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2012年6月 5日 (火)

INDY:スコット・ディクソンがポールポジションから今季初優勝、Hondaが1-2-3フィニッシュし、HondaインディV6ターボは2連勝。佐藤琢磨は7位走行中のアクシデントでリタイア。

June 3 2012, RACE
Chevrolet Detroit Belle Isle Grand Prix

In120604001h2012年6月3日(日)・決勝 会場:ベル・アイル・レースウェイ 
天候:晴れ 
気温:25~26℃

(C)Honda Motor Co Ltd.
モーターシティと呼ばれるデトロイトでインディカー・レースが開催されるのは3年ぶりのことです。ダウンタウンのすぐ北のベル・アイルで行われるレースは、ストリートコースとは思えないハイスピードで争われるスリリングなもので、90年代から高い人気を誇ってきました。そのレースの復活を歓迎したファンがグランドスタンドを埋め尽くし、決勝レースのスタートは切られました。金曜日の走行開始時には、大会期間中の3日間とも悪天候が続く恐れもありましたが、レースは青空の下で戦われることとなりました。

In120604002h(C)Honda Motor Co Ltd.
全長2.07マイルのコースを90周するレースは、2ストップと3ストップ、ふたつの作戦が考えられ、出場チームがどのような作戦を採用するかにも注目が集まっていました。今シーズン初のポールポジションからスタートしたスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、2位以下を大きく突き放して独走、トップを明け渡すことなく32周を終えて1回目のピットストップに入りました。そして、レースをリードするスピードを見せつけながら、2ストップでゴールまで走り切る好燃費も実現しました。

39周目、コースからはがれたアスファルトの破片が原因でアクシデントが発生、安全確保のためにレースは赤旗でいったん中断されました。約2時間後にコースが修復され、90周のレースは60周へ短縮されて再開となりました。

ピット・ストップ後もトップを守ったディクソンは、長い中断のあとのリスタートでも危なげのない走りでトップを守り抜き、今季初勝利を飾りました。2位でゴールしたのは、赤旗中断時に6位だったダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)でした。2度のリスタートで見事なオーバーテイクを見せ、インディ500に続いてChip Ganassi Racingの1-2フィニッシュが成し遂げられたのです。そして、3位は予選4番手だったシモン・パジェノー(Schmidt/Hamilton Motorsports)。Hondaはインディ500からの2連勝を今シーズン初の1-2-3フィニッシュ、表彰台独占で達成しました。

In120604004h (C)Honda Motor Co Ltd.
佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、レース序盤のバトルでオーバーテイクを重ね、彼らしいアグレッシブな戦いぶりでスタート時より4つも上のポジション、7位を走行していました。ところが、39周目のターン12出口のコンクリート・ウォールにヒットし、レースを終えました。コーナー・イン側の縁石に左前輪が乗り上げてバランスを崩した結果でした。残念だったのは、赤旗が出される直前のアクシデントであった点でした。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
スコット・ディクソン(優勝)

「本当にハッピーです。チームの2レース連続の1-2フィニッシュは、がんばってくれているクルーたちのためにもうれしいことです。予期しなかった長い中断のあとも、レースを見続けてくれたファンがたくさんいてくれたのにも感激しました。ゴールを前にした戦いでは、特にターン6付近がガラスのように滑りやすくなっていました。インディカーとデトロイトのスタッフが、コースを修復し、レースを再開してくれたことに感謝します。リスタートからの15周は、とてもエキサイティングで、ファンも楽しんでくれたことと思います」

In120604005h (C)Honda Motor Co Ltd.
佐藤琢磨(20位)
「スタートは本当に難しく、周りを取り囲まれましたが、何とか順位を上げてターン1、2を通過できました。そこからはリズムに乗ってポジションキープの戦いを続けていましたが、作戦を変更し、早めのピットストップに入りました。しかし、マシンのバランスは自分の好みではありませんでした。デトロイトはマシンを合わせるのが本当に難しいコースです。ターン12でとても高い縁石に乗り上げ、ステアリングホイールに大きなキックバックを受けました。マシンはグリップを失い、それでレースを終えることとなってしまいました。自分の考えていたのとは違った結末となってしましました。次の週末、テキサスでは力強く戦えることと期待しています」

ロジャー・グリフィス|HPD テクニカル・ディレクター
「1-2-3で期待以上の結果です。Hondaチームがすばらしい力を発揮してくれたおかげです。スコット・ディクソンは誰にも負けない速さを貫き、ダリオ・フランキッティは最後のリスタート2回で卓越したドライビングを見せてくれました。そして、シモン・パジェノーのレースぶりもファンタスティックでした。今日のレースを戦うまで、ライバルとの燃費やパワーの力関係がどのようになっているのかが判明していませんでした。燃費は私たちの考えていた以上にいい数字が実現されていました。それは非常にうれしいことです。ここからシーズン最終戦までは、今まで以上に、ますますし烈な戦いが続くでしょう。来週のテキサスでもインディカー・バトルはエキサイティングなものになる。それは間違いないと思います」

決勝
順位 No. ドライバー チーム エンジン タイム/差
1 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing Honda 01:27:39.5053
2 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing Honda +1.9628
3 77 シモン・パジェノー Schmidt/Hamilton Motorsports Honda +2.4773
4 12 W.パワー Team Penske シボレー +3.5435
5 22 O.セルビア Panther DRR Racing シボレー +9.6619
6 11 T.カナーン KV Racing Technology シボレー +10.1676
7 28 R.ハンターレイ Andretti Autosport シボレー +10.6455
8 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing Honda +11.1048
9 14 マイク・コンウェイ A.J. Foyt Racing Honda +11.5351
10 98 アレックス・タグリアーニ Bryan Herta Autosport Honda +12.5688
 
15 67 ジョセフ・ニューガーデン Sarah Fisher Hartman Racing Honda -
19 38 グレアム・レイホール Chip Ganassi Racing Honda -
20 15 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda -
22 18 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing Honda -
23 19 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing Honda -

ポイントスタンディング
ドライバー

順位 ドライバー チーム 総合ポイント
1 W.パワー Team Penske 232
2 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 206
3 H.カストロネベス Team Penske 177
4 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 176
5 J.ヒンチクリフ Andretti Autosport 176
6 シモン・パジェノー Schmidt/Hamilton Motorsports 171
7 R.ハンターレイ Andretti Autosport 169
8 R.ブリスコー Team Penske 142
9 T.カナーン KV Racing Technology 141
10 O.セルビア Panther DRR Racing 129
11 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing 120
12 J.R.ヒルデブランド Panther Racing 119
13 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing 112
14 R.バリチェロ KV Racing Technology 112
15 グレアム・レイホール Chip Ganassi Racing 109
16 E.J.ヴィソ KV Racing Technology 106
17 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing 106
18 M.アンドレッティ Andretti Autosport 105
19 マイク・コンウェイ A.J. Foyt Racing 97
20 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing 89
21 ジョセフ・ニューガーデン Sarah Fisher Hartman Racing 87
22 S.ブルデー Dragon Racing 86
23 E.カーペンター Ed Carpenter Racing 85
24 アレックス・タグリアーニ Bryan Herta Autosport 79
25 S.デ・シルベストロ HVM Racing 78
26 K.レッグ Dragon Racing 61
27 A.・ベアトリス Andretti/Conquest Racing  28
28 タウンゼント・ベル Schmidt Hamilton Racing 26
29 ミシェル・ジョルダイン Rahal Letterman Lanigan 16
30 S.サーベドラ Andretti Autosport 14
31 ブライアン・クラウソン Sarah Fisher Hartman Racing 13
32 ウェイド・カニンガム A.J. Foyt Racing 13
33 J.アレジ fan Force United 13

マニュファクチャラー(エンジン)
順位 マシン 総合ポイント
1 シボレー 48
2 Honda 42
3 ロータス 24

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