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2011年11月 1日 (火)

NASCAR:トヨタモータースポーツニュース”地元デニー・ハムリンが5位フィニッシュ ”

2011年10月31日
トヨタ自動車(株)
スポーツ車両統括部
モータースポーツ推進室 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第33戦 Tums Fast Relief 500

開催日:10月30日

地元デニー・ハムリンが5位フィニッシュ

11nascar37_1 “トヨタ カムリ”最上位の5位フィニッシュを果たしたデニー・ハムリン(#11)と
首位を争ったが惜しくもクラッシュで27位に終わったカイル・ブッシュ(#18)
 

 10月30日(日)、米国東部バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第33戦「Tums Fast Relief 500」が開催された。
 60年以上の歴史を持つマーティズビルは、同シリーズが開催されるコースの中で一周が最も短い0.526マイル(約850m)しかなく、ロードコースのヘアピンをストレートで繋いだようなその形状から「ペーパークリップ」の相性を持つ。バンク角も小さいため、コーナーのたびにハードブレーキングを強いられる。狭く、接触の多発する難コースである。
 このコースでは、地元バージニア州出身のデニー・ハムリンが、2008年に“トヨタ カムリ”に乗り換えて以来、7戦で4勝、6回のトップ5フィニッシュという強さを誇る。ハムリンは前日行われたキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでも、同シリーズでのキャリア初勝利を飾っている。

 28日(金)に予定されていた2回の練習走行と、翌29日(土)の予選は降雨によりキャンセル。練習走行のみ土曜日に時間を変更して実施された。決勝グリッドは規定に則り、オーナーズポイント順で決定され、このマーティンズビルでは未勝利のカイル・ブッシュが6番手、ハムリンは11番手となり、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 30日(日)午後2時2分、0.526マイルショートオーバルを500周(263マイル:約423km)して競われる決勝レースがスタート。
 序盤から激しいポジション争いが繰り広げられる中で、7周目に首位争いの後方で接触からスピンを喫した車両に、後続が追突。直後にいたハムリンは避けきれず、車体左前部にダメージを負い、修復のためにピットへ。最後尾近くまで順位を落とすこととなってしまった。
 再スタート後はKy.ブッシュが見事な走りを見せ、40周目にこの日初めての首位浮上。29周目に出されたイエローコーションで、大多数がピットへ向かう中、コース上に残ったハムリンも一気に順位を上げ、トップ10圏内へと復帰。更に上位を狙ってのアタックを続けた。

 54周目にKy.ブッシュが2位へと後退すると、その直後にハムリンがKy.ブッシュをパスし、63周目には首位浮上。その後は、狭いコースで多発するコーションで順位をめまぐるしく入れかえながらも、速さを見せたこの2台は上位争いを続けた。
 この日最多となる125周にわたって首位を走行したKy.ブッシュと、58周のリードラップ獲得となったハムリンは、残り50周を切った時点でトップ3を守り、終盤戦へと臨んだ。 

しかし、15回目のイエローコーションからの再スタートが切られた直後の464周目、“チェイス”でのランキング2位につけていたマット・ケンゼス(フォード)がコーナー進入でKy.ブッシュに後ろから接触。Ky.ブッシュはスピンを喫し、壁にクラッシュしてしまった。ピットに戻り、クルーの懸命な作業で修復、コースへと戻ったKy.ブッシュだったが、復帰直後に左前タイヤが外れるアクシデント。ダメージは足回りにも及んでおり、再びピットへ向かったKy.ブッシュは、長い修復を余儀なくされ、大きく順位を落としてしまった。
 この混乱と再スタートで8位へ順位を落としたハムリンは、再スタート後に追い上げを図ったが、狭いコースでのトップドライバー同士のバトルでは、なかなかポジションアップは果たせず、それでも最後は5位まで順位を上げてチェッカー。“チェイス”に入って初のトップ5フィニッシュを果たした。
 この日、レースを通して好走を見せたマーティン・トゥルークス・Jr.が8位でフィニッシュ。Ky.ブッシュは7周遅れの27位に終わった。この結果、Ky.ブッシュはランキングで首位に57ポイント差の7位に後退。ハムリンは11位につけている。

 次戦第34戦は11月6日(日)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「我々は5位を走っていたのではなく、終わってみたらそういう結果だったということだ。今日我々の“トヨタ カムリ”は素晴らしい仕上がりで、レースの大半で最速だと感じられた。しかし、終盤の、アウト側からの再スタートではなかなか隙を見つけてインに入ることができず順位を落とし、追い上げを強いられた。我々の“トヨタ カムリ”は本当に速く、競争力のある車両でレースを戦うのは素晴らしい気分だった。クルーチーフやクルーは、いつも通り、このマーティンズビルで私の望む、勝てる車両を用意してくれた。しかし、このコースでのレースは、コントロールできないこともある。再スタートのたびに前走車に進路を阻まれる形となり、不満の残るレースとなってしまった」 

第33戦 Tums Fast Relief 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 4 14 トニー・スチュワート シボレー 500
2 7 48 ジミー・ジョンソン シボレー 500
3 10 24 ジェフ・ゴードン シボレー 500
5 11 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 500
8 24 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 500
12 33 13 ケイシー・メアーズ トヨタ カムリ 500
18 22 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 500
20 28 00 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 500
25 14 4 ケイシー・カーン トヨタ カムリ 495
27 6 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 493
30 25 83 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 484
32 29 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 464
39 40 66 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 45
41 41 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 33

 観客数(主催者発表):62,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 カール・エドワーズ フォード 2273
2 トニー・スチュワート シボレー 2265
3 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 2252
7 カイル・ブッシュ トヨタ 2216
11 デニー・ハムリン トヨタ 2193
15 ケイシー・カーン トヨタ 915
23 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 837
24 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 835
25 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 775
28 デイビッド・ロイティマン トヨタ 672
29 ボビー・ラボンテ トヨタ 614
31 ケイシー・メアーズ トヨタ 486
37 マイケル・マクドウェル トヨタ 123
42 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 56

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 226
2 フォード 177
3 トヨタ 170
4 ダッジ 153

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第23戦 Kroger 200

開催日:10月29日

デニー・ハムリンが地元でトラック・シリーズ初優勝!

11nascar37_2 地元のマーティンズビルで、トラック・シリーズでの
自身初勝利を飾ったデニー・ハムリン 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第23戦「Kroger 200」が10月29日 (土)にマーティンズビル・スピードウェイで開催された。

 28日(金)に2度予定されていた練習走行は降雨のために最初の1回しか行われず、29日(土)はスプリント・カップ・シリーズの予選がキャンセルとなってしまったが、その後雨は止み、午前10時40分からのキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ予選は無事に実施。今大会カイル・ブッシュ・モータースポーツの18号車で地元戦に出場となったデニー・ハムリンが3番手。トッド・ボダインが7番手、ティモシー・ペターズが9番手につけ、11台の“トヨタ タンドラ”が決勝に進んだ。

 予選のあと、スケジュールが変更されて行われたカップ・シリーズの練習走行を経て、午後2時19分、0.526マイルショートオーバルを200周(105.2マイル:約170km)して競われる決勝レースがスタート。2列目3番手スタートのハムリンは、20周目には2位に浮上。シボレー勢との激しい首位争いを展開。
 37周目、この日初めてのイエローコーションが出され、ハムリンら多くの車両がピットへ向かったが、ボダインを含めた4台はコース上に残り、42周目、ボダインが2位、ハムリンが7位、ペターズが10位でで再スタート。まもなくハムリンとペターズはポジションを上げ、ボダインと共に、上位のシボレー勢に次ぐ第2グループを形成。ハムリンはサイド・バイ・サイドのバトルの末にこのグループから抜け出すと、トップよりも1周あたりコンマ3秒近く速いタイムで追い上げを開始。77周目にはついに首位に立った。
 87周目、今季2度目の出場となるマット・ロフトンがスピンを喫し、この日3度目のイエローコーションが出されると、ピット戦略が別れた。先頭のハムリンを含めた上位勢がコースに残ったのに対し、ボダイン、ペターズらはピットへ向かいポジションダウン。

 ハムリンはその後、2回のイエローコーションでもピットに入らず、首位をキープ。131周目、6回目のイエローコーションでようやくピットへ向かい、コースに残ったデイビッド・スターが7位、マックス・パピスが10位、ブレンダン・ゴーアンが11位、ボダインとペターズが14位、ハムリンは18位まで順位を落として再スタートとなった。
 147周目、トップ10圏内を走行していたパピスが単独スピン。パピスはタイヤ交換と修復のためにピットへ向かい、25位まで順位を落としてしまった。
 このイエローコーションから、14位で再スタートを切ったハムリンは、残り48周で猛烈な追い上げを開始。まもなくトップ10圏内に浮上すると、165周目に7位、残り30周を切る頃には、4位まで順位を上げていた。

 8回目のイエローコーションからの再スタート直後、181周目には、19歳の女性ドライバー、ジョハンナ・ロングが直前のスピン車両を避けきれずクラッシュ。
 186周目、このイエローコーションからハムリンは2列目イン側の3位で再スタート。最前列のシボレー2台は、どちらもシリーズレギュラーでランキングを争っており、全く譲らぬままのサイド・バイ・サイドで第1ターンに進入。そのまま第2ターンを立ち上がった2台が、共にアウトにはらんでいった隙を逃さず、ハムリンは一気にインから首位を奪取。
 その後、首位を逃げるハムリンは2位以下との差を着実に広げ、トップでチェッカー。ペターズが8位、ゴーアンが9位、ボダインが11位でフィニッシュした。
 ハムリンは自身12戦目のトラック・シリーズ出場で、初めての勝利を地元マーティンズビルで挙げることとなり、NASCARのトップ3カテゴリー全てで勝利を挙げた23人目のドライバーとなった。 

 次戦第24戦は11月4日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー デニー・ハムリン:
「最後の再スタートで私の前にいたライバル達が、タイトル争いをしていることは知っていた。だからこそ、3ワイドでのバトルになって彼らに絡まないよう気をつけた。しかし、第1ターンから第2ターンにかけて絶好のチャンスが訪れた。素晴らしいバトルだった。終盤は、このコースで、これまでで最も厳しい50周だった。18位で再スタートを切って、追い上げていった。2ワイド、3ワイドのバトルを強いられ、順位を上げていくのはタフな作業であり、勝てるとは思わなかったが、最後になんとか勝つことができた。今回のレースを戦うチャンスをくれたカイル(ブッシュ:チームオーナー)に感謝している。トラックシリーズで初勝利を挙げることができ、トップ3カテゴリー全てで勝利を挙げたドライバーの仲間入りできたというのは、私自身にとって非常に大きな意味を持つことであり、光栄に思う」 

第23戦 Kroger 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 3 18 デニー・ハムリン トヨタ タンドラ 200
2 2 33 ロン・ホーナディ シボレー 200
3 10 3 オースティン・ディロン シボレー 200
8 9 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 200
9 28 62 ブレンダン・ゴーアン トヨタ タンドラ 200
11 7 5 トッド・ボダイン トヨタ タンドラ 200
16 11 7 ミゲル・パルド トヨタ タンドラ 200
18 15 9 マックス・パピス トヨタ タンドラ 200
22 22 81 デイビッド・スター トヨタ タンドラ 200
28 25 51 ジョシュ・リチャーズ トヨタ タンドラ 197
31 27 97 マット・ロフトン トヨタ タンドラ 195
33 30 20 ジョハンナ・ロング トヨタ タンドラ 166
34 32 07 T.J.デューク トヨタ タンドラ 159

 観客数(主催者発表):18,000人
 
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 オースティン・ディロン シボレー 811
2 ジェームス・ビュッシャー シボレー 800
3 ロン・ホーナディ シボレー 796
5 ティモシー・ペターズ トヨタ 763
6 トッド・ボダイン トヨタ 744
11 ブレンダン・ゴーアン トヨタ 675
13 デイビッド・スター トヨタ 648
17 ミゲル・パルド トヨタ 604
18 マックス・パピス トヨタ 590
21 ジョハンナ・ロング トヨタ 321
24 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 252
26 クレイグ・ゴース トヨタ 218
29 ジョシュ・リチャーズ トヨタ 166
39 ジャスティン・ジョンソン トヨタ 88
40 ブライアン・イックラー トヨタ 86
49 ダスティ・デイヴィス トヨタ 60
53 ジョン・キング トヨタ 46
59 ジャーマン・キロガ トヨタ 28
65 マイク・スキナー トヨタ 20
69 テイラー・マルサム トヨタ 15
73 マット・ロフトン トヨタ 13
78 T.J.デューク トヨタ 10

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 175
2 トヨタ 164
3 ダッジ 94
4 フォード 70

※結果及びポイントは暫定 

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