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2011年11月14日 (月)

ILMC:プジョー、ワンツー・フィニッシュで最高のシーズンを締めくくる

No.7 Peugeot 908 (C)Peugeot Media 拡大します

2011年11月13日
プジョー・スポール発

インターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)第7 戦 珠海6 時間耐久レース(中国)

プジョーは全7 戦中の6 勝目をマーク、それも4 度目のワンツー・フィニッシュで2011 年シーズンを終えました。優勝はアンソニー・デイビッドソン/セバスチャン・ブルデー組、2 位はフランク・モンタニー/ステファン・サラザン組で、手に汗握るレースを通じて、プジョー908 の素晴らしいパフォーマンス、信頼性、耐久性がまたしてもいかんなく発揮されました。今回のワンツー・フィニッシュでプジョーは2 度目のILMC タイトルを獲った2011 年を、栄光のうちに終えることとなりました。

戦略が勝利を呼び込んだ
2011 年最終レース、珠海での勝利の鍵を握ったのはプジョーの戦略でした。「暑さとコース・コンディションを考えて、レース中に戦略を変えることにした」とセバスチャン・ブルデーは解説します。「僕は3 回スティントをやったけど、そのうち2回は同じタイヤで走った。これでアウディ陣を引き離すことができた。彼らもとても速かったけどね」

この大胆な戦略は功を奏し、7 号車のセバスチャン・ブルデー/アンソニー・デイビッドソン組はスタートからフィニッシュまで素晴らしいペースで走りきり、今シーズン2 度目の勝利を手にしました。2位に入ったステファン・サラザン/フランク・モンタニー組も最後まで激しいトップ争いを続け、2 台のプジョーはレース終盤の展開をコントロールして、アウディとの差をじりじりを広げていったのです。

プジョーシトロエンジャパン・プレスリリース

今シーズンの鍵はレース・マネージメントとタイヤ
タイヤ戦略同様、レース・マネジメントも2011 年のレースを通じてのキーファクターであり、今回のレースでも大きな鍵を握ることとなりました。チーム・プジョー・トタルのドライバー陣はいつも果敢に攻め、曲がりくねった珠海のコースでも隙のないパフォーマンスを見せました。

プジョー908 の圧勝
デビューから強さを見せていたプジョー908 は、今日で7 戦5 勝という好成績を上げることができました。今シーズンのリタイヤはわずか1 回だけという素晴らしい信頼性、燃費の良さ、タイヤ消費の良さ……プジョー908 の美点を数えればきりがありません。「今日は、1/3 を過ぎたあたりでもう勝利が見えてきました」と、プジョー・スポールのテクニカル・ディレクター、ブルーノ・ファミンは総括します。「ライバルの立ち上がりがとても速かったので、私たちは特にタイヤチョイスの部分で戦略を練りました。今シーズンのプジョーの2 つ目の目標が、中国での勝利でした。中国はプジョーの市場として大きな期待が持てますからね。ワンツー・フィニッシュ、予選でプジョーがみな先頭、最速レースラップ、と、文句ない結果です。今年は7 戦中6 勝をあげることができました。私たちのライバル、アウディとの戦いは、どれもエキサイティングで熱いものでした。テクニカル面では、プチ・ル・マンで問題がありましたが、すぐに分析し、対処しました。今日のレースで、素晴らしいシーズンを最高の形で締めくくることになりました。

激しい争いとなったスタート
現地時間の午前11 時、輝く太陽のもとでレースは超高速ペースでスタート。ポール・ポジションスタートとなったセバスチャン・ブルデーは8 号車のフランク・モンタニーを制してトップでファースト・コーナーに入ります。モンタニーはファースト・ラップを終えるまでに2 台のアウディに抜かれました。セバスチャン・ブルデー、アラン・マクニッシュ、ティモ・ベルンハルト、フランク・モンタニーのトップ4 は同じペースでラップを刻んでいきます。10 分後、周回遅れの最初の車をトップ集団が追い越していきます。その混雑に邪魔され、セバスチャン・ブルデーは順位を落として4 位となります。そして、最初のピットストップで、トップ集団に動きがありました。アウディ1 号車はタイヤ交換無しで行きましたが、プジョーは両方のマシンのタイヤ交換を決断。そこで、アウディはフランク・モンタニーとセバスチャン・ブルデーに20 秒の差をつけてコースに戻ってくることとなりました。一方、アラン・マクニッシュはクラッシュでマシンの修理を行い、1 ラップをロスしました。

それぞれの戦略
アウディ1 号車にプジョー2 台が続くトップ集団、というレースの展開が徐々にできてきました。セバスチャン・ブルデーがプッシュしてきたことに気づいたフランク・モンタニーは、2 度目のピットストップ直前にブルデーに先に行かせます。このピットストップで戦略が分かれました。プジョー8 号車では12 時28 分にフランク・モンタニーに替わってステファン・サラザンが乗り込みましたが、セバスチャン・ブルデーは燃料を入れるとトリプル・スティントを完走。そのうち2 回は同じタイヤで走ったのです。そこでブルデーはトップに躍りで、その時点ではマルセル・ファスラーがドライブしていたアウディ1 号車に15 秒ほどの差をつけます。

順位はピットストップごとに替わりました。マルセル・ファスラーはセカンド・スティントのスタート時にはトップで、後ろにステファン・サラザン、7 号車のアンソニー・デイビッドソンが続きます。レースを半分ほど走った時点で、アウディに比べて長いスティントを走っていたプジョーは、2 台ともにペースをつかんでいきます。トラフィックを難なくこなしたステファン・サラザンはファスラーをかわして113 ラップ目でトップに。その2 ラップ後、アンソニー・デイビッドソンは素晴らしい走りで2位に浮上します。デイビッドソンはその後数ラップでサラザンを急追、午後1 時56 分、サラザンがピットインしてフランク・モンタニーに替わる直前、トップに立ちました。

No.7 Peugeot 908 (C)Peugeot Media 拡大します

そしてチェッカーフラッグへ
アンソニー・デイビッドソンはセカンド・スティントで十分なリードを稼ぎ、7 号車は5 度目のピットストップのあと、セバスチャン・ブルデーにバトンタッチします。プジョーの2 台の間には数秒の差しかありませんでしたが、プジョー8 号車は周回遅れのマシンの影響でトップ奪回とはなりませんでした。こうして249ラップを走り終え、セバスチャン・ブルデー/アンソニー・デイビッドソン組が優勝、2 位にはフランク・モンタニー/ステファン・サラザン組が入り、プジョーのワンツー・フィニッシュとなったのです。

ドライバーのコメント
■セバスチャン・ブルデー、プジョー908 7 号車「好スタートを切ったけど、周回遅れの車につかまって他のマシンに先を越された。周回遅れの車に最初に追いつくと、こうなりやすいんだ。でも、それで戦術を変えたのがよかった。レースは今シーズンの他のケースと似ていたね。最初は激しく争って、だんだんとライバルが落ちていく、というパターン。パフォーマンス面では、結果から想像されるよりずっと競っていた。このワンツー・フィニッシュでシーズンの素晴らしい締めくくりになった。僕にとっては3 度目の優勝だ。今シーズン、チームはとっても強かったし、ドライバーもみんな頑張ったね」

■アンソニー・デイビッドソン、プジョー908 7 号車「おもしろいレースだった。激しく競ったし、戦術が功を奏したしね。マシンのハンドリングはパーフェクトだった。タイヤはスタート時の状態が良くなかった。でも慌てず、最初のドライバー交替のときにタイヤを替えたんだ。それからは調子がよくなった。温度が上がるにつれてグリップが良くなった。それが僕たちにはよかったんだ。今シーズンの成績には、みんな大満足だ。
プジョー908、そしてチーム・プジョー・トタルが、どんなコースでも高いパフォーマンスレベルで走ることができるのを証明できた」

■ステファン・サラザン、プジョー908 8 号車「このレース、3 人のチームメイトはみんなとても速かったし、誰も小さなミスすら犯さなかった。僕たちは全力投球で素晴らしい仕事をした。プジョーにとって素晴らしいシーズンだったね。ILMC タイトルを2 年連続でとって、ここ中国でも2 年連続の勝利だからね」

■フランク・モンタニー、プジョー908 8 号車「厳しいレースになると思っていた。このコースはいつもそうだから。トップの4 台はみな異なったタイヤ戦略で臨んだ。僕たちのマシンのタイヤは、最初はしっくりこなかった。僕のセカンド・スティントでコース混雑につかまって、セーフティーカーの間違った警告で15 秒ほどロスするまでは、優勝も見えていたんだけど。でも、今回の結果には満足しているし、今シーズンの成績を誇りに思っているよ。僕たちはライバルの考え方やテクノロジーとは別のやり方で勝てるということを証明したわけだから」

※レース結果ならびにポイントランキングは省略させて頂きました。

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