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2012年6月25日 (月)

NASCAR:クリント・ボウヤーがロードコースで初優勝! (トヨタ)

2012年6月25日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ部 

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第16戦 Toyota/Save Mart 350


開催日:6月24日

12nascar17_1 “トヨタ カムリ”での初勝利を挙げたクリント・ボウヤー 

 6月24日(日)、米国西部カリフォルニア州ソノマのロードコース、インフィニオン・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第16戦「Toyota/Save Mart 350」が開催された。
 スプリント・カップ・シリーズで、年に2戦のみ行われるロードコース戦の1戦目となる今大会は、ワイナリーで有名なソノマの丘陵地帯に位置する、アップダウンの激しいコースが舞台。トヨタ勢は、2008年にカイル・ブッシュが勝利を飾っている。

 22日(金)練習走行に続き、午後3時40分から予選が行われ、マーティン・トゥルークス・Jr.が5番手、チームメイトのクリント・ボウヤーが6番手で3列目に並び、Ky.ブッシュは7番手。12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 24日(日)好天に恵まれたソノマで、午後0時21分、1.99マイルロードコースを110周(218.9マイル:約350km)して競われる決勝レースがスタート。
 序盤はトゥルークス・Jr.、ボウヤー、Ky.ブッシュがトップ10圏内で上位を追う展開。24周目にトゥルークス・Jr.がグリーン下でピットイン。多くのチームがギリギリの燃料での2回ピット作戦を採るのに対し、トゥルークス・Jr.は3回ピット作戦に出た。
 26周目にはボウヤーが首位を奪取。チームメイトで今大会スポット参戦となったブライアン・ヴィッカーズも21番手スタートから得意のロードコースでトップ10圏内へとポジションアップ。

 30周を過ぎ、徐々に上位勢もグリーン下でピットイン。34周目には首位のボウヤー、Ky.ブッシュらがピットへと向かった。このグリーンピットで、ヴィッカーズは痛恨のピットロードスピード違反を科され、大きく順位を落としてしまった。
 全車がピットを終えた時点で、先にピットインする作戦を採ったトゥルークス・Jr.が首位に浮上。これをボウヤーが追い、“トヨタ カムリ”のチームメイト同士による首位争いを展開。
 48周目、首位を走行していたトゥルークス・Jr.が2回目のピットイン。15位へと後退したが、交換したばかりのタイヤの優位性を活かし、順位を回復していった。
 この日の前半戦は全くイエローコーションが出ず、これまでのソノマでの連続グリーン走行記録を更新。各車70周を過ぎたあたりから、グリーン下で最後のピットへと向かった。

 ピット作戦をずらしていたトゥルークス・Jr.も若干遅れて3回目のピットへ。全車がピットを終えた時点で、ボウヤーがトップ、Ky.ブッシュが4位、トゥルークス・Jr.が5位につけ、終盤戦へ。
 82周目、周回遅れの車両がスピンを喫しこの日初めてのイエローコーション。上位7台はコース上に残ったが、ロガーノ、ハムリン、ヴィッカーズら最後の逆転を狙う後続勢はピットに向かい、給油とタイヤを交換。ヴィッカーズが8位、ロガーノとハムリンは12位、13位で再スタート。

トヨタモータースポーツニュース

 ボウヤーは、再スタートを上手く決め、首位を快走。一方でKy.ブッシュはタイヤの摩耗に苦しみ、徐々に後退。トップ10圏内へと順位を上げてきたロガーノ、ハムリンらがKy.ブッシュをパスしようとした94周目、サイド・バイ・サイドになったハムリンとKy.ブッシュの後方からロガーノが接触し、ハムリンはスピン。この接触で足回りにダメージを負ったハムリンは、無念のリタイアとなってしまった。
 一方首位争いは、ボウヤーにカート・ブッシュ(シボレー)が迫り、数周にわたって息をのむようなテール・トゥ・ノーズでのバトルが展開されたが、ボウヤーは凌ぎきり、再びその差を広げることに成功。そのままボウヤーが逃げ切ってレースは終わるかと思われた。

 しかし残り4周で、Ky.ブッシュが先行車と接触。スピンした車両がコース上に停止し、この日2度目のイエローコーション。レースは2周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることに。
 ボウヤーは再スタート直後こそ、サイド・バイ・サイドのまま首位を争う展開となったが、何とかこれを制して首位に浮上すると、Ku.ブッシュとトニー・スチュワート(シボレー)からの猛追を凌ぎきってトップでチェッカー。全112周中71周で首位を走行するという強さで、今季トヨタに移籍して初めての勝利を挙げることとなった。ロードコースでの勝利はボウヤー自身にとっても初。
 ピットでのスピード違反で一時20位以下まで後退しながら追い上げたヴィッカーズが4位。ロガーノが10位でフィニッシュ。Ky.ブッシュは17位。好走を見せたトゥルークス・Jr.は、ファイナルラップの接触でタイヤパンクに見舞われコースオフ。22位に終わった。
 イエローコーションわずか2回となった今レースは、イエローコーション回数(これまでの記録は3回)とレースを通しての平均速度で、コース記録を更新した。

 次戦第17戦は6月30日(土)、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで行われる。

ドライバー クリント・ボウヤー:
「燃料はバーンナウトを十分にできるほど残っていた。こんなに早く、皆とヴィクトリーレーンに上がることができて、大変感激している。夢が叶った。全てのパートナー、特にチームの全員を本当に誇りに思う。チームをスイッチすることは大きなリスクを伴ったが、同時に、私の能力を試すまたとないチャンスでもあった。素晴らしい“トヨタ カムリ”を作ってくれたファクトリーのスタッフにも感謝したい」 

第16戦 Toyota/Save Mart 350 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 6 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 112
2 24 14 トニー・スチュワート シボレー 112
3 8 51 カート・ブッシュ シボレー 112
4 21 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 112
10 14 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 112
17 7 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 112
22 5 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 112
24 18 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 111
31 42 83 ランドン・カシル トヨタ カムリ 110
33 38 49 J.J.イェリー トヨタ カムリ 107
35 16 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 98
36 39 93 トラヴィス・クヴァピル トヨタ カムリ 92
42 37 19 クリス・クック トヨタ カムリ 13
43 36 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 1

 観客数(主催者発表):91,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・ケンゼス フォード 596
2 グレッグ・ビッフル フォード 585
3 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 582
7 クリント・ボウヤー トヨタ 529
8 デニー・ハムリン トヨタ 523
9 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 520
12 カイル・ブッシュ トヨタ 459
15 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 441
24 マーク・マーティン トヨタ 341
26 ボビー・ラボンテ トヨタ 336
31 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 228
32 ランドン・カシル トヨタ 227
35 J.J.イェリー トヨタ 117
36 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 106
37 デイビッド・ストレミー トヨタ 103
47 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 26
51 ビル・エリオット トヨタ 7
55 クリス・クック トヨタ 2

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 111
2 トヨタ 96
3 フォード 81
4 ダッジ 64

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第14戦 Sargento 200


開催日:6月23日

マイケル・マクドウェルが2位フィニッシュ

12nascar17_2 好走を見せ2位でフィニッシュしたマイケル・マクドウェル(#18) 

 6月23日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第14戦「Sargento 200」が米国北部ウィスコンシン州エルクハートレイクのロードコース、ロードアメリカで開催された。
 この週末、スプリント・カップ・シリーズ戦は遠く離れたカリフォルニア州のソノマで開催されているため、掛け持ちするドライバーは少なく、元F1ドライバーなど多くの“ロードコース・スペシャリスト”が参戦した。

 22日(金)に2度に渡って練習走行が行われ、23日(土)決勝を前に午前9時15分から予選開始。昨年、ポールポジションからレースの大半を支配しながら、2度目の“グリーン・ホワイト・チェッカー”でコースオフし惜しくも優勝を逃したマイケル・マクドウェルが最前列2番手。ブライアン・スコットが6番手。11台の“トヨタ カムリ”が決勝に進んだ。
 この週末唯一の、カップ・シリーズとの掛け持ちドライバーとして忙しいスケジュールをこなしたカート・ブッシュは22番手グリッドにつけたが、決勝前に規定外の調整を行ったため、最後尾からのスタートとなった。

 予選に続き、午後2時55分、4.048マイルの伝統あるロードコースを50周(202.4マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。2番手スタートのマクドウェルは、スタート直後からポールポジションの元F1ドライバー、ネルソン・ピケ・Jr.を攻め、3周目に首位を奪取。
 1周の長いロードコース戦ではピットタイミングが重要となるため、序盤からグリーン下でピットインする作戦を採るチームも多く、マクドウェルは首位を争うピケ・Jr.と同タイミングで6周目にピットへ。かわってスコットが順位を上げ、9周目には首位浮上。しかし、12周目にスピン車両によりイエローコーションが出されると、上位勢はピットイン。コースに残ったマクドウェルが首位での再スタートとなった。

 17周目に2度目のイエローコーションが出されると、マクドウェルはピットに向かったが他の多くの車両がコース上に残ったため、マクドウェルは19位まで後退。一方で、ほぼ最後尾からのスタートを強いられたKu.ブッシュは、序盤から着実に順位を上げ、レースが折り返しとなる25周目には、6位までポジションアップを果たした。
 30周目を過ぎるとイエローコーションが連発。最後に向けてのピットで順位は入れ替わり、マクロウェルは3位へと復帰。39周目、この日5度目のイエローコーションからのグリーンフラッグが振られると、2位スタートだったマクドウェルは、一旦ダニカ・パトリック(シボレー)の先行を許すものの、すぐに逆転し、首位を逃げるピケ・Jr.を追った。
 その後はイエローコーションが出ず、終盤燃料の厳しくなったピケ・Jr.との差を詰めていったマクドウェルであったが、惜しくも逆転には至らず、2位でチェッカー。スコットが7位、Ku.ブッシュが8位に入った。

 次戦第15戦は6月29日(金)、ケンタッキー・スピードウェイで行われる。

ドライバー マイケル・マクドウェル:
「今日のレースはピット戦略が若干合わなかった。グリーン下でピットインした後、給油のタイミングをコーションにあわせようとしたのだが、上手く行かず、ポジションを失ってしまった。しかし、我々の“トヨタ カムリ”は本当に速かった。18号車のオーナーポイントの面で見れば良い結果だったと思うし、勝利にあと一歩のところまで近づくことができた。戦い続けていれば必ず勝てるはずだ」 

第14戦 Sargento 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 30 ネルソン・ピケ・Jr. シボレー 50
2 2 18 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 50
3 3 5 ロン・フェローズ シボレー 50
7 6 11 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 50
8 22 54 カート・ブッシュ トヨタ カムリ 50
13 19 44 マイク・ブリス トヨタ カムリ 50
14 15 81 ジェイソン・ボウルズ トヨタ カムリ 50
16 20 75 ケニー・ハブル トヨタ カムリ 50
17 17 99 ヴィクター・ゴンザレス・Jr. トヨタ カムリ 50
21 29 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 50
30 24 19 テイラー・マルサム トヨタ カムリ 46
33 18 87 アレックス・ケネディ トヨタ カムリ 38
43 30 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 2

 観客数(主催者発表):56,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 エリオット・サドラー シボレー 517
2 オースティン・ディロン シボレー 506
3 リッキー・ステンハウス・Jr. フォード 494
8 マイク・ブリス トヨタ 364
9 ブライアン・スコット トヨタ 339
11 テイラー・マルサム トヨタ 319
12 ジョー・ネメチェク トヨタ 316
14 ジェイソン・ボウルズ トヨタ 289
21 エリック・マクルーア トヨタ 165
22 ケニー・ウォレス トヨタ 150
24 ライアン・トゥルークス トヨタ 136
29 ジェフ・グリーン トヨタ 120
35 トラヴィス・パストラーナ トヨタ 87
38 ケヴィン・リペイジ トヨタ 64
50 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 35
55 ケニー・ハブル トヨタ 28
63 アレックス・ケネディ トヨタ 11
66 ジョン・ジャクソン トヨタ 10

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 91
2 シボレー 85
3 フォード 69
4 ダッジ 63

※結果及びポイントは暫定 
 

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