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2012年11月10日 (土)

WTCC:2012 WTCC日本ラウンド 結果は無念の16位&19位もHiroki Yoshimoto、世界の舞台で強さを見せる(吉本 大樹)

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【Hiroki Yoshimoto Race Report 2012】
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2012.10.19-21
WTCC JVC KENWOOD Race of Japan

【Result】

10.19  FP1 : 17 th/Y class 9 th

10.20  FP2 : 7 th/Y class 2 nd
10.20  FP3 : 7 th/Y class 2 nd
10.20  Q1 : 17 th

Race1 Starting Grid : 17 th

10.21  Race1 : 16 th

Race2 Starting Grid : 16 th

10.21  Race2 : 19 th

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【公式練習・予選】 2012.10.19-20 (Fri-Sta)
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2012WTCC 日本ラウンド開幕 !!
吉本はフリー走行で速さを見せるも、予選は悔しい17番手

“格闘技レース”とも呼ばれるWTCC(世界ツーリングカー選手権)の日本ラウンドが、10月19日(金)のフリー走行を皮切りにスタートした。この日の走行はたった30分ながら、各陣営は1年ぶりに走る鈴鹿サーキット国際レーシングコース東コースを積極的に走行。多くのマシンが休む間もなく周回を重ねた。

そんな中、1年ぶりのWTCCマシンドライブとなった吉本大樹も積極的に走行。セッション後半はエンジンの不調でまともな走行が出来なかったものの、30分の間に3回も赤旗が出る事となった波乱のセッションを走り抜き、NEWタイヤを下ろさなかったマシンだけを見れば全体の9番手、Y_Class(インディペンデントクラス)としては5番手に相当するタイムをマーク。「エンジンが重度のミスファイヤを起こしてしまっていたので事実上はたった15分程の走行となってしまいましたが、マシンバランスに関しては昨年に比べると手応えを感じています。」と、翌日の予選に向けての手応えを掴んでまずは最初の公式セッションを終える。

そしてエンジンを載せ換えて迎えた2日目。すると吉本は最初のフリープラクティスで総合7番手、Y_Classとしては2番手に着ける好パフォーマンスを披露。さらに午後に入り行われた2回目のフリープラクティスでも同じく総合7番手、Y_Classの2番手タイムをマーク、予選に向け大きな期待を抱かせる内容でフリープラクティスを終える。ところが迎えた予選Q1セッションではそれまでの走りからは予想もしなかった状況が待っていた。

フリープラクティスの内容ではQ2進出となるトップ10入りも確実かと思われていたものの、コンディションの変化が影響したか、「フリー走行からそんなに大きなセッティング変更をしていないのにコーナー真ん中から出口にかけてのアンダーステアが強烈に強くなり、逆バンクと最終コーナーで極端にタイムロス。全然イケてない予選となってしまいました…」と、Q2進出には0.2秒及ばず。「S字など浅いコーナーはターンインでキッカケを作って誤魔化せても、Rの大きいコーナーはどうにもならなかった…」という吉本は、1コーナーから逆バンク手前までのセクタータイムでは速さを見せながら、逆バンクと最終コーナー、そしてその先のホームストレートで失った0.5秒に泣き、予選を悔しい17番手で終える事になってしまった。

エイチワイ・マネージメント有限会社

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【決勝レース1&レース2】 2012.10.21 (Sun)
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結果は無念の16位&19位も
Hiroki Yoshimoto、世界の舞台で強さを見せる

前日の予選はまさかの失速で17番手となってしまった吉本大樹。それでも吉本は決勝での追い上げを期し、朝のウォームアップセッションでマシンセットを大幅に変更、前日の予選で失速した原因を改善する為の作業に努めていく。しかしここでもマシンの状態はさほど上向かず、苦しい戦いを覚悟しながらの第1レース決勝スタートとなった。

それでもレースを最後まで戦い抜く為、考えられる限りの対策を練った吉本大樹。「レースではとにかくタイヤのタレが心配」と、ターボラグが大きくコーナー旋回中からの加速でフロントタイヤを傷めやすいSRエンジン搭載マシンの特性を考慮。大幅なセット変更をを行い、レース後半までタイヤが持つ事を信じマシンをグリッドへと向かわせる。そして迎えた決勝レース1のスタート。全車が隊列を整え最終コーナーを立ち上がってくると、ホームストレート上でグリーンシグナルが点灯、いよいよツーリングカー世界最高峰の戦いが始まった。すると吉本はスタート直後から果敢に前を行くマシン一台づつパスしていくとY_Classラインキングトップのミケルズも接触しながらパスするなど激しいバトルを展開していく。

しかしレースも8周目に入ったあたりで吉本の予感が的中。一気にフロントタイヤのグリップが落ち始め、「最後はまともなラインで走る事すらできなくなってしまった・・・」と、レースそのものは何とか完走したものの、結果は16位チェッカー。拭いきれない悔しさが残る結果となってしまった。

それでも吉本は最後に控える決勝レース2を前に、最後の望みを賭けそれまでとは異なる考え方でのマシンのセットアップ変更をチームにリクエスト。ここまではシーズンを通してSEATのマシンを見てきたチームの方針を信じて「リアのグリップを落とす」ことでマシンバランスの改善を試みてきていたが、レース2スタートまでのわずかな時間の中でフロントのジオメトリーを変更、ここで初めて違う考え方でのセットアップを施しスターティンググリッドへと向かう。そして迎えた決勝レース2のスタート。

このレース2のスタートは、レース1のローリングスタートとは異なりスタンディングスタートとなる。ところがこのスタートで吉本は、「ホイールスピンを嫌って慎重にクラッチを繋ぎすぎてしまったら回転が落ち、焦って今度はホイールスピンさせてしまった」と、若干の出遅れを見せてしまう。それでもすぐさま体制を立て直した吉本は、周りを固めるライバル車と接触しながらの混戦のなか、レース1同様、これに当たり負けする事無く激しいバトルを展開していく。

しかしレースが中盤に差し掛かるとまたしてもフロントタイヤのグリップが急激にダウン。「最初の数周はフロントの応答性も向上していたのを感じられたけど、フロントのグリップが落ちてからはコースに留まるのが精一杯でした・・・」と、最後はレース1同様の苦しい展開に。結局その後もペースを上げる事が出来なかった吉本は最終的に19位でチェッカー、1年ぶりの世界選手権挑戦は何とも言えない悔しさが残る幕切れとなってしまった。

それでもフリープラクティスで見せた速さに加え、苦しい展開の中でマシンを造り上げていく過程、そして何よりレースで見せた世界に通用する当たりの強さは今回吉本を起用したチーム関係者やライバル陣営からも高い評価を受けており、「Hiroki Yoshimoto」が今だ世界に通用するドライバーである事をアピールする事が出来たレースともなった事で、悔しい結果となった今回のリベンジのチャンスを掴むことへの大きな期待を含みながら、WTCC日本ラウンドは幕を下ろす事となった。

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【吉本大樹コメント】
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レースウィークの木曜日にはマシンはまだ塗装されているという状況で本当にドタバタでしたが、本当にたくさんの方々のご協力のおかげで参戦にこぎ着けたのでなんとか最低でもトップ10圏内で争いたいと思っていたのですが…。フリー走行から予選までの間で何故あれ程までにアンダーステアが悪化してしまったのかは正直分かりません。それがデフなのか、ただ少しのセット変更でバランスが崩れてしまったのか、解決は見出せませんでしたが、両レースともに序盤での展開で改めてWTCCの魅力を確認することが出来ました。

当初の交渉通りシボレーの車両でレースができていれば全く違った展開・結果であっただろうし、せっかくたくさんの応援をしてもらったのに目立った成績を残せず申し訳ない気持ちですが、また来年チャンスがあれば是非高いパフォーマンス環境で参戦したいです。

各スポンサー様を初め、応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました。

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