GT3:アウディR8 LMSの進化系バージョンを発表
2012 AUDI R8 LMS ultra (C)AUDI AG 拡大します
11月17日、アウディは2012年のGT3レース用マシン、『R8 LMS ultra』を発表した。
アウディのカスタマースポーツ用マシンとして2009年にデビューしたR8 LMSは、この3年間に世界の115レースに出場、12ヶ国で国際タイトルを含むGT3クラスでのチャンピオンを獲得している。今年もスパ・フランコルシャン24時間レースでの総合優勝を始め、日本でも一つ山レーシングによりエントリーされたR8 LMSはスーパー耐久で無敵の存在となっている。
R8 LMS ultraは、これまでのモデルと比較してより大径のホイールとタイヤや、触媒コンバータを備えた新しい排気システムを持っている。空力的にもフロントのルーバーやフィンなどに手が加えられ、リアウイングも大型化されて、オイルクーラーやラジエターなども大型化され、車体中央部にはパワーステアリングのクーラーが設けられて冷却系も強化されている。また、カーボン繊維強化樹脂(CFRP)のドアは車体の軽量化とともにドライバーの安全性を高めている
アウディでは新型R8 LMSの販売と共に、現行のモデルにもアップデートキットを用意しており、両者の性能差が少なくなるよう配慮している。新R8 LMS ultraは329,900ユーロ(付加価値税別)で販売される。
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