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2011年11月15日 (火)

NASCAR:トヨタモータースポーツニュース"ケイシー・カーンが“トヨタ カムリ”での初勝利を挙げる ”

2011年11月14日
トヨタ自動車(株)
スポーツ車両統括部
モータースポーツ推進室 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第35戦 Kobalt Tools 500


開催日:11月13日

ケイシー・カーンが“トヨタ カムリ”での初勝利を挙げる 

11nascar39_1“トヨタ カムリ”での初勝利を挙げたケイシー・カーン(#4) 

 11月13日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第35戦「Kobalt Tools 500」が開催された。
 長かった36戦のシーズンも残りわずか2戦。トヨタ勢は残念ながらタイトル獲得の望みは失ってしまったが、各ドライバーは最終戦までひとつでも上のランキングを目指し、激戦を展開している。

 11日(金)の練習走行に続き、12日(土)午前11時40分から予選が行われ、マーティン・トゥルークス・Jr.が5番手、デイビッド・ロイティマンが7番手、好調のケイシー・カーンが10番手につけた。デニー・ハムリンとカイル・ブッシュは33番手、34番手となり、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。なお、Ky.ブッシュは最初の練習走行の後エンジン交換を行ったため、最後尾へとグリッド後退してスタートを切ることとなる。

 13日(日)午後1時17分、1マイルオーバルを312周(312マイル:約500km)して競われる決勝レースがスタート。
 スタート直後はアウト側の隊列が遅れ、イン側にいたM.トゥルークス・Jr.とロイティマンはポジションアップ。2周目に他車のクラッシュによるイエローコーションが出されると、M.トゥルークス・Jr.は2番手、ロイティマン4番手で再スタート。序盤戦はこの2台がトップ5でのバトルを展開した。
 フェニックスは今回路面の再舗装が行われており、前夜の雨によって路面のラバーも洗い流されていたため、41周目にコンペティション・コーション(主催者による予定されていたコーション)が出され、全車ピットイン。M.トゥルークス・Jr.とロイティマンは若干順位を落としたものの共にトップ10はキープ。一方で最後尾スタートから追い上げ、このコーション発生時には25位につけていたKy.ブッシュは、ピットワークで17位まで順位を上げた。

 92周目のイエローコーションを経て、140周を過ぎたあたりからグリーン下でのピット作業が開始。8位を走行していたM.トゥルークス・Jr.がピットへと向かった159周目、他車のクラッシュでイエローコーション。ここでKy.ブッシュとケイシー・カーンが一気に順位を上げ7位、8位に浮上。M.トゥルークス・Jr.は20位以下へと後退してしまった。
 Ky.ブッシュは再スタート後素晴らしい走りを見せ、168周目には3位に浮上。カーンは6位、ロイティマンが8位、10位、11位にはジョーイ・ロガーノとハムリンもポジションを上げてきた。
 その後も、実兄のカート・ブッシュ(ダッジ)と3位争いを繰り広げていたKy.ブッシュだったが、187周目に突然のエンジン不調に見舞われスローダウン。惜しくもレースを終えることとなってしまった。

 残り周回数が100周を切った22周目に、この日8度目のイエローコーション。タイヤ2本交換作戦の車両がいたため、4本交換したカーンは4位から6位へとダウン。ロガーノが好ピットで9位へと順位を上げた。
 再スタート後は素晴らしい速さを見せたカーンが次々と前走車をパスし、240周目には3位に浮上。その後は燃料をセーブしながらも3位走行を続けた。
 カーンの狙い通りイエローコーションは出ず、270周を過ぎて各車グリーン下で最後のピット作業を開始。カーンは288周目にピットへ向かい、全車がピットを終えた299周目に首位に浮上。追いすがるランキング首位のカール・エドワーズ(フォード)との一騎打ちとなった。

 次々に現れる周回遅れをかわしながら、エドワーズの追い上げを凌いだカーンは、0.8秒差で逃げ切り、トップチェッカー。“トヨタ カムリ”での初勝利、自身にとって81戦ぶり12回目となる勝利を飾った。
 レースを通しトップ10圏内で好走を見せたロイティマンが7位。ロガーノが11位、ハムリンが12位でフィニッシュ。
 終盤に来て、直近の7戦中5戦でトップ5フィニッシュという好調ぶりを見せているカーンは、ランキングでは14位と変わらないものの、“チェイス”外のランキング最上位となる13位と僅か5点差まで迫り、最終戦での、ノンチェイス勢最上位獲得を目指す。

 次戦はシーズン最終戦となる第36戦。11月20日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行われる。

ドライバー ケイシー・カーン:
「素晴らしい気分だ。勝てるまで長かった。我がチームは信じられないほどハードな作業を続けてくれた。良い走りができたし、クルーチーフとクルーも見事な作業で支えてくれた。チームはこの3ヶ月間、決して諦めなかった。そのチームのためにも勝利を待ち望んでいた。序盤は若干ポジションを落とすこととなり、追い上げを強いられたが、ずっと調整を続けたことが効を奏した。レース序盤、路面は滑りやすかったが、タイヤに熱が入り、路面にラバーが乗っていくごとに状況は良くなっていった。素晴らしいレースを戦うことができ、本当に興奮している」 

第35戦 Kobalt Tools 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 10 4 ケイシー・カーン トヨタ カムリ 312
2 9 99 カール・エドワーズ フォード 312
3 8 14 トニー・スチュワート シボレー 312
7 7 00 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 312
11 25 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 312
12 33 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 312
20 5 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 311
21 31 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 311
23 18 83 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 311
25 19 84 コール・ウィット トヨタ カムリ 310
26 38 13 ケイシー・メアーズ トヨタ カムリ 309
36 34 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 188
40 35 66 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 46
41 32 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 30

 観客数(主催者発表): 85,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 カール・エドワーズ フォード 2359
2 トニー・スチュワート シボレー 2356
3 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 2308
10 デニー・ハムリン トヨタ 2249
12 カイル・ブッシュ トヨタ 2224
14 ケイシー・カーン トヨタ 1004
23 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 895
24 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 877
25 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 819
28 デイビッド・ロイティマン トヨタ 731
29 ボビー・ラボンテ トヨタ 653
31 ケイシー・メアーズ トヨタ 523
36 マイケル・マクドウェル トヨタ 138
42 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 56

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 239
2 フォード 189
3 トヨタ 183
4 ダッジ 159

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第33戦 Wypall 200


開催日:11月12日

3台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュ

11nascar39_24位でフィニッシュしたジョーイ・ロガーノ(#18)

 11月12日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第33戦「Wypall 200」がフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。 シーズンは残り2戦となったが、ネイションワイド・シリーズのオーナーズポイントタイトルは、ジョー・ギブズ・レーシングの18号車が、フォードの60号車と僅か2ポイント差で争っている。今大会、この18号車はジョーイ・ロガーノがドライブする。

 コース路面が再舗装されて初のレースとなるため、10日(木)、11日(金)に練習走行が行われた後、12日(土)決勝を前に午前10時5分から予選開始。ルーキーのライアン・トゥルークスが8番手、ジョーイ・ロガーノが9番手。7台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 午後1時55分、1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースのスタートが切られたが、1周目の最終コーナーでいきなり多重クラッシュが発生。8台の車両が巻き込まれたこのクラッシュで、24番手スタートのブライアン・スコットは車両に大きなダメージを負い、1周目にしてレースを終えることとなってしまった。
 再スタート直後には、11位を走行していたケニー・ウォレスが壁にヒットし後退。36周目に2度目のイエローコーションが出されると全車ピットに向かい、ここで2本タイヤ交換作戦を採ったR.トゥルークスが、大きく順位を上げ7位に浮上。4本交換したロガーノは続く8位で再スタートを切った。しかし、R.トゥルークスは再スタート直後の中団の激しい順位争いの中で行き場を失い、一気に20位近くまでポジションを落としてしまった。

 83周目に他車のクラッシュによりイエローコーションが出され、全車2度目のピットへ。今度は全車タイヤは4本交換となったが、ロガーノとR.トゥルークスは共に素晴らしいピット作業によりポジションアップ。ロガーノが3位、直前に12位まで順位を戻していたR.トゥルークスは9位で再スタートとなった。
 その後レースは131周目までイエローコーションが出ず、ぎりぎり最後まで走り切れる周回で各車ピットへ。ロガーノは変わらず4位ながら、オーナーズポイントタイトルを争う60号車のカール・エドワーズ(フォード)の前をキープ。その後も快走を見せるロガーノは140周目に2位に浮上した。

 145周目に14位を走行していたスティーブ・ウォレスが接触からスピンを喫し、イン側のウォールにクラッシュ。162周目、177周目にもクラッシュでイエローコーション。177周目のクラッシュでは、5台が巻き込まれ、車両排除のために11分にわたって赤旗中断となった。
 この多発したクラッシュの間、ブラッド・ケゼロウスキー(ダッジ)の先行を許しながらも、ロガーノはエドワーズと激しい3位争いを展開。最後までエドワーズを追ったが、僅かに及ばず、4位でチェッカー。終盤も好走を見せたR.トゥルークスが8位。マイケル・アネットが10位に入り、“トヨタ カムリ”は3台がトップ10フィニッシュを果たした。
 この結果、オーナーズポイントでは、18号車は60号車に1ポイント差を詰められることになり、わずか1ポイント差で、タイトル争いは最終戦に持ち越されることとなった。

 シーズン最終戦となる次戦第34戦は11月19日(土)、ホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行われる。

ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「我々の“トヨタ カムリ”は速かった。しかし走り始めてから10周ほどはオーバーステア症状が酷く、折角得たポジションを再スタートで失ってしまった。ロングランでは絶好調だったが、そこに至るまでに時間がかかりすぎた。勝てなかったのは残念だが、サム(ホーニッシュ・Jr.)が初勝利を挙げたのは素晴らしいことだ」 

第33戦 Wypall 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 5 12 サム・ホーニッシュ・Jr. ダッジ 200
2 10 22 ブラッド・ケゼロウスキー ダッジ 200
3 2 60 カール・エドワーズ フォード 200
4 9 18 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
8 8 20 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 200
10 19 62 マイケル・アネット トヨタ カムリ 200
12 14 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 200
17 12 09 ケニー・ウォレス トヨタ カムリ 197
29 22 66 スティーブ・ウォレス トヨタ カムリ 174
41 24 11 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 0

 観客数(主催者発表):40,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 リッキー・ステンハウス・Jr. フォード 1179
2 エリオット・サドラー シボレー 1138
3 ジャスティン・アルゲイヤー シボレー 1074
7 ケニー・ウォレス トヨタ 952
8 マイケル・アネット トヨタ 918
9 ブライアン・スコット トヨタ 912
10 スティーブ・ウォレス トヨタ 911
14 ジョー・ネメチェク トヨタ 727
22 ライアン・トゥルークス トヨタ 459
35 ドリュー・ヘリング トヨタ 139
41 ケヴィン・コンウェイ トヨタ 102
60 ジェイソン・ボウルズ トヨタ 49
81 パトリック・カーペンティア トヨタ 12

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 フォード 206
2 トヨタ 191
3 シボレー 170
4 ダッジ 159

※結果及びポイントは暫定 
 

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