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2011年2月

2011年2月28日 (月)

WTCC:ハフ シボレーのテストプログラムを終了

Cruize (C)WTCC

2011年2月26日
シボレーが取り組んでいた1.6ターボのクルーズ車のテストだが、全てのプログラムが終了した。シーズン前最後となったこのテストには、ロブ・ハフが参加。シルバーストーンのSYWELLエアフィールドにて木曜日に行われた。

新型クルーズ車がテスト走行したのは、合計で4500㌔。これは、実際のWTCCシーズンで走る総距離の3分の2にあたる。チームがテストで重点をおいたのは、車のパフォーマンスと信頼性。新しいFIAテクニカル規定によると、一台あたりに認められるエンジン交換が2011年度は一回、2012年度にはゼロとなるため、これを視野にいれてテストが行われた。また、車の馬力とトルクがアップしたことにより、フロントのブレーキとタイヤにこれまで以上の付加がかかるため、この部分に関するチェックも入念に行われた。

Yvan Muller (C)Chevrolet Europe  拡大します

ハフのテストと同日程で行われたのが、タイのパタヤにあるビラ・サーキットで行われた特別イベント。これにはイヴァン・ミューラーとそのチャンピオン車がスペシャルゲストとして招待された。このイベントにはタイ、マレーシア、インドネシア、日本から60以上のメディアが詰め掛けた。

来週は、ミューラー、ハフ、アラン・メニュがジュネーブのモーターショーに参加する予定。シボレーとしてメディアの取材を受けることになっている。

WTCC公式日本語ホームページより転載

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NASCAR:Rd.2フェニックス レース結果

■ジェフ・ゴードン、67レースぶりの優勝を飾る

ジェフ・ゴードン (C)nascarmedia  拡大します

NASCARスプリントカップ第2戦フェニックス『サブウェイ・フレッシュフィット500』は、ジェフ・ゴードンが2009年4月以来67レースぶりの優勝を飾った。この勝利でゴードンはカップシリーズ通算83勝目を記録、ケール・ヤーボロウの歴代5位の優勝記録に並び、ダレル・ウォルトリップの持つ歴代4位の優勝記録まであと1勝となった。

レースは67ラップにマット・ケンセスとブライアン・ビッカーズの接触から13台を巻き込むマルチクラッシュが発生。レースは赤旗中断となった。その後もポールシッターのカール・エドワーズがカイル・ブッシュと接触してクラッシュするなど荒れたレース展開となった。ゴードンはその中を生き残り、312ラップレースの304ラップ目にトップのカイル・ブッシュをとらえてトップに立ち、キャンピングワールド・トラック、ネーションワイドに続いて同一週3連覇を狙うブッシュの野望を打ち砕いた。3位にはピット作業で手間取りながらもジミー・ジョンソンが入り、ケビン・ハービック、ライアン・ニューマンがトップ5フィニッシュとなった。

デイトナ500マイルレースで優勝したトレバー・ベインは、50ラップ目にトラビィス・クパピルとの接触でウォールにヒットしてリタイヤとなった。ベインはブレーキトラブルにより金曜日のプラクティスでクラッシュし、バックアップカーでの出場だった。

NASCARスプリントカップ第3戦は来週末ラスベガスで開催される。

 (C)nascarmedia  拡大します

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2011年2月27日 (日)

NASCAR:ネーションワイドRd.2フェニックス レース結果

カイル・ブッシュ、エドワーズを抑えトラックシリーズに続いての優勝
 ダニカは17位でゴール、ランキング4位に浮上

カイル・ブッシュ (C)nascarmedia.com 拡大します

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NASCAR:Rd.2フェニックス 予選結果

■エドワーズ、ポールポジション獲得

(C)nascarmedia.com 拡大します

カール・エドワーズ (C)Ford Racing  拡大します

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NASCAR:ネーションワイドRd.2フェニックス 予選結果

■カイル・ブッシュ、ポールポジション
  ダニカは20番手、トレバー・ベインは7番手

カイル・ブッシュ (C)nascarmedia.com 拡大します

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2011年2月26日 (土)

WTCCとUSTCC 将来の連携にむけ話し合い

Ustcc (C)WTCC

2011年2月25日
WTCCのマルセロ・ロッティ代表とUSTCCのAli Arsham ディレクターは、両選手権が将来的に連携することを見据え、アメリカで話し合いを行った。

Arsham ディレクターとの初顔合わせともなったロッティ代表の今回のアメリカ訪問は、2012年度のWTCCでアメリカ大会を盛り込むことを視野に入れている。WTCCとNITTO全米ツーリングカー選手権との接触もこれが初めてであった。

「車メーカーにとってアメリカ市場は非常に重要なマーケットですから、是非ここアメリカでWTCCのイベントを開催できたらと思っています。WTCCとしましても、各国のツーリングカー選手権と友好関係を築こうという狙いがありますから、Arshamディレクターにご相談したんです。USTCCではS2000規定の車も多く走っていますし、Arshamディレクターとは当初から、来年度から共同で大会開催することを念頭に協議を進めてきました。」ロッティ代表はこのように述べた。

一方のArshamディレクターも、「USTCCとしましても、WTCCをアメリカに招致できましたら本当に大きな光栄です。共同でイベントを開催できれば両選手権にとってプラスになります。マルセロ・ロッティ代表と一緒にこれから一つのものを作り上げていくことをとても楽しみにしています。次のステップは、適切な場所と日程を組むことですね。」と意気込んだ。

WTCC公式日本語ホームページより転載

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2011年2月25日 (金)

WTCC:シボレー、開幕戦に向けて最終テストを実施

 (C)Chevrolet Europe  拡大します

昨年、世界ツーリングカー選手権でドライバー、マニファクチャラー両部門でタイトルを獲得したシボレーは、今週イギリスで開幕戦ブラジル、クリティバに向けての最終テストを行う。

レース車両や機材は2月初めに船便で南米に向けて出発しているが、チームはシルバーストーンとSywell飛行場で今シーズンから使用する1.6リッター・ターボエンジンのシボレ・クルーズをロブ・ハフがテストする。

今シーズン用のシボレー・クルーズは、これまで4,500Kmに及ぶテストを行っており、その走行距離はWTCC全レースの2/3に達する。2011年と2012年にはWTCCマシンのエンジン交換はがシーズン中1度しか認められなくなったため、開発作業はパフォーマンスと信頼性を最適化することを目標としている。また増加したパワーとトルクによりマシンの重量も増加しているため、フロントブレーキやタイヤについても確認作業が行われる。

昨年のWTCCチャンピオン、イワン・ミューラーと、アラン・メニュ、ロブ・ハフのシボレードライバーは3月1日と2日にはジュネーブモーターショーのプレスデイに出席することになっている。

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2011年2月24日 (木)

ALMS:ドレイソン・レーシング、電気自動車レースへ転向

(C)ALMS 拡大します

アメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)で優勝経験のあるドレイソン・レーシングは、今シーズンはヨーロッパで行われている電気自動車レース(EVCUP)へ出場することになった。

ドレイソン・レーシングは、今月初めに発表されたルマン24時間レースや、ALMSとILMC開幕戦セブリング12時間レースのエントリーリストに名前がなかった。EVCUPではウエストフィールドiRACERを走らせる。

Westfield iRACER (C)EVCUP 拡大します

チームオーナーでイギリスの前科学技術大臣のロード・ドレイソン卿は、かねてより環境に優しいモータースポーツプログラムを行っており、ALMSでは過去4年間に渡り第2世代バイオ燃料を使用したレースに参戦してきた。電気自動車レースについては観察を続けてきたが、テクノロジー面でも機が熟したとしてゼロエミッションのレースへ参入することを決めたとしている。ドレイソンはローラ・クーペで昨年のALMS第7戦ロードアメリカで総合優勝を飾っている。

EVCUPは今年イギリスを中心に全7戦で行われ、アメリカでの開催も予定されている。

■EVCUP 2011 PROVISIONAL RACE CALENDAR

EUROPE:COUNTRY VENUE DATE
UK Silverstone 6th August
UK Snetterton 20th August
UK Rockingham 10th September
UK Brands Hatch 6th November
SPAIN TBC TBC
PORTUGAL TBC TBC

INTERNATIONAL:COUNTRY VENUE DATE
USA TBC TBC

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2011年2月23日 (水)

INDY:ラスベガスでの最終戦開催が決定

2011 INDYCAR Final Las Vegas (C)INDYCAR Media 拡大します

2月22日、インディカーシリーズは日時、サーキットとも未定となっていた最終第17戦を10月16日にラスベガスのオーバルコースで開催することを決定した。インディライツの最終戦も併催される。

このイベントには現役のインディカーシリーズ以外のドライバーもエントリーすることが可能で、アル・アンサーJr.やジミー・バッサーなども出場に興味を示しているといわれる。エキストラのドライバーは5名で、出場ドライバーはこの夏に選考される。また優勝者には500万ドルのボーナスが与えられ、インディカーシリーズの他のレースを観戦した人は、このレースを無料で観戦することが出来る。

1.5マイルオーバルのラスベガスのトラックでは、2004年と2005年にチャンプカーレースが行われているが、インディカーレースは2000年以来の開催となる。
前日にはシャルロッテでNASCARスプリントカップが開催されることになっており、インディカーではNASCARドライバーの出場を目論んでいるようだ。

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DTM,LM24:アウディ、若手ドライバー4名の起用を発表

(C)AUDI AG. 拡大します

2月22日、アウディ・モータースポーツは、今シーズンのドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)に、フィリップ・アルバカーキ(ポルトガル25歳)、エドアルド・モルタラ(イタリア:24歳)と、女性ドライバーのラフェル・フレイ(スイス:25歳)を起用することを発表した。また、ルマン24時間レースやインターコンチネンタル・ルマンカップ(ILMC)に出場するR18の開発兼リザーブドライバーとして、マルコ・ボナノミ(イタリア:25歳)が加わることも明らかにされた。

アルバカーキは、ワールドシリーズ・ルノー(WSR)やA1GPなどのフォーミュラマシンでのレース活動の後、昨年はイタリアGTシリーズにアウディR8 LMSで出場してランキング2位となっている。またデュッセルドルフで行われたレースオブチャンピオンズでは、セバスチャン・ベッテルやミハエル・シューマッハなどの強豪を倒して個人優勝を飾っている。
モルタラはカートレースで経験を積み、2007年にユーロF3にデビュー、この年のベストルーキーに選ばれた。2009年にはユーロF3チャンピオンとなり、またこの年GP2シリーズにも参戦し、マカオGPでは2009年と2010年と初の2年連続優勝を飾っている。F3では一貫してフォルクスワーゲン・エンジンを使用してきた。
フレイもカートレースの後、フォーミュラ・ルノーやインターナショナル・フォーミュラマスターズに出場、ドイツF3では女性初の優勝者となっている。昨年はフォードGTによる女性ドライバーチームからルマン24時間レースにも出場している。

アウディ・モータースポーツ代表のウルフガング・ウィルリッヒは、昨年12月のテストで3人が印象的な走りを見せたことを選考理由としている。若手ドライバーの加入でチームが強化され、チームが今シーズン良いポジションにつけることを確信しているという。3人の加入により、すでにチームを離脱しているアレキサンドル・プレマと、マーカス・ウィンケルホック、キャサリン・レッグもアウディのDTMチームを去ることになる。

また、今シーズンからマイク・ロッケンフェラーが、マティアス・エクストロウム、ティモ・シャイダー、オリバー・ジャービスとともに最新型のマシンをドライブすることになり、マーチン・トムゼクが旧モデルを使用することになった。

R18のリザーブドライバーとなったボナノミも、カートからWSRやユーロF3000(現Auto GP)、GP2シリーズに出場。GP2アジアシリーズでは2008年に1勝をあげている。昨年はアルバカーキとともにアウディR8 LMSでイタリアGTに出場していた。

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2011年2月22日 (火)

NASCAR:Rd.2フェニックス・スケジュール/エントリーリスト

10subwayfreshfit500c_thumb Bashas20supermarkets2020020logo20th 10lucas_oil_150_c_thumb

 

■タイムスケジュール

PHOENIX INTERNATIONAL RACEWAY 2011 EVENT SCHEDULE
NASCAR SPRINT CUP SERIES
NASCAR NATIONWIDE SERIES
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES / NASCAR K & N PRO SERIES-WEST
Friday February 25TH
06:30 NSCS GARAGE OPENS
07:00 NNS GARAGE & REGISTRATION OPENS
07:00 NCWTS GARAGE & REGISTRATION OPENS
09:00 - 10:50 NCWTS FINAL PRACTICE
11:00 - 12:20 NNS PRACTICE
12:30 - 13:50 NSCS PRACTICE
14:00 - 14:55 NNS FINAL PRACTICE
15:05 (17:05) NCWTS QUALIFYING (TWO LAPS  ALL POSITIONS)
16:00 - 17:25 NSCS FINAL PRACTICE
17:30 NCWTS DRIVER INTRODUCTIONS-SECURITY CLEAR PIT ROAD
17:30 NNS GARAGE & REGISTRATION CLOSES
18:00 (20:00) NCWTS RACE (150 LAPS 150 MILES)
19:00 NSCS GARAGE & REGISTRATION CLOSES
Saturday February 26TH
07:30 NNS GARAGES & REGISTRATIONS OPEN
09:30 NSCS GARAGES & REGISTRATIONS OPEN
12:05 (14:05) NNS QUALIFYING (TWO LAPS  ALL POSITIONS)
13:40 (15:40) NSCS QUALIFYING (TWO LAPS  ALL POSITIONS)
15:00 NNS DRIVER INTRODUCTIONS-SECURITY CLEAR PIT ROAD
15:30 (17:30) NNS RACE (200 LAPS  200 MILES)
16:00 NNS REGISTRATION CLOSES
17:30 NSCS GARAGE & REGISTRATION CLOSES
Sunday February 27TH
08:00 NSCS GARAGE & REGISTRATION OPENS
12:30 NSCS DRIVER INTRODUCTIONS-SECURITY CLEAR PIT ROAD
13:00 (15:00) NSCS RACE (312 LAPS  312 MILES)
13:30 NSCS REGISTRATION CLOSES
(EASTERN) ALL TIMES ARE LISTED IN LOCAL / MOUNTAIN TIME ZONE
01/18/11 NSCS PHX 11-01 TENTATIVE  SUBJECT TO CHANGE

Phoenix20international20raceway20lo Map Track Details
Completed : 1964
Distance : 1 mile
Shape : Tri-oval
Banking : 11° Turns 1-2
9° Turns 3-4
3° frontstretch
9° backstretch
Frontstretch : 1,179 feet
Backstretch : 1,551 feet
Seating : 76,800

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NASCAR:トヨタモータースポーツニュース”NASCAR開幕。大波乱の「Daytona 500」でトヨタ カムリ惜しくも4位”

2011年2月21日
トヨタ自動車(株)
スポーツ車両統括部
モータースポーツ推進室 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第1戦 Daytona 500


開催日:2月20日

NASCAR開幕。大波乱の「Daytona 500」で“トヨタ カムリ”惜しくも4位 

11nascar01_1 首位を争ったが惜しくも4位フィニッシュのボビー・ラボンテ(#47)と
クラッシュに巻き込まれ19位に終わったマーティン・トゥルークス・Jr.(#56) 

 2月20日(日)、米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズの開幕戦となる「Daytona 500」が開催。長いNASCARのシーズンが開幕した。
 同コースは1周が2.5マイル(約4km)と長く、速度を抑制するためにリストリクターと呼ばれる吸気制限装置を取り付けて最大出力を制限する。このため、空気抵抗を考慮した複数台隊列走行(ドラフティング)を使った戦略も重要なレース。
 昨年の同レースで舗装が剥がれるトラブルが発生したこともあり、今オフにコース全体の舗装が新しくされ、スムーズな路面でのハイスピードバトルがどのような展開になるか、注目が集まった。

 NASCARの聖地デイトナで、シリーズ最大のイベントである開催される今レースは、2月12日(土)に行われたエキシビションレース「Budweiser Shootout」を皮切りにスタート。17日(木)には本戦「Daytona 500」の2列目以降グリッドを決定する「Duel」が2グループに分けて行われ、5年目の参戦となるトヨタ勢では、スポット参戦ながら「Daytona 500」を2度制しているマイケル・ウォルトリップが2レース目で3位、カイル・ブッシュが4位に入り、それぞれ決勝は8、10番手からスタート(最前列2台は予選で決定する)。11台の“トヨタ カムリ”が伝統の「Daytona 500」決勝への進出を決めた。

 20日(日)好天に恵まれたデイトナ・インターナショナル・スピードウェイに集まった、18万人もの観客が見守る中で午後1時29分に2.5マイルオーバルを200周(500マイル:約800km)という長いレースのグリーンフラッグが振り下ろされた。
 5周目、後方のウォルトリップと共にトップ10圏内を走行していたKy.ブッシュがスピン。この日初めてのイエローコーション。Ky.ブッシュは幸運にも接触はなかったが、修復のためにピットへ向かい、最後尾43位まで後退。その後もピットの度に修復を繰り返し、前半戦は後方でのレースを余儀なくされた。
 代わって序盤戦は、20番手スタートのマーティン・トゥルークス・Jr.、2000年のシリーズチャンピオンであるベテラン、ボビー・ラボンテが31番手スタートから順位を上げ、また、38番手スタートのジョーイ・ロガーノもトップ10争いに加わった。

 今回のレースは、新しい舗装と、新形状となった車両前部による空力的影響もあって、長い隊列ではなく、2台が連なった隊列での激しいバトルが繰り広げられ、めまぐるしく順位が入れ替わった。
 29周目には、20位前後を走行していたデイビッド・ロイティマンとウォルトリップがスピン。後続の17台が絡む、スーパースピードウェイならではの“ビッグ・ワン”と呼ばれる多重クラッシュとなった。

 その後はトゥルークス・Jr.が好調に首位を争い、調子を取り戻したKy.ブッシュも上位争いに復帰。昨年最終戦までタイトルを争ったデニー・ハムリンは、18番手スタートから中団を走行していたが、残り50周余りとなったところで猛プッシュ。一気に上位争いに加わると、164周目には首位に立った。
 168周目には、ロガーノが直前を走っていた車両のスピンに巻き込まれ接触。車両にダメージを受け後退。

 チェッカーを目前にした197周目には、トップグループの1台がスピンを喫し、逃げ場を失ったハムリンが壁に接触。タイヤのパンク等に見舞われ惜しくも首位争いから脱落してしまった。
 このイエローコーションでレースは延長、202周目に“グリーン・ホワイト・チェッカー”で再スタートが切られたが、直後に中団グループでクラッシュが発生。この日良い走りを見せ、トップ10圏内を走っていたトゥルークス・Jr.が巻き込まれてしまった。
 その直前まで5位につけていたKy.ブッシュは、レースが8周もの延長となったためにタイヤが苦しくなりピットイン。トップと同一周回の最後尾16位までポジションダウン。
 これでトップ争いに残ったトヨタ勢はB.ラボンテのみとなったが、B.ラボンテは2度目の“グリーン・ホワイト・チェッカー”となる207周目の再スタートが切られてすぐに首位を行くトレヴァー・バイン(フォード)の後方に付け、2位で逆転勝利のチャンスを伺った。しかし、ファイナルラップに入り、後方から猛烈な勢いで追い上げてきた2台と激しいポジション争いの末、惜しくも4位でフィニッシュ。Ky.ブッシュも追い上げ8位に入り、大波乱のレースで、“トヨタ カムリ”は2台がトップ10フィニッシュを果たした。
 今レースでは、首位の入れ替わり回数(74回)、首位を走行したドライバー(22人)、イエローコーション回数(16回)において同コースの新記録を更新した。

 次戦第2戦は2月27日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われる。

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FIA-GT1:ヤングドライバーAMR、今シーズンのドライバーラインナップを発表

 (C)Young Driver AMR 拡大します

2月21日、ヤングドライバー・アストンマーチン・レーシングは、2011年FIA-GT1選手権のドライバーラインナップを発表した。すでに発表されていたトーマス・エンゲに、ダレン・ターナーとステファン・ミュークが残留し、新たにアレックス・ミューラーが加入することになった。

エンゲとミューラーが7号車、ターナーとミュークが8号車をドライブする。ミューラーは昨年、Mad-CrocコルベットとHegersportのマセラーティをドライブしていた。

ヤングドライバーAMRは、昨シーズン終盤までエンゲとターナーがドライバーランキング争いに加わっていたが、アルゼンチン・サンルイスでの最終戦でノーポイントに終わり、ドライバーランキング4位に終わった。今年はドライバーの組み合わせを変えてシーズンに望むことになる。

チームの今シーズン用のマシンは、先週土曜日にドイツのバーダーボルン空港でシェイクダウンを終えており、今週中には開幕戦の舞台アブダビ、ヤスマリーナ・サーキットへ送り出される。

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GP2:バーレーンでの第3戦も中止

(C)GP2 Series Media Service  拡大します

2月21日、GP2シリーズはF1バーレーンGPの中止を受けて、併催予定だったアジアシリーズ第3戦を中止とすることを発表した。バーレーンでは治安情勢の悪化からすでに先週の第2戦も中止となっている。主催者からは代替レースの発表はなく、今シーズンのGP2アジアシリーズは、第1戦アブダビのみで終了という異例の事態となった。

GP2シリーズCEOブルーノ・ファーミン:「われわれはバーレーンが今シーズンのカレンダーから外されることを悲しんでいる。2005年以来、プロフェッショナリズムをもって迎えてくれたバーレーンへ行くことはいつも大きな喜びだった。われわれは近いうちにこの地に戻ってくることを楽しみにしている」

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2011年2月21日 (月)

NASCAR:Rd.1デイトナ レース結果

■20才のルーキー、トレバー・ベイン、デイトナで大金星!

トレバー・ベイン (C)nascarmedia  拡大します

NASCARスプリントカップ開幕戦デイトナ500マイル決勝レースは、土曜日に20才になったばかりのトレバー・ベイン(フォード)が32番手グリッドから殊勲の初優勝をとげた。ベインはデイトナ500での最年少優勝記録を塗り替えた。またデイトナ500でカップレース初優勝をあげた7人目のドライバーとなり、ウッドブラザーズのチームにとっても2001年のエリオット・サドラー以来の勝利となった。

200ラップレースの残り3ラップのところで、カート・ブッシュに強くプッシュされたレーガン・スミスがスピン。このコーション後も2度のグリーン・ホワイトチェッカーとなり、最後は208ラップ目にボビー・ラボンテのプッシュを受けたベインが、猛追してきたカール・エドワーズを振り切ってゴールした。3位にデイビッド・ジリランド、4位ラボンテ、5位カート・ブッシュがトップ5となった。

レースは29ラップ目に、マイケル・ウォルトリップとデイビッド・リュイテマンのチームメイト同士の接触が発端となった17台を巻き込む大クラッシュが発生。この事故にはヘンドリック・モータースポーツの3台ジミー・ジョンソン、マーク・マーチン、ジェフ・ゴードンなどの有力ドライバーも巻き添えとなった。合計22回のコーションはデイトナ500での最多記録となった。

ケビン・ハービックとジェフ・バートンのリチャード・チルドレスの2台はエンジントラブルでリタイヤとなった。

スプリントカップ初優勝のベインだが、メインでエントリーしているのがネーションワイドシリーズだったためドライバーズポイントは与えられず、2位のエドワーズが42ポイントを獲得してポイントリーダーとなる皮肉な結果となった。

(C)Ford Racing  拡大します

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2011年2月20日 (日)

NASCAR:Rd.1デイトナ プラクティス結果 (2月18日-19日)

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NASCAR:ネーションワイドRd.1デイトナ レース結果

■スチュワート優勝
  ダニカ、自己最高14位でフィニシュ

トニー・スチュワート (C)nascarmedia  拡大します

NASCARネーションワイド開幕戦デイトナ決勝レースは、トニー・スチュワートが2位のクリント・ボウヤに僅か0.007秒の僅差で優勝を飾った。これでスチュワートはデイトナでのネーションワイドレースでは4連勝となった。

ラストラップではトップ4台の激しい戦いとなったが、ランドン・カシルからのプッシュを受けたスチュワートが、ボウヤとデール・アンハートJr.のペアを逆転した。3位にカシル、4位にはアンハートJr.、5位リード・ソレンソンまでがトップ5となった。

セカンドローグリッドからスタートしたダニカ・パトリックは、カップシリーズでは女性ドライバー初のリード・ラップを記録する健闘を見せて1ラップダウンながら自己最高の14位に入った。レース序盤では直前でスピンしたマイケル・アネットをダニカが際どくかわすシーンも見られた。ボウヤとのペアとなってトップに立ったダニカだったが、ボウヤがドラフティングから外れると単独走行となってしまい順位を落とした。ダニカはこれが13戦目のネーションワイドレースであり、経験不足を指摘する意見もある。

4位に入ったNo.5アンハートは、スプリントカップで自身のつけるNo.88のピットに入るという間違いをして再度ピットインする場面もあった。

今シーズンからネーションワイド以外のシリーズに出場するドライバーにはドライバーポイントが与えられなくなったため、ポイントを獲得したのはトップ10のうち半数の5名に留まる結果となった。(オーナーズポイントは与えられる)

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 (C)imagenet  拡大します

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2011年2月19日 (土)

NASCAR:ネーションワイドRd.1デイトナ 予選結果

クリント・ボウヤ (C)nascarmedia  拡大します

NASCARネーションワイド第1戦デイトナ予選は、クリント・ボウヤがポール・ポジションを獲得。ダニカ・パトリックは自己最高の4番手タイムを出し、土曜日の決勝レースではセカンドロー・スタートとなった。

24番目にタイムアタックを行ったダニカは、予選終盤までタイムシートのトップにいたが、ランドン・カッシルがタイムを更新。さらに44番手にアタックしたボウヤがカシルのタイムを塗り替え、ダニカは惜しくもフロントローから滑り落ちた。デール・アンハートJr.もダニカを上回る3番手のタイムを出し、ジュニア・モータースポーツの2台がセカンドローに並んだ。

明日は午後1時15分にネーションワイド決勝レースがスタートする。

ダニカ・パトリック (C)nascarmedia  拡大します

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DTM:エクストロウム、トレーニング中に左手首を骨折

Mattias Ekstrom (C)AUDI AG. 拡大します

ドイツツーリングカー選手権(DTM)ドライバーのマティアス・エクストロウムは、所属するアウディのトレーニング・キャンプで左手首を骨折。チームの医師によれば、エクストロウムは5月1日のDTM開幕戦までにはその回復が間に合うだろうとされている。

エクストロウムはトレーニング・キャンプでチームメイトとバレーボール中に転倒し、地面についた左手首を骨折してしまったとされる。直後に治療に当たったチームのクリスチャン・ジョン医師は、「マティアスはおよそ4週間左手首を固定する必要があり、その後に筋肉を回復させるトレーニングを開始することになるが、開幕戦のホッケンハイムまでにはスタートラインに立つことができるだろう」としている。

アウディ・モータースポーツ代表のウルフガング・ウィルリッヒ博士:「われわれはマティアスが早く回復することを祈っている。彼がホッケンハイムに出場する準備を完了することを信じているし、チームとしても回復プロセスのためにあらゆるサポートをするつもりだ」

DTMシリーズは来年からの新規定導入のため、2009年以来マシンの開発が凍結されている。

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2011年2月18日 (金)

WTCC:SUNRED 6台のSEATラインアップを決定

(C)WTCC  拡大します

スペインに本拠地のあるSUNREDは、この度2011年度WTCCのラインアップを確定させた。3種類のバナーのもと、SEATレオンTDIを送り込む予定にしており、1.6Lターボエンジンへの切り替えもできるだけ早く行う意向だ。

2009年度世界チャンピオンのガブリエル・タルキーニは、今回がWTWCC初出場となるAleksei Dudukalo選手と組み、LUKOIL-SUNREDで参戦する。

「LUKOILにこの機会を与えてもらい、Dudukalo選手ともチームになれて本当に嬉しく思っています。彼にとってはWTCC初シーズンとなりますから、少しでも支えになれればと思っています。」

ロシアのDudukalo選手も喜びをあらわにした。「ここ数年、WTCCに出ることが僕の夢でした。2010年度は、SEATユーロカップで、タルキーニ選手のアドバイスが本当に参考なりました。」

ティアゴ・モンテイロとミケル・ニキェールは、ペペ・オリオラの在籍するSUNREDエンジニアリングから出場する。

モンテイロ談「SEATとその他パートナーが僕に信頼を置いてくれたこと、それが嬉しいです。WTCCは世界でも指折りの選手権ですから、そこで今年もまた戦えることをとても楽しみにしています。過去の経験を生かして今年につなげていきたいです。」

ニキェール談「今年もSUNREDで戦えることになり、楽しみにしています。昨年は色々学びました。モンザと岡山では勝利まで後一歩でしたが、今年はその勝利をしっかりと手にしたいと思います。フルシーズンでの経験がありますから、もちろんポディアムを狙っていきます。」

6台めを駆るのはフレディー・バース。SUNREDのSEAT Swiss Racing から出場する。
「今年も6台送り込めることを嬉しく思っています。今シーズンは面白いシーズンになるでしょうね。我々の選手は全員が成功のスキルを身につけていますよ。WTCCのシーズンタイトル、YOKOHAMAトロフィー、両方を狙っていきます。」チームのJoan Orús代表はこのように意気込んだ。

WTCC公式日本語ホームページより転載

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NASCAR:Rd.1デイトナ スターティングラインナップ

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INDY:トニー・ジョージ、インディアナポリスMS保有会社の役員会に復帰

トニー・ジョージ (C)IRL Media 拡大します

2月17日、インディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)とインディカーシリーズの保有者であるハルマン・アンド・カンパニーは、役員会の拡大を発表。2009年にIMSとIRL役員を辞任したトニー・ジョージが、3人の新役員とともに役員会のメンバーとして復帰することになった。

ハルマン・アンド・カンパニーの取締役会会長のマリー・ハルマン・ジョージ(トニーの母親)は、役員会にビジネスマンのマイケル・スミス、Jerry Throgmartinとアンドレ・ラシーの新役員にトニーを加えた合計8名の役員会メンバーを発表した。

マリー・ハルマン:「われわれがこの市場でより競争的であるために、成功したビジネスマンの知識を役員会に加えることは、われわれの地位の強化に役立つと思っています。アンドレ、マイクとジェリーをメンバーに加えることが出来て嬉しく思います。その上、わたしは特にトニーが役員会に戻ってくることを喜んでいます。この18ヶ月の間、われわれは強力な管理によってハルマン社を将来の成長のためのポジションにつかせることができた。将来を楽しみにしており、役員の追加によってもたらされる成功したビジネスマンの経歴がハルマン社にとって有益であると確信しています」

1990年から2004年までIMSの社長、1990年から2009年までIMS最高経営責任者、ならびにIRLの創始者でありCEOのトニー・ジョージは、2008年にチャンプカーとインディカー両シリーズの合弁を実現。しかし、その拡大経営の責任を問われて2009年にハルマン社とIRL役員を辞任していた。ハルマン社の社長とCEOは現在のカート・ブライトンが務める一方、かつてトニーが務めていたINDY(旧IRL)代表の座は、今後もプロフェッショナル・ロデオで成功したランディ・バーナードが続投する。

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NASCAR:ゲータレードデュエル1&2 レース結果

■デュエルはカート・ブッシュとジェフ・バートンが優勝

カート・ブッシュ (C)nascarmedia  拡大します

ジェフ・バートン (C)nascarmedia  拡大します

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2011年2月17日 (木)

GP2:第2戦バーレーンは中止に

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GP2シリーズは、バーレーンでのアジアシリーズ第2戦の中止を発表した。

この決定は、バーレーン・モータースポーツ連盟からの要請による不可抗力のものとされている。

来月初めに予定されているバーレーンでの公式F1テスト、さらには2011年F1開幕戦への影響も懸念される。

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GP2:バーレーン戦、本日の走行は明日に延期

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GP2アジアシリーズ第2戦はメディカルスタッフがサーキットへ到着することが出来ず、本日午前行われる予定だったプラクティスと午後からの予選は明日に延期となった。

バーレーンでは、市内の広場に集まった反政府デモ隊の排除に警察が実弾を発砲、多数の死傷者が出ているといわれている。そのためサーキットへ向かうはずだったサーキットのメディカルスタッフも、急遽負傷者の治療のため市内の病院へとかり出された。

GP2シリーズでは明日からのスケジュールを下記のように発表しているが、レースが開催できるかどうかは予断を許さない状況となっている。

Friday 18th of February
Practice      9:00 to 9:30
Qualifying   10:30 to 11:00
Race 1       14:00

Saturday 19th of February
Race 2       14:00

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NASCAR:アンハートJr.、プラクティスでのクラッシュでポールポジションを失う

マーチン・トルックスJr. & デール・アンハートJr. (C)nascarmedia  拡大します

NASCARスプリントカップ開幕戦デイトナは、2月16日からプラクティスが再開。この日の1回目(通算3回目)のプラクティスで、すでにポールポジションを決めていたデール・アンハートJr.がクラッシュ、チームはバックアップカーを使用することになった。このためアンハートはデイトナ500マイルと、ゲータレード・デュエル1のポールポジションを失い、どちらも最後尾グリッドからのスタートとなった。

このプラクティスで3番手のタイムを記録したアンハートJr.だったが、チーム・メイトのジミー・ジョンソンをプッシュしようとしてスピン、トラック内側のウォールに激突してしまった。ジョンソンは、前方に複数のマシンがいたためちょうどスローダウンしていたところにアンハートが突っ込む形となった。このクラッシュでジョンソンとマーチン・トルックスJr.のマシンもスピンしている。

アンハートJr.は、バドワイザーシュートアウトでもマルチクラッシュに巻き込まれており、チームはこのマシンを修復してデイトナ500マイルレースのバックアップカーに回すことになった。この日2回目のファイナルプラクティスではアンハートもジョンソンも走行していない。

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NASCAR:デイトナでのリストラクタープレートのサイズをさらに縮小

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2月16日、NASCARは今週末に開催されるデイトナ500マイルレースとその予選レースであるゲータレード・デュエルで使用するエンジンのリストラクタープレートのサイズを縮小することを決定した。新しいプレートサイズは、これまでのものから1/64インチ縮小され57/64インチとなる。

先週のバドワイザーシュートアウトでのレース中のスピードが206mphを超えていたことから、NASCARはフロントのエアインテークのサイズの縮小と、ラジエターのリリースバルブ圧を減らす決定をした。これは水温の上昇を招く長い時間のドラフティングを減少させるための措置だったが、今回のプレートサイズの縮小によりエンジンの最高回転数も下がり、最高出力にして10馬力以上減少することが見込まれている。

昨年末にトラックの全面舗装を行ったデイトナでは、今年初めのテストの段階からこれまでの多くのマシンによるドラフティングから、2台もしくは3台のマシンによるドラフティングが多用され、バドワーザーシュートアウトでも2ペアによるドラフティングが勝敗の決め手となっていた。

新しいリストラクタープレートは、16日に再開されたプラクティスで使用されている。

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GP2:バーレーンでの第2戦は予定通り開催

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数千人規模といわれる国内での反政府デモが起きているバーレーンでは、先週のアブダビに続いてGP2アジアシリーズ第2戦が開催される。

3月のF1開幕戦の開催を危ぶむ観測も出ているが、現在までのところデモ隊は真珠広場に集結しており、市内やサーキット周辺の治安は保たれている模様。GP2シリーズも予定通り開催される方向で、サーキットでは各チームの準備も進んでいる。GP2アジアシリーズはこの後の第3戦(最終戦)もバーレーンでの開催となる。

Schedule
Thursday 17th February
11.00 - 11.30 Practice
15.30 - 16.00 Qualifying

Friday 18th February
14.00 Race 1

Saturday 19th February
14.00 Race 2

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2011年2月16日 (水)

WTCC:8つのテストセッションを認可

Brandshatch (C)WTCC

FIAツーリングカー委員会はこの度、2011年度シーズンのテストセッション8つを正式に認可した。

30分のテストセッションは、海外輸送に伴う車の調整が必要な場合や、これまで使われたことの無いサーキットで試合が行われる場合に設けられる。またポルトのように、過去に使われたことのあるサーキットでもブランク期間があればテストセッションが認められる。金曜にテストセッションが行われるのは、クリティバ、ゾルダー、マラケシュ、ポルト、ドニントン・パーク、鈴鹿、広東。マカオでは例年通り、木曜にテスト、金曜にフリープラクティスと予選というスケジュールが組まれている。

また、シーズンの第1戦となるクリティバでは、これに加えて金曜の朝に90分のセッションが設けられる。また、モンザでの公式テスト日程は5月12日となった。

WTCC公式日本語ホームページより転載

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ALMS,ILMC:ダイソンMazda Lola MZR-Rがセブリング・テストデーで好感触

Ca6mza12_2

(c) Dyson Racing Team / MZ Racing

Mazda Lola MZR-RでALMSに出場しているダイソンレーシングが、セブリングでのテストデーに参加した。新しいパートナーのG-OIL、モッドスペース、コントラクトコープスとともに2011年シーズンに臨むダイソンレーシング のMazda Lola MZR-Rは今年でアメリカンルマンシリーズ参戦3年目となる。さらにテストデーには、クリス・ダイソン、ガイ・スミスのレギュラードライバーに加え、セブリング12時間を含む耐久レースにエントリーする予定のジェイ・コクランも参加した。

「自分にとって、ダイソンレーシングはウォーキンショーやフェラーリのようなもの。数々のチャンピオンや勝利を手にしているダイソンレーシングはアメリカンモータースポーツのベストチームの一つ」とコクランは語った。 「テスト結果は良好。ダイソンレーシングはとても乗りやすい素晴らしいクルマに仕上げている。これまでいろいろなレーシングカーに乗ってきたけど、操作性がトリッキーな難しいクルマも沢山あった。でも、Mazda Lola MZR-Rは素晴らしい」

ダイソンもテスト結果に満足しており、「とても有意義な2日間だった。新しいエンジンセッティングもエアロボディの仕上がりも良い。マツダパワーのローラは完成の域に達してきている」とコメントした。

スミスは、「クルマはいたって快適。新レギュレーションは、マシンのパワーダウンと重量増をもたらすが、チームは、その重量増とシャシーを上手くバランスさせ、AERマツダエンジンも十分なパワーレベルを発揮している」と語った。

第59回 Mobil 1 セブリング12時間レースは、2011年のアメリカンル・マンシリーズとインターナショナル・ル・マンカップの初戦となる。合計59ものグリッドが用意され、現地時間3月19日10:30にスタートする。

MZ Racingプレスリリース

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NASCAR:ネーションワイドRd.1デイトナ・エントリーリスト

 (C)nascarmedia.com

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BTCC:ホンダチームのスポンサーにパイオニアが決定

Honda Civic & Pioneer (C)BTCC Media  拡大します

今シーズンからイギリス・ツーリングカー選手権(BTCC)にワークスとして2台のマシンを出場させるホンダチームに、メインスポンサーとしてパイオニアがつくことが決まった。

昨年のBTCCでマット・ニールとゴードン・シェダンがドライバーランキングで2位と3位、マニュファクチャラー・タイトルを獲得したチーム・ダイナミックスは、今年も同じドライバーラインナップでドライバー、チーム、マニファクチャラーの3タイトル制覇を目標としている。

ホンダは2011年にBTCCで導入されるNGTC規則に沿った2リッター・ターボエンジンのシビックを開発することを表明している。

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2011年2月15日 (火)

Special:チャージカラーのAZ-1がK4GPセパン24時間耐久レースに出場

Caxrv1m2  (C) MZ Racing

ガルウィングの軽スポーツカー、オートザムAZ-1のオーナーズクラブ「チケットウィンドウズ」が、2月12日~13日にかけてマレーシアのセパンF1サーキットにて行われたK4GPセパン24時間耐久レースに出場し、クラス優勝を獲得した。

K4GPとは、FIA公認の国際サーキットにて行われる軽自動車によるレース競技。安全規定など最低限のレギュレーションのもと、市販軽自動車から往年のレースカーのレプリカなどユニークな車両が多数混在して競うもの。燃料使用量制限があり、レーススタイルのエコラン競技でもある。

広島県をベースにするチケットウィンドウズが用意したマシンは、2台のAZ-1。そのうち1台は、1991年のル・マン24時間レースで総合優勝したマツダ787Bと同じカーNo. 55番をつけたマシンで、ボディもチャージカラーにペイントされている。55号車がGP3 燃料350Lクラスに、もう1台の57号車がGP3 燃料290Lクラスにエントリーした。レースは現地時間の正午にスタート。2台共に想定よりも燃費が良く、快調なペースで周回を重ねていく。しかし、レースが半分を折り返したあたりから、トラブルに見舞われる。午前1時30分ごろ、57号車が他車に追突されたが、ダメージは少なく走行にも大きな影響はなかった。その後、一時タイヤグリップ低下に悩まされたが、フロントタイヤを交換したのちに本来のペースを取り戻した。残り3時間となった午前9時頃、順調に走行していた55号車のブレーキにトラブルが発生。クルーの懸命の修復によりレース終了間際にコースに復帰し、2台共に正午のチェッカーを受けた。55号車は総合31位、57号車は総合19位でGP3 燃料290Lクラス優勝を飾った。

チームのひとりは、「反省すべき点は山ほどある。今回のデータをもとに、次回のチャンスがあれば更に上位を目指したい」と語った。

MZ Racingプレスリリース

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NASCAR:ゲータレード・デュエル1&2 エントリーリスト

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NASCAR:Rd.1第53回デイトナ500マイルレース・エントリーリスト

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2011年2月14日 (月)

FIA-GT1,EF3:ニッサン、2011年グローバルモータースポーツ体制を発表

2011年2月14日
日産自動車株式会社
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社

2011年 グローバルモータースポーツ体制を発表

(C) FIA-GT1/DPPI 拡大します

 (C) JR Motorsports 拡大します

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス・ゴーン 以下、日産)及びニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:東京都品川区南大井 社長:宮谷正一 以下、ニスモ)は、14日、2011年度のグローバルモータースポーツの活動概要を発表した。

日産は、クルマの楽しさと走る悦びをお客様に提供するために、モータースポーツ活動を事業の重要な一部と位置付け、本年も国内最高峰のチャンピオンシップであるSUPER GTシリーズGT500クラスをメインに取り組み、チャンピオン奪還を目指す。

また、昨年から開始されたFIA GT1世界選手権に「NISSAN GT-R」で参戦するプライベートチームに技術支援を行う。

さらに、若手ドライバー育成プログラムの実施や国内外のプライベートチームをサポートする活動を実施していく。

1. SUPER GT
■車両
R35型「NISSAN GT-R」にて、SUPER GTのGT500クラスに出場する。
参戦チームへの技術支援及び車両開発はニスモが行う。2011年型「NISSAN GT-R」は、以下の3点に重点を置いて開発を行った。

1.VRH34Aエンジンを改良し、より最適なトルク特性と出力向上の実現
2.ダウンフォース向上のためのボディ細部のデザインのリファイン
3.駆動系の信頼性の向上

■チーム体制
日産系チームとしては、NISMO、TEAM IMPUL、KONDO RACINGに加え、新たにMOLAが参戦し、計4台の「NISSAN GT-R」で同シリーズGT500クラスに出場する。日産系チームの総監督は引き続き柿元邦彦が務める。

No.エントラント監督ドライバー車両名タイヤメーカー
23 NISMO 鈴木 豊 本山 哲/ブノワ・トレルイエ MOTUL AUTECH GT-R ブリヂストン
12 TEAM IMPUL 星野一義 松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ カルソニックIMPUL GT-R ブリヂストン
24 KONDO RACING 近藤真彦 安田裕信/ビヨン・ビルドハイム TBA ヨコハマ
46 MOLA 大駅俊臣 柳田真孝/ロニー・クインタレッリ S-Road MOLA GT-R ミシュラン

2. FIA GT1世界選手権
昨年に引き続き、FIA GT1世界選手権に参戦するプライベートチームに対し、ニスモが4台のR35型「NISSAN GT-R」を供給し、技術支援を行う。昨年1勝したSUMO POWER GTは引き続き参戦する。新たにJR MOTORSPORTS(JRM)がNISSAN GT-Rで参戦する。

■チーム体制 No. エントラント 監督 ドライバー

No.エントラント監督ドライバー
TBA SUMO POWER GT アンディ・バーンズ エンリケ・ベルノルディ(BRA)/リカルド・ゾンタ(BRA)
TBA TBA/TBA
TBA JR MOTORSPORTS ジェームズ・ラムゼイ ミハエル・クルム(DEU)/ルーカス・ルアー(DEU)
TBA ピーター・ダンブレック(GBR)/リチャード・ウェストブルック(GBR)

■車両
FIA GT1の技術規則は公認制度に基づいている為、大幅な仕様変更は許されていないが、2011年仕様では空力の性能向上を目的にフロントバンパーの改良を行うとともに車両の軽量化を実施した。

3. ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)
世界で活躍できる若手ドライバー育成を目的とし、2006年に始まったフォーミューラーチャレンジ・ジャパン(FCJ)に日産自動車が本年も引き続き協賛する。

NDDPアドバンススカラシップ対象ドライバーのうち、2名は全日本F3選手権ナショナル(N)クラスに、1名はF3ユーロシリーズへの参戦をサポートする。また日産スカラシップドライバー3名についてFCJへの参戦サポートを行う。

f3_r15_q_23 佐藤 公哉 (C)Motorsports Forum 拡大します

■NDDPアドバンススカラシップ対象ドライバー:
全日本F3(Nクラス)参戦:千代勝正(23)、佐々木大樹(19) F3ユーロシリーズ参戦:佐藤公哉(21)

■NDDP FCJスカラシップ対象ドライバー:近藤翼(21)、朱戴維(20)、高星明誠(18)

4. カスタマープログラム

1.NISMO LMP2エンジン
2011年のACO LMP2規則に準拠したレース専用エンジン「NISSAN VK45DE」をILM(Intercontinental Le Mans Cup)、ルマン24時間レース、LMS(Le Mans Series)に参戦するカスタマーチームへ供給し、技術支援を行う。

2.NISSAN GT-R FIA GT3車両
ニスモではNISSAN GT-RのFIA GT3仕様車を開発中であり、2011年に欧州および日本のレース数戦にテスト参戦を行い、2012年からカスタマーチームに供給予定である。

3.フェアレディZ GT4車両
GT4 European CupにフェアレディZ(現地名370Z)で参戦するRJN Motorsportsにニスモが技術支援を行う。

4.スーパー耐久
スーパー耐久シリーズに参加するカスタマーチームにニスモが技術支援を行う。

「日産モータースポーツ」サイト

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Preview:今週末開催の海外レース

Weekend Race Schedule (2月18日~2月21日)
Series Round Race / Circuit Country
NASCAR 1 デイトナ500/デイトナ アメリカ
GP2 Asia 2 サクヒール バーレーン

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NASCAR:Rd.1デイトナ500 予選結果

■アンハートJr.、デイトナ初のポールポジション獲得
  ジェフ・ゴードンがフロントローに並ぶ

デール・アンハートJr. (C)nascarmedia  拡大します

2月13日、第53回デイトナ500マイルレースの予選が行われ、デール・アンハートJr.が唯一186kphオーバーのスピードを記録してポールポジションを獲得した。プレートレースを得意とするアンハートJr.だが、これまでデイトナとタラデガでのレースではポールポジションを獲った経験はなかった。過去93レースで勝利から遠ざかっているアンハートJr.は、クルー・チーフをSteve Letarteに交代、心機一転して望んだシーズンでバドワイザー・シュートアウトに続いてのポール獲得となった。

2番手には同じヘンドリック・モータースポーツのジェフ・ゴードンが入り、この2台がデイトナ500マイルのフロントローを決定した。3番手にはルーキーのトレバー・ベインがつけ、以下ポール・メナード、クリント・ボウヤ、ジェフ・バートン、ライアン・ニューマン、マーク・マーチン、トニー・スチュワート、グレッグ・ビィッフルまでがトップ10となり、シボレー8台とフォード2台が占めている。ジミー・ジョンソンは15番手。

デニー・ハムリンは2ラップの予選で、ピットロードからコースへ出てすぐにイン側のグリーンにはみ出し、なんとかコースに戻ったものの44番手のタイムとなった。ハムリンはステアリングがロックしてしまったとコメントしている。

オーナーズポイント35位圏外のビル・エリオット、トラヴィス・クバピル、ジョー・ニムレックの3名は、この予選でのスピードにより決勝グリッドを確保することとなった。テリー・ラボンテもチャンピオンズ・プロビジョナルによりグリッドは保証されている。最終的なグリッドは今週17日に行われるゲータレード・デュエルの2レースで決定する。

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2011年2月13日 (日)

NASCAR:Rd.1デイトナ500マイル プラクティス結果 (2月12日)

Mark Martin (C)nascarmedia.com 拡大します

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NASCAR:バドワイザー・シュートアウト レース結果

■カート・ブッシュ、シュートアウトを制す
  トップフィニッシュのハムリンはイエローラインカットで12位に降格

カート・ブッシュ (C)nascarmedia  拡大します

NASCARスプリントカップ開幕戦、バドワイザーシュートアウトはカート・ブッシュ(ペンスキー・ダッジ)がラストラップで3番手から大逆転優勝。ブッシュはデイトナでの初優勝を飾り、シェル/ペンズオイルカラーのマシンは昨年のケビン・ハービックに続いての連勝となった。

レースはゴール間際でライアン・ニューマン、デニー・ハムリン、カート・ブッシュ、ジェイミー・マクマリー4台の接戦となった。、スピードの落ちたニューマンをハムリンがパスして、トップでチェッカーフラッグを受けた。しかし、ハムリンはニューマンをパスする際にコースインサイドのイエローラインを越えてしまい12位に降格処分となった。トップ2台が牽制している間にブッシュとマクマリーがドラフティングでアウトから2、3番手に上がり、ハムリンのペナルティで1位と2位となった。

ポールシッターのデール・アンハートJr.はレース序盤をリードするが、28ラップ目にリーガン・スミスとカールエドワーズの接触に端を発するマルチクラッシュに巻き込まれてリタイヤ。このクラッシュではジョーイ・ロガーノ、ファン・モントーヤ、ケビン・コンウェイもリタイヤとなった。ジミー・ジョンソンもこのクラッシュでマシンにダメージを受けたが、ピットインしてリードラップのままレースに復帰して4位でフィニッシュした。

デイトナでは明日土曜日に500マイルレースの予選が行われ、フロントローの2台が決定する。

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GP2:アジアシリーズRd.1 アブダビ 第2レース結果

■第2レースはステファーノ・コレッティのポール・トゥ・ウィン

ステファーノ・コレッティ (C)GP2 Series Media Service   拡大します

GP2アジアシリーズ第1戦アブダビ第2レースは、ポールポジションからスタートしたステファーノ・コレッティ(トライデント)が終始レースをリードして優勝を飾った。2位ヨセフ・クラル(アーデン)、3位マーカス・エリクソン(iスポーツ)が表彰台に立った。

レースでは好スタートを決めたコレッティがリードする一方、2番手のサム・バード(iスポーツ)がホイールスピンで出遅れ、ギド・ヴァン・デ・ガルデ(ブロワー・アダックス)が2番手に上がる。しかし、マシンがフォーメイションラップに出る直前に、チームクルーがサイドポッドに置き忘れたパーツを取ったとして、ヴァン・デ・ガルデはドラーブスルー・ペナルティを受けて後退する。

これで2番手に上がったバードだったが、レースも残り5ラップのところで単独走行中にスピンしてストップしてしまう。クラルとエリクソンは労せずして2番手と3番手にあがりゴールとなった。

第1レースで2位となったロメイン・グロージャン(ダムス)は、スタートでマイケル・ヘルク(スクーデリア・コローニ)とクラッシュ、0周リタイヤとなった。また、第1レースで優勝したジュール・ビアンキ(ロータスART)、ナサニエル・バートン(レーシング・エンジニアリング)、チャールズ・ピック(ブロワー・アダックス)の3名は、イエローフラッグ区間での減速不足によりレースタイムに20秒加算のペナルティを受けた。

ピックはこのレースでのファステストラップを記録したものの、ファステストラップのポイントは10位以内でゴールした者のみに与えられるため、ベストタイム2番手のビアンキがポイントを獲得した。これによりビアンキは第1戦が終わった時点で12ポイントと、2位のグロージャンに2ポイント差をつけてランキングトップを守っている。

GP2アジアシリーズは、僅か4日間のインターバルをおいて来週17日からバーレーンでの第2戦が開幕する。

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2011年2月12日 (土)

NASCAR:バドワイザー・シュートアウト レースラインナップ

Dale Earnhardt Jr (C)nascarmedia 拡大します.

NASCARシリーズの開幕を告げるバドワイザー・シュートアウトが開幕。2回のプラクティスでは、デール・アンハートJr.とジョーイ・ロガーノがトップタイムを記録した。

抽選で決定されたグリッドでは、アンハートJr.がポールポジションを引き当てた。スーパースピードウェイで強さを発揮するアンハートJr.にとっては、2003年と2008年に続いてこのレース3度目の優勝を狙う絶好のチャンスとなった。

トニー・スチュアートがフロントローに並び、カール・エドワーズとデニー・ハムリンがセカンドローグリッドとなった。昨年のウィナー、ケビン・ハービックは18番手、ジミー・ジョンソンは24台中23番手と最後方スタートとなった。

バドワイザー・シュートアウト決勝レースは、現地時間明日午後8時10分にスタートする。
NASCAR開幕戦デイトナ・タイムスケジュールはこちら

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NASCAR:バドワイザーシュートアウト プラクティス結果 (2月11日)

■2011年NASCARシーズンが開幕

 (C)nascarmedia  拡大します

 (C)nascarmedia  拡大します

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NASCAR:2012年からスプリントカップでの燃料噴射の使用が決定

マクラーレンMP4-12C (C)McLaren Groupe 拡大します

2月11日、NASCARシリーズは2012年よりスプリントカップのマシンに燃料噴射システムを使用することを発表した。燃料噴射システムの開発には、アメリカの自動車用電子部品大手のフリースケール・セミコンダクター社と、マクラーレン・エレクトリックシステム社が協力して行う。

フリースケール・セミコンダクターは、スプリントカップのマシンすべてに32ビットPower ArchitectureR プロセッサーを供給し、それを組み込んだ燃料と点火システムを管理する電子制御装置(ECU)をマクラーレン・エレクトリックシステム社が担当する。

燃料噴射システムについては、すでに各メーカーで開発が進んでおり、今シーズン中にも導入されるともいわれていたが、シーズン中の導入によるチームの負担増から来シーズンへと見送られていた。NASCARは1949年のシリーズ誕生以来、一貫してキャブレターを使用しており、今回の決定はNASCARの歴史上でも大きなステップとなる。

(C)nascarmedia 拡大します

NASCARでは今シーズンから3つのナショナルシリーズで、エタノール15%を混合したE15燃料の使用を開始しており、燃料噴射システムの導入によってより高いテクノロジーと効率をもたらし、NASCARの進めるグリーンレーシングも推進することになる。

使用されるECUは全てのレースで最も高いパフォーマンスと最高の燃費性能を持ち、チームの戦略にも重要な影響を与える。ECUは外部からの影響を受けることなく、使用されるソフトウェアはNASCARから承認されたもののみに限られる。NASCAR当局はレースウィーク中にその合法性を確認するための電子機器を備える。

マクラーレンは、アメリカのレースにおいては1966年以来CAN-AMシリーズなどで活躍、2005年からはマクラーレン・エレクトリックシステムの電子部品がNASCARマシンにも使用されている。

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GP2:アジアシリーズRd.1 アブダビ 第1レース結果

■ビアンキ、アジアシリーズ緒戦を制す

ジュール・ビアンキ (C)GP2 Series Media Service   拡大します

GP2アジアシリーズ開幕戦アブダビ第1レースは、ジュール・ビアンキ(ロータスART)が、ロメイン・グロージャン(ダムス)の追撃を抑え、アジアシリーズでの初優勝を飾った。3位にはダビデ・バルセッチ(チーム・エアアジア)が入り、新チームの初レースで表彰台に立った。

フランス人ドライバー2名のフロントロー対決となったレースは、ポールポジションのグロージャンがスタートで遅れてビアンキがトップに立った。バルセッチが3番手につけるが、その後方では4番手グリッドのダニ・クロス(レーシング・エンジニアリング)がエンジンストールしてスタートできず大混乱となった。各マシンはクロスのマシンを避けていったが、ルイス・レジア(チーム・エアアジア)は避けきれずにクロスのマシンの右サイドに乗り上げてしまった。レジアのマシンは数メートル中を飛んでウォールに激突、2台のマシンの破片がスタートライン付近に散らばりレースは赤旗となった。パル・ファルハウグ(ダムス)もこのクラッシュに巻き込まれてリタイヤとなった。幸いドライバー達に怪我はなかった模様。

30分間のセーフティーカーラン後のリスタートでもビアンキはトップを守るが、グロージャンもプレッシャーをかけ続ける。グロージャンはチャンスをうかがうもののビアンキをパスすることはできずそのままゴールとなった。ビアンキはファステストラップも記録し、1位の10点にボーナスポイント1点を加えて11点を稼いだ。
バルセッチは終始3番手を走行するがトップ2台のペースにはついていけず、レース終盤にはギド・ヴァン・デ・ガルデ(ブロワー・アダックス)とマーカス・エリクソン(iスポーツ)が背後に迫った。エリクソンはラストラップにヴァン・デ・ガルデをパスして4位、ヴァン・デ・ガルデが5位となった。

8位でゴールしたマックス・チルトン(カーリン)は、ラストラップでステファーノ・コレッティを追い越す際のドライビィングに問題があったとして、レースタイムに20秒加算のペナルティを受けた。これによりチルトンは第2レースでのポールポジションを失うこととなり、コレッティがポールからのスタートとなった。

第2レースは現地時間明日午後5時5分にスタートする。

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2011年2月11日 (金)

ALMS,ILMC:セブリングテストタイム (2月10日)

■セブリングテスト2日目もサイトスポーツ・アストンマーチンがトップ

No.06 Muscle Milk Aston Martin Racing (C)ALMS 拡大します

セブリングウインターテスト2日目は、前日に続いてNo.6サイトスポーツのアストンマーチンがトップタイムをマーク。GTEクラスも昨日のNo.4に続いてNo.3コルベットC6.Rが2日連続のトップタイムとなった。

セブリング12時間レースにエントリーしているプジョー、アウディ、アストンマーチンのワークス勢やハイクロフトHPDなどは今回のテストをパス。LMPクラスでは、グレッグ・ピケット、クラウス・グラフとルーカス・ルーハのサイトスポーツとダイソンのローラ・マツダ2台のみの参加となった。

GTEクラスでは、コルベット、ポルシェ911RSR、フォードGT、フェラーリF430の他、フェラーリF458がリッシとエクストリーム・スピードの2台、ウエスト・レーシングからはランボルギーニ・ガヤルドもテストに登場した。

セブリングでは3月17日の12時間レースに向けて、3月13日から14日に最終テストが行われる。

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GP2:アジアシリーズ第1戦アブダビ 予選結果

■アジアシリーズ開幕戦はグロージャンがポールポジション獲得

ロメイン・グロージャン (C)GP2 Series Media Service   拡大します

GP2アジアシリーズ開幕戦アブダビ予選は、ロメイン・グロージャン(ダムス)がポールポジションを獲得した。2番手にジュール・ビアンキ(ロータス・ART)、3番手には前回のチャンピオン、ダビデ・バルセッチ(チーム・エアアジア)が入り、新チームは好調なすべり出しとなった。今回のレースでは、今週初めのテストに続いて通常の5.554kmのグランプリコースとは異なり4.730kmのコースが使用される。

午前中に行われたプラクティスでは、ヨセフ・カール(テレメックス・アーデン)がトップタイムをマーク。続いてバルセッチ、ビアンキ、グロージャン、サム・バードの順となった。

午後の予選に入るとグロージャンが終始セッションをリード、終盤に1分36.041秒とタイムを更新し2番手に0.4秒以上の差を付けてポールポジションを決めた。4番手以下はダニ・クロス(ファットバーナー)、ギド・ヴァン・デ・ガルデ(ブロワー・アダックス)、マーカス・エリクソン(iスポーツ)と続き、新チームのカーリンのマックス・チルトンが7番手につけた。

ミハエル・アレシン(カーリン)はプラクティスでのダブルチェッカーにより第1レース3グリッド降格。ファイルズ・ファウジー(スーパーノバ)は予選中チームメイトのジョニー・チェコットとのクラッシュの原因とされ第1レース10グリッド降格のペナルティを受けた。これによりアレシンは24番手、ファウジーは最後尾スタートとなった。

第1レースは現地時間明日の午後4時55分にスタートする。

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2011年2月10日 (木)

ALMS,ILMC:セブリングテストタイム (2月9日)

■セブリング・ウインターテスト初日は、サイトスポーツのアストンマーチンがトップタイム

No.06 Muscle Milk Aston Martin Racing (C)ALMS 拡大します

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NASCAR:ダニカ・パトリック、今年もINDYとNASCARの掛け持ち出場

ダニカ・パトリック (C)nascarmedia.com 拡大します

NASCARネーションワードシリーズ(NNS)のJRモータースポーツは、2011年のNNSに昨年同様ダニカ・パトリックがスポット参戦することを発表した。

ダニカは今シーズンのIZODインディカーシリーズ(INDY)にフル出場する一方で、INDYのシーズンオフを中心にNNSの12戦に出場する。スポンサーも昨年と同じGoDaddy.comがNo.7シボレーのスポンサーとなる。

JRモータースポーツのケリー・アンハートが発表したダニカの出場するレースは、来週のデイトナでの開幕戦から、フェニックス、ラスベガス、ブリストルの4戦に出場。INDYのレースの合間にシカゴランド、ジル・ビルニューブ、リッチモンド、カンザス、そしてNNNSのラスト3戦テキサス、フェニックス、ホームステッドマイアミの12戦。
このうち、ブリストル、リッチモンド、カンザス、ジル・ビルヌーブは、ダニカにとってはNASCARでは初レースとなるが、リッチモンドとカンザスはインディカーシリーズでのレース経験がある。

昨年マイアミでの最終戦では予選5番手から決勝で19位の自己最高位を記録したダニカは「2011年はNo,7シボレーにとってエキサイティングな年になるでしょう」と語る。「今シーズンについては昨年とはかなり違った展望を持っています。昨年はチームとともに働くことを重点にしていましたが、今年は経験を積んでもう少し予測することができます。そしてトラックに戻ってくることに快適さを感じています。このスポーツにおいて成功するためには経験が重要であることは明らかです」

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ALMS.ILMC:第59回セブリング12時間レース・エントリーリスト

2010年セブリング12時間レース (C)Peugeot Media 拡大します

ルマン24時間レースに続いて、アメリカンルマンシリーズ(ALMS)ならびにインターコンチネンタル・ルマンカップ(ILMC)開幕戦、セブリング12時間レースのエントリーリストが発表された。

こちらもルマン同様、LMP1が12台、LMP2が5台、LMPCが7台、GTが25台、GTCが8台、合計57台と昨年の34台を大幅に上回るエントリーとなっており、ILMCのシリーズ効果が現れた形となった。

昨年のウイナー、ワークスプジョーからは新型908が2台、対するアウディは実績のあるR15+を改良したR15++を2台出場させる。ルマン出場が決まったハイクロフトはLMP1のARX-01eをデビューさせる。その他ワークス・アストンマーチンもニューマシンがデビュー、オレカ・プジョー、レベリオン・トヨタ、OAKペスカルロ、ホープ・レーシングからはオレカにスイスハイテックのハイブリッドエンジンで出場する。

LMP2ではシグナテックのニッサンLMP2エンジンがデビュー、昨年のLMPCチームチャンピオン、レベル5モータースポーツがステップアップ、2台のローラ・クーペにHPDエンジンの組み合わせで出場する。

セブリング12時間レースは3月19日にスタートする。

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LM24,ILMC:第79回ルマン24時間レース/ILMCエントリーリスト

■ハイクロフトHPD、LMP1への参戦が決定

Jrr_1124a_d32_5672_2 2011年ルマン24時間レース・エントリーリスト発表会 (C)ACO

2月9日、フランス西部自動車クラブ(ACO)は、2011年ルマン24時間レースのエントリーリストと、インターコンチネンタル・ルマンカップ(ILMC)のフルシーズンエントリーリストを発表した。内訳はLMP1が17台、LMP2が11台、LM GTE Proが18台、LMGTE Amが10台の合計56台。リザーブチームがLMP2に5台、GTEに5台となっている。

2009ALMS ハイクロフト・アキュラARX-02a (C)ALMS 拡大します

LMP1にはアウディとプジョーのワークスから各3台、アストンマーチン・ワークスから2台、オレカからプジョー908HDi FAP、2年ぶりのルマンへの復帰となるペスカルロ・チームなどが出場。注目されるのはハイクロフトHPDが初めてLMP1クラスでのルマン出場が決定したことである。さらに同じくLMP1にはレベリオン・レーシングから2台のTMGエンジンのマシンが、LMP2にはシグナテックから2台、グラベス・モータースポーツから1台のニッサンエンジンマシンの出場も決まった。

LMP2のOAKレーシングとペコム・レーシング、レースパフォーマンスのジャッドエンジンには新たにBMWのネームが付けられ、BMWの市販エンジンがベースとなっているようだ。

GTEプロには、アンディ・プリオールと、アウガストロ・ファーフスの2台のBMW M3が出場。ロータスも2台のエボラが初出場、その他フェラーリ458、コルベットC6 ZR1、アストンマーチン・ヴァンテッジ、ポルシェ911 RSRなど最多の出場台数となった。AFコルセのフェラーリはジャンカルロ・フィジケーラがドライブする。
GTEアマには、グランダムで活躍しているコーンレーシングがフェラーリF430で、ロバートソン・レーシングからはフォードGTが出場する。

今年のルマンには、残念ながら日本からのチームの出場が無くなった。

同時に発表されたILMCのフルシーズンエントリーリストには、2月2日に発表されたものからプジョー、アウディ、アストンマーチンなどのワークスチームなどが追加されている。

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2011年2月 9日 (水)

INDY:もてぎのインディジャパンは今年限り!

Honda_logo

 

2011 年2 月9 日 インディジャパンについて

 私どもモビリティランドは、このたび、2012 年以降のインディジャパンを開催しないことを決定いたしました。

 ツインリンクもてぎでは、1997 年の開業以来、“人、自然、モビリティ”の融合をテーマにモビリティの魅力を楽しく体験できる総合的な場として、様々な事業を展開して参りました。

 その一つの大きな柱として、ファンの皆様との交流やエンターテイメント性の高い新しいモータースポーツ文化の導入を目的に、1998 年からCART、NASCAR、そして2003 年からはインディカー・シリーズを含むアメリカンモータースポーツの最高峰カテゴリーレースを13 年にわたり開催し、その普及を積極的に推進して参りました。

 しかしながら、昨今の経済環境の中、インディカー・シリーズを招致し継続して開催することは、当社事業として極めて困難であるとの認識から、IRL(インディ・レーシング・リーグ 本拠地インディアナ州)との合意のもと、このたびの決定に至りました。

 地域の皆様とともに作り上げてきたこのイベントを継続できないことは、大変残念ではありますが、13 年の間に蓄えたアメリカンモータースポーツのチャレンジ精神やノウハウを、今後のイベントやモータースポーツ普及活動に活かしていきたいと存じます。

 これまで、インディジャパンをご観戦いただいた多くのお客様、また開催にあたりご尽力いただいた、地元・メディア・スポンサー・関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。

 尚、本年9 月のインディジャパンは13 年の歴史を締めくくる記念イベントとして開催いたします。
長年応援いただいたお客様、ご支援いただいた地域の皆様にご満足いただけるよう、全力を注いで参ります。

 今後、ツインリンクもてぎは “森の中のモビリティテーマパーク”という、他にはない魅力に磨きをかけ、更なる一歩を踏み出して参ります。

 関係各位には、変わらぬご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

 ありがとうございました。

株式会社モビリティランド
取締役社長
大島裕志

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Special:マツダフランス、「レトロモビル」ショーにモータースポーツブースを出展

Retro1 (c) TomZaniroliPhoto

2月2日(水)〜6日(日)に、フランス・パリのパリ・エキスポ展示場にて、ヨーロッパ最大級のクラシックカーショー「レトロモビル」が開催され、マツダの現地法人マツダフランスが展示ブースを出展した。

「レトロモビル」は、年代物のロードカーやレースカー、それに関連するパーツやグッズ、モデルカーや書籍などを展示・販売するイベントで、毎年この時期に開催されている。1991年のルマン24時間レース優勝から20年目となる本年、マツダフランスは、マツダのモータースポーツヒストリーをメインテーマとした展示を行った。ルマン市のACO博物館から「マツダ787B」レプリカを借り出し、ベルギーの愛好家が所有するマツダRX-7グループBラリーカー、マツダラリーチーム・ベルギーからヨーロッパラリー選手権などに出場していたマツダ323グループA、1970年のルマンにロータリーエンジン搭載車として初めて出場したシェブロンB16マツダ(エンジンは当時の10Aから12Aに換装)などとともに展示。それらのレトロマシンとともに、2010年のロードスター発売20周年記念として行われたワンメイク耐久レースに出場したマツダMX-5も展示していた。

Retro2 (c) TomZaniroliPhoto

ブースは、ルマン24時間レースが行われるサルトサーキットの常設ピットとガードレールが再現され、リアリティにあふれたものとなった。集まったオールドカーファンは、あらためてマツダのルマン優勝の事実を思い出したようで、懐かしげに展示物に見入っていた。なお、同ブースで行われたオフィシャルレセプションには、マツダスピードの契約ドライバーとして1991年のルマン24時間レースにも出場したピエール・デュドネも出席。デュドネは、本年のルマン24時間レースを前に、マツダ製レーシングロータリーエンジンの開発ストリーとモータースポーツ関連ヒストリーをまとめた「ルマンメモリアルブック」を出版することを明らかにした。

MZ Racingプレスリリース

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NASCAR:バドワイザーシュートアウト・エントリーリスト

 (C)nascarmedia.com 拡大します

Budweiser Shootout at Daytona - NASCAR Sprint Cup Series - Daytona International Speedway - 2/12/2011
Entry # Driver Owner Mfg Veh Crew Chief Sponsor
1 1 Jamie McMurray Teresa Earnhardt 11 Chevrolet Kevin Manion Bass Pro Shops-Tracker Boats
2 4 Kasey Kahne Dietrich Mateschitz 11 Toyota Kenny Francis Red Bull
3 5 Mark Martin Mary Hendrick 11 Chevrolet Lance McGrew GoDaddy.com
4 11 Denny Hamlin J D Gibbs 11 Toyota Michael Ford FedEx Express
5 14 Tony Stewart Margaret Haas 11 Chevrolet Darian Grubb Mobil 1
6 115 Michael Waltrip Michael Waltrip 11 Toyota Bobby Kennedy NAPA
7 16 Greg Biffle Jack Roush 11 Ford Greg Erwin 3M
8 17 Matt Kenseth John Henry 11 Ford Jimmy Fennig CROWN ROYAL BLACK
9 18 Kyle Busch Joe Gibbs 11 Toyota Dave Rogers MM&M'sM's
10 20 Joey Logano Joe Gibbs 11 Toyota Greg Zipadelli Home Depot
11 22 Kurt Busch Walter Czarnecki 11 Dodge Steve Addington Shell Pennzoil
12 24 Jeff Gordon Rick Hendrick 11 Chevrolet Alan Gustafson Drive to End Hunger
13 29 Kevin Harvick Richard Childress 10 Chevrolet Gil Martin Budweiser
14 31 Jeff Burton Richard Childress 10 Chevrolet Todd Berrier Caterpillar
15 33 Clint Bowyer Richard Childress 10 Chevrolet Shane Wilson Cheerios-Hamburger Helper
16 39 Ryan Newman Tony Stewart 11 Chevrolet Tony Gibson Wix Filters
17 42 Juan Pablo Montoya Chip Ganassi 11 Chevrolet Brian Pattie Target
18 47 Bobby Labonte Tad Geschickter 11 Toyota Frank Kerr Reese-Highland
19 48 Jimmie Johnson Jeff Gordon 11 Chevrolet Chad Knaus Lowe's-Kobalt Tools
20 64 Derrike Cope Larry Gunselman 10 Toyota Dave Fuge Jr TBA
21 78 Regan Smith Barney Visser 11 Chevrolet Pete Rondeau Furniture Row Racing
22 88 Dale Earnhardt Jr. Rick Hendrick 11 Chevrolet Steve Letarte National Guard-AMP Energy
23 97 Kevin Conway Andrea Nemechek 11 Toyota Scott Eggleston Extenze
24 99 Carl Edwards Jack Roush 11 Ford Bob Osborne Scotts EZ Seed
Last Update: 2/8/2011 12:53:00 PM

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2011年2月 8日 (火)

LM24,ILMC:OAKレーシング、ガルフカラーでILMCに参戦

 (C)OAK Racing  拡大します

2月7日、2010年のルマンシリーズ(LMS)LMP2クラス・チームチャンピオンのOAKレーシングは、今年のインターナショナル・ルマンカップ(ILMC)に3台のマシンをエントリーしたことを発表した。

チームはLMP1に2台、LMP2へ1台のマシンがエントリーしたが、3台のマシンはガルフオイルのスポンサーを受け、伝統のブルーとオレンジのカラーリングがされる。
LMP1のOAKペスカルロは、2011年ACO規則に沿ってジャッドDB V8 3.4リッターエンジンが搭載される。LMP2はOAKペスカルロにジャッドHK V8 3.7リッターの新型エンジンを使用する。
タイヤは昨年のOAKのLMP2マシンで使用されたダンロップから供給を受ける。LMP1のタイヤについてはダンロップタイヤの開発チームとして独占供給となる。

3台のマシンのドライバーラインナップは、LMP1の1台目にMatthieu Lahaye、ギヨーム・モローとPierre Raguesが、2台目にはチームオーナーのジャック・ニコレとリチャード・ヘインに、セブリングとルマンとプチルマンにはジャン‐フランソワ・イボンが加わる。LMP2にはジェントルマン・ドライバーのパトリス・ラファルグとフレデリック・ダ・ローシャにプロドライバーのAndrea Barlesiの組み合わせとなる。

ILMCへのエントリー結果は2月9日にACOから発表される。

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NASCAR:Rd.1デイトナ・スケジュール

11_d500_date_c Budweiser_shootout_thumb Gatorade_duel_thumb

DAYTONA INTERNATIONAL SPEEDWAY 201
NASCAR SPRINT CUP SERIES
NASCAR NATIONWIDE SERIES
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
ARCA RACING SERIES presented by MENARDS
Thursday February 10TH
07:00 ARCA GARAGE & REGISTRATION OPENS
11:00 NSCS GARAGE OPENS
13:00 - 17:00 ARCA PRACTICE
18:00 NSCS GARAGE CLOSES
18:00 ARCA GARAGE CLOSES
Friday February 11TH
INSPECTION BEGINS FOR DAYTONA 500 CARS
07:00 ARCA GARAGE & REGISTRATION OPENS
09:00 NSCS GARAGE & REGISTRATION OPENS
14:00 ARCA QUALIFYING (TWO LAPS  ALL POSITIONS)
17:00 - 17:45 NSCS BUDWEISER SHOOTOUT PRACTICE
18:00 ARCA GARAGE CLOSES
18:30 - 19:30 NSCS FINAL BUDWEISER SHOOTOUT PRACTICE
21:00 NSCS GARAGES CLOSES
Saturday February 12TH
08:00 ARCA GARAGE & REGISTRATION OPENS
09:00 NSCS GARAGE & REGISTRATION OPENS
10:00 - 10:45 ARCA FINAL PRACTICE
11:00 - 13:00 NSCS PRACTICE
14:00 - 15:45 NSCS PRACTICE
16:00 RACE INSPECTION BEGINS FOR BUDWIESER SHOOTOUT CARS
16:00 ARCA DRIVER INTRODUCTIONS
16:30 ARCA RACE 200 (80 LAPS  200 MILES)
19:50 NSCS BUDWEISER SHOOTOUT DRIVER INTRODUCTIONS
20:10 NSCS BUDWEISER SHOOTOUT (75 LAPS  187.5 MILES)
23:30 NSCS GARAGE CLOSES
Sunday February 13TH
07:00 NSCS GARAGE & REGISTRATION OPENS
13:05 NSCS QUALIFYING (TWO LAPS  TWO POSITIONS)
17:00 NSCS GARAGE CLOSES
Wednesday February 16TH
07:00 NNS & NCWTS GARAGE & REGISTRATION OPENS
08:00 NSCS GARAGE & REGISTRATION OPENS
09:00 - 10:30 NNS PRACTICE
10:40 - 12:00 NSCS PRACTICE
12:10 - 13:20 NNS PRACTICE
13:30 - 14:50 NSCS PRACTICE (FINAL PRACTICE BEFORE GATORADE 150’S)
15:00 - 16:30 NNS PRACTICE
16:40 - 20:00 NCWTS PRACTICE
19:00 NNS & NSCS GARAGES CLOSES
21:00 NCWTS GARAGE CLOSES
Thursday February 17TH
07:00 NSCS GARAGE OPENS
07:00 NNS GARAGE & REGISTRATION OPENS
08:00 NCWTS GARAGE & REGISTRATION OPENS
09:00 - 09:45 NNS PRACTICE
10:15 - 11:50 NNS FINAL PRACTICE
12:10 - 13:00 NCWTS PRACTICE
13:40 NSCS DRIVERS INTRODUCTIONS
14:00 NSCS GATORADE 150 MILE QUALIFYING RACES (60 LAPS-150 MILES  EACH RACE)
15:00 NNS REGISTRATION CLOSES
17:00 NNS GARAGE CLOSES
17:30 - 19:00 NCWTS FINAL PRACTICE
18:00 NSCS GARAGE CLOSES
20:00 NCWTS GARAGE CLOSES
Friday February 18TH
08:00 NNS & NSCS GARAGE & REGISTRATION OPENS
09:30 NCWTS GARAGE & REGISTRATION OPENS
11:00 - 12:00 NSCS PRACTICE
12:30 - 13:55 NSCS PRACTICE
14:35 NCWTS QUALIFYING (TWO LAPS  ALL POSITIONS)
16:00 NSCS GARAGE & REGISTRATION CLOSES
16:10 NNS QUALIFYING (TWO LAPS  ALL POSITIONS)
18:30 NNS GARAGE CLOSES
19:00 NCWTS DRIVER INTRODUCTIONS
19:30 NCWTS RACE (100 LAPS  250 MILES)
Saturday February 19TH
09:00 NNS GARAGE OPENS
09:00 NSCS GARAGE & REGISTRATION OPENS
10:30 - 12:00 NSCS FINAL PRACTICE FOR THE DAYTONA 500
12:45 NNS DRIVER INTRODUCTIONS
13:15 NNS RACE (120 LAPS  300 MILES)
17:00 NSCS GARAGE & REGISTRATION CLOSES
Sunday February 20TH
09:00 NSCS GARAGE OPENS
12:15 NSCS DRIVER INTRODUCTIONS
13:00 NSCS DAYTONA 500 (200 LAPS  500 MILES)
ALL TIMES ARE LISTED IN LOCAL / EASTERN TIME ZONE
01/18/11 DAB-11/01 TENTATIVE  SUBJECT TO CHANGE

Daytona_international_speedway_thum Daytona_course

Track Details
Completed : 1959
Distance : 2.5 miles
Shape : Tri-oval
Banking : 31° turns
3° straights
Frontstretch : 3,800 feet
Backstretch : 3,000 feet
Seating : 147,000

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WTCC:WTCCとストックカー クリティバで共同開催

(C)WTCC 拡大します

ブラジルで最大の人気を誇るカーレースシリーズ、コパ・ストックカー選手権とFIA世界ツーリングカー選手権が、2011年度の3月20から共同開催されることが決まった。

会場はクリティバのアウトードロモ国際サーキットで、ここは2006年から2010年にわたり毎回WTCCのブラジル大会をホストしてきた。
一時、インテルラゴスサーキットに場所を移すという話も挙がっていたが、同サーキットが改築工事中であるという事情で話は流れていた。

WTCCは、コパ・ストックカー選手権のプロモーターであるVicar Promoções Desportivasと3年間(2011、2012、2013年)の契約を結んだ。今年度に関しては、WTCCとストックカーはシーズンの目玉となるようなイベントを開催する予定にしている。ファンとメディアにも十分楽しんでもらえるイベントになるだろう。

WTCCプロモーターのマルセロ・ロッティ氏は、この契約に関してこのように述べている。「5年間はWTCC単独でやってきましたが、今回からはVicarさんと組めることになりました。お陰様でコパ・ストックカー選手権とも共同開催が叶いました。WTCCのブラジルでの人気も高まってくれるのではないか、と期待しています。また、この場をお借りして、クリティバ市にも感謝の意を申し上げます。常日ごろから多大なるご尽力をいただいています。」
「世界選手権のイベントに、プロモーターとしてかかわれることはわが社としましても大変嬉しいことです。共同開催ということで、どちらにとってもプラスになると確信しています。」Vicar側はこのようにコメントした。

WTCC公式日本語ホームページより転載

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GP2:アブダビテストタイム (2月7日)

ジュール・ビアンキ (C)GP2 Series Media Service   拡大します

GP2アジアシリーズ・アブダビテスト最終日では、ロータスARTのジュール・ビアンキが、午前のセッションで唯一1分35秒台のトップタイムを記録した。昨日からのテストでは、4.730kmのショートコースが使用されている。2番手にはチーム・エアアジアのダビデ・バルセッチ、3番手にiスポーツのサム・バードが入った。

午後のテストでは、各チームがレースシミュレーションを行ったためタイムは伸びず、その中でバルセッチとルイス・レジアのチーム・エアアジア2台が1、2番手を占めた。バルセッチは午後のトップタイムを記録した後、ダムスのロメイン・グロージャンとクラッシュし、このセッション2回目の赤旗の原因となった。

この2日間のテストで各マシンは合計13,060kmと2761ラップを完了し、10日からアブダビで開幕するGP2アジアシリーズの第4シーズンに向けての準備が整った。

 (C)GP2 Series Media Service   拡大します

Circuitabu2_2

GP2Asia Series Rd.1 Yas Marina Circuit, United Arab Emirates 10 - 12 Feb

Track Info

  • LENGTH: 4.730 km
  • Race 1: 36 laps - 170.280 km
  • Race 2: 26 laps - 122.980 km

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2011年2月 7日 (月)

LM24,ILMC:プジョー・シトロエンジャパン・プレスリリース”新しい1年に向けて”

00face_1_2 (C)プジョー・シトロエンジャパン

2011年2月3日 プジョー・スポール発

2011年、今年もプジョー・スポールはレース及びラリーに邁進、さらなるタイトル獲得とそれぞれのイベントでの勝利を狙います。一方、チーム・プジョー・トタルの耐久レースプログラムは、今年もル・マン24時間を目標に発進します。

2011年の目標:
先頃おこなわれたモンテカルロラリーでプジョーは勝利をおさめ、2011年シーズンを最高の形でスタートしました。今年100周年となる伝統のモンテカルロで勝利を収めたのは、プジョー・フランスのサポートを受けた「207 S2000」を駆るブライアン・ブフィエ/サビエ・パンセリ組です。プジョー・スポールは子会社や顧客の皆様と共に、インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)はもちろんのこと、各国ラリー選手権でも活発に活動を行います。また、プジョーのスポーツ部門では、ラリーとサーキットで熱い支持を頂いているワンメイク・シリーズの運営にも力を注ぎ、アマチュア参加者やチャンピオン候補者、プジョーファンのみなさまの熱意に応えて参ります。

一方、プジョー・スポールでは耐久レースに重点的に力を注ぎます。昨年、スタートしたばかりの「インターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)」で、マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得するなど、素晴らしい年となりました。
今年はタイトル防衛を目指す一方、ル・マン24時間 (6月11日~12日)に照準を合わせます。今年のILMCは7レース、うちル・マン24時間ではダブルポイントが加算されます。何と言っても今年は、テクニカル・レギュレーション変更を受けた新世代マシンで臨む初のサルテ・サーキット(訳注:ル・マン24時間の開催サーキット)。待ち遠しいかぎりです。

90Xから908へ:
908HDiFAPは、2007年ル・マン・シリーズのタイトルや2009年のル・マン24時間でのワンツーフィニッシュ、2010年新設されたILMCでのタイトル獲得など、プジョーの輝かしい歴史の一翼を担ってきました。
「私たちが新しいマシンの名を908としたのは、勝利の歴史をしっかりと引き継ぎたいとの思いからなのです」と、プジョーのマーケティング&コミュニケーション・ディレクター、クザビエ・プジョーは述べています。「同時に、このマシンは、時代の要請に応えるプジョーのコンセプトにパーフェクトに合致しています。南米への進出過程にある「408」、各ディーラーにデリバリーされつつある「508」、そして近々もう少し詳しい情報をご提供することになる新型「308」、プジョー初のディーゼル・ハイブリッド車である「3008ハイブリッド4」。プジョーはモータースポーツと実社会のかかわりを常に意識し、ニューモデルを展開してきました。そして今回、私たちが自信を持って送り出すのが908なのです。」

「905」そして908HDiFAPのあとを受ける908は、プジョー・スポールが耐久レースのために開発した3世代目のマシンとなります。先代と同じく、課せられた使命は1992年、1993年、2009年と挙げたル・マン24時間レースにおける勝利を重ねることです。908は、最新のテクニカル・レギュレーションを満たし、「シャークフィン」と呼ばれるエンジンカバーを装着。クローズド・ボディに4つの同一タイヤ、最大出力550馬力、3.7リッターV8 HDi FAPディーゼル・エンジン採用です。プジョー・スポールは、粒子フィルターをつけたディーゼル・エンジンで耐久レースを走って5年目になります。(FAPとは「粒子フィルター」の頭文字)。
1998年以来、世界中で700万台を超えるHDiエンジンを販売し、プジョーはクリーンなディーゼル・エンジン領域における、メインプレーヤーとしての地位を確立してきました。

908はプジョーのロードカーと同じテクノロジーを採用しています。プジョー・スポールとロードカー部門のエンジニア、スペシャリストたちが協力しあって燃料効率性などの研究を進め、環境への配慮と高いパフォーマンスを両立させたマシンをロードカーにおいても、モータースポーツにおいても提供しているのです。

プジョー・スポールの最新耐久ニューマシンに選ばれた技術:
2009年のル・マン24時間が終わるとすぐ、新テクニカル・レギュレーションに備え、プジョー・スポールのエンジニアたちはニューマシンの設計にとりかかりました。908HDiFAPにおける経験を生かそう、と彼らは考えました。「レギュレーションは大幅に進化しましたが、私たちには蓄積がありました」とプジョー・スポールのテクニカル・ディレクター、ブルーノ・ファマンは述べています。「この4年間で培った経験のおかげで進むべき方向性とやり方は明確に見えていました。もっとも、前のマシンから引き継いだデザインは、結局フロントガラスのワイパーだけでしたけどね! 何より難しかったのは、レースを戦いながら全く新しい車のデザインも考えなくてはならなかった点です。エンジン性能、空力、重量配分のベストな組み合わせを見いだすことを目標に頑張ってきました。そして私たちがどこにたどりついたか、その成果を是非レースで見て頂きたいと思います」

クローズド・ボディ:
「以前のテストから、オープン・ボディでもクローズド・ボディでも、空力の点ではほとんど違いがないことがわかっていました。クローズド・ボディにするとレースの際に圧迫感は強まる一方、ドライバーの安全性は高まります。そこで、これまで通りで行くことにしました」

エンジン:
「V12の経験もフルに生かしました。結局、ターボ搭載ディーゼルV8にしましたが、その特性はV12に非常によく似ています。「V」のアングルはバランスを考えて90度(V12の場合は100度)です。総排気量3.7リッターで最大出力は550馬力。最初にシャシーダイナモの上で走らせたのは、2010年1月25日でした」

4本の同一タイヤ:
「今のLMPマシンの弱点は、フロントのグリップ力でした。それを補うにはタイヤの接地面積を増やすことです。レギュレーションの許容範囲内で、より大きなフロントタイヤを履くことが求められます。この点に関してはパートナーであるミシュランと密な連携のもと、開発が進められました」空力:「2011年のレギュレーションでエンジンパワーの大きな削減が求められている為(ほぼ150hpのダウン)、空力、空気抵抗、ダウンフォース(下向きの力)の関係を改めて見直す必要が生じました。その結果、高いレベルの最高速を維持する為に、ダウンフォースを大幅に抑えることとなりました」ニューマシンが初走行を果たしたのは、2010年7月27日でした。「これは自分たちで課したデッドラインでした。全くのニューマシンですから、走らせてみてトラブルが出ることも予想していました。確かに問題は生じましたが、テストが進むに従って、一つ一つ、解決することができました。何より心強かったのは、マシンのハンドリングが期待に恥じない、素晴らしいものだとわかったことです。ともあれ、このマシンの真価がわかるのは、最初のレースでライバルと走る時。私たちは、ライバルが何をしているかに気を取られることなく、粛々と準備を進めていきます。目標に向かっていくのみ。2010年の初走行から2011年のル・マン24時間までに、複数のサーキットで計12回のテストを敢行する予定です」とブルーノ・ファマンは締めくくりました。

ILMCの拡大:
2010年に3戦だったILMCは、今シーズンは7戦へと拡大します。
アメリカでの2レース(セブリングとプチ・ル・マン/ロード・アトランタ)、ヨーロッパでの3レース(スパ-フランコルシャン、イモラ、シルバーストーン)、中国での1レースに、伝統のル・マン24時間です。「もちろんILMCタイトルは防衛したいと思っています」と、プジョー・スポールのディレクター、オリビエ・ケネルは強調します。「2010年は全3戦で優勝しましたが、今年は特に狙っているラウンドがあります、それがル・マン24時間レースです。
伝統のル・マンがILMCに組み込まれましたが、それは必要な、いや必要不可欠なことだと思います。ル・マンが組み込まれた事は、ILMCにとって非常にメリットが大きいのです。プジョーのような自動車メーカーが、その最高のノウハウと技術を集めたショーケースとも言える耐久レースに、より注目が集まることになるからです。プジョーでは各戦に2台エントリーするべくACO(フランス西部自動車クラブ)に申し込みました。例外はスパ-フランコルシャンで、ル・マン24時間直前の実戦練習を兼ね、3台をエントリーします」

すばらしいドライバー:
今シーズンは、去年よりもバランスのとれたカレンダー、テクニカル・レギュレーションの変更、ニューマシンの登場と新しいことずくめですが、チームを支えるドライバーはおなじみの顔ぶれです。「2010年のル・マン24時間が終わり、本拠地ベルジーに戻ったとき、私はドライバーのみんなに言ったんです、2011年も頼むぞ、と。」とオリビエ・ケネルは締めくくりました。「彼らはひとりひとりが真のプロフェッショナルであり、世界を代表する9人のドライバーです。去年と同じ顔ぶれで戦う、これこそが最強の作戦です」と。

ル・マンに参戦する3チーム
●908 7号車:アレクサンダー・ウルツ/アンソニー・デイビッドソン/マルク・ヘネ
●908 8号車:フランク・モンタニー/ニコラ・ミナシアン/ステファン・サラザン
●908 9号車:セバスチャン・ブルデー/ペドロ・ラミー/シモン・パジュノー

プジョー・シトロエン・ジャポンでは、今シーズンもル・マン24時間耐久レース優勝に向けてのプジョー・スポールの活躍をタイムリーに配信し、ブランドの認知向上に努めて参ります。

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Preview:今週末開催の海外レース

Weekend Race Schedule (2月11日~2月13日)
Series Round Race / Circuit Country
NASCAR バドワイザーシュートアウト/デイトナ アメリカ
GP2 Asia 1 ヤス・マリーナ UAE

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GP2:アブダビテストタイム (2月6日)

■アブダビテスト3日目は、マイケル・ヘリックがトップタイム

マイケル・ヘリック (C)GP2 Series Media Service   拡大します

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2011年2月 6日 (日)

Special:バサースト12時間レース結果

■オー・ヤン組優勝、アウディR8 LMSのワン・ツー・フィニッシュ
 

No.8 Audi R8 LMS (C)AUDI AG. 拡大します

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Special:バサースト12時間レース 予選結果

Audi R8 LMS (C)AUDI AG. 拡大します

Bathurst 12 Hour Qualifying results

1 Eddy/Lowndes/Luff (Audi R8 LMS) 6m 35.3s
2 Basseng/Mies/O’Young (Audi R8 LMS) 6m 35.6s
3 Owen/Koundouris/Koundouris (Porsche) 6m 36.6s
4 Baird/Quinn/Quinn (Porsche) 6m 37.9s
5 Reynolds/Fiore/Cini (Porsche) 6m 41.9s
6 Wall/Mawer/Crick (Porsche) 6m 43.5s
7 Russell/Kingsley/Lago (Porsche) 6m 48.6s
8 Bowe/Leahy/Edwards (Ferrari) 6m 50.2s
9 Simonsen/Searle/Lester (Ferrari) 6m 52.0s
10 Emery/Twigg/Grant (Mosler) 6m 52.3s

* スターティンググリッドは、3名のドライバーのベストタイム合計による。
* 予選結果の詳細はこちら

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NASCAR:2011年NASCARスプリントカップシリーズ・エントリーリスト

 (C)nascarmedia.com 拡大します

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2011年2月 4日 (金)

INDY:KVレーシング、佐藤 琢磨とEJ.ビソの残留を発表

佐藤 琢磨 (C)INDY Media 拡大します

本日発表された2011年のホンダモータースポーツ計画にあるように、佐藤 琢磨のKVレーシングテクノロジー(KVRT)からのインディカーシリーズへのフル参戦が決定、KVRTからも発表された。佐藤は昨年同様EJ.ビソをチームメイトに2年目のシーズンを戦う。

チーム共同オーナーのジミー・バッサー:「2011年もタクとビソがチームに留まることに興奮している。2人が2年目もチームにいることは、コクピットに連続性を与え、同じドライバーとエンジニアの組み合わせは、チームに有益でポジティブな結果をもたらすと考えている」

佐藤 琢磨:「2年目にもKVRT-ロータスのためにドライブ出来ることをとても嬉しく思っている。チームには相当な可能性があり、わたしのモチベーションを高めてくれる。チームのみんなは、この冬工場にいるときはパフォーマンスを上げるために懸命に働いてくれた。すべてのスポンサーに彼らの支援に感謝し、間もなく一緒に成功を共有したいと思っている」

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INDY,IRL:ホンダ、2011年モータースポーツ活動を発表 (海外編) 佐藤 琢磨のINDY参戦継続が決定

Honda_logo_3 2011.02.04
2011年Hondaモータースポーツ活動の概要

  Hondaは、2011年のモータースポーツ活動の概要として、「モータースポーツ参戦体制」と、「モータースポーツの普及」について、以下の通り発表しました。

1.モータースポーツ参戦体制
  Hondaは、チャレンジングスピリットの象徴であるモータースポーツ活動に対し、創業当時から世界の頂点を目指して様々なレースカテゴリーに挑戦してきました。Hondaは、これまでに培ったノウハウとチャレンジングスピリットを持って、それぞれのカテゴリーでより多くのお客様の期待に応え、喜んでいただけるモータースポーツ活動を展開します。

○四輪のモータースポーツ活動
  国内では昨年、SUPER GT GT500クラスにおいて、ドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトルを獲得した“HSV-010 GT”を投入し、今年も5チーム5台体制で戦います。2011年モデルはさらに運動性能を向上させることで戦闘力を高め、2年連続のダブルタイトル獲得に挑みます。
  フォーミュラ・ニッポンでは、3.4L V8エンジン“HR10E”を、4チーム6台に供給します。燃焼効率をさらに高め、高出力と低燃費を両立させたエンジンを供給し、Hondaエンジン搭載チームの、ドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトル奪還に向けた体制で挑みます。
  北米地域においては、2003年よりホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)を通じ、インディカー・シリーズにエンジンを供給しています。2006年からはシリーズ唯一のエンジンサプライヤーとして、今年も100%エタノール燃料のV8エンジン“HI11R”を、全チームに供給します。インディカー・シリーズに参戦する日本人ドライバーとしては、昨年に引き続き佐藤琢磨が「ケーブイ・レーシング・テクノロジー ロータス」から参戦します。
  また、アメリカン・ル・マン・シリーズにおいては、HPDが量産エンジンをベースに新開発した2.8L V6ツインターボエンジンを供給します。さらに、欧州のル・マン・シリーズやル・マン24時間耐久レースには、同エンジンを搭載した“ARX-01d”を供給します。

◆海外の選手権に参戦する主なレースおよび参戦ドライバー
<インディカー・シリーズ>
  アメリカン・ホンダ・モーターの子会社であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が、インディカー・シリーズ唯一のエンジンサプライヤーとして、3.5L V8エンジン“HI11R”を全チームに供給します。今年は北米最大のモータースポーツイベントであるインディアナポリス500マイルレースが、開催100周年を迎えます。Hondaは単独供給を始めた2006年以降5年連続で、エンジントラブルによるリタイアを発生させていません。今年も性能差の少ない均質かつ信頼性の高いエンジンを供給してまいります。
  インディカー・シリーズに参戦する日本人ドライバーは、佐藤琢磨が「ケーブイ・レーシング・テクノロジー ロータス」から、2年目のシーズンを迎えます。

チーム名 ナンバー ドライバー 年齢 国籍 2010年の戦績
ケーブイ・レーシング・テクノロジー ロータス
(KV Racing Technology-Lotus)
5 佐藤 琢磨
(Takuma Sato)
34 日本・東京都 インディカー・
シリーズ 21位

<アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)、ル・マン・シリーズ(LMS)>
  昨年、HPDはアメリカン・ル・マン・シリーズのLMP※7クラスで、ドライバー、シャシーマニュファクチャラー、エンジンマニュファクチャラー、チームの4冠を獲得しました。また、欧州で開催しているル・マン・シリーズでは、英国ワース・リサーチと共同開発した“ARX-01c”シャシーと3.4L V8自然吸気エンジンの供給を昨年から開始し、参戦初年度でLMP2クラスにおいてドライバーズチャンピオンを獲得するとともに、HPDとして初めて参戦したル・マン24時間レースで、LMP2クラス優勝(総合5位)を果たしました。

  今年はHPDと米国における研究・開発機関であるHRA(Honda R&D Americas, Inc.)が、量産V6エンジンをベースにLMP2用の2.8L V6ツインターボエンジンを共同開発しました。ALMSでは、参戦チームの「レベル5 モータースポーツ」にエンジンを供給し、LMPクラスへの参戦をサポートします。
  また、ル・マン・シリーズならびにル・マン24時間耐久レースでは、“ARX-01d”シャシーと新開発の2.8L V6ツインターボエンジンを、「ストラッカ レーシング」と「レイ マロック リミテッド」に供給し、LMP2への参戦を引き続きサポートします。

※7  LMPとは、Le Mans Prototypeの略でル・マン・シリーズ(アメリカン・ル・マン・シリーズ含む)においてレース専用に開発された車両のカテゴリー名称。ル・マン・シリーズでは、車両規定の違いにより、LMP1、LMP2クラスに分かれる(アメリカン・ル・マン・シリーズは、2010年よりLMPクラスに統合して開催)

2.モータースポーツの普及
  Hondaは、モータースポーツの普及に向けた取り組みとして、ロードレース世界選手権(WGP)をはじめとする世界格式のレースから、家族で気軽に楽しんでいただける各種イベントまで、幅広い層にモータースポーツの魅力を伝えることを目的に様々な活動を展開しています。本年も引き続き、より身近に参加・体験できるモータースポーツの普及活動に積極的に取り組んでまいります。

○モビリティランドでの世界最高峰レースの開催
  (株)モビリティランドは今年で創立50周年を迎えます。今後もレースの開催や「見て、遊んで、体感する」場と機会の創出に積極的に取り組み、日本のモータースポーツ文化のさらなる発展に寄与してまいります。
  ツインリンクもてぎでは「ロードレース世界選手権シリーズ」「トライアル世界選手権シリーズ」を開催。また、鈴鹿サーキットでは、これまでの「世界耐久選手権シリーズ(EWC)」「F1世界選手権シリーズ」に加え、今年から新たに「世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)」を開催してまいります。
  これからも二輪、四輪それぞれの最高峰レースをはじめ、国内外の様々なモータースポーツを観戦し、体感していただく機会を提供してまいります。

■モビリティランドが開催する主な国際レース

カテゴリー 開催日程 大会名称 開催会場
WGP 4月22日(金)〜24日(日) 2011 FIM※1 ロードレース世界選手権シリーズ
第3戦 日本グランプリ
ツインリンクもてぎ
(栃木県)
WCT 6月4日(土)〜5日(日) 2011 FIMトライアル世界選手権シリーズ
第3戦 日本グランプリ
ツインリンクもてぎ
(栃木県)
EWC 7月28日(木)〜31日(日) 2011 FIM世界耐久選手権シリーズ
第3戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース
鈴鹿サーキット
(三重県)
インディカー・シリーズ 9月16日(金)〜18日(日) 2011 インディカー・シリーズ
第15戦 インディジャパン300マイル
ツインリンクもてぎ
(栃木県)
F1 10月7日(金)〜9日(日) 2011 FIA※2 F1世界選手権シリーズ
第16戦 日本グランプリ
鈴鹿サーキット
(三重県)
WTCC 10月22日(土)〜23日(日) 2011 FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ
日本ラウンド
鈴鹿サーキット
(三重県)

※1 FIMとは、(国際モーターサイクリズム連盟)の略称です
※2 FIAとは、(国際自動車連盟)の略称です


◆人材の育成:Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)
  国内外で活躍する有能な若手ドライバーの発掘・育成を目的に、人材育成プログラム「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」を展開しています。2010年、全日本F3選手権 Nクラスで、チャンピオンを獲得した小林崇志はフォーミュラ・ニッポンに、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で活躍した野尻智紀はF3に、それぞれステップアップして参戦します。

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ILMC:プジョー、2011年モデルの『908』を発表

プジョー908 (C)Peugeot Media  拡大します

2月3日、プジョースポールは2011年のインターナショナル・ルマンカップ全7戦に出場するニューマシン『908』を発表した。

前モデルと同じ名前を持つニューマシンは、一見したところレギュレーションで義務づけられたシャークフィン以外は、ボディ形状もあまり変化はないように見える。しかし、プジョースポールのテクニカル・ディレクター、ブルーノ・ファーミンによれば、減少したエンジンパワーをカバーするためドラッグとダウンフォースのトレードオフについて全面的な見直しが行われ、ドラッグの減少の比重が高くなっている。ファーミンは、前モデルと同じパーツはワイパーだけであるとしている。908は2010年1月15日にエンジンのダイナモテストが開始され、すでに12回のテストを行っている。

2011年ACO規則によりエンジンはこれまでの5.5リッターV12から3.7リッターのV8へ、バンク角もバランス上90度と、V12の100度から変更されている。プジョーでは2009年ルマンシリーズのシルバーストーンで908ハイブリッドのデモ走行を行っているが、今年もHDi FAPディーゼルの使用を決めた。これにより2010年モデルと比較して最高出力で150馬力減少しているとされる。

ボディもこれまでと同様クローズドボディを継承する。ライバルのアウディもニューマシンのR18でオープンボディから転向したが、プジョーによれば空力的なメリットよりもドライバーの安全性を重視したためであるとしている。

また、LMP1マシンの欠点であるフロントタイヤのグリップ不足を解消するため、フロントにはリアと同じ14.5インチの大径タイヤが使用されている。これは2009年アメリカンルマンシリーズでアキュラARX-02aが採用した手法である。このフロントタイヤはミシュランと共同で開発された。

今年のプジョー最大の目標は、昨年思わぬトラブルでアウディに敗退したルマン24時間レースの勝利であり、デビューレースの3月のALMSとILMC開幕戦セブリング12時間レースに続いて4月のルマンシリーズ(LMS)のポールリカール公式テスト、そして5月のLMSとILMCスパ・フランコルシャンに出場してルマンに備えることになる。ルマンに出場する3台のマシンのドライバーは以下のように発表されている。

The three crews for Le Mans:
N°7 908: Alexander Wurz / Anthony Davidson / Marc Gené
N°8 908: Franck Montagny / Nicolas Minassian / Stéphane Sarrazin
N°9 908: Sébastien Bourdais / Pedro Lamy / Simon Pagenaud

 (C)Peugeot Media  拡大します

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GP2:アジアシリーズ・アブダビテスト (2月3日)

ギド・ヴァン・デ・ガルデ (C)GP2 Series Media Service   拡大します

GP2アジアシリーズ、ヤス・マリーナサーキットでのテスト2日目は、午後のセッションでギド・ヴァン・デ・ガルデ(ブロワー・アダックス)がトップタイムを記録、これが今回のテストでのベストタイムとなった。

コースは朝から霧に包まれテスト開始が延期となった。そのため午前中のセッションは1時間延長されて行われた。このセッションではジュール・ビアンキ(ロータスART)がトップタイム。ヴァン・デ・ガルデが2番手、3番手には昨日マシンのメカニカルトラブルで満足な走行が出来なかったサム・バード(iスポーツ・インターナショナル)となった。午前のセッションでは、赤旗により3回、短時間の中断があった。

1時間のブレイクの後、午後のセッションではバン・デ・ガルデが早い時期にタイムを出した。セッション終盤、ジェームス・ジェークス(スクーデリア・コローニ)がクラッシュし、バリアが破損したためセッションは15分を残して終了となった。そのため各マシンはニュータイヤでのタイムアタックができず、ヴァン・デ・ガルデがトップ、2番手にバード、3番手にビアンキと午前と同じ顔ぶれが並んだ。

GP2アジアシリーズのテストは2月6日から再びヤス・マリーナサーキットで行われる。

 (C)GP2 Series Media Service   拡大します

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2011年2月 3日 (木)

Special:PACパフォーマンス、ロータリーvsレシプロ決戦を制す

Pac_mazda_2 (c) PAC performance/ MZ Racing

オーストラリアのドラッグレースチーム、PACパフォーマンスチームの2011年シーズンがスタートした。初戦はメルボルンのカルダーパークレースウェイで開催された「True Blue」というイベント。PACパフォーマンスチームは15年以上のレース経験があるが、Mazda6(20Bターボロータリー)でこのイベントに参戦するのは初めて。200チーム以上が参戦するTrue Blueは鮮やかな快晴のもと開催された。

Mazda6はジョージ・レハイムのドライビングにより、最初の公式予選で6.87秒・201マイル/hというトップタイムをいとも簡単に記録したが、日曜は路面温度が50度にまで上がり、ターボには厳しいコンディションとなったため、チームはセッティングを変更してレースに臨んだ。まずは第1回戦でクリス・ダルトンのRX-7を下して見事に通過。2回戦は相手側のマシントラブルで不戦勝となり、続く3回戦は宿敵GASモータースポーツ・セリカとの対戦となった。両者は何度と無く対戦しているが、未だにジョージは相手チームのジョーに勝利したことはない。この戦いは、ロータリー対レシプロ、PAC対GASというお互いのプライドを賭けた戦いとなった。

レースでは、Mazda6のジョージは、セリカのジョーがスタートでミスしてしまったところ、見事なスタートで6.70秒・213マイル/hを記録し勝利。同時にこの最高速はPACパフォーマンスチームの自己最高となるとともに、世界記録の更新となった。

MZ Racingプレスリリース

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INDY:ペンスキー、2つの新スポンサーを獲得

Full News_detail_3(C)INDY

インディカーシリーズのチーム・ペンスキーは、ガイドポイント・システムズとPPGインダストリーの2つの会社とスポンサー契約を結んだことを発表した。

ガイドポイントシステムは、GPSや無線による盗難車両の探索や車両運行システム機器を販売する会社で、ペンスキーとは複数年契約を結んだ。2011年にはチームのNo.3エリオ・カストロネペスのマシンについて5レースでメインスポンサーを務め、No.6ライアン・ブリスコのマシンでも2レースでメインスポンサーとなる。来年からはカストロネペスのマシンのメインスポンサーとして全レースをサポートする。

また、ペンスキーは、コーティングメーカーのPPG社ともスポンサー契約を結び、チーム3台のマシンのスポンサーのひとつとしてチームをサポートする。ブリスコのマシンについては、ミルウォーキー、アイオワ、ケンタッキーでメインスポンサーとなる。
PPGは1990年代のCARTシリーズのタイトルスポンサーとして、シリーズの全盛期を支えてきた歴史がある。

この2つのスポンサーに加えて、シェルとペライズン・ワイヤレスがチーム3台のインディカーと、NASCARについてもチームをサポートしていくことになる。

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GP3:GP3モナコ戦はキャンセルに

(C)GP3 Series Media Service 拡大します

2月2日、GP3オーガナイザーは今年5月27日からF1モナコGPとの併催で行われる予定だったモナコ戦を中止することを発表した。

GP3暫定カレンダーで第3戦に予定されていたモナコだったが、GP3の30台という出場台数の多さからパドックスペースの不足を理由に中止となった。
これにより、2011年のGP3シリーズは5月のイスタンブールから9月のモンツァまでの全8戦で行われることになった。すべてのラウンドはヨーロッパでのF1GPとの併催となる。

シリーズでは、若手ドライバーの育成というGP3の目的のため、シーズン開幕前の3回の公式テストに加えて、シーズン中の6月にテスト(サーキット未定)を追加して年間12日間にテストを増やすことを明らかにしている。

GP3シリーズCEOのブルーノ・ミッシェル:「今回の決定は不運な状況である。われわれはモナコでのGP3開催を目指して努力してきたが、パドックスペースの不足により中止せざるを得なかった。しかし、われわれはこの問題が近い将来解決するだろうと考えている」
モナコGPではF1の他にGP2やワールドシリーズ・ルノー(WSR)、ポルシェ・カレラカップなどすでに多くのサポートレースが行われており、昨年は通常2レースが行われるWSRもモナコ戦のみは1レースのみの開催となっている。

■2011 GP3 Series calendar of events

Rd. Date Country Circuit
1 05月07日-08日 イスタンブール トルコ
2 05月21日-22日 バルセロナ スペイン
3 06月25日-26日 バレンシア スペイン
4 07月09日-10日 シルバーストーン イギリス
5 07月23日-24日 ニュルブルクリンク ドイツ
6 07月30日-31日 ハンガロリンク ハンガリー
7 08月27日-28日 スパ・フランコルシャン ベルギー
8 09月10日-11日 モンツァ イタリア
Test 03月03日-04日 ポールリカール フランス
Test 03月29日-31日 シルバーストーン イギリス
Test 04月12日-14日 バルセロナ スペイン
Test 06月 TBC TBC
*TBC

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GP2:アジアシリーズ・アブダビテスト (2月2日)

ロメイン・グロージャン (C)GP2 Series Media Service   拡大します

GP2アジアシリーズは、2月2日、来週末の開幕戦に備えてアブダビ、ヤス・マリーナサーキットで2日間の公式テストを開始した。この日のトップタイムは、GP2アジアシリーズ初代チャンピオンのロメイン・グロージャン(ダムス)が午後のセッションで記録した。再びロータス・ルノーF1チームのテストドライバーに復帰したグロージャンは、セッションのラストでロータスARTのジュール・ビアンキを上回り、唯一1分50秒を切るタイムを出した。

午前中のセッションでは、埃の多い路面のため多くのチームはタイムを記録できず、走行したチームもイニシャルセッティングに専念した。サーキットでは午前のセッションを30分早く打ち切り、コースの清掃作業を行った。

午後になると僅かに雨が降り出し、コースは滑りやすい状態となった。そのため午後のセッションは1時間延長された。カーリンとチーム・エア・アジアの新規2チームも順調なスタートを切っている。

テストは明日も午前9時から行われる。

 (C)GP2 Series Media Service   拡大します

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2011年2月 2日 (水)

LMS:2011年フルシーズンエントリーリストを発表

■ペスカルロ復活!
  LMP1にTMG(トヨタ)・エンジン2台とマツダ・エンジンが1台、LMP2にはHPD(ホンダ)とニッサン・エンジン各3台が出場

2009 Pescarolo Judd (C)LMS  拡大します

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ALMS:ダ・マッタ、ジュンケイラ、ジャガーRSRからの参戦が決定

2005CART クリスチャーノ・ダ・マッタ (C)Ford Racing拡大します

ジャガーXKR (C)ALMS 拡大します

2月1日、アメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)のジャガーRSRは、今シーズンのドライバーとしてクリスチャーノ・ダ・マッタ、ブルーノ・ジュンケイラ、PJ.ジョーンズと契約したことを発表した。
どちらもブラジル出身で親友でもあるダ・マッタとジュンケイラは、チームのジャガーXKR-GTの1台でコンビを組む。もう1台のジョーンズのチームメイトは後日発表される。

ヨーロッパで国際F3000などのレース経験の後、アメリカへ渡ったダ・マッタは、1999年のCARTシリーズにトヨタエンジンを積むTeam Arciero Wellsでデビュー。翌年には初優勝を飾り、2001年にトップチームのニューマン・ハースへ移籍、2002年にはシリーズチャンピオンに輝いた。この活躍により2003年にはトヨタF1チームのレースドライバーとしてF1へ参戦。しかし、2004年シーズン途中でリカルド・ゾンタと交代、2005年にはPKVからCARTシリーズへ復帰した。しかし、2006年8月にロード・アメリカでのテスト中コースに飛び出してきた鹿に激突し、頭部に大怪我を負い一時は意識不明の重体に陥った。リハビリの後2008年5月のラグナセカでのグランダムでレースに復帰していた。

ジュンケイラも2000年に国際F3000チャンピオンとなり、1999年と2000年にウイリアムズF1チームの「テストドライバーも務めた。2001年にCARTシリーズのトップチーム、チップガナッシのドライバーとして起用され、2002年のインディ500ではポールポジションを獲得している。2008年からはインディカーシリーズに参戦している。

カリフォルニア生まれのPJ.ジョーンズもトヨタとの縁が深く、1990年代のIMSA GTPでトヨタのプロトタイプマシンをドライブ。1993年には3勝と6回のポールポジションを獲得。この年のデイトナ24時間レースで優勝を飾り、ドライバー、チームタイトルを獲得した。1996年にはトヨタにチャンプカーでの初ポイントをもたらした。またトヨタのNASCAR参戦にあたりテストドライバーを務め、現在もロードスペシャリストとしてNASCARへ出場している。

ジャガーRSRチームプリンシパルのPaul Gentilozzi:「チームは今年多くの成果を上げると考えている。昨年『ルーキーシーズン』を過ごし、2年目の今年はより競争力のあるシーズンになることを楽しみにしている。今回のドライバーラインナップには大きな才能がある。それぞれがユニークな個性と影響力をもったドライバー達だ」

ジャガーRSRは来週のセブリングでのALMSウインターテストに参加する。

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INDY:ボーデ、インディカー参戦に向けてデール・コインのテストに参加

セバスチャン・ボーデ (C)INDYCAR Media 拡大します

4回のチャンプカーチャンピオンで、元トロロッソF1ドライバーのセバスチャン・ボーデは、1月31日、セブリング・インターナショナルレースウェイで行われたデール・コインレーシングのテストに参加した。テストにはボーデの他、同じくチャンプカーチャンピオンのポール・トレーシーと昨年インディカーライツで優勝したマーチン・プルーマンも参加して行われた。

「マシンはとても良かった。そしてインディカーに戻ってくることは実に良い気持ちだったよ」とボーデ。「最初はどうなるのか分からなかったが、マシンのハンドリングの良さに感動した。インディカーシリーズの一員として戻ることを楽しみにしている。デールが彼のチームとしていることを信じているし、それは今年お互いが出来る大きな機会でもある」

チャンプカーシリーズで通算31勝を挙げたボーデは、F1の世界では成果を上げることが出来ず2009年シーズン途中でシートを失った。その後はプジョーのワークスチームからルマン24時間レースに出場、またスーパーリーグフォーミュラにスポット参戦していた。インディカーシリーズでは、2005年のインディ500で12位となったのが唯一の出場となっている。

昨シーズン、アレックス・ロイドとミルカ・デュノを走らせたデール・コインは「セバスチャンとは前にも話をしたことがある。われわれはチームを前進させるために真剣に取り組んでいる。これは昨年からのアメリカ・ボーイスカウトとの連携によるプログラムのうちの重要なステップのうちのひとつとなるものだ」と語る。

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INDY:コンウェイ、アンドレッティASからのフル参戦が決定

マイク・コンウェイ (C)INDYCAR Media 拡大します

2月1日、インディカーシリーズのアンドレッティ・オートスポーツは、2011年チームの4台目のマシンのドライバーとしてマイク・コンウェイ(27歳:イギリス)とフル参戦契約を結んだことを発表した。コンウェイはマルコ・アンドレッティ、ダニカ・パトリック、ライアン・ハンターレイのチームメイトとしてシリーズに復帰する。コンウェイのマシンのスポンサーは後日発表される。

2009年にドライヤー・レイボールド・レーシングからインディカーにデビューしたコンウェイは、その年のインフィニオンで3位表彰台に上り、2010年は出場した6レースで3回のトップ10フィニッシュを記録し、好調なスタートを切った。しかし、5月のインディ500マイルレースで9位を走行中に大クラッシュを起こして背中と足に怪我を負い、リハビリに専念していた。昨年9月にindycar.comのインタビューを受けたコンウェイは、再びマシンに戻ることを疑っていないと語っていた。

マイク・コンウェイ:「アンドレッティ・オートスポーツに加わることは、わたしのレース経歴において実にエキサイティングなことだ。何人かの偉大な人と偉大なチームメイトと働くことは名誉だ。シーズンが始まるのが待ちきれない。特にわたしはそれに興奮し、そして挑戦する準備は出来ている。トラックを攻めて、いくらかの大きな結果を成し遂げることが待ちきれない気持ちだ」

マルコ・アンドレッティ(アンドレッティAS CEO):「マイクはわれわれのチームの新しいメンバーだ。彼は優秀で多くの可能性があるが、チームに早くとけ込まなければならない。昨年彼は良いスタートを切り、インディカーシリーズでの可能性を証明した。アンドレッティASに彼を加入させることが出来て興奮しているよ」

インディカーシリーズは、3月14日と15日にアラバマのバーバー・モータースポーツパークで公式テストが行われるが、その前にセブリング・インターナショナルレースウェイでもテストが予定されている。シリーズは3月25日からセントピータースバーグで開幕する。

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2011年2月 1日 (火)

BTCC:2011年BTCCカレンダー

(C)BTCC Media 拡大します

■2011 MSA British Touringcar Championship Calendar

Rd. Date Circuit
1 04月03日 ブランズハッチ・インディ
2 04月17日 ドニントンパーク
3 05月01日 スラクストン
4 06月05日 オウルトンパーク
5 06月19日 クロフト
6 08月07日 スネッタートン
7 09月04日 ノックヒル
8 09月18日 ロッキンガム
9 10月02日 ブランズハッチGP
10 10月16日 シルバーストーン

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ALMS:2011年アメリカンルマンシリーズ・カレンダー

(C)Peugeot Media 拡大します

■American Le Mans Series 2011 Racing Calendar

Rd. Date Race Event Circuit
1 03月16日~19日 セブリング12時間レース ** セブリング
2 04月15日~16日 ロングビーチ ロングビーチ市街地
3 07月08日~09日 ナザレスGP ライムロックパーク
4 07月22日~24日 モスポートGP モスポート(カナダ)
5 08月04日~06日 ミッドオハイオ・スポーツカーチャレンジ ミッドオハイオ
6 08月18日~20日 エルクハートレイク4時間レース ロードアメリカ
7 09月02日~03日 ボルチモアGP ボルチモア市街地
8 09月15日~17日 モントレー6時間レース マツダレースウェイ・ラグナセカ
9 09月28日~10月01日 プチルマン1000kmレース ** ロードアトランタ
02月9日~10日 セブリング・ウインターテスト セブリング

** Event shared with ILMC

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LMS:2011年ルマンシリーズ・カレンダー

(C)LMS 拡大します

■2011 Le Mans Series Calendar *

Rd. Date Circuit Country
1 04月01日~03日 ポールリカールHTTT6 Hours フランス
2 05月06日~08日 スパ・フランコルシャン1000 km ** ベルギー
3 07月01日~03日 イモラ6 Hours ** イタリア
4 09月09日~11日 シルバーストーン 6 Hours ** イギリス
5 09月23日~25日 エストリル 6 Hours ポルトガル
  03月11日~12日 公式テスト ポールリカールHTTT フランス

* Subject to agreement of the FIA World Council
** Event shared with ILMC

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ALMS,LM24,ILMC:アウディ、セブリングでR18の初テストを完了

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先週末、アウディはセブリングでR18のテストを行った。今回のテストには2台『R18 TDI』と改良版の『R15 plus plus TDI』が持ち込まれ、先日発表されたアウディドライバー全9名が参加した。

R18の1台が開発プログラムに専念する間、もう1台のR18はロングランテストを行った。アメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)とインターコンチネンタル・ルマンカップ(ILMC)開幕戦セブリング12時間レースに出場するR15も、実戦に向けたロングランテストと基本セットアップを完了した。9名のアウディ・ファクトリードライバーは、それぞれが3台のマシンを交代でドライブした。

アウディ・モータスポーツ代表のウルフガング・ウルリッヒは「セブリングでの最初のテストでR18のパフォーマンスに満足した」と語る。「マシンに要求される高いレベルのメカニカルシステムをテストするためにこのトラックを選んだ。ヨーロッパよりも高い気温と乾燥した天候は、チームに計画通りの耐久テストの機会を与えてくれた。ウエットのトラックではマシンへの負担も軽く、テスト結果も決定的なものにならないものなのだ」

セブリングでは来週、公式ウインターテストが行われる。

 (C)AUDI AG.  拡大します

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