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2012年2月19日 (日)

LM24,WEC:トヨタ・レーシング TS030 HYBRIDでの初の耐久走行テストを終了

石浦 宏明 & セバスチャン・ブエミ (C)TMG. 拡大します

2012年2月17日(金) フランス・ポール・リカール発

トヨタ・レーシングは、2月15日(水)から17日(金)にかけてフランスのポール・リカール・サーキットにおいて実施していた、初の長距離耐久走行テストを終了した。

今季のFIA世界耐久選手権およびル・マン24時間レースに参戦するTS030 HYBRIDにとって2度目のフルテスト、ロールアウトを含めると3度目となる今回のテストでは、30時間に及ぶ耐久走行も行われた。

長距離耐久走行は16日(木)の午後から開始され、様々な性能評価と開発が遂行された。
先日ル・マン24時間レースにおける2台目のTS030 HYBRID(カーナンバー8号車)のドライバーとして発表されたセバスチャン・ブエミは、トヨタ・レーシングのドライバーとして初のテストに、チームメイトとなる石浦宏明と共に参加。カーナンバー7号車のドライバーであるアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の3名もこのテストで走行をこなした。

今回のテストで、トヨタ・レーシングは多くの周回走破という、長時間の耐久レースに挑むための第一目標を達成した。

トヨタ・レーシングは現在、5月5日(土)にデビュー戦の決勝レースを迎えるFIA世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースへ向けたアップデート・パッケージの準備に専念しており、次のテストは4月中に予定されている。

トヨタモータースポーツニュース

パスカル・バセロン テクニカルディレクター:
有意義なテストとなり、パフォーマンスや信頼性、チーム体制において大きな進歩を遂げた。耐久テストは、チーム全員にとってのチャレンジになると予想されていたが、大きなトラブルもなく、興味深い経験となった。レースカーにとってもスタッフにとっても厳しい挑戦だったが、関係者全員のプロジェクトに対する情熱と、強固な意志は最後まで途切れることはなかった。今回のテストで得られた結果と、デビューレースへ向けた準備が進んだことに満足している。

村田久武 ハイブリッドプロジェクトリーダー:
THS-R(TOYOTA HYBRID System - RACING)を使用してこれだけ長いテストセッションをこなしたのは初めてだった。トラブルなしで終わるとは思っていなかったし、実際いくつかの問題は発生した。しかし、それは重大なものではなかった。THS-Rシステムの動作について、長時間の走行を経て全てのドライバーからの詳細なフィードバックと、多くの情報を得ることができた。我々は得られたデータにより既にシステムの改良を行っており、次のテストまでに克服すべき新たな問題も発見できた。今回のテストにおける最初の目標は達成でき、喜んでいる。

アレックス・ブルツ:
今回のテストは興味深いもので、貴重な経験を重ねることができた。開発の面では、ハイブリッドシステムを含めた、全てのコンポーネント間の連携について最適化を続けており、その結果TS030 HYBRIDは更なる進化を遂げている。耐久テストにおいてはいくつかの問題も発生したが、それこそがテストを行う理由だ。トヨタ・レーシングのチーム・スピリットは強固であり、共に開発を進めていく喜びを感じている。我々は日々お互いに理解を深めている。今回のテストを総括すると、喜ばしい結果と言える。

石浦宏明:
TS030 HYBRIDでの初の耐久テスト走行は本当にエキサイティングだった。今回のポール・リカール・サーキットのレイアウトを走るのは初めてであり、しかもナイトランだったので、最初はどこを走るのかを探ることから始めなくてはならなかった。SUPER GTでは夜間走行の経験はあまり無いので、今回のテストでは多くの経験ができ、私にとって非常に有意義なものになった。多くの周回をこなすことができて良かったし、2度目となったチームとの作業もエンジョイできた。

中嶋一貴:
全体的に見て今回のテストは上手く行った。私にとって初めての耐久走行であり、レースのコンディションにより近い状況でのテストをすることができた。非常に寒いコンディションだったが、車両もタイヤも問題なかった。多くのスティントをこなし、非常に忙しかったが、長い距離を走破できた。ここまでは問題なく、TS030 HYBRIDのポテンシャルの高さも示せていると思うが、細かいところなどまだまだ開発が必要なところはある。とはいえ我々は正しい方向に進んでおり、順調だ。

ニコラス・ラピエール:
いくつかの開発作業をこなし、耐久テストを行った。TS030 HYBRIDによる初めての長距離走行シミュレーションにおいて、私の印象は非常に良い。ル・マン24時間レースの夜間走行時に直面する可能性がある、路面温度が低い状況など、様々なコンディションでTS030 HYBRIDがどのような挙動を示すか確認することができた。なかなか一筋縄ではいかないポール・リカールにおけるそのようなコンディションでもTS030 HYBRIDの感触は非常に良かった。パッケージについてもいくつかの問題を克服し、細かな修正を行うなど、進化が進んでいる。

セバスチャン・ブエミ:
耐久レースの環境で新たな発見ができるのは嬉しい。TMG(ドイツ・ケルンのトヨタ・モータースポーツ有限会社:チーム本拠地)でドライビング・シミュレータは体験しており、ある程度想像はしていたが、実際に乗ってみると別物だ。技術的観点から見るとTS030 HYBRIDは非常に興味深く、まだいくつかの領域で改良の余地はあるが、今のようなテストの段階では当然のことだ。何度かのロングスティントをこなし、ナイトランや燃料消費の管理など、耐久レースの走り方について学び、自分のドライビングスタイルを合わせていった。これらの全てが速くなるために重要なトレーニングだということはわかっている。

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» Toyota TS030 Hybridが耐久テストを行ったようだ [MotorSports]
いろいろと動き出したToyota TS030 Hybrid 2/15-17にポールリカールにて初めての耐久テストを行ったとのことで 2台目のドライバーに選ばれたセバスチャン・ブエミと石浦宏明もテストに参加 http://www.toyotahybridracing.com/first-endurance-run-for-the-toyota-ts030-hybrid/ http://www.motorsport.com/wec/news/first-endurance-run-for-the-toy... [続きを読む]

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