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2012年11月19日 (月)

F3:伝統の「F3世界一決定戦」マカオGPで日本勢は苦戦。 (トヨタ)

Toyota_racing_s2012年11月19日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ部

第59回 F3マカオGP
山内英輝が14位。初出場の中山雄一と平川亮は21位/リタイア

 11月15日(木)から18日(日)の4日間に渡り、中国特別区マカオの市街地特設コース、ギア・サーキットにて伝統の第59回マカオGPが開催された。
 全長6.12kmのギア・サーキットは広く高速な海側と、狭くテクニカルな山側の2面性を持ち、市街地ならではの、エスケープゾーンの全くない難コース。世界中のF3を戦う、明日のトップドライバー候補達が集まり、F3ドライバーの世界一を決定するレースとして長い歴史を誇っている。
 今季のマカオGPには、日本勢としては、ルーキーイヤーながら開幕から圧倒的な速さを見せチャンピオンに輝いた平川亮(KCMG by RSS)、シーズン後半5連勝を飾るなど調子を上げ、ランキング2位となった中山雄一(Tom's)、同ランキング3位の山内英輝(B-Max Engineering)の3名が出場。全車トヨタエンジンを使用する。山内は3回目のマカオ挑戦だが、平川と中山は共にF3では初挑戦となる。

 15日(木)はプラクティス1に続き予選1回目が行われた。初走行となるプラクティス1では、平川、中山がクラッシュ。山内は18番手タイム。平川の車両はダメージが大きく、午後の予選1回目までに修復が間に合わず出走できず。山内と中山はそれぞれ22番手、26番手で予選1回目を終えた。
 16日(金)も午前中のプラクティス2と午後に予選2回目というスケジュール。雨の予報もあったが、結局ドライコンディションのまま推移した。プラクティス2では山内は前日と同じ18番手タイムをマークしたが、中山は終盤に2度目となるクラッシュを喫し、27番手。平川は最後尾の30番手と苦戦を強いられることに。
 予選2回目は、3度の赤旗中断が出る荒れたセッションとなったが、山内が16番手、中山は21番手とポジションをアップ。平川は赤旗に阻まれタイムアップは果たせず、28番手。
 予選レースのグリッドは2日間の総合で決定され、山内が総合18番手、中山が総合23番手。平川は総合29番手ながら、フリー走行中の抜き打ち車検で赤信号無視があり3グリッド降格、最後尾からのスタートとなった。

 17日(土)は予選レース(10周)が午後2時19分から行われ、その結果で日曜日の決勝グリッドが決定される。エンジン交換車両などもあり、17番手スタートとなった山内は前走車を1台パスし、16位でフィニッシュ。23番手スタートの中山は、好スタートを決め、1周目に18位までポジションを上げたが、4周目にリスボアコーナーでクラッシュし、リタイア。28番手スタートの平川は他車のリタイアもあり、24位でチェッカーを受けた。

 18日(日)の決勝レース(15周)は、午後3時半にスタート。途中クラッシュ車両によりセーフティカーが導入されたが、日本勢は巻き込まれることはなく、山内が14位、中山が21位でフィニッシュ。平川はストレートの伸びない車両で苦しみながらも20位前後でのバトルを繰り広げていたが、13周目の最終コーナーでクラッシュ、無念のリタイアに終わった。

グリッド 決勝 グリッド 決勝
山内英輝(B-Max Engineering) 21 22番手 16番手 17番手 16位 16番手 14位
中山雄一(Tom's) 18 26番手 21番手 23番手 リタイア 30番手 21位
平川亮(KCMG by RSS) 11 出走せず 28番手 28番手 24位 24番手 リタイア

トヨタモータースポーツニュース

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