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2011年12月16日 (金)

INDY:ラスベガスでの事故の調査報告を発表

Lasvegas(C)INDYCAR

12月15日、インディカーシリーズはラスベガスでのシリーズ最終戦で起きた多重事故と、それにより死亡したダン・ウェルドンについての1回目の調査報告書を発表した。

今年10月16日に行われたラスベガス・モータースピードウェイでのレースでは、11ラップ目に2台のマシンの接触を発端として15台が絡むマルチクラッシュが発生、サム・シュミットの77号車をドライブしていたウェルドンが命を落とし、レースは赤旗の後そのまま終了となった。
ウェルドンはこのとき、全34台の最後尾グリッドから24番手まで追い上げていた。ウェルドンのマシンに搭載されていたデータロガーの分析によれば、前方での事故を察知したウェルドンは即座にスロットルを緩めてフルブレーキングを行い、チャーリー・キンボールの左リアタイヤに接触するまでには224mphから165mphまで減速していたとされる。

しかし、タイヤ同士の接触で宙に舞ったウェルドンのマシンは、右サイドからセーファーバリアを擦ってさらに上のキャッチフェンスに接触。不運なことにキャッチフェンスの方向へコクピットが向いてしまったため、フェンスのポールにヘルメットが激突、これがウェルドンの死亡原因となってしまった。ヘルメットへのインパクトは2回起きて、2度目のものが致命的なものだったとされている。このとき23~24Gの衝撃が記録されている。ロガーには他にも10数回の衝撃が記録されているが、ウェルドンには頭部以外の外傷はなかった。

この事故の後、11月15日にはラスベガスでスコット・ディクソンとライアン・ブリスコーが2日間に渡ってコースを走って検証を行っている。ウェルドンも開発に関わっていた2012年から使用されるダララのニューマシン『DW12』は、ドライバーの頭部保護やリアタイヤ後方のフェンダーなど安全対策が強化されており、シリーズでは1.5マイルオーバルでのレース開催についても継続する意向を表明している。2012年のカレンダーからは外されたラスベガスでのレース開催についても、2012年中にニューマシンによるテストを重ねて2013年に再開する道を探るとしている。

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