WTCC:新井敏弘、ワークス・シボレーで鈴鹿ラウンドに出場
9月26日、WTCCのシボレーRMLチームは、鈴鹿ラウンドでラリードライバーの新井敏弘(45歳)がチーム4台目のクルーズ1.6Tで出場することを発表した。
日本人ラリードライバーとして最も成功を収めている新井は20年間のラリー戦績を持ち、2005年と2007年にはスバルよってFIAプロダクションカー・ワールドラリー選手権(PWRC)のチャンピオンとなっている。
鈴鹿では、シボレーのレギュラードライバー、イワン・ミューラー、ロバート・ハフ、アラン・メニュに加わり、初のサーキットレースを戦うことになる。RMLシボレーは、ブラジル・クリティバ戦では、地元のストックカーレースのスターカルロス”カカ”に4台目のマシンをドライブさせている。
新井は先週木曜日にイギリス、ペンブレイですでにWTCCクルーズのテストを行っている。「テストはとても満足できるものだった」と新井はいう。「クルーズはドライブして楽しくとても敏感なマシンだった。チームもとてもプロフェッショナルで、ホームイベントにシボレーで出場できる機会をもらって嬉しい。これはわたしにとっては新しい経験だが、WTCCとWRCプロダクションカーの基本は同じものだ。早くマシンに慣れることを望んでいる。クルーズでWTCCに出場できることは最高の夢が実現するようなものだね」
今シーズンのWTCCにはインディペンデントクラスに同じシボレー・クルーズで谷口行規がフル参戦しており、これで鈴鹿では2人の日本人ドライバーが出場することになる。
WTCC鈴鹿ラウンドは10月23日に決勝レースが行われる。
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