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2013年1月 9日 (水)

DAKAR:2013/01/07 第3ステージ サマリー (パリダカ日本事務局)

1月7日 (月)  第3ステージ  ピスコ→ ナスカ
リエゾン : 4 km SS : 240km   リエゾン : 96km

 今朝、彼は30番目のスタートだった。そして、ナスカのゴールまで、前を走る20台あまりの車の埃を被りながら走った。チャレコことフランシスコ・ロペスはそうして、今日のダカール・ラリー2013、第3ステージで優勝した。通算8度目のステージ優勝。オート部門ではナセル・アルアティヤが通算15度目のステージ優勝。X-Raidチームは、ステファン・ペテランセルが総合順位でトップになる一方、ポーランド人クシシュトフ・ホロウィッツがけがを負ってリタイアする悲運がおきた。

 コースをオープン(トップ走者として、コースを最初に走ること)する競技者は失うものが大きいことが多い。だからダカール・ラリーではそれが重要な要素になる。昨日ステージ優勝したヒーローは、欲日、大きく後退することになるからだ。ピスコ→ナスカの本日のステージでまさにその通りのことがホアン・バレダ とその仲間に起こった。

 昨日の勝者はホアン・ペドレロ・ガルシア(KTM) 、マット・フィッシュ (Husqvarna)と共に一生懸命仕事をこなそうとした。ロード・ブックを見ながら、路面を見ながら、事故を起こさないよう、ミス・コースしないよう運転しなければならなず、思い切ったスピードは出せない。その間に、熟達した競技者らは後方のスタートでも、轍を見ながらナビゲーションを判断し、要領よく走って挽回してしまう。

 今日は、フランシスコ・ロペスがそうだった。km39のCPを、トップグループの数人は50 km/hほどのスピードで走っていたというのに、ほとんどライバルのいないロペスは100 km/hで走り去り、ゴールにトップ・タイムで到着、今年2度目のステージ優勝を果たす。しかし、それでも総合順位ではトップになれない。上手に経験を生かし巧みな作戦で、シリル・デプレが適時に適切な走りでそれを手にしたのだ。彼は、ロペスとパウロ・ゴンサルヴェスの次、SS3位でゴールした。そして、ロペスに2’51”のタイム差で総合トップになった。総合順位では3位にパルアンデルス・ウレヴァレスター(+4’59”)、4位にオリヴィエ・パン(+6’03”)が上がってきた。

 クワッド部門ではマルコス・パトロネッリが2連続優勝。ゴール手前30kmあまりの所でスローパンクに見舞われスピードダウンせざるを得なくなったにもかかわらず、ライバルとのタイム差を広げた。2位のアラブ首長国人セバスチャン・フセイニ21’18″もの差をつけた。そして2012大会で総合3位になったトーマス・マフェイとは総合タイムで1h35′もの差がつけた。

 オート部門、昨夜ピスコのビバークではナセル・アルアティヤとカルロス・サインツは上機嫌でステファン・ペテランセルやナニ・ローマと和気あいあいと談笑していた。その間にサインツはSSのタイムの告訴を申したてる。オフィシャルはウェイ・ポイントを探すのにGPSが作動しなかったとのクレームを受理し、サインツの順位はSS2位、総合順位1位に変更になった。こうして、カルロス・サインツは本日のナスカへのコースを最初にスタートする。

 ところが、サインツは思っていた絵は描けなかった。電気系のトラブルで何度も停止し、総計30分ものタイム・ロスしてしまう。そして、Qatar-Red Bullのパフォーマンスをきっちり披露したのはナセル・アルアティヤだった。今朝7番目にスタートし、ステファン・ペテランセル以外の前を行く車を全部追い越した。そして、アルアティヤは総合7位から2位へと浮上、チームにとって嬉しい一日となった。
一方アメリカ人ロビー・ゴードンにとっては、あまり芳しい日ではなかったが、それでも今朝55番目のスタートで、ナスカに46番目のタイムでゴールしている。別の意味の勝利者はステファン・ペテランセル、総合順位でトップを手にした。昨日一旦総合トップと言われたにもかかわらず、夜中カルロス・サインツに変更になってしまっていた。

 しかし、チームX-Raidは手放しでステファン・ペテランセルのリーダーのポジションを喜ぶわけにはいかない。キャプテンがミッションをこなしている間に、クシシュトフ・ホロウィッツがkm39で事故に遭ったのだ。デューンを大きくジャンプし、その衝撃で背中と肋骨を痛めてリタイアとなった。コ・ドライバーのフェリペ・パルメイロはけがはなかった。

 カミヨン部門では、ジェラルド・デ・ローイが3連勝。このミス無しのオランダ人はチームメイトのミキ・ヴィアシォンをSS3位に招き入れた。そしてKamazにとってもうれしい一日、チームの1台、エドワルド・ニコラエフが今大会初めてトップ3入りした。ジェラルド・デ・ローイに1’24”の差、そして、総合で21’44”の差。

パリダカ日本事務局

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