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2013年2月 1日 (金)

Grand-Am:デイトナ24時間レースで、アウディカスタマーチームが1-2フィニッシュ獲得

【デイトナ24時間レース(アメリカ合衆国)】

No.24 Alex Job Racing Audi R8 GRAND-AM (C)AUDI AG. 拡大します

● アレックス ジョブ レーシングが、GTクラス優勝を獲得
● APRモータースポーツが2位を獲得し、Audi R8 GRAND-AMが1-2フィニッシュを達成
● アウディで参戦した3チームすべてが、レース終了間近まで優勝争いを繰り広げる

2013/01/31
今年のデイトナ24時間レースの決勝戦は、Audi R8 GRAND-AMにとって最良の日となりました。フィリップ アルブカーキ / オリバー ジャービス / エドアルド モルタラ / ディオン ヴォン モルケの4人が、感動的なフィナーレを飾りGTクラス優勝を獲得。わずか1.4秒の僅差で2位となったのもまたAudi R8を駆って出場した、イアン バース / マルク バッセン / レネ ラスト / フランク スティプラー組でした。1ラップのうち65%がフルスロットルという過酷な状況でのレースだったにも関わらず、市販の5.2リッターV10 FSIエンジンを搭載する Audi R8 GRAND-AMは、名高いオーバルコースで昼夜を違わず完璧な走りをみせてくれました。今回のデイトナでのクラス優勝獲得により、アウディは世界の主要24時間レースのすべてで優勝を遂げたことになります。

最進化バージョンのAudi R8 GRAND-AMは、今年もっともタフなレースを通じて、非常に厳しい試練を無事に耐え抜きました。アメリカ市場に販売された4台のカスタマーレースカーのすべてが、24時間のレースをテクニカルトラブルに見舞われることなく走り切ったのです。その4台を走らせた3チームはいずれも、レース中に少なくとも一度はトップの位置を獲得し、レース終了の間際まで、どのチームが優勝するか分からない展開となっていました。アウディスポーツ カスタマーレーシング代表のロモロ リェブシェンは「我々は、デイトナへの挑戦わずか2回目で、夢のリザルト獲得しました。今回の結果により、アメリカのAudi R8 GRAND-AMは、他のGT3モデルが達成した、過去2年間でヨーロッパ主要24時間レースの総合優勝を5回獲得するという偉業を継承する結果となった。」とコメントしています。

アウディジャパン・プレスリリース

今回のレースで優勝したのは、アレックス ジョブ レーシングです。レースの前半4分の1時点で、ファーストドライバーのエドアルド モルタラ(フランス/イタリア)がGTクラスのトップを快走しました。その後も、ディオン ヴォン モルケ(アメリカ合衆国)、フィリップ アルブカーキ(ポルトガル)、そしてオリバー ジャービス(イギリス)達もまた、同様のハイペースでの走りを見せました。
しかし、幾つかのスピンやタイムペナルティによって、彼らが駆るゼッケン24号車は、何度か順位を落とさざるを得ない場面に見舞われてしまいました。中でも、モルタラのスピンによって後続車が事故に巻き込まれてしまったとされて課された30秒のペナルティは、大きな物議を醸すこととなりました。なぜなら、モルタラはスピンしたことにより、すでに順位を落としていたからです。フィリップ アルブカーキはレース終盤で、同じアウディを駆るライバルから、非常に大きなプレッシャーを掛けられていました。それに屈せず獲得した優勝は、彼にとってはもちろん、モルタラやジャービスにとっても、デイトナ初参加で初優勝という偉業となりました。

2位でゴールしたチームも、感動的な走りで魅せてくれました。APRモータースポーツとそのドライバー、イアン バース / マルク バッセン / レネ ラスト / フランク スティプラー組(アメリカ合衆国/ドイツ/ドイツ/ドイツ)が大躍進を魅せたのは、彼らが発揮した素晴らしいファイティングスピリッツの賜物です。日曜の朝の時点で、彼らが駆るゼッケン52号車は、大きく遅れを取っていました。そもそも、レース序盤でドライブスルーペナルティを喫してしまったにも関わらず、8時間経過時点で、レネ ラストはフィリップ アルブカーキを抜き去っていました。しかし、夜中の12時を迎える少し前、マルク バッセンがセイフティカーピリオドの際に追い越しをしてしまったとされ、タイムペナルティを喫してしまいました。さらにその後、イアン バースが走行中にプロトタイプカーに衝突されてしまいました。これらの不運により、彼らのマシンは、日の出の頃には先頭からおよそ3ラップもの遅れを喫してしまっていました。しかし、チームは非常に優れたピットストップ戦略を披露し、これだけの遅れをわずか数時間という瞬く間に取り戻しました。
特にレネ ラストの追い上げは凄まじく、レース最後の1時間になった時、トップとの差がおよそ1m程度というほどにまで追い詰め、猛追を続けました。そして最終的に、彼らはホンの僅かの差で優勝をもぎ取ることに成功しました。

レース序盤、ラム バム レーシングは、アウディ勢最速チームでした。しかしレース中盤になり、ゼッケン13号車を駆ったフランク ビエラ / クリストファー ハーセ / マット プルン / マルクス ウィンケルホック(ドイツ/ドイツ/アメリカ合衆国/ドイツ)組はストップ&ゴーペナルティを喫してしまい、トップ争いから離れざるを得なくなったものの、日曜日の朝の時点では、マルクス ウィンケルホックはGTクラストップを奪い返していました。しかし、ウィンケルホックはコーションピリオドの際に追い越しをしてしまったとされてタイムペナルティを喫し、トップから2ラップ遅れまでポジションを落としてしまいました。しかし、チームはその状況をものともしない追い上げを見せ、レース終盤にはトップの真後ろに迫るまでに順位を回復していました。ゴール直前、ウィンケルホックは2位の結果をほぼ手中にしていました。しかし、チームの戦略に開いた小さな綻びが、彼を絶望させてしまいました。レースの最終ラップになって、マシンがガス欠によって止まってしまったのです。

4台目のAudi R8 GRAND-AMでAPRモータースポーツから出場したマット ベル / デイビット エンプリンガム / ジョン ファラノ / アレックス フィゲ / デイビッド レイシー(アメリカ合衆国/カナダ/カナダ/アメリカ合衆国/カナダ)は、12番手でゴールしました。

アウディにとって、アメリカ合衆国での24時間レース初優勝は、素晴らしい歴史を生み出しました。合計11回にものぼるルマン24時間レースでの総合優勝に加え、スパ、ゾルダー、ニュルブルクリンクでのAudi R8 LMSの活躍を経て、今回、もうひとつの伝統ある24時間レースでの勝利を掴むことが出来たのです。

【デイトナ24時間レースの結果(GTクラス)】

1. アルブカーキ / ジャービス / ヴォン モルケ / モルタラ
(Audi R8 GRAND-AM)678Laps
2. バース / バッセン / ラスト / スティプラー
(Audi R8 GRAND-AM) + 1.467s
3. アセンタート / ラザロ / ロンギ / スタントン / ウィルキンス
(Ferrari) + 15.533s

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