WTCC,INDY,ALMS:ホンダ2013年モータースポーツ活動を発表(海外編)
2013年Hondaモータースポーツ活動の概要 (四輪海外編抜粋)
Hondaは、2013年のモータースポーツ活動の概要として、「モータースポーツ参戦体制」と「モータースポーツ普及活動」について、以下の通り発表しました。
Hondaは、創業当時から世界の頂点を目指し、モータースポーツ活動を行ってきました。現在、全世界で二輪・四輪をあわせて100以上のカテゴリーに参戦もしくはサポートを行い、Hondaのモータースポーツ活動の象徴である「チャレンジングスピリット」は各地域に根付いています。今後もHondaらしく成長し、世界中のお客様の期待に応え、喜びの拡大に努めるべく、モータースポーツ活動をグローバルに展開し、強化します。
《四輪参戦体制概要》
◆FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)(C)Motorsports Forum & WTCC 拡大します
Hondaは、昨年10月の日本ラウンドから参戦を開始したFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)に、今年はワークスチームの「Honda Racing Team JAS」より、2台体制でフル参戦をします。参戦マシン「Honda Civic WTCC」は、(株)本田技術研究所(栃木県芳賀町)でレース専用に開発された直列4気筒1.6L直噴ガソリンターボエンジン「HR-412E」を搭載し、イタリア・ミラノ市郊外にあるJ.A.S. モータースポーツのファクトリーで、欧州専用シビックをベースにWTCC用レース車両として開発しました。今シーズンは、ティアゴ・モンテイロとガブリエーレ・タルクィーニの2名を起用し、ドライバーズタイトル、マニュファクチャラーズタイトルを目指します。また、ハンガリーのプライベートチーム「ゼングー・モータースポーツ」へマシンを供給します。
チーム名 | ナンバー | ドライバー | 年齢 | 出身地 | 2012年の戦績 |
ホンダ・レーシング・チーム・ヤス | ※8 | ティアゴ・モンテイロ | 36 | ポルトガル | WTCC 9位 |
(Honda Racing Team JAS) | (Tiago Monteiro) | ||||
※8 | ガブリエーレ・タルクィーニ | 50 | イタリア | WTCC 4位 | |
(Gabriele Tarquini) | |||||
ゼングー・モータースポーツ | ※8 | ノルベルト・ミケリス | 28 | ハンガリー | WTCC 6位 |
(Norbert Michelisz) | |||||
※8 詳細は決定次第ご案内します |
◆インディカー・シリーズ
インディカー・シリーズは、アメリカン・ホンダ・モーターの子会社であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が7チーム11台に2.2L V6ターボエンジン「HI13RT」を供給し、エンジンマニュファクチャラーズタイトルを目指します。
インディカー・シリーズに参戦する日本人ドライバー佐藤琢磨は、「A. J. フォイト・レーシング」に移籍し、4年目のシーズンを迎えます。
チーム名 | ナンバー | ドライバー | 年齢 | 出身地 | 2012年の戦績 |
A. J. フォイト・レーシング | 14 | 佐藤 琢磨 | 36 | 東京都 | インディカー・ |
(A. J. Foyt Racing) | (Takuma Sato) | シリーズ 14位 |
◆アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)、FIA世界耐久選手権(WEC)
今年のALMSのLMP1※10クラスにおいては、HPDが開発した「ARX-03c」シャシーと3.4L V8エンジンである「LM-V8」を「マッスルミルク ピケット レーシング」に供給し、参戦をサポートします。またル・マン24時間耐久レースのLMP1クラスでは「ストラッカ・レーシング」と「ジェイアールエム・レーシング」に「ARX-03c」シャシーと「LM-V8」エンジンを、LMP2クラスでは「レベル5モータースポーツ」に「ARX-03b」シャシーと2.8L V6ツインターボエンジン「HR 28TT V6」を供給します。「ストラッカ・レーシング」はFIA世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスにも参戦します。欧州ル・マンシリーズのLMP2クラスでは、「ARX-03b」シャシーと「HR 28TT V6」を「ノーススター・モータースポーツ」に供給します。
※10 LMPとは、Le Mans Prototypeの略でル・マン・シリーズ(アメリカン・ル・マン・シリーズを含む)においてレース専用に開発された車両のカテゴリー名称。ル・マン・シリーズでは、車両規定の違いにより、LMP1、LMP2クラスに分かれます(アメリカン・ル・マン・シリーズは、2010年よりLMPクラスに統合して開催)
* リリース原文はこちら。
【四輪モータースポーツ活動】
Hondaは、昨年10月の日本ラウンドから参戦を開始したFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)に、ワークスチームの「Honda Racing Team JAS」より2台体制でフル参戦します。欧州シビック(5ドア)をベースとしたマシンの戦闘力をさらに高め、ドライバーは昨シーズンのマカオラウンドで3位表彰台を獲得したティアゴ・モンテイロに加え、新たにガブリエーレ・タルクィーニを起用し、ドライバーズタイトル、マニュファクチャラーズタイトルの獲得を目指します。また、プライベートチームにもマシンを供給し、このカテゴリーを活性化していきます。
SUPER GTシリーズGT500クラスでは、「HSV-010 GT」をさらに進化させ、5チーム5台体制で、ドライバーとチームのダブルタイトル奪還に挑みます。GT300クラスでは、レーシングハイブリッドシステム搭載の「CR-Z GT」を、今年は2つのプライベートチームに供給し参戦活動をサポートします。また、GT500クラスについては、2014年より「NSXコンセプト」をベースとしたSUPER GTレース車両での参戦を予定しています。
フォーミュラ・ニッポンから名称変更した全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズでは、戦闘力を高めた3.4L V8エンジン「HR12E」を4チーム8台に供給し、ドライバーとチームのダブルタイトル獲得を目指します。
北米最高峰のオープンホイール・レースであるインディカー・シリーズには、2.2L V6ターボエンジン「HI13RT」を7チーム11台に供給し、エンジンマニュファクチャラーズタイトルの獲得を目指します。また、シリーズ4年目の挑戦となる佐藤琢磨が「A. J. フォイト・レーシング」よりフル参戦します。なお、佐藤琢磨は全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズにも、開幕戦をはじめ、数戦にスポット参戦する予定です。
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