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2012年9月 4日 (火)

ALMS:ウォルフ・ヘンツラーが昨年に続き2回目の優勝 (ポルシェ)

M12_3440アメリカン・ル・マン・シリーズ第8戦、ボルチモア
プレスインフォメーション 2012年9月03日

日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)のワークスドライバーであるウォルフ・ヘンツラー(ドイツ)/ブライアン・セラーズ(米国)組が911 GT3 RSRで参戦するアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)第8戦ボルチモア(市街地サーキット)において、すばらしいパフォーマンスと卓越したピットストップ作戦により、昨年に続き優勝を飾りました。

M12_3442インナー・ハーバーに設置された市街地サーキットに集った観客は、世界最速のスポーツカーが競うアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)の2時間のスリリングなレースを堪能し、ファルケンタイヤ・チームのポルシェ911 GT3 RSRの初優勝を目の当たりにしました。

「このような偉大なレースで2連勝でき、感無量です」とウォルフ・ヘンツラーが語ります。「チームの作戦は完璧でした。私達はセーフティカーが出るのを待たず、ピットイン後にそのままレースをフィニッシュできる見通しが立った時点でピットに入りました。これこそが、正しい決定でした」。ポルシェAGの社長であるマティアス・ミューラーは、ボルチモアで初めてアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)を体験し、「私はこれまで、これほどエキサイティングな2時間を経験したことはほとんどありません。1周目から早くもセーフティカーが出ました。私は、各ポルシェ チームと興奮を共有するためピットウォールに向かいました。アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)の戦いは感動的なものでした。ウォルフ・ヘンツラーとブライアン・セラーズの偉業に賛辞を贈ります。当社の象徴ともなっているスポーツカー、ポルシェ911は、またしてもそのスピードと信頼性を証明しました」とコメントしています。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

カーナンバー#17のポルシェ911 GT3 RSRのステアリングを握り6番手スタートを切ったウォルフ・ヘンツラーは、スタート直後の複数台が絡むクラッシュのため混乱に巻き込まれます。「逃げ場がどこにあるのか、まったくわかりませんでした。コースの左、右、中央と、クルマばかりでした」と彼は説明します。「ラッキーなことに、他車に衝突されることはありませんでした。私は何とか空いているラインを見つけ、2つ順位を上げることができました」。しばらくの間、彼は狭くトリッキーなサーキットの前方で繰り広げられるポジション争いを静観していましたが、その後、トップを狙って追撃を開始しました。ヘンツラーのチームメイト、ブライアン・セラーズはピットで数周遅れますが、レース開始後1時間でトップのポジションを取り戻しました。その後、彼はライバル達の追撃をチェッカーまで退け続けました。「私達は、シボレーやフェラーリより常に速かった訳ではありません」と彼は話しています。「しかし、私達には誰にもオーバーテークされないだけの十分な速さはありました」。

アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のGTクラスがどれほど強力にサポートされているか、またどれほど激しい戦いが展開しているかを明らかにしたのは、トップ4台がそれぞれ異なるメーカーの車両だったという事実です。マティアス・ミューラー社長もパフォーマンスの密度に感心しました。ポルシェAGの社長である彼は、このエキサイティングでファンを魅了して止まないレースの舞台裏を目の当たりにしました。スタート前のフォーメーションラップと、最初のコーションフェーズで、彼はセーフティカーであるポルシェ パナメーラ ターボの助手席に同乗したのです。

ボルチモアでのシーズン第8戦におけるポルシェの強さを締め括ったのは、イェルク・ベルクマイスター(ドイツ)/パトリック・ロング(米国)組で、このコンビはフライングリザードモータースポーツが投入したポルシェ911 GT3 RSRで5位に入りました。しかし、ライムロックで優勝した彼らは、第1コーナーの混乱を無傷で抜け出すことはできませんでした。パトリック・ロングはリアエンドを押され、これにより車両がわずかながらダメージを受けました。このレースでは、オーナーでありドライバーであるセズ・ニーマンが午前中のプラクティスで腕を負傷したため、アメリカ人のロングが急遽フライングリザード2号車もドライブするという、異例のダブルスティントをこなしました。直前でのドライバー交代のため、レギュレーションによりワークスドライバーの同僚であるマルコ・ホルツァー(ドイツ)はピットレーンからのスタートとなりました。これにも関わらず、息を呑むような追い上げで、彼らは7位でフィニッシュしました。また、ポールミラーレーシング911 GT3 RSRのコックピットに乗り込んだサシャ・マーセン(ドイツ)/ブライス・ミラー(米国)組は、何度かトップを走行したにも関わらず、レースを9位で終えました。

「今日はついていませんでした。パトリックが第1コーナーで受けた衝突は強く、リアサスペンションが損傷しただけでなく、無線機もマウントから外れてしまいました。コーションフェーズ中に、パトリックはそれを修理しなければなりませんでした。今日、私達ができることは多くはありませんでした」とイェルク・ベルクマイスターが振り返っています。ベルクマイスターがカーナンバー#45のポルシェを引き継いだ後、パトリック・ロングはカーナンバー#44のマルコ・ホルツァーと交代しました。「早い段階でタイヤにダメージを受けたため、余分なピットストップが必要でした。私達がレースに戻ったときのポジションと、スタート時点で12位だったことを考えれば、7位という結果は堅実な結果だと言えます」と彼は語っています。「私はトラブルのないレースを心がけ、あまり無理はしませんでした。普段、私はチャンピオンシップでこの車両をドライブしないのですから。今回のウィークエンドでは、チームが目覚ましい活躍をしてくれました」。マルコ・ホルツァーは続けて、「私達のポルシェは、バランスも良く速かったです。私がパトリックに車両を渡した時点では、私達は辛うじてGTクラスのトップグループと同じ周回を走行していました。それにも関わらずレース終盤、パトリックは数台の車両をオーバーテークして見せてくれました」と説明しています。

GTCクラスでは、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)でのキャリアをポルシェ911 GT3 RSRでスタートしたポルシェのワークスドライバー、パトリック・ピレ(フランス)が、アル・カーター(米国)とともに優勝を果たしました。「すばらしいレースでした。ここボルチモアのような狭いストリートサーキットで、GTCクラスの車両があれほど速く走るなんて信じられません」とピレは感想を述べています。「2位の車両を抜いてから、すぐにトップに出ることに成功しました。そこからは、ポジションをキープすることと、タイヤを温存することに集中しました。終盤にかけて厳しくなることがわかっていましたから。私にとって最高のウィークエンドでした」。

アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)の第9戦は、9月15日に米国バージニア州アルトンのバージニア・インターナショナル・レースウェイで開催されます。

レース結果
GTクラス
1. ヘンツラー/セラーズ組(ドイツ/米国)、ポルシェ911 GT3 RSR、67周
2. ギャビン/ミルナー組(イギリス/米国)、シボレーコルベット、67周
3. シャープ/ファン・オーバービーク組(米国/米国)、フェラーリF458イタリア、67周
4. D. ミュラー/ジョーイ・ハンド組(ドイツ/米国)、BMW E92 M3、67周
5. ベルクマイスター/ロング組(ドイツ/米国)、ポルシェ911 GT3 RSR、67周
6. マグナッセン/ガルシア組(デンマーク/スペイン)、シボレーコルベット、67周
7. ホルツァー/ロング組(ドイツ/米国)、ポルシェ911 GT3 RSR、67周
9. マーセン/ミラー組(ドイツ/米国)、ポルシェ911 GT3 RSR、66周

GTCクラス
1. ピレ/カーター組(フランス/米国)、ポルシェ911 GT3カップ、65周
2. キーン/マクニール組(米国/米国)、ポルシェ 911 GT3カップ、65周
3. ルザッフル/フォークナー組(米国/アイルランド)、ポルシェ911 GT3カップ、65周

ポイントスタンディングス
GTクラス
ドライバー部門
1. オリバー・ギャビン、トミー・ミルナー(シボレー)124ポイント
2. ジャン・マグナッセン、アントニオ・ガルシア(シボレー)98ポイント
3. ディルク・ミュラー(BMW)94ポイント
4. ジョーイ・ハンド(BMW) 91ポイント
5. スコット・シャープ、ヨハネス・ファン・オーバービーク(フェラーリ)84ポイント
6. イェルク・ベルクマイスター、パトリック・ロング(ポルシェ)81ポイント
7. ビル・オーバーレン/イェルク・ミュラー(BMW)78ポイント
8. ウォルフ・ヘンツラー、ブライアン・セラーズ(ポルシェ)65ポイント
9. サシャ・マーセン、ブライス・ミラー(ポルシェ)47ポイント

マニュファクチュアラー部門
1. シボレー、145ポイント
2. BMW、126ポイント
3. ポルシェ、133ポイント
4. フェラーリ、110ポイント

チーム部門
1. コルベットレーシング(シボレー)、145ポイント
2. BMWチームRLL(BMW)、121ポイント
3. フライングリザードモータースポーツ(ポルシェ)、104ポイント
4. エクストリーム・スピード・モータースポーツ(フェラーリ)、86ポイント
5. チームファルケンタイヤ(ポルシェ)、65ポイント
6. ポールミラーレーシング(ポルシェ)、45ポイント

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