Special:ポルシェ、ジュニアチームを結成して若手ドライバー育成に乗り出す
ポルシェは、2012年から国際レースに出場可能な若手ドライバーの育成のためジュニアチームを結成することになった。プログラムは4年間の予定で、2014年に実戦への出場を表明しているルマン24時間レースなどに、ファクトリードライバーとして出場することを最終的な目標としている。
ポルシェはRSスパイダーにより、アメリカンルマンシリーズやルマンシリーズ、ルマン24時間レースでLMPマシンが出場しているが、いずれもカスタマーチームによる参戦である。ルマンにLMP1マシンで出場するためには、現在のファクトリードライバー以外に若手ドライバーを育成することはマシン開発とともに重要なプログラムとなる。
ポルシェでは2人のドライバーを1年目にはドイツ・カレラカップでサポート、その結果が良ければ2年目からはF1グランプリのサポートレースでもあるポルシェ・モービル・スーパーカップでGTレースでの修行を積む。レース以外でもコーチによるサーキットトレーニングが行われる。
ポルシェは1997年以降ドライバー育成に力を注ぎ、現在のファクトリードライバー、ティモ・ベルンハルト、マーク・リーブ、パトリック・ロング、マルコ・ホルザーもそのプログラムの成果である。その他にも、ダーク・ミューラー、ルーカス・ルーハ、マイク・ロッケンフェラーなど、ポルシェの育成プログラムから飛躍したドライバーは多い。
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