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2011年9月19日 (月)

INDY:ホンダモータースポーツリリース”インディジャパンのラストレースに5万5000人の大観衆が熱狂”

インディジャパンのラストレースに5万5000人の大観衆が熱狂
スコット・ディクソンが隙のない走りでポール・トゥ・フィニッシュを達成
2位のウィル・パワーがシリーズランキングトップに返り咲く
佐藤琢磨は10位、武藤英紀は18位

In110918001hすばらしい快晴の下、14年の集大成となった「インディジャパン ザ ファイナル」は、5万5000人の大観衆を前に、初めてロードコースで開催されました。

In110918002h650馬力の大パワーを誇るインディカー26台は、ツィスティでアップダウンに富む美しいコースで63周のレースを戦い、ポールポジションからスタートしたスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が、予選で見せた圧倒的な走りを決勝でも見せつけて優勝を飾りました。ディクソンにとっては今シーズン2勝目、キャリア27勝目となり、ツインリンクもてぎのオーバルとロードコース、両方で勝利する初めてのドライバーとなりました。また、所属するチーム、Chip Ganassi Racingはこの優勝で2002年、2009年に続く日本での3勝目を果たしました。

In110918003h予選2番手からスタートしたウィル・パワー(Team Penske)は、ディクソンにレースを通じて粘り強く食い下がり続けました。ピットストップは両チームとも完ぺきで、2人の戦いはきん迫したままレース終盤へと突入しましたが、ディクソンのドライビングに隙はありませんでした。

ゴール目前になってフルコースコーションが発生し、残り3周というところで切られたリスタートでパワーが絶妙のタイミングでメインストレートを加速。ディクソンの真横に並びかけましたが、ディクソンは落ち着いてアウト側からスピードを保ったまま1コーナーを旋回、そこからのドライビングでもついに一度のミスも犯さず、ゴールまで走りきりました。

In110918004h3位でゴールしたのはマルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)でした。10番手からスタートした彼は、ピットストップとリスタートでポジションを上げ、表彰台を獲得しました。4位はアレックス・タグリアーニ(Sam Schmidt Motorsports)、5位はオリオール・セルビア(Newman Haas Racing)でした。

In110918005hポイントリーダーとしてインディジャパンを迎えたダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)は、9番手からスタート。レースが中盤に入った26周目に切られたリスタートで他車と接触し、24位まで後退を喫しました。それでも彼はあきらめずに走り続け、着々とポジションをばん回。最後のリスタートでも順位を上げて8位でゴールしました。しかし、パワーが2位フィニッシュでシリーズポイントを542点まで伸ばしたため、ポイントリーダーの座はパワーが逆転。今回、24点しか稼げなかったフランキッティは、11点差の531点で残り2戦を戦うこととなりました。

In110918007h In110918013h 佐藤琢磨(KV Racing Technology-Lotus)は10位、武藤英紀(Sam Schmidt Motorsports)は18位でのゴールとなりました。佐藤はレース中に2回の接触がありながら、トップ10フィニッシュを達成しました。武藤は2周目にピットインする作戦が成功して一気にトップグループに躍り出る勢いをみせましたが、2度目にピットインしたタイミングがフルコースコーションと重なってしまい、24位までポジションダウンを喫します。しかし、その状況から6つポジションを上げてフィニッシュまで走りきりました。

今年のインディカー・シリーズも、残るは10月に行われるケンタッキーとラスベガスの1.5マイル・オーバルを使ったレースの2戦となります。

コメント
スコット・ディクソン(優勝)

「チームがファンタスティックなマシンを用意してくれました。2回のピットストップも完ぺきでした。今日のレースで勝利を挙げるべく、すべてがうまく展開できました。チームが持つすばらしい力のおかげです。ゴールを目前にしたリスタートは高度の緊張を強いられました。グリーンフラッグが振られた時点でウィル・パワーの加速がよく、ターン1への進入でポジションを守るのは大変でした。それでも最終的に我々の望む結果となり、満足のいく週末で終えることができました」

ウィル・パワー(2位)
「今週末の私たちは、自分たちがコントロールできること、自分たちのマシンや自分たちのレースに集中し、シリーズポイントのことは考えずに戦うと決めていました。そして、その通りの戦いが実現できたと思います。レースの日をいい一日とし、目指す結果を得られたと考えています。そして、私たちにはまだ2レースが残されています。それらは1.5マイル・オーバルで、私の大好きなコースレイアウトです。しかし、フランキッティも1.5マイル・オーバルを得意としているので、今年もチャンピオン争いは最終戦までもつれ込むでしょう」

マルコ・アンドレッティ(3位)
「フルコースコーションのないレース展開だったなら、確実に走ってゴールまでマシンを運ぶことが必要です。しかし、フルコースコーションが発生し、そのあとにリスタートが切られるのであれば、そこでは何が起こるか分かりません。私はオリオール・セルビアに1度パスされました。幸いにもレースで彼を抜き返すことができ、こうして表彰台に上ることができました。チームにとってすばらしい一日となりました」

In110918012h佐藤琢磨(10位)
「悔しいレースとなりました。今週はずっとマシンを思い通りに仕上げることができず、レースでは序盤にアクシデントにあって、ポジション的に大きなダメージを受けてしまいました。サスペンションを曲げてしまったこともあって、そこからポジションを戻すのには大変苦労しました。最後のリスタートはとてもうまく加速ができたと思っていたのですが、アウトから大きく被せてきたマシンと接触し、順位を下げてしまいました。その場面も今日のレースでの悔しい点でした。インディジャパン出場は2回目ですが、今年もすばらしい応援をしていただきました。結果はとても残念ですが、大勢のファンの前で走れたのは本当に楽しかったです。残るは2レース、最高の結果が残せるように精一杯戦います」

武藤英紀(18位)
「2周目にピットに入るというチームの作戦はとてもよかったと思います。マシンも非常にいい仕上がりでした。しかし、2回目のピットストップに入ったタイミングでフルコースコーションが出され、ピットで作業を受けることなくコースへ戻らなくてはなりませんでした。そのために、せっかく稼いだポジションを大きく落としてしまいました。そこからは後方集団に入ってしまい、オーバーテイクも難しいレースとなりました。しかし、最後まで全力で攻めるレースを戦うことはできました。結果は満足できるものにはなりませんでしたが、サーキットに集まってくれたファンのみなさん、応援をしてくれた方々に感謝の気持ちで一杯です」

エリック・バークマン|HPD社長
「見事なレースを戦い、ポールポジションから優勝したスコット・ディクソンを讃えたいと思います。ダリオ・フランキッティはレース中にミスを犯しましたが、24位まで下げた順位をばん回して9位でゴールしました。今回のレースで、チャンピオン争いは攻守が入れ替わりました。残る2戦は、パワーがポイントリーダーとして戦い、フランキッティが追う立場になったのです。本当に残念なのですが、ツインリンクもてぎでのレースは今回でとりあえずは終了します。ロードコースでのレースはとてもエキサイティングでした。ウイナーはポールポジションからスタートしたドライバーで、オーバーテイクは期待されていたほどは多くなかったかもしれません。しかし、非常に緊迫した戦いがスタートからゴールまで続きました。最後に、日本の熱心なインディカーファンが、本当に大勢集まってくれたことに深く感謝いたします」

In110918015h

写真(C)Honda Motor Co Ltd.

決勝
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム
1 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing D/H/F 1:56:41.0107
2 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F +3.4375
3 26 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport D/H/F +4.4782
4 77 アレックス・タグリアーニ Sam Schmidt Motorsports D/H/F +5.5913
5 2 オリオール・セルビア Newman Haas Racing D/H/F +6.1621
6 19 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing D/H/F +6.6399
7 4 J.R.ヒルデブランド Panther Racing D/H/F +8.7436
8 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing D/H/F +9.0690
9 27 マイク・コンウェイ Andretti Autosport D/H/F +9.3816
10 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus D/H/F +10.1187
11 7 ダニカ・パトリック Andretti Autosport D/H/F +10.6995
12 38 グラハム・レイホール Chip Ganassi Racing D/H/F +11.4555
13 18 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing D/H/F +11.6119
14 78 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing D/H/F +12.0651
15 06 ジェームズ・ヒンチクリフ Newman Haas Racing D/H/F +12.5498
16 22 ジョルジオ・パンターノ Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +14.4549
17 82 トニー・カナーン KV Racing Technology-Lotus D/H/F +15.8407
18 17 武藤英紀 Sam Schmidt Motorsports D/H/F +16.3024
19 24 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +20.5159
20 6 ライアン・ブリスコー Team Penske D/H/F +38.5887
21 59 E.J.ヴィソ KV Racing Technology-Lotus D/H/F +99.0777
22 3 エリオ・カストロネベス Team Penske D/H/F +99.0787
23 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing D/H/F +1Lap
24 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport D/H/F +1Lap
25 14 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises D/H/F +2Laps
26 34 J.P.デ・オリベイラ Conquest Racing D/H/F +44Laps

ポイントスタンディング
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 ウィル・パワー Team Penske 542
2 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 531
3 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 483
4 オリオール・セルビア Newman Haas Racing 397
5 トニー・カナーン KV Racing Technology-Lotus 353
6 ライアン・ブリスコー Team Penske 340
7 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport 327
8 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport 317
9 グラハム・レイホール Chip Ganassi Racing 302
10 エリオ・カストロネベス Team Penske 302
11 アレックス・タグリアーニ Sam Schmidt Motorsports 296
12 ダニカ・パトリック Andretti Autosport 294
13 J.R.ヒルデブランド Panther Racing 284
14 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus 282
15 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises 273
16 ジェームズ・ヒンチクリフ Newman Haas Racing 270
17 マイク・コンウェイ Andretti Autosport 248
18 E.J.ヴィソ KV Racing Technology-Lotus 229
19 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing 216
20 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing 215
21 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing 200
22 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing 188
23 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing 183
24 セバスチャン・サーベドラ Conquest Racing 178
25 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing 177
26 エド・カーペンター Sarah Fisher Racing 125
27 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing 75
28 ポール・トレイシー Dragon Racing 68
29 ラファエル・マトス AFS Racing 67
30 ダン・ウェルドン Bryan Herta Autosport with Curb/Agajanian 59
31 シモン・パジェノー HVM Racing 56
32 トーマス・シェクター Dreyer & Reinbold Racing 52
33 マーティン・プロウマン Sam Schmidt Motorsports 49
34 ジョルジオ・パンターノ Dreyer & Reinbold Racing 37
35 ベルトラン・バゲット Rahal Letterman Lanigan Racing 30
36 ジェイ・ハワード Rahal Letterman Lanigan Racing 27
37 デイビー・ハミルトン Dreyer & Reinbold Racing 26
38 タウンゼント・ベル Sam Schmidt Motorsports 21
39 バディ・ライス Panther Racing 20
40 ピッパ・マン Rahal Letterman Lanigan Racing 20
41 ジョン・アンドレッティ Richard Petty/Andretti Autosport 16
42 武藤英紀 Sam Schmidt Motorsports 12
43 ワイド・カニンガム Sam Schmidt Motorsports 10
44 ホーピン・タン Schmidt Dragon Racing 10
45 J.P.デ・オリベイラ Conquest Racing 10
46 スコット・スピード Dragon Racing 0
47 ブルーノ・ジュンケイラ A.J. Foyt Enterprises 0

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