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2013年4月24日 (水)

Special:プジョー208 T16パイクスピーク~1馬力/1kgの威力で、雲の上まで駆け上がる~ (プジョー)

プジョー208 T16 (C)Peugeot Japan KK. 拡大します

2013年4月23日
パリ・プジョー本社

プジョー・スポールは、2013年パイクスピーク・ヒルクライム(6月30日開催)への参戦に向けて、セバスチャン・ローブが駆る特製マシンの製作に一切の妥協を許しません。WRC9連覇の絶対王者が「パイクスの王者」の座を目指してドライブする208 T16パイクスピークのパワーは、875馬力。そして車重もちょうど875kgです。さらに4輪駆動に加え、精悍なエアロパーツによる効果も絶大です。

レースマシンを設計するあらゆるデザイナーにとって、規定による車高、ボディの形、パワープラントの大きさや位置などの制限にいかに効率的に対応するか、が最大の課題となります。こうした制限があることで、試練はより刺激的なものになりますが、時には大きなフラストレーションがたまる要素にもなり得ます。本心では、エンジニアの心を動かすのは、規則書の規定をすべてクリアしたうえで、究極の思いどおりのマシンを設計するという情熱のみです。そして目指すのはただひとつ、最高のパフォーマンスを追求することです。
パイクスピーク・ヒルクライムは、すべてのエンジニアが心の奥で密かに抱いている野望を実現させてくれる、世界で唯一のレースです。このイベントで最も注目を集める最高峰の「アンリミテッドクラス」は、どんなデザイナーでも目を輝かせるカテゴリーです。
「パイクスピークなら、イマジネーションを最大限まで活かしたマシンを設計できるのです。」と208 T16パイクスピークのプロジェクトに携わったプジョー・スポールのエンジニア、ジャン‐クリストフ・パリアは、微笑みます。 「もちろん、走行タイムという点に関してはこれからの話ですが、このマシンを設計することはどこまでもやりがいのある経験でした。 」

(C)Peugeot Japan KK. 拡大します

プジョージャパン・プレスリリース

米国コロラド州で開催されるこのヒルクライムのコースは、目がくらむほどの標高まで到達するため、技術的には独特の要素が要求されます。それは、エンジンが必要とする空気量をできる限り少なくすること。プジョー・スポールのディレクター、ブルーノ・ファミンによれば、「自然吸気エンジンの場合、一般的には標高が100m上がるごとにパワーは1%ずつ落ちていきます」。標高2,865m地点からスタートし、フィニッシュは4,301mにまで達するこのレースにおいて、これは無視することのできない不可欠な要因です。スタートラインにたどり着くまでに、ほとんどのエンジンのポテンシャルが30%低下することになる過酷な環境。このレースでは、セバスチャン・ローブといえども、相応にパワフルなエンジンを備えることは欠かせないのです。

そしてプジョー・スポールが出した結論は、耐久レース用に設計されたツインターボV6をベースとすること。875馬力を誇るこのパワープラントをボディの下に備えた208 T16パイクスピークは、シングルシーターのフォーミュラ1マシンさえも凌ぐほどのパワーを発揮します。もちろん、WRC9連覇王者をもってしても、これほどパワフルなマシンを操ったことはないでしょう。まさに究極のモータースポーツ。さらにガードレールが立ち並ぶ急勾配の公道を舞台とするなど、パイクスピーク・ヒルクライムは比類のないイベントなのです。

雲の上まで疾走を完遂するマシンをセバスチャン・ローブに用意するため、プジョー・スポールは軽量化についても最大限の努力を注いでいます。
「875kgまで車重をそぎ落としました。」と、パリアは胸を張ります。
「この結果、我々は1:1という驚異的なパワーウェイトレシオを実現しました。一方で、マシンのハンドリングは できる限り機敏になるように、チューブフレームで作ったマシンの重量配分に細心までファインチューニングを施しました。エンジンは、1980年代のグループBラリーマシンや耐久レースのプロトタイプマシンのように、リアミッドシップに搭載しています」

こうした経緯から208 T16パイクスピークは、様々な点でル・マン24時間を制した908の遺伝子を受け継いでいます。さらに、昨年のパイクスピークでは初めて全ルートが舗装となったことからも、プジョー・スポールが 発案したマシンは、実質的にはどこまでも耐久レースのプロトタイプの要素を持っています。一般的なエリアでは、ギアシフトやブレーキ、エアインテークや第1世代の908HDi FAPで使われた幅2mにも及ぶ精悍なリアウイング、といったエアロダイナミクスも含まれています。残念ながら、これ以上幅の広いリアウイングは「在庫」がありませんでした!

またル・マンのマシン同様、208 T16パイクスピークのエアロダイナミクスのパッケージは、入念に仕上げられています。
「効率的なエアロダイナミクスを施すことで、ライバルを凌ぐ強さを備えることができると考えています」とパリア。 「上りを走行中のスピードは時速50kmから240kmにまで達しますが、時速100kmから先で鍵になるのが、エアロダイナミクスの効果なのです。」
  208 T16パイクスピーク独特のリアウイングとフロントスプリッターは、単に豪快なだけではなく、その効果も絶大であると同時に、その容姿に闘争的な雰囲気を醸し出しています。

そのプジョー208 T16パイクスピークを駆動させる4輪が履くのは、存分にグリップ力を発揮するミシュランタイヤ。コロラドの雲の上にたどり着くまでに立ちはだかる156のコーナーで、セバスチャン・ローブは歴史上のモータースポーツのマシンの中でも最強で特別なマシンの威力を、最大限に活かすことができるでしょう。

Pu

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