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2012年6月17日 (日)

INDY:アレックス・タグリアーニが7位フィニッシュ、佐藤琢磨は4戦連続アクシデントで20位 (ホンダ)

Hondaracing

June 16 2012, RACE
IZOD IndyCar Series The Milwaukee 225

 
2012年6月16日(日)・決勝
会場:ミルウォーキー・インディーフェスト  
天候:晴れ  
気温:27~29℃

ザ・ミルウォーキー・マイルでのシリーズ第8戦は、雨のためにスタートが約1時間半遅れでスタートが切られました。午後2時にエンジンスタートの声がかけられると、伝説のオーバルに集まったインディカーファンは大きな歓声を上げ、25台は225周のレースへと旅立ちました。気温は予選に比べて明らかに低かったのですが、スタート直前の雨は路面に擦り付けられたタイヤのラバーを流し、グリップを下げていました。

インディ500、テキサスとオーバルでのホットなレースが続いたこともあり、ミルウォーキーに集まったファンは熱心にレースに見入り、225マイルに渡って繰り広げられたバトルを見守りました。コーナーのバンクは6度と小さく、ほぼフラットに見える1マイルオーバルでのレースは、今年も順位変動が激しく、まさに目を離せないエキサイティングなものとなりました。

ホンダモータースポーツリリース

Hondaドライバーの最上位はアレックス・タグリアーニ(Bryan Herta Autosport)。予選13番手から今季自己ベストとなる7位でゴールしました。インディ500からHondaエンジンユーザーとなったタグリアーニは、デトロイトでの第6戦から3戦続けてトップ10フィニッシュ。しかも、1レースごとに順位を上げて来ています。

その一方でポールポジションからスタートしたダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)は、ハンドリング悪化でポジションを下げ、194周目のターン3でクラッシュしました。直前のラップでポジション争いをしていた相手にラインを塞がれ、イン側の縁石に乗り上げたことでサスペンションの一部を壊したのが、その理由と見られています。

佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、予選順位は14番手でしたが、予定外のエンジン交換により24番グリッドからの戦いとなりました。レース序盤から着々とポジションを上げていった佐藤は、1回目のピットストップ時にもポジションアップに成功し、13番手まで順位を上げる順調な戦いを進めていました。2回目のピットストップではポジションダウンがありましたが、その後のリスタートでばん回、トップ10入りが目の前という11番手を走っていました。

しかし、103周目のリスタートの後、ライバルと競い合っていた佐藤は、ターン1~2で周回遅れのマシンにラインを塞がれてスピンし、マシンの左後方からセイファーバリアにヒット、リタイアを喫しました。4戦連続でスタート時より大きくポジションを上げるレースを戦っていながら、アクシデントによって4戦ともゴールまで走りきることができていません。

シリーズ中盤のオーバル3連戦は、来週のアイオワ・スピードウェイまで続きます。0.875マイルと、シリーズで最も短いオーバルですが、バンクの傾斜14度とミルウォーキーとは対照的なオーバルでの戦いです。

コメント
アレックス・タグリアーニ(7位)

「結果は7位でしたが、私たちはいいレースを戦えていました。予選日の苦しい状態を考えると、決勝でのマシンはいいものに仕上がっていました。ピットクルーもいい働きをしてくれていたと思います。ただ、レースの終盤に周回後れにラインを塞がれ、3台にパスをされたことが悔やまれます。インディ500からHondaエンジンを使うようになって、それ以来、私たちのチームは上位で戦えるようになって来ています。1戦ごとにチーム全体の力が上がって行っているのを感じています。それは本当にうれしいことですし、Hondaドライバーとして戦うことを誇りに感じています。今後さらにレベルアップを果たし、表彰台、さらには優勝を飾れるようがんばります」

佐藤琢磨(20位)
「いいスタートが切れたレースでした。数周で順位は安定し始めましたが、そこからも1つずつ順位を上げて行くことができていました。クリーンエアを浴びての走りでは、とてもいいペースを保てており、レースのリーダーたちを追いかけていました。ピットストップでは順位をいくつか落としたこともありましたが、問題なくレースに戻れていました。レース半ばのリスタートの後、何台かのマシンとサイド・バイ・サイドで走りました。そのうちの1人がジェームズ・ジェイクス(Dale Coyne Racing)でした。彼はその時点で周回遅れでした。しかし、ターン4からサイド・バイ・サイドになり、メインストレートを通過し、そのままターン1へと進入しました。私はインサイドで、狭いところへと追いやられました。コースのイン側深く入ると、そこは非常に滑り易く、何とかマシンをコントロールしようとがんばったのですが、マシンはスライドを始めました。レースをフィニッシュまで走りたい。そう強く思っていただけに、非常に残念です」

ロジャー・グリフィス│HPD テクニカル・ディレクター
「我々にとっては非常に残念な一日となりました。ポールポジションを獲得し、レースでもいい結果が得られる事を期待していました。プラクティスでの状況から見て、多くのHondaドライバーたちが上位で戦えると見えていました。その中にはグリッド・ペナルティを受けるドライバーたちもいましたが、後方グリッドからでもトップ争いへと進出していける、優勝争いができると考えていました。しかし、アクシデント、イエローフラッグ、リスタートでのペナルティなど、多くの要素が重なった結果、私たちのドライバーたちが優勝争いから姿を消すこととなってしまいました。アレックス・タグリアーニが7位でゴールしましたが、シモン・パジェノー(Schmidt/Hamilton Motorsports)、グレアム・レイホール(Chip Ganassi Racing)、そしてマイク・コンウェイ(A.J. Foyt Racing)らも、苦しい戦いではありながら、最後まで全力を出してレースを戦い抜き、Hondaらしさを発揮してくれていたと思います。今日のレースではトラブルも出ましたが、2基のエンジンの走行マイル数が2000マイルを越え、信頼性の向上という意味で自信を得ることもできました。我々は今日のレースから学び、前進を続けます。アイオワでも全力で戦います」

決勝
順位 No. ドライバー チーム エンジン タイム/差

1 28 R.ハンターレイ Andretti Autosport シボレー 122.02
2 11 T.カナーン KV Racing Technology シボレー -5.1029
3 27 J.ヒンチクリフ Andretti Autosport シボレー -7.2715
4 22 O.セルビア Panther DRR Racing シボレー -9.8940
5 5 E.J.ヴィソ KV Racing Technology シボレー -10.0782
6 3 H.カストロネベス Team Penske シボレー -12.1105
7 98 アレックス・タグリアーニ Bryan Herta Autosport Honda -12.3440
8 20 E.カーペンター Ed Carpenter Racing シボレー -12.7396
9 38 グレアム・レイホール Chip Ganassi Racing Honda -13.3395
10 8 R.バリチェロ KV Racing Technology シボレー -13.8178
11 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing Honda -14.3764
13 77 シモン・パジェノー Schmidt/Hamilton Motorsports Honda +1Lap
16 14 マイク・コンウェイ A.J. Foyt Racing Honda +1Lap
17 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing Honda +1Lap
19 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing Honda DNF
20 15 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda DNF
21 19 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing Honda DNF
23 18 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing Honda DNF
25 67 ジョセフ・ニューガーデン Sarah Fisher Hartman Racing Honda DNF

ポイントスタンディング
ドライバー

順位 ドライバー チーム 総合ポイント
1 W.パワー Team Penske 274
2 J.ヒンチクリフ Andretti Autosport 243
3 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 239
4 R.ハンターレイ Andretti Autosport 233
5 H.カストロネベス Team Penske 231
6 シモン・パジェノー Schmidt/Hamilton Motorsports 216
7 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 205
8 T.カナーン KV Racing Technology 200
9 R.ブリスコー Team Penske 193
10 O.セルビア Panther DRR Racing 173
11 グレアム・レイホール Chip Ganassi Racing 171
12 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing 168
13 J.R.ヒルデブランド Panther Racing 161
14 E.J.ヴィソ KV Racing Technology 148
15 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing 145
16 R.バリチェロ KV Racing Technology 138
17 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing 136
18 M.アンドレッティ Andretti Autosport 133
19 アレックス・タグリアーニ Bryan Herta Autosport 128
20 E.カーペンター Ed Carpenter Racing 127
21 マイク・コンウェイ A.J. Foyt Racing 125
22 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing 121
23 ジョセフ・ニューガーデン Sarah Fisher Hartman Racing 114
24 S.デ・シルベストロ HVM Racing 95
25 K.レッグ Dragon Racing 88
26 S.ブルデー Dragon Racing 86
27 A.ベアトリス Andretti/Conquest Racing  28
28 タウンゼント・ベル Schmidt Hamilton Racing 26
29 ミシェル・ジョルダイン Rahal Letterman Lanigan 16
30 S.サーベドラ Andretti Autosport 14
31 ブライアン・クラウソン Sarah Fisher Hartman Racing 13
31 ウェイド・カニンガム A.J. Foyt Racing 13
31 J.アレジ Fan Force United 13

マニュファクチャラー(エンジン)
順位 マシン 総合ポイント
1 シボレー 63
2 Honda 57
3 ロータス 32

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