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2012年7月30日 (月)

NASCAR:“トヨタ カムリ”ブリックヤード初勝利叶わず。カイル・ブッシュが惜しくも2位

2012年7月30日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ部 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第20戦 The Curtiss Shaver 400 at the Brickyard


開催日:7月29日

12nascar22_1レースを通して上位を争い、2位でフィニッシュしたカイル・ブッシュ(#18) 

 7月29日(日)、米国中部インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第20戦「The Curtiss Shaver 400 at the Brickyard」が開催された。
 世界3大レースの一つである「インディ500」が開催される同コースは、設立当時路面がレンガ敷きだったことから「ブリックヤード」と呼ばれ、現在でもフィニッシュラインには1ヤード(約91cm)幅だけレンガが敷かれている。
 トヨタはIRL(インディ・レーシング・リーグ)参戦時の2003年に日本メーカーとして初めて「インディ500」を制しているが、NASCARスプリント・カップ・シリーズではインディアナポリス未勝利。今大会がNASCAR最高峰のスプリント・カップ・シリーズ参戦200戦目となる“トヨタ カムリ”は、「ブリックヤード」初勝利に向け決勝に臨んだ。

 28日(土)午後2時10分より予選が行われ、デニー・ハムリンが今季2度目のポールポジションを獲得。ジョーイ・ロガーノが3番手、カイル・ブッシュが7番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 29日(日)午後1時25分、12万人以上の観客が見守る中、2.5マイルオーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションのハムリンが首位をキープし、2位との差を広げる一方で、7番手スタートのKy.ブッシュが徐々に順位を上げ、11周目には3位に。26周目から始まったグリーン下のピットでハムリンが2位に後退すると、Ky.ブッシュは36周目にハムリンもかわし、2位に浮上、首位を追った。
 41周目にトラヴィス・クヴァピルが壁にヒットし、この日最初のイエローコーション。全車ピットに向かったが、Ky.ブッシュは発進時にエンジンストールを喫し、13位へと順位を落としてしまった。

トヨタモータースポーツニュース

 

再スタートでは最前列アウト側の2位につけていたハムリンがラインを外して遅れ、大きくポジションダウン。47周目には20位前後を走行していたクリント・ボウヤーが接触されてスピンを喫し、2度目のイエローコーションとなった。
 中盤戦はKy.ブッシュが順位を取り戻し、5位前後を走行。93周目に出された3度目のイエローコーションからの再スタートでは、首位の車両がスタートで失敗した混乱に乗じて一気に2位に浮上した。
 132周目、14位を走行していたロガーノがスピン。これにボビー・ラボンテら後続が接触し、ロガーノは壁にクラッシュしてしまった。

 再スタートでは3位に付けていたKy.ブッシュが得意の好ダッシュを見せ、2位争いを展開。これを制し、この日圧倒的な速さを見せて首位を逃げるジミー・ジョンソン(シボレー)を追った。
 しかし、逆転は叶わず、Ky.ブッシュは2位でフィニッシュ。“トヨタ カムリ”のインディアナポリス初勝利は叶わなかったが、Ky.ブッシュはこの好結果により、ランキングを11位へと2つ上げることとなった。ハンドリングに苦しんだハムリンが6位。マーティン・トゥルークス・Jr.が8位に入り、“トヨタ カムリ”は3台がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第21戦は8月5日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「今日の我々の“トヨタ カムリ”は本当に好調だった。工場から持ちこんだ時点で素晴らしい仕上がりだったが、加えてクルーやクルーチーフが週末良い仕事をしてくれた。もし48号車(ジミー・ジョンソン)がいなかったら勝てていたと思うが、今日はジミー(ジョンソン)の日だった。我々はベストを尽くした。チームを誇りに思う。ここ2ヶ月ほどの間、良い走りができていたにもかかわらず結果が付いてこなかったので、今日の結果には満足している」 

第20戦 The Curtiss Shaver 400 at the Brickyard 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 6 48 ジミー・ジョンソン シボレー 160
2 7 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 160
3 5 16 グレッグ・ビッフル フォード 160
6 1 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 160
8 17 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 160
11 19 55 マーク・マーティン トヨタ カムリ 160
15 33 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 160
24 26 30 デイビッド・ストレミー トヨタ カムリ 160
25 38 83 ランドン・カシル トヨタ カムリ 160
26 29 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 160
33 3 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 144
37 30 93 トラヴィス・クヴァピル トヨタ カムリ 40
43 43 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 5

 観客数(主催者発表):125,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 731
2 マット・ケンゼス フォード 717
3 グレッグ・ビッフル フォード 709
5 デニー・ハムリン トヨタ 667
7 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 653
10 クリント・ボウヤー トヨタ 643
11 カイル・ブッシュ トヨタ 588
17 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 544
23 ボビー・ラボンテ トヨタ 427
27 マーク・マーティン トヨタ 374
31 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 305
32 ランドン・カシル トヨタ 293
35 デイビッド・ストレミー トヨタ 145
36 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 135
41 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 75
56 クリス・クック トヨタ 2

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 144
2 トヨタ 116
3 フォード 97
4 ダッジ 83

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第19戦 Indiana 250


開催日:7月28日

カイル・ブッシュが中盤戦を支配するも無念のスピン。
デニー・ハムリンが4位フィニッシュ

12nascar22_24位でフィニッシュしたデニー・ハムリン(#18) 

 7月28日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第19戦「Indiana 250」がインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催された。
 インディアナポリスでのネイションワイド・シリーズ戦は、昨年までは「インディ500」の行われる2.5マイルの「ブリックヤード」ではなく、ショートオーバルであるルーカス・オイル・レースウェイで開催されていたが、今季よりスプリント・カップ・シリーズと同じ「ブリックヤード」に舞台が移された。

 28日(土)決勝に先立ち、午後12時35分より予選が行われ、カイル・ブッシュが最前列2番手。デニー・ハムリンが4番手、ジョーイ・ロガーノが6番手につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 午後4時52分、2.5マイルオーバルを100周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。最前列2番手から絶好のスタートを切ったKy.ブッシュが先頭に立ち、ハムリンが続く形の序盤戦となった。
 16周目、コンペティション・コーション(主催者により予定されていたコーション)が出され、全車ピットへ。首位につけていたKy.ブッシュは燃料給油でタイムをロスし、5位に後退。ハムリンが首位で再スタートとなったが、27周目には再びKy.ブッシュが首位を奪還した。

 Ky.ブッシュは中盤戦、2位を大きく引き離し支配したが、63周目にこの日3度目のイエローコーションでのピット作業で、4本タイヤを交換し、作業でも手間取ったために9位に後退。しかし、そこから素晴らしい追い上げを見せたKy.ブッシュは、72周目には4位に浮上した。
 74周目、9位を走行していたブライアン・スコットがスピン。4度目のイエローコーションとなった。Ky.ブッシュはピットに入らず、先の給油で最後まで走りきる作戦を選択。4位で再スタートを切ったが、その直後に、他車と接触してスピン。見事なコントロールでどこにもぶつからずコースに復帰したが、再び出されたコーション中のタイヤ交換を強いられ、26位まで後退してしまった。

 ハムリンが5位、ロガーノ6位で82周目に再スタート。ハムリンはスタートで若干順位を落としたが、その後追い上げ、4位でフィニッシュ。ロガーノは7位でチェッカーを受けた。
 Ky.ブッシュは一時15位までポジションを戻したが、スピン時にグリル内に詰まった草でオーバーヒート症状に見舞われグリーン下でピットイン。22位に終わった。
 今季ネイションワイド・シリーズにデビューを果たし、今季7戦目の出場となったエクストリームスポーツのスーパースター、トラヴィス・パストラーナは、首位と同一周回で、自身最高位となる13位フィニッシュを果たした。

 次戦第20戦は7月4日(土)、米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「我々の“トヨタ カムリ”は、今日ずっと強いオーバーステア症状で、特に再スタート時は厳しかった。そのため、これ以上順位を上げることができなかった。コース上でのポジション取りが重要となるこのコースで、ショートランでの速さが足りず、良いポジションにつけられなかった。追い抜きも難しく、タフなレースだった。トップ5フィニッシュは悪くないが、望んでいた結果ではない。しかし、全体的に見ればチームにとっては良い一日だった」 

第19戦 Indiana 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 8 22 ブラッド・ケゼロウスキー ダッジ 100
2 13 12 サム・ホーニッシュ・Jr. ダッジ 100
3 3 51 タイ・ディロン シボレー 100
4 4 18 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 100
7 6 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 100
11 12 44 マイク・ブリス トヨタ カムリ 100
13 19 99 トラヴィス・パストラーナ トヨタ カムリ 100
14 15 11 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 100
16 24 81 ジェイソン・ボウルズ トヨタ カムリ 100
18 28 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 100
19 26 24 ケニー・ウォレス トヨタ カムリ 100
22 2 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 100
24 34 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 100
29 22 19 テイラー・マルサム トヨタ カムリ 99
36 35 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 23

 観客数(主催者発表):40,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 エリオット・サドラー シボレー 704
2 オースティン・ディロン シボレー 703
3 リッキー・ステンハウス・Jr. フォード 691
8 マイク・ブリス トヨタ 524
9 ブライアン・スコット トヨタ 460
11 ジョー・ネメチェク トヨタ 447
12 テイラー・マルサム トヨタ 427
13 ジェイソン・ボウルズ トヨタ 419
19 エリック・マクルーア トヨタ 271
22 ライアン・トゥルークス トヨタ 204
23 ケニー・ウォレス トヨタ 202
30 トラヴィス・パストラーナ トヨタ 158
34 ジェフ・グリーン トヨタ 134
47 ターナー・ベリーヒル トヨタ 49
52 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 35
70 ジョン・ジャクソン トヨタ 10

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 124
2 トヨタ 112
3 フォード 92
4 ダッジ 90

※結果及びポイントは暫定 

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