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2013年3月15日 (金)

INDY:開幕前の最終テスト、2日間の走行でジャスティン・ウィルソンが3番手タイム。佐藤琢磨も着々と走行を重ねて7番手につける。

2013年3月14日(木)

開催日:2013年3月12日(火)、13日(水)
会場:バーバー・モータースポーツパーク  天候:快晴  気温:5~16℃

02_b佐藤 琢磨 (C)Honda Motor Co Ltd.

アメリカの南部に位置するアラバマ州のバーミンガム郊外にある美しい常設ロードコース、バーバー・モータースポーツパークで、インディカー・シリーズのオープンテストが2日間にわたって開催されました。4週間後に迫ったシリーズの第2戦が実際に開催されるサーキットということもあって、集まった26台のマシン、28人のドライバーたちは熱のこもった走り込みを重ねました。

2週間後に迫った開幕戦前に行われる最後のテストは、気温こそ低めだったものの、幸いにも2日間とも快晴に恵まれました。走行初日は午前9時から正午までと、午後1時から夕方の5時まで、走行2日目は午前10時のスタートで、午後は0時45分から5時まで、非常に長いプラクティス時間が用意され、各チームともシーズン開幕に向けて準備を整えていきました。

冬の間にコース路面の補修をしたアラバマのコースでは、ルーキーを含む28選手全員が、昨シーズンのポールポジションを獲得した選手のタイムを上回りました。トップタイムを記録したドライバーは、昨年のポールタイムを3秒以上もしのぐ速さでした。このように大幅なスピードアップとなったのは、いくつかの理由が重なったからです。それは、路面のグリップが飛躍的に向上したこと、2シーズン目を迎えたV6ターボエンジンがよりパワフルになり、各チームのマシンセッティングもよくなっていること、そして、昨年とは構造もコンパウンドも異なる今年のアラバマ戦用に作られたタイヤの性能もアップしていたことが挙げられます。

ホンダモータースポーツリリース

テストに参加したチーム、そしてドライバーは2日間で十分に走り込み、その中からジャスティン・ウィルソン(Dale Coyne Racing)が総合3番手となる1分07秒4996のベストラップをマークしました。そして、スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が1分07秒6872で6番手に入りました。大きくスピードアップが果たされ、ドライバー同士のラップタイムも接近している状況から、アラバマでのインディカー・シリーズ第2戦は、これまで以上にエキサイティングなバトルが繰り広げられそうです。

今シーズンはチームを移籍してフルシーズンを戦う佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、2日目の走行終了間際、午後のプラクティスセッションで5番手タイムとなる1分07秒7534を記録し、2日間の総合では7番手に食い込みました。テスト終了が迫る中、予選のようなアタックを敢行し、ミスのないドライビングで自己ベストを大幅に更新しました。走行初日はベストが1分8秒台で、順位も19番手と芳しくありませんでしたが、2日目にマシンセッティングを一気によくすることに成功し、開幕に向けて勢いを手に入れました。

ジャスティン・ウィルソン (総合3番手)
「バーバー・モータースポーツパークでのテストを、私たちは4週間後にここで行われるシリーズ第2戦に向けたダイレクトなテストと捉えています。そして、今回3番手につけるラップタイムをマークでき、とてもうれしく感じています。2シーズン目を迎えるHondaエンジンは、走っていて体感できるほどパワーアップしていて、開幕に向けておおいに力づけられました。シーズン開幕戦はセント・ピーターズバーグのストリートが舞台ですから、今回の2日間のテストとは全く異なるタイプのレースです。しかし、そちらに向けた準備も私たちは万全ですので、開幕戦で優勝し、アラバマでの第2戦も勝ち、オーバルでも勝ちたいです。そして、昨シーズンよりも多くの勝利を重ねることが私たちの目標です」

佐藤琢磨 (総合7番手)
「走行初日には多くの周回をこなせず、いいラップタイムが出せませんでした。走行2日目もすぐにスピードアップできず、イライラすることもありました。しかし、クルーたちはすばらしい仕事を続けてくれましたし、エンジニアたちと私は我慢強く状況把握に努め、やるべきことを見つけ出しました。その結果、最後に大きくラップタイムを短縮し、午後のセッションの5番手につけることができました。ただ、まだトップとの間には0.6秒ほどの大きな差があり、それを重く感じています。今回のテストで試そうと計画していた項目のすべてを行うことはできませんでしたが、開幕戦のセント・ピーターズバーグに向け、前回のセブリングで行ったストリートレース用のテストで好感触を得ていますから、高い戦闘力を発揮できると思います。そして、第2戦を戦うために、このアラバマのコースにもう一度戻ってくるまでに、テストで得た貴重なデータを分析し、マシンに対する理解度をより一層高めたいです。そうすれば、期待するパフォーマンスを発揮できると思います」

ロジャー・グリフィス|HPDテクニカル・ディレクター
「とても満足のいく2日間のテストができました。今年からの新しいルールで、各エントラントが使うことのできる5基のエンジンは、今回のオープンテストから使用が開始されることになりました。そして、1基あたりに求められる走行マイル数も、昨年の1850マイルから2000マイルへと伸びました。この2日間のテストで使ったエンジンは、開幕戦のセント・ピーターズバーグで使われるのはもちろんのこと、第2戦アラバマ、第3戦ロングビーチ、第4戦サンパウロまでを戦うものです。そこで、私たちは少々慎重な姿勢をもってテストに臨みましたが、それでもHondaドライバーの1人がトップ3に入る力強いラップタイムを刻むことができました。新シーズン用のエンジンは一切トラブルも出ていませんし、あとは開幕のときを待つだけです。7つのHondaチームはこの2日間にピットストップの練習なども含め、シーズン突入に向けてのウオームアップを行い、準備を整えることができたと思います」

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