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2011年9月 7日 (水)

NASCAR:トヨタモータースポーツニュース"デニー・ハムリンが8位に入りチェイス入りに一歩前進”

2011年9月7日
トヨタ自動車(株)
スポーツ車両統括部
モータースポーツ推進室 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第25戦 AdvoCare 500


開催日:9月6日

デニー・ハムリンが8位に入り“チェイス”入りに一歩前進 

11nascar29_1着実な走りで8位フィニッシュを果たしたデニー・ハムリン(#11)と
首位を争ったがクラッシュで23位に終わったカイル・ブッシュ(#18)

 9月6日(火)、米国南東部ジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第25戦「AdvoCare 500」が開催された。
 シーズン終盤の10戦で、ランキング上位12台がポイントをリセットしてタイトルを争う“チェイス”へ向けた戦いは残すところ僅か2戦。
 今季より、“チェイス”入りの条件が変更され、残り10戦の時点で、ランキング上位10台と、ランキング11位から20位の間で勝利数が多いドライバー2名となったため、ランキング10位以内でも未勝利のドライバーはまだ“チェイス”落ちの可能性があり、逆にランキング20位以内にいれば、勝利を挙げれば“チェイス”に入る可能性があるために、最後の26戦まで全く気の抜けない争いとなっている。
 トヨタ勢では、カイル・ブッシュが誰よりも早く“チェイス”入りを確定。1勝を挙げたデニー・ハムリンも、ランキング13位で“チェイス”圏内につけており、昨年の同大会ではポールポジションから、エンジントラブルに見舞われるまでの74周にわたって首位を走行したハムリンの好走と“チェイス”入り確定に期待がかかった。

 3日(土)午後5時10分より予選が行われ、勝利を挙げての“チェイス”入りを狙うケイシー・カーンが今季2度目のポールポジション。カイル・ブッシュとブライアン・ヴィッカーズが3,4番手で2列目に並び、同じく“チェイス”入りの可能性を残すマーティン・トゥルークス・Jr.が8番手。11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 4日(日)は午後7時半にレースがスタートされる予定であったが、昼間からの断続的な雨により、レーススタートは順延。雨が止んだタイミングでジェットドライヤーカーでの路面乾燥を行い、レーススタートへの努力が続けられたが、再び降りだした雨により、この日レースは行われることなく、翌日も雨に加えて竜巻や強風が予想されていたため、安全を考慮し、翌々日の6日(火)に延期されることとなった。
 1978年のミシガン戦以来、史上2度目の火曜日開催となった6日(火)は、重く雲が立ちこめる中、ジェットドライヤーカーで路面を乾燥させてのレース開始となった。3日(土)の予選の時点では30度を超える暑さだったアトランタは、この日は20度を下回る寒さとなり、それでも集まった3万人近いファンの見守る中、午前11時11分、1.54マイルオーバルを325周(500.5マイル:約800km)の長丁場で競われる決勝レースがスタートした。

 ポールポジションのカーンが首位を争う一方で、3番手スタートのKy.ブッシュは10周目に2位に浮上。11周目にボビー・ラボンテが単独スピンを喫し、この日最初のイエローコーションが出されると、カーン、ヴィッカーズ、ハムリンらはコース上に残り、ピットへ向かったKy.ブッシュは20位近くまで後退。
 17周目に再スタートが切られると、首位のカーンが出遅れ、後続に飲み込まれる一方で、中団グループは4ワイド(4台横一線)でのバトルを展開。Ky.ブッシュは4本交換した新品タイヤの優位性を活かし、目覚ましい追い上げで上位へ復帰した。
 25周目には、ハムリンがついに首位に浮上。Ky.ブッシュが2位、ヴィッカーズが4位につけ、28周目に出された2回目のイエローコーションでは、好ピットを見せたKy.ブッシュとハムリンが最前列に並んでの再スタートとなった。

 しかし、この再スタートではハムリンが遅れ、ポジションダウン。その後は速さを見せるジェフ・ゴードン(シボレー)とKy.ブッシュが首位を争い、その後方からハムリンが追う展開となった。
 ポールポジションから序盤上位争いを繰り広げていたカーンは、前車との接触でラジエータを破損。ガレージでの長時間にわたる修復作業を余儀なくされ、後半コースに復帰したが大きく順位を落としてしまった。
 150周目には、3位を走行していたKy.ブッシュがコーナー立ち上がりで僅かにアウト側の壁にヒット。これでバランスを崩してしまったKy.ブッシュは徐々に後退。ハムリンが3位に浮上した。

 レースは折り返しを過ぎてまもなく、弱い雨が降り始め、一度イエローコーションが出された後再スタートが切られたが、201周目に再び強くなった雨と霧のためにイエローコーション。その後赤旗中断。ジェットドライヤーカーが路面を乾かし、25分ほどの中断の後レースは再開された。
 241周目に、ハムリンとランキングで争っているクリント・ボウヤー(シボレー)がクラッシュし、この日8度目のイエローコーション。全車ピットに向かったが、ここで、15位前後を走行していたトゥルークス・Jr.が唯一タイヤ2本交換作戦を採り、首位へと浮上した。

 しかし、ハンドリングの不調に見舞われていたトゥルークス・Jr.はポジションを守れず徐々に後退。その後はイエローコーションが出ず、グリーンピットを含むロングランの中で、ハムリンが健闘。“チェイス”入りへ向け、ランキング上位を維持するための着実な走りを遂行し、見事8位でフィニッシュ。ランキングも12位へと一つ上げ、残り1戦となった“チェイス”入りへと更に一歩前進した。
 レースを通して好走を見せたヴィッカーズが11位。トゥルークス・Jr.は後半苦しみながらも14位に入った。

 次戦第26戦は9月10日(土)、米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「着実に走りきった。最後はかなり強いオーバーステア症状に見舞われていたが、とにかくポジションを維持することに徹した。チームにとっても良い一日だったと思う。僅かではあるが、我々は目標へと一歩進んだ。しかし、ライバルも皆強力であり、このスポーツは最後まで何が起こるかわからない。来週のリッチモンドでも、勝利を目指しながら、着実な走りをしていく。確実なのは、勝てば“チェイス”入りできるということだ」 

第25戦 AdvoCare 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 5 24 ジェフ・ゴードン シボレー 325
2 17 48 ジミー・ジョンソン シボレー 325
3 20 14 トニー・スチュワート シボレー 325
8 13 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 325
11 4 83 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 325
14 8 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 325
23 3 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 324
24 24 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 324
28 38 13 ケイシー・メアーズ トヨタ カムリ 321
31 16 00 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 315
34 1 4 ケイシー・カーン トヨタ カムリ 269
38 23 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 91
40 34 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 27
41 28 66 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 23

 観客数(主催者発表):29,700人(日曜日は87,600人)

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 873
2 カイル・ブッシュ トヨタ 852
3 カール・エドワーズ フォード 835
12 デニー・ハムリン トヨタ 709
16 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 676
17 ケイシー・カーン トヨタ 667
18 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 662
27 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 560
28 デイビッド・ロイティマン トヨタ 538
29 ボビー・ラボンテ トヨタ 515
31 ケイシー・メアーズ トヨタ 360
40 マイケル・マクドウェル トヨタ 86
43 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 20

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 162
2 フォード 138
3 トヨタ 136
4 ダッジ 114

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