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2012年3月19日 (月)

NASCAR:“トヨタ カムリ”が3-4-5フィニッシュ (トヨタ)

2012年3月19日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ部 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第4戦 Food City 500


開催日:3月18日

12nascar04_1 3位フィニッシュを果たしたマーティン・トゥルークス・Jr.(#56)と
今季初レースで5位に入ったブライアン・ヴィッカーズ(#55)

 3月18日(日)、米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第4戦「Food City 500」が開催された。
 ブリストルは、1周わずか0.533マイル(約860m)のショートオーバル。このコースはカイル・ブッシュが得意としており、スプリント・カップ・シリーズでは通算5勝。2010年8月には、同一週末のトップ3カテゴリーを完全制覇。昨年の第4戦でも勝利を挙げている。また、昨年8月のブリストル戦では、マーティン・トゥルークス・Jr.が2位に入っている。

 16日(金)午後3時40分から予選が行われ、ジョーイ・ロガーノが9番手、Ky.ブッシュが13番手。トゥルークス・Jr.とクリント・ボウヤーが15、16番手につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 18日(日)午後1時17分に0.533マイルショートオーバルを500周(266.5マイル:約430km)して競われる決勝レースがスタート。
 スタート直後はKy.ブッシュがロガーノの前に出てトップ10圏内を伺う状態だったが、24周目、他車のスピンを引き金に発生した多重クラッシュが発生、その後方にいたKy.ブッシュは避けきれずに突っ込み、車両前部を大破。ガレージでの長い修復を余儀なくされてしまった。
 これにより発生したイエローコーションは、そのままコンペティション・コーション(主催者により予定されていたコーション)となり、コース上の清掃が終わった40周目にピットオープン。ここで多くの車両がピットへ向かうも、コース上に残ったトゥルークス・Jr.と、25番手グリッドから今季スプリント・カップ・シリーズ初出場となったブライアン・ヴィッカーズがそれぞれ2位、4位へと順位を上げて再スタートとなった。

トヨタモータースポーツニュース

 好スタートでトゥルークス・Jr.とチームメイト同士の2位争いを展開したヴィッカーズは、56周目にトゥルークス・Jr.をかわすと、首位を猛追。ショートオーバルならではの、周回遅れによるコース上の混雑をくぐり抜け、95周目についにトップに立った。
 116周目にこの日2度目のイエローコーションとなり、全車ピットイン。ここでも首位を守ったヴィッカーズは、再スタート後も首位を快走した。
 その後はなかなかイエローコーションが出ず、レースが折り返しとなる250周前後から各車グリーン下でピットイン。最後までピットインを粘ったヴィッカーズだったが、263周目についにピットへ。それまで15位前後を走行していたハムリンは、ここで痛恨のピット作業ミスに見舞われ、2周遅れと大きく後退してしまった。

 全車がグリーンピットを終えた時点で、ボウヤーが5位、ヴィッカーズが7位、トゥルークス・Jr.が12位で後半戦へ突入。
 340周目にデイビッド・ストレミーが壁にヒットし、3度目のイエローコーション。これで各車ピットへ向かうが、最後まで走り切れるかどうかはぎりぎりの周回。再スタートしてまもない359周目にもイエローコーションが出されると、トゥルークス・Jr.だけはピットへ。3位、6位につけるボウヤーとヴィッカーズはコース上に残り、燃料をセーブして最後まで走りきる作戦に出た。
 再スタート後は、この日好調なヴィッカーズがボウヤーに続く4位に浮上。ピットで燃料を入れ、タイヤを4本交換したトゥルークス・Jr.も、12位からチームメイト2台に続く5位までポジションアップ。

 478周目にこの日6度目のイエローコーション。ここで、3位につけていたボウヤーは給油とタイヤ2本交換のためにピットへ。上位2台とトゥルークス・Jr.、ヴィッカーズはコース上に残り、ボウヤーは5位に後退。
 残り16周での再スタートが切られると、タイヤが比較的新しいトゥルークス・Jr.が上位2台を追ったが、惜しくも届かず、3位でチェッカー。ボウヤーとヴィッカーズがこれに続き、“トヨタ カムリ”は3-4-5位フィニッシュを果たした。 ハンドリングに苦しんだロガーノは16位、ハムリンが20位。長い修復のあとレースに復帰したKy.ブッシュは32位でレースを終えた。

 次戦第5戦は3月25日(日)、米国西部カリフォルニア州フォンタナのオートクラブ・スピードウェイで行われる。

ドライバー マーティン・トゥルークス・Jr.:
「チームの3台が全てトップ5入りでき、チームにとって素晴らしい一日になった。クルー全員を誇りに思う。昨年からのここ10-15戦で、我々は着実に進歩し、多くの自信を得た。私自身の今日のレースは、中盤若干順位を落とすなど、アップダウンが激しかったが、諦めず戦い続け、最後は戦略が上手く行った。次戦フォンタナではヴィクトリーレーンを狙っていく。我々は勝利に近づいている」 

第4戦 Food City 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 5 2 ブラッド・ケゼロウスキー ダッジ 500
2 21 17 マット・ケンゼス フォード 500
3 15 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 500
4 16 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 500
5 25 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 500
16 9 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 498
20 20 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 498
27 34 93 トラヴィス・クヴァピル トヨタ カムリ 496
28 36 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 495
29 29 83 ランドン・カシル トヨタ カムリ 495
30 40 49 J.J.イェリー トヨタ カムリ 493
32 13 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 423
38 28 30 デイビッド・ストレミー トヨタ カムリ 334
40 41 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 57

 観客数(主催者発表):102,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 グレッグ・ビッフル フォード 157
2 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 148
3 マット・ケンゼス フォード 145
4 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 139
5 デニー・ハムリン トヨタ 137
8 クリント・ボウヤー トヨタ 126
9 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 126
15 カイル・ブッシュ トヨタ 99
16 マーク・マーティン トヨタ 97
21 ボビー・ラボンテ トヨタ 92
33 ランドン・カシル トヨタ 54
35 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 47
36 デイビッド・ストレミー トヨタ 44
37 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 40
39 J.J.イェリー トヨタ 33

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 フォード 25
2 シボレー 24
3 トヨタ 21
4 ダッジ 18

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第4戦 Ford EcoBoost 300


開催日:3月17日

ジョーイ・ロガーノが首位を争い4位フィニッシュ

12nascar04_2 中盤まで首位を快走したが4位に終わったジョーイ・ロガーノ(#18)

 3月17日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第4戦「Ford EcoBoost 300」がブリストル・モーター・スピードウェイで開催された。
 同シリーズのブリストル戦は年に2戦行われるが、現在、カイル・ブッシュが3連勝中。昨年夏の大会ではジョーイ・ロガーノが2位で続き、1-2フィニッシュを果たしている。

 17日(土)午前10時35分より予選が行われ、ロガーノがポールポジションを獲得。ブライアン・スコットが5番手、Ky.ブッシュが8番手に付け、10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、午後2時16分、0.533マイルオーバルを300周(159.9マイル:約260km)して競われる決勝レースがスタート。
 序盤はポールポジションのロガーノが首位をキープし、8番手スタートのKy.ブッシュが徐々にポジションアップ。27周目には5位、50周を過ぎる頃には3位と着実に順位を上げたKy.ブッシュは、66周目、ついにロガーノを捕らえ、首位に浮上した。
 104周目にこの日最初のイエローコーションが発生。Ky.ブッシュを先頭に全車ピットへ。ここで、それまでトップ10圏内につけていたスコットと、15位前後を走行していたライアン・トゥルークスが痛恨のピットロードスピード違反を取られ、共に大きく後退。

 ロガーノは好ピットでKy.ブッシュの前に出ると、2台が最前列に並んで再スタート。しかし、Ky.ブッシュは再スタートでのダッシュをミスし、5位に後退。その直後にはタイヤに異常振動が発生したためグリーン下でのピット作業を強いられ、周回遅れとなってしまった。
 一方ロガーノは首位を守っていたが、レースが折り返しを過ぎた154周目にこの日2度目のイエローコーションが発生。4本タイヤを交換したロガーノは、2本タイヤ交換のライバルの先行を許し、5位で再スタート。周回遅れだったKy.ブッシュらもここで首位と同一周回に復帰した。
 再スタート直後にもイエローコーションが発生したが、その後はロガーノが5位前後、先のペナルティからポジションを戻してきたR.トゥルークスがトップ10圏内を走行。一時は20位以下に後退していたKy.ブッシュも、210周を過ぎた頃にはトップ10圏内に浮上。

 その後7位までポジションを上げる健闘を見せたKy.ブッシュだったが、262周目に壁にヒット。イエローコーションが出されたが、2度に渡るピットでの修復作業を余儀なくされたKy.ブッシュは、再び周回遅れとなってしまった。
 このイエローコーションから7位で再スタートを切ることとなったロガーノは、終盤の追い上げを見せたが、首位には届かず、4位でチェッカー。R.トゥルークスが10位と、今季初の“トヨタ カムリ”でのレースでトップ10フィニッシュ。Ky.ブッシュは1周遅れの17位に終わった。

 次戦第5戦は3月24日(土)、オートクラブ・スピードウェイで行われる。

ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「我々の“トヨタ カムリ”は、特に前半は最速だった。2度目のピットストップの後、オーバーステア症状が酷くなり、順位を落としてしまった。残り30周でのコーションで再びピットに入り、4本タイヤを交換し、セッティングを調整したところ、調子を取り戻した。それで再び最速の一台となったが、時間が足りなかった。もう一度コーションが出て、アウト側から再スタートできれば、数台はパスできたと思う。勝てなくて残念だったが、この好調を維持していきたい」 

第4戦 Ford EcoBoost 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 4 2 エリオット・サドラー シボレー 300
2 12 38 ケイシー・ケイン シボレー 300
3 7 22 ブラッド・ケゼロウスキー ダッジ 300
4 1 18 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 300
10 15 20 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 300
15 13 44 マイク・ブリス トヨタ カムリ 299
17 8 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 299
18 18 19 テイラー・マルサム トヨタ カムリ 298
27 40 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 292
30 30 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 291
33 17 09 ケニー・ウォレス トヨタ カムリ 201
35 5 11 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 183
42 28 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

 観客数(主催者発表):55,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 エリオット・サドラー シボレー 178
2 リッキー・ステンハウス・Jr. フォード 153
3 トレヴァー・ベイン フォード 149
7 テイラー・マルサム トヨタ 116
10 マイク・ブリス トヨタ 92
14 ジョー・ネメチェク トヨタ 80
16 エリック・マクルーア トヨタ 74
18 ケニー・ウォレス トヨタ 67
22 ブライアン・スコット トヨタ 57
42 ジェフ・グリーン トヨタ 8

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 31
2 ダッジ 21
3 フォード 19
4 トヨタ 17

※結果及びポイントは暫定 

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