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2012年8月14日 (火)

NASCAR:ロードコース戦でクリント・ボウヤーが4位、首位快走のカイル・ブッシュは最終周無念の接触で7位 (トヨタ)

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第22戦 Finger Lakes 355 at the Glen


開催日:8月12日

12nascar24_1レース最多の43周で首位を快走しながら、
最終周の接触で7位に終わったカイル・ブッシュ(#18) 

 8月12日(日)、米国東部ニューヨーク州ワトキンス・グレン・インターナショナルのロードコース、ワトキンス・グレン・インターナショナルでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第22戦「Finger Lakes 355 at the Glen」が開催された。
 オーバルでのレースが主となるNASCARにおいて、年に2戦のみ行われるロードコースでのレース。ワトキンス・グレンは60年代、70年代にはF1アメリカGPの舞台ともなった伝統のコースである。
 ワトキンス・グレンでは、カイル・ブッシュが2008年にポール・トゥ・ウィンで勝利を挙げ、その後もトップ10フィニッシュを続けるなど得意としている。Ky.ブッシュは前戦クラッシュによる下位フィニッシュで“チェイス”圏内から外れたため、“チェイス”入りの可能性を高める今季2勝目を目指しレースに臨んだ。

 10日(金)の昼に予定されていた練習走行が雨でキャンセルとなったため、急遽11日(土)の朝、予選の前に練習走行が追加。午前11時40分より予選が行われた。朝の練習走行でトップタイムをマークするなど好調なKy.ブッシュが最前列2番手。クリント・ボウヤーが8番手、マーティン・トゥルークス・Jr.が9番手につけ、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 12日(日)午後1時25分、1周2.45マイルのロードコースを90周(220.5マイル:約355km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションの元F1ドライバー、ファン・モントーヤと並んで最前列でスタートを切ったKy.ブッシュは、並んだまま進入した第1コーナー立ち上がりで前に出て首位を奪取。その後は2位以下をじりじりと引き離しながら首位を快走した。
 全90周を4つに分けて3回のピットストップ作戦が定石と考えられ、上位勢も20周過ぎからグリーンでのピット作業を開始したが、Ky.ブッシュ、トゥルークス・Jr.、ボウヤーらはピットに向かわず、燃料的に難しい2回ピット作戦を選択。

 26周目にこの日最初のイエローコーションが出されるとKy.ブッシュらはピットイン。先にグリーンピットを終えていた上位勢がコース上に残ったため、Ky.ブッシュが8位、トゥルークス・Jr.が9位、ボウヤーが11位での再スタートとなった。
 一方、それまで15位前後を走行していたジョーイ・ロガーノは、サスペンション付け根を破損するトラブルに見舞われ、ガレージでの長い修復で大きく後退。
 このスティントではトゥルークス・Jr.が好調。Ky.ブッシュと共にトップ5圏内に浮上し、3回ストップ作戦組がレース折り返しとなる45周目付近に2度目のグリーンピットを行うと、Ky.ブッシュが2位、トゥルークス・Jr.が3位と更にポジションを上げた。

 58周目、同じく2回ピット作戦で首位を走行していたブラッド・ケゼロウスキー(ダッジ)がピットインし、Ky.ブッシュが首位に。5位に付けていたボウヤーもピットイン。翌周ピットインを予定していたトゥルークス・Jr.だったが、コース上で燃料切れに見舞われ、スローダウン。その直後にデニー・ハムリンがエンジントラブルに見舞われコース上にストップ。イエローコーションとなった。
 これで上位勢のほとんどが最後のピットへ。ボウヤーを含む数台がコースに残ったため、ボウヤーが3位、Ky.ブッシュが5位で再スタート。トゥルークス・Jr.は22位へと後退してしまった。

 64周目、今大会にスポット参戦していたジェイソン・リフラーがクラッシュし、イエローコーション。71周目にもコーションが出され、74周目に再スタートが切られると、3位に付けていたKy.ブッシュが見事なダッシュを見せ、3ワイド状態で一気に1コーナーのインに飛び込み、首位を奪取。2位以下との差を2秒ほどに広げ、そのまま逃げ切るかと思われた。

 Ky.ブッシュ首位で迎えたファイナルラップ、第1コーナーに進入したKy.ブッシュは、周回遅れ車両のエンジンブローで撒かれたオイルに乗りコースアウト。何とか首位のままコースへと復帰したが、この機をついて首位を狙ったケゼロウスキーがKy.ブッシュに接触。Ky.ブッシュはスピンを喫し、イン側のガードレールにヒット。走行は継続したが、7位へと順位を落としてしまった。
 このアクシデントで、トヨタ勢最上位フィニッシュは4位のボウヤー。Ky.ブッシュが7位、追い上げたトゥルークス・Jr.が10位でチェッカーを受けた。
 今大会の結果、Ky.ブッシュはランキングで一つ順位を上げ、“チェイス”2枚目のワイルドカードの権利を持つライアン・ニューマン(シボレー:今大会11位)との差を6ポイントへと詰めた。しかし、最後のワイルドカード争いは複数台による僅差で続いており、“チェイス”決定まで残り4戦、予断を許さない状況となっている。

 次戦第23戦は8月19日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー クリント・ボウヤー:
「満足行く結果だ。着実な週末を過ごすことができた。ここは得意なコースという訳ではない。それだけに、この好結果を得られたのは素晴らしい“トヨタ カムリ”を仕上げ、見事なピット作業をこなしてくれたクルーチーフやチーム全員のおかげであり、彼らを誇りに思う」 

第22戦 Finger Lakes 355 at the Glen 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 5 9 マーコス・アンブローズ フォード 90
2 4 2 ブラッド・ケゼロウスキー ダッジ 90
3 3 48 ジミー・ジョンソン シボレー 90
4 8 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 90
7 2 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 90
10 9 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 90
23 35 83 ランドン・カシル トヨタ カムリ 90
24 42 93 トラヴィス・クヴァピル トヨタ カムリ 90
27 26 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 90
29 36 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 88
32 14 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 71
34 23 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 57
35 41 49 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 42
41 40 19 クリス・クック トヨタ カムリ 5
42 43 30 パトリック・ロング トヨタ カムリ 2
43 33 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 0

 観客数(主催者発表):90,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 777
2 グレッグ・ビッフル フォード 776
3 マット・ケンゼス フォード 775
6 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 728
7 クリント・ボウヤー トヨタ 719
10 デニー・ハムリン トヨタ 693
14 カイル・ブッシュ トヨタ 638
18 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 587
24 ボビー・ラボンテ トヨタ 461
26 マーク・マーティン トヨタ 406
31 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 344
32 ランドン・カシル トヨタ 332
35 デイビッド・ストレミー トヨタ 155
36 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 136
42 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 75
54 クリス・クック トヨタ 5
58 パトリック・ロング トヨタ 2

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 157
2 トヨタ 125
3 フォード 109
4 ダッジ 93

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第21戦 Zippo 200 at The Glen


開催日:8月11日

後方スタートのカイル・ブッシュが追い上げ6位

12nascar24_2後方スタートからトラブルに見舞われながらも追い上げ、
6位でフィニッシュしたカイル・ブッシュ(#54) 

 8月11日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第21戦「Zippo 200 at The Glen」がワトキンス・グレン・インターナショナルで開催された。

 10日(金)の午後2時間の練習走行を経て、11日(土)朝9時35分から予選開始。カイル・ブッシュが5番手、ジョーイ・ロガーノが6番手。ブライアン・スコットが9番手につけ、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 スプリント・カップ・シリーズの予選を挟んで、午後2時39分に1周2.45マイルのロードコースを82周(200.9マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。
 5番手グリッドを獲得していたKy.ブッシュは、予選後にエンジンを交換したため、後方へとグリッドを後退してのスタートを強いられたが、序盤から目覚ましい勢いで順位を上げ、15周目にはトップ10圏内へと浮上した。
 23周目あたりからグリーン下でのピット作業が始まり、全車が1度目のピットを終えた時点で、ロガーノが3位、Ky.ブッシュが5位に浮上。今回ロードコース・スペシャリストとしてスポット参戦しているアレックス・ケネディが最後まで粘り、36周目にようやくピットイン。しかしピットアウト後の39周目にケネディは第3コーナーでクラッシュ。この日2度目のイエローコーションとなった。

 このコーションからの再スタートで、好ダッシュを見せたKy.ブッシュは2位へとジャンプアップ。これにロガーノが続いた。
 残り周回を考え、この日最後となるであろうピットへ、52周目にロガーノ、53周目にKy.ブッシュらが向かったが、ロガーノは54周目に最終コーナーで他車に接触され、スピン。このスピンではイエローコーションは出なかったが、56周目にジョー・ネメチェクがコース上に止まってしまい、イエローコーションとなった。
 このコーション中、それまでピットインせず順位を上げていたライアン・トゥルークスらが最後のピットへ。4位で再スタートを切ったKy.ブッシュは見事なダッシュから1コーナーへの突っ込みを見せ、2位に浮上。首位を追ったが、スロットル系が引っかかるトラブルに見舞われてしまった。
 じりじりと順位を落としていったKy.ブッシュを、一時15位まで後退しながら挽回してきたロガーノがパス。しかし、その直後にロガーノはまさかのエンジントラブルに見舞われ後退。
 様々なトラブルにもかかわらず最後まで上位で走り抜いたKy.ブッシュが6位でチェッカー。スコットが10位でトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第22戦は8月18日(土)、カナダ・ケベック州モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われる。

54号車(カイル・ブッシュ)クルーチーフ マイク・ビーム:
「信じられないほどあらゆるトラブルに襲われた週末だった。20周を過ぎたあたりからだと思うが、シフトにトラブルが発生し、終盤にはスロットル系も不調となった。昨日の予選でのエンジントラブルにより、後方からのスタートも強いられたが、カイル(ブッシュ)はそんな状況でも上位を走り、チームクルーも素晴らしい仕事をしてくれた」 

第21戦 Zippo 200 at The Glen 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 60 カール・エドワーズ フォード 82
2 4 22 ブラッド・ケゼロウスキー ダッジ 82
3 1 12 サム・ホーニッシュ・Jr. ダッジ 82
6 5 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 82
10 9 11 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 82
14 20 44 マイク・ブリス トヨタ カムリ 82
15 13 20 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 82
16 16 99 ヴィクター・ゴンザレス・Jr. トヨタ カムリ 82
17 27 81 ジェイソン・ボウルズ トヨタ カムリ 82
20 34 75 ケニー・ハブル トヨタ カムリ 82
22 6 18 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 82
26 40 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 77
27 26 97 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 55
29 25 87 アレックス・ケネディ トヨタ カムリ 37
38 17 19 アレックス・ポポウ トヨタ カムリ 5
40 33 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

 観客数(主催者発表):40,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 エリオット・サドラー シボレー 783
2 リッキー・ステンハウス・Jr. フォード 770
3 サム・ホーニッシュ・Jr. ダッジ 759
8 マイク・ブリス トヨタ 578
9 ブライアン・スコット トヨタ 520
10 ジョー・ネメチェク トヨタ 492
13 ジェイソン・ボウルズ トヨタ 461
15 テイラー・マルサム トヨタ 449
19 エリック・マクルーア トヨタ 302
22 ライアン・トゥルークス トヨタ 234
24 ケニー・ウォレス トヨタ 202
30 トラヴィス・パストラーナ トヨタ 158
32 ジェフ・グリーン トヨタ 139
45 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 73
49 ヴィクター・ゴンザレス・Jr. トヨタ 55
50 ケニー・ハブル トヨタ 52
51 ターナー・ベリーヒル トヨタ 49
55 ブレット・モフィット トヨタ 35
60 アレックス・ケネディ トヨタ 27
77 ジョン・ジャクソン トヨタ 10
80 アレックス・ポポウ トヨタ 6

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 137
2 トヨタ 118
3 フォード 105
3 ダッジ 102

※結果及びポイントは暫定 

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