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2012年11月 6日 (火)

WTCC:決勝では追い上げを見せ、レース1は13位、レース2は10位 (ホンダ)

Et121104001h2012年11月4日(日)・決勝  
会場:上海国際サーキット(4.603m)  
天候:晴れ  
コースコンディション:ドライ

11月4日(日)、FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)中国ラウンドの決勝レースが、晴天のもと、上海国際サーキットで行われました。

●レース1

午後2時45分、13周のレース1がスタートしました。Civic WTCCは17番手からポジションアップを狙いました。ローリングスタートで始まったオープニングラップでは、第1コーナーからその先のタイトコーナーで、WTCCらしい激しいポジション争いと、接触などのアクシデントが多発しました。そのすきを縫って、Civic WTCCは11番手にジャンプアップします。

Et121104003hその後、7番手争いを繰り広げる6台の集団の中で、Civic WTCCは激しい攻防を繰り広げます。3周目には前車のコースオフや、ストレートエンドで前車をパスするなどで9番手に浮上。4周目に8番手、7周目に7番手と着実に前車を捕らえ、ポジションを上げていきました。

終盤になり、スタート直後に順位を落としていた予選上位のマシンにその差を詰められますが、モンテイロ選手はそのポジションを守りきり、7位でチェッカーフラッグを受けました。8位とはわずか0.09秒差でした。

●レース2

Civic WTCCは、17番手からのスタンディングスタートで、レース2を開始。レース1同様、スタート直後から激しいポジション争いが各所で繰り広げられました。好スタートを切ったモンテイロ選手は、レース1同様のジャンプアップをみせ、1周目に11番手まで順位を上げました。そして4周目には9番手に浮上し、8番手を争う4台の集団に組み込まれました。

この4台による激しい戦いはレース終盤まで続きます。抜きつ抜かれつを繰り返しながら、10番手で最終ラップを迎えましたが、最終コーナーからの立ち上がりで後車にポジションを奪われ、僅差の11位フィニッシュとなりました。

次戦のWTCC最終戦マカオ・ラウンドは、マカオ市街地のギア・サーキットで11月16日(金)に予選、18日(日)に決勝が行われます。

Et121104005h

ホンダモータースポーツリリース

※レース終了後、レース1においてティアゴ・モンテイロ選手(Honda Racing Team JAS)ほか4名に対して、レース結果に30秒加算のペナルティーが科され、モンテイロ選手は13位となりました。また、レース2においては、上位選手のペナルティーにより、順位が10位に繰り上がりました。

コメント
ティアゴ・モンテイロ選手(13位/10位)「
とてもいいレースでした。レース1では周りの選手がとても熱くなっていましたので、いいチャンスが生まれました。結果には十分満足しています。予選までは少し問題があり、いろいろなことを試してみなければなりませんでした。ほんの少しの差でQ2進出を逃しましたが、対策を施せばマシンがよくなることは分かっていました。今回もマシンについてたくさんのことを学び、マシンに対する自信がさらに高まり、理解も深まったと思います。レースを通して、マシンのバランスは全体的に非常によかったです。マシンにとても満足でき、安心してドライビングし、プッシュしたり、アタックしたりできました。方向性が正しいことを確認できた今週末は、とても貴重な経験になったと思います」

アレッサンドロ・マリアーニ|Honda Racing Team JAS代表「予選はメカニカルトラブルやミスなどで、我々のポテンシャルをフルに発揮できなかったと思います。今日はティアゴが両方とも非常にいいレースをしてくれました。17番手からスタートして順位を上げるのは簡単ではありませんが、クラッシュを起こしたり巻き込まれたりもせず、とてもいい結果をもたらしてくれました。(デビュー戦から)3レース目で7位とは非常にいい結果です。まだまだ経験もテストも足りませんし、やるべきこともたくさんあります。ですが、これまでの全レースで常にトップ10前後に入ることができていて、誇りに思っています」

堀内大資|Honda Civic WTCC開発プロジェクトリーダー「レース1は本当に感激しました。10台も抜いて7位フィニッシュという結果にはとても満足していますし、モンテイロ選手は本当によくやってくれたと思います。レース2では、最後に抜かれて11位に落ちてしまって少し残念ですが、ポジションを上げての完走には満足しています。やはり、あの接戦でがんばったモンテイロ選手に感謝しています。マシンは、一番バランスのよかったと思われる昨日のプラクティス1の仕様に戻し、レースに臨みました。それも結果につながったと思います。マシンは徐々によくなってきている実感がありますが、まだトップグループとは差があります。来年に向け、さらなるポテンシャルアップを果たさなければと改めて感じました。来年につながるよう、あと1戦がんばります」

決勝
レース1
順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 8 A.メニュ シボレー 13 25:12.369
2 2 R.ハフ シボレー 13 +1.500
3 26 S.ディアステ BMW 13 +11.192
4 15 T.コロネル BMW 13 +13.327
5 3 G.タルクィーニ セアト 13 +15.653
6 32 C.ターキントン シボレー 13 +30.125
 
13 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 13 +1:00.032

レース2
順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 2 R.ハフ シボレー 13 25:17.714 
2 8 A.メニュ シボレー 13  +2.698
3 15 T.コロネル BMW 13  +4.378
4 26 S.ディアステ BMW 13  +4.866
5 25 M.ベンナーニ BMW 13  +5.574
6 3 G.タルクィーニ セアト 13  +20.406
 
10 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 13  +27.342

ポイントスタンディング
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 R.ハフ シボレー 390
2 A.メニュ シボレー 355
3 Y.ミュラー シボレー 349
4 G.タルクィーニ セアト 238
5 T.コロネル BMW 199
6 N.ミケルズ BMW 155
 
10 ティアゴ・モンテイロ Honda 67

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