LM24:トヨタ、2012年のルマン復帰を正式発表!
2012 TOYOTA LMP1 Image (C)Toyota Motorsport GmbH 拡大します
10月14日、ドイツ、ケルンに本拠地のあるトヨタ・モータースポーツ社はステートメントを発表し、2012年のルマン24時間レースと来年から新設される世界耐久選手権シリーズ(WEC)のいくつかのレースに出場することを明らかにした。
エントリーするマシンはTMGが開発するLMP1プロトタイプシャーシに、日本のトヨタ自動車からガソリン・ハイブリッドエンジンが供給される。チームの正式名称などは近々発表するとしている。ケルンのTMGでシャーシの設計と製造が行われ、またプロトタイプレースにおける活動拠点となる。
マシンは2012年前半に大規模なテストが予定されており、その前にロールアウトする。詳細は後日明らかにされる。
トヨタモータースポーツ社シニアマネージャー兼TMG会長の山科 忠氏は「トヨタ自動車は今回新たな挑戦としてハイブリッドテクノロジーによってルマン24時間レースに出場することになった。ハイブリッドマシンによるFIA世界耐久選手権と同様にルマン24時間レースにおいて新たな歴史のページを作ることを望んでいる。その上、われわれの市販車技術の強化のために、挑戦的なモータースポーツの世界で競争することの経験から学びたいと考えている。この数ヶ月の間のACOとFIAの建設的で明確な協力に感謝したい」とルマンへの挑戦について述べている。
2009年をもってF1から去った後も、TMGは様々なモータースポーツを含む技術的なサービスを提供してきた。それは今回の発表とは別に、技術開発の分野でビジネスとして成功するために更なる刺激となることを望むとしている。
TMGは今年からルマン24時間レースとルマンシリーズ(LMS)のレベリオン・チームにLMP1用ガソリンエンジンの供給を開始し、LMSではチームタイトルを獲得している。トヨタ・ワークスとしては1999年以来のルマンへの復帰ということになる。
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