NASCAR:2012年スプリントカップマシンの変更点
NASCARスプリントカップは2月26日の第54回デイトナ500マイルレースに向けて、今週12日から3日間プレシーズン・サンダーテストが行われる。
2012年のスプリントカップマシンは昨年からいくつかの変更を受けている。主にデイトナやタラデガでの2~3台のマシンによるタンデム走行の制限を目的としたものだ。
主な変更点は次の通り。
* ラジエター容量は最大2ガロンに縮小。
* ラジエターのオーバーフロータンクは1/2ガロンに縮小。
* ラジエターのエアインテークは、フロントバンパーのより中央部分に移動。
* スプリングをよりソフト方向に変更。
* リアスポイラーのサイズを縮小。
* 29/32インチのリストラクタープレート(2011年デイトナのものより1/64インチ拡大)
デイトナでの3日間のテストでは、これらの技術的な変更がマシンに与える影響を確認するためのものでもある。
昨年のデイトナ500マイルレースで彗星のごとく初勝利を飾ったトレバー・ベインは、再びそのときのチーム、ウッド・ブラザーズで1994年と95年のスターリング・マーリン以来のデイトナ500での2連勝を狙う。その他、ヘンドリックへ移籍したケーシー・ケイン、クリント・ボウヤとマーク・マーチンが加入したマイケル・ウィルトリップ・レーシング、ペンスキー・レーシングに移籍したAJ.アルメンディンガー、ペンスキーからフェニックスへ移籍したカート・ブッシュなどドライバーの移動も多い。また、ダニカ・パトリックがネーションワイドへフル参戦、スプリントカップにもスポット参戦することも話題だ。
12日と13日のテスト後には、ファンとの交流イベントも予定されている。
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