DAKAR:2号車トラブル再発でフォジ組とのタイム差が開く (TLC)
15日の行程はアルゼンチンのコルドバ~ラ・リオハ。コルドバ北部の山間地を舞台に353㎞の競技区間(SS)が設定された。1号車三橋淳/アラン・ゲネック組が14日のステージでの転倒のダメージから戦列を離れることになり、15日から1台体制となったTLCの2号車ニコラ・ジボン/三浦昂組は引き続き市販車部門首位のX・フォジ/I・サンタマリア組トヨタ・ランドクルーザープラドとのタイム差を詰めるために果敢にアタック。堅い路面のSSは岩場もあり、標高2000m近くまでのアップダウンなど、スタックのリスクこそないものの相応の難易度だった。
2号車は途中のチェックポイント(CP)2を21番手で通過し、この時点でフォジ組に8分33秒の差をつけていたが、その後、残り50㎞で前日と同じ症状の電気系トラブルが発生してエンジンがストップ。バッテリー交換や他の競技車にけん引してもらうなどの対応によってなんとかSSをゴールしたが、成績はフォジ組から23分25秒遅れの総合50位・市販車部門3位。この結果、累積順位に於けるフォジ組とのタイム差は1時間6分52秒に再び広がることとなった。順位は総合29位で市販車部門の2位である。
SS終了後、242㎞のリエゾンでラ・リオハのビバークに到着した2号車はメカニックたちが徹底的なメンテナンスを実施。残り4ステージでの逆転に向け、改めて全員が気持ちを一つにして臨む。
本日までの累計順位(第10ステージ終了時点)号車 No ドライバー&ナビゲーター クラス順位 市販車部門順位 総合順位
1号車 341 三橋 淳/アラン・ゲネック ステージ9にてリタイア
2号車 343 ニコラ・ジボン/三浦 昂 2位 2位 29位
本日のステージ順位(第10ステージ終了時点)号車 No ドライバー&ナビゲーター クラス順位 市販車部門順位 総合順位
1号車 341 三橋 淳/アラン・ゲネック ステージ9にてリタイア
2号車 343 ニコラ・ジボン/三浦 昂 3位 3位 50位
森監督
ジボンドライバーと三浦ナビゲーターが良い走りをしてくれていただけに、再びトラブルが発生したことは非常に残念です。努力の積み重ねがふいになってしまった彼らの口惜しさも分かります。まだ4つのステージが残っている状況。最後まで諦めずに戦って行きます。
ジボンドライバー
残り50㎞までは快調にハイペースで走れたのにものすごく悔しい。これまでと同じ症状でエンジンが止まってしまいました。
三浦ナビゲーター
毎日積み重ねてきたタイムがトラブルによって一瞬のうちに帳消しになってしまい、正直疲れました。バッテリーを入れ替えたり、けん引してもらってなんとかゴール出来たのは不幸中の幸いでした。
トヨタオートボディ・プレスリリース
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