INDY:2012年ニューマシンのモックアップを公開
2012 Indycar Concept (C)INDY Media 拡大します
5月10日、今月末に行われるインディ500マイルレースの会場であるインディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)で、2012年からインディカーシリーズで使用されるダララ製ニューマシンが公開された。
ニューマシンはオーバルコース用とロード/ストリートコース用の2種類のエアロキットが用意され、ともに今シーズンのポイントリーダーであるウィル・パワーのカーナンバー12を付けてインディ500マイルのイベント期間中にIMSの会場内に展示される。
ダララ製のシャーシはインディ・セーフティセルと呼ばれるメインモノコックに、2種類のボディキットを装着。計画では、コストキャップ付で各チームがエアロキットを自由に選択できることになっている。しかし、イギリスのウェブサイトautosport.comによれば、先日ブラジル、サンパウロで行われたイベント中に、シリーズオーナーが会議を開きエアロキットの選択を2013年まで延期することを全会一致で決議したとされる。
ダララでは今回発表されたコンセプトモデルは最終的なものではなく、現在イタリア、パルマの本社風洞で最後の詰めが行われているとしている。ニューマシンは8月にはプロトタイプがイニシャルテストを行い、最初の30台~40台分のマシンとパーツの製造が開始される。ダララは同時期にIMSの近くにアメリカ本部の建設を開始し、完成後はインディカーマシンの生産とサポートをアメリカ国内で行うことになっている。
2012年ニューマシンには、エンジンメーカーとしてホンダ、シボレー、ロータスが名乗りを上げており、2003年以来使用されてきたダララ製のシャーシとともにシリーズの新時代を築いていくことになる。
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