WTCC:フォードフォーカス ならし運転無事終了
2012 年 1 月 4 日イギリスのエセックス郡ダントンにあるフォードのテク二カルセンターでは、クリスマス休暇前に新フォードフォーカスのならし運転が行われた。
2011年のイギリスツーリングカー選手権で2勝(インディペンデントチーム部門、ドライバーズ部門)したこの車両はチームAONによって製造された。今年はWTCCという新たなるチャレンジが待っている。
1.6Lターボエンジンとヨコハマタイヤをつけ、WTCCの規準を満たしたフォードフォーカス車は最初のならし運転を無事終了させた。今月末に行われるFIAのテク二カル検査の前には、ウィンドトンネルでのテスト、改良版サスペンションの部品テストも待っている。
2012年度のドライバーラインアップに関しても現在最終調整が行われており、近日中に正式な発表がある見通しだ。
チームAonの次回テストは一月末、イギリスで行われる。その後は二月上旬にスペインで更なるテストが予定されている。
ドライバーのトム・チルトン選手は「この新しい車の開発には目をみはるものがあります。2011年にはフォーカスで優勝しましたから、この車のことはよく分かっているのですが、ドライバーからするとWTCCで戦うということはまた違った、新たな挑戦でもあります。クリスマス前には初のならし運転がありました。新しいエンジンの動く音には何ともいえないワクワク感がありますね。エンジンの感触は最初からとてもよかったです。これからテストを重ねていって更によくなるでしょう。これから取り組むべき課題はたくさんありますが、新しい課題に取り組めるのはとても楽しいです。」と語った。
チーム代表のマイク・アール氏も「このテストに間に合わせるため、チームは一丸となって車の調整に取り組んできました。イギリスツーリングカー選手権に比べ、WTCCのほうが車両の基準が厳しいので何点か取り組むべき課題はあります。もちろん、タイヤとエンジンは全く違いますし。ならし運転はうまくいきました。一月のほとんどは、工場で車の調整にあたります。」と述べた。
WTCC公式日本語ホームページより転載
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