付け、トラブルなしにゴールしなくてはと言い聞かせていた。今日はサインツに追い付いた。良いことだ。明日はアタックしなくては。(トップ・グループの)タイム差は気違いじみているね。今年のバトルはそうとうすごくなりそうだ。」

オート:カルロス・サインツ : “感動するようなイキケの最後の下り”
「400km以上もある長いSSだった。序盤、ナビゲーションのミスをしてしまった。4,5km走ったところで間違いに気付き、ピストに戻ろうとしたが、大きな地面の亀裂があって、とても通れそうにない。そこを通過するのに苦労した。それからしばらくして、砂丘の中、前を走るモトがえらく遅い。危ないのでスピードダウンした。今日のようなハードなステージの後でも、(トップ・グループの)総合タイムはほとんど違わないというのは、面白いね。イキケの最後の下り(眼下に広がる海を眺めながら下る数キロの道で、勾配が32%もある)は印象深いね。車の中にいると、特にその感動はひとしおだ。」

オート : ステファン・ペテランセル :“もっと上手く走れたと思う”
「ものすごく白熱したSSだった。今日は本気でアタックしようと思っていた。アルアティヤとサインツがナビゲーション・ミスでタイム・ロスしている間に追い越した。その後、今度は私達の番で、パンクするミスを犯してしまった。そこで、また彼らに追い越された。そして、終盤彼らを追い越した。ゴールまで良い走りができたが、もっと上手く走れたと思う。サインツに4分タイムを開けた時は、結局、私の中くらいのチカラだったから。トップ3台の競技者はわずか3分以内の差だ。良いね。休息日までこれが続くと良い、そうしたらファイナルがどうなるかスリリングでおもしろいから。これから先、私達がどうなるか、まだまだどうなるかわからないよ。」

オート :クリストフ・ホロヴィッツ :“良い結果だった”
「ゲラン・シッシェリがトラブルでスタックしていたので、私達も止まった。私達のクルマから牽引ロープを出したが、これが壊れていた。そして、牽引ロープで引っ張ったまま、残りのSSを走った。今日は良い成績がとれた。ゴール手前30kmで、2度もスタックして引き上げられ、10分もタイム・ロスして、今日の好調のパフォーマンスを台無しにした。」

オート : ジニエリ・ド・ヴィリエ“しばらくぶりの砂丘ステージだった”
「今大会初めての、ダカール・ラリーの本格的なステージだった。残念ながらkm46でパンクし、そこがタイヤ交換をするのがすごく難しい所で、3分もタイム・ロスしてしまった。そして後半の砂丘のステージでも少しタイム・ロスした。しばらくぶりの砂丘ステージだったのでね。今日は、なんとか他の競技者に追い付こうと一生懸命走った。」

カミヨン: アレス・ロプライス(Tatra) “コースは素晴らしかったが、できはひどかった”
「今日は素晴らしい景色の中を走ってきた、がレースはひどかった。ナビゲーションをミスして10数分タイム・ロスした。その後はパンクで、タイヤを交換するのに17分もかかってしまった。ともあれ、総合3位にいるので満足している。あと2台追い越さなければならない。戦略は、あまりトラブルを起こさず、今日までのレースを続けることだ。」

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速報  2011/1/6 (木)
第5ステージ : カラマ→イキケ
全車     :リエゾン  36km  SS 423 km

16:50  フィルダウス・カビロフが総合トップに!!
カミヨン502 本日第5ステージをカミヨン6台が通過した。トップはフィルダウス・カビロフ(Kamaz)。今大会2度目のSS優勝、通算35回目のステージ優勝だ。SS2位はチーム・メイトの若いエドワルド・ニコラエフ(Kamaz)、20分5秒差。3位はチェコ人アレス・ロプライス(Tatra)21分25秒差。
これで総合タイムはフィルダウス・カビロフがトップに躍り出て、昨日までの総合トップを抑えていたウラジミール・チャギンと13分36秒差。3位はアレス・ロプライス、25分20秒差。

15:45  
カミヨン502 - km 352をカミヨン5台通過、トップはフィルダウス・カビロフ。2番目に通過したのも同じチーム・メイト、エドワルド・ニコラエフ(Kamaz)、11分38秒差、3番目はドイツ人フランツ・エヒター(MAN)、14秒30秒差。

15:20  ウラジミール・チャギン、トラブルでストップ
カミヨン500 カミヨンの総合1位にいるウラジミール・チャギンがSSのkm300で20分もストップしている。このおかげで、他3台が追い越し、CP3 (km 323)を通過した。トップ通過は、チャギンのチーム
・メイト、フィルダウス・カビロフ(Kamaz)、2番目に通過したのも同じチームのロシア人、エドワルド・ニコラエフ(Kamaz)、11分7秒差。3番目はドイツ人フランツ・エヒター(MAN)、12秒35秒差。
ウラジミール・チャギンはトップから16分49秒遅れで通過した。

15:10   2011大会でステファン・ペテランセル初のSS優勝
オート301 本日のSSをオート4台が通過。暫定トップはステファン・ペテランセル(BMW)。今大会初めてのSS優勝、通算56回目のSS優勝となる。暫定2位はナセル・アルアティヤ(VW)、1分24秒差、カルロス・サインツに3分15秒差。
総合タイムではカルロス・サインツが依然としてトップ、2位のナセル・アルアティヤに7秒差、3位ステファン・ペテランセルに2分26秒差。

14:55   
クワッド252 本日のSSをクワッド3台が通過。暫定トップはアレジャンドロ・パトロネッリ、2番目トーマス・マフェイに3分21秒差、3番目ジョセフ・マセチェックに32分34秒差。総合タイムではアレジャンドロ・パトロネッリがトーマス・マフェイに1分27秒差でトップに躍り出た。

14:45   CP2,ウラジミール・チャギンがトップ
カミヨン500 - P2をトップ5台が通過、トップ・タイムで通過したのはウラジミール・チャギン(Kamaz)。続いてチーム・メイト、フィルダウス・カビロフ、4分36秒差、3番目はチェコのアレス・ロプライス(Tatra)、10分52秒差。

14:40   ステファン・ペテランセル、少し差を拡げる。
オート301 - km 352をトップ5台が通過。トップは相変わらずステファン・ペテランセル(BMW)。ナセル・アルアティヤ(VW)にわずか57秒差、カルロス・サインツに1分31秒と、少し差を拡げる。

14:25  モト017  今日のステージ優勝はパウロ・ゴンカルヴェス!!!
パウロ・ゴンサルヴェス(BMW)はオリヴィエ・パンが転んだ時、一緒にストップした。ゴール後、オフィシャルからそのタイムが調整になり、結果、本日のSS優勝ということになった。ポルトガルのライダー、ゴンカルヴェスは今回初めてのSS優勝、ダカール・ラリーに参加して以来初めてのSS優勝。暫定2位はフランシスコ・ロペス(アプリリア)、2分18秒差、3位はフランス・ヴェルホーヴェン(BMW)。
総合順位ではマルク・コーマ(KTM)がトップ、2位のシリル・デプレに10分14秒の差、総合3位はフランシスコ・ロペス(アプリリア)、21分42秒の差。

14:00
オート311  レオニド・ノヴィツキーLeonid Novitskiy (BMW) 事故でケガをし、CP2
(km259)まで戻る。そして、舗装道路を通ってイキケのビバークまで移動する。現在運転しているのはナビのアンドレ・シュルツ。

13:50
オート301  CP3 (km 323)をトップ5台が通過。相変わらずトップを走るのはステファン・ペテランセル(BMW)。しかし、ライバルナセル・アルアティヤ(VW)にわずか8秒差、カルロス・サインツに43秒の差。

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