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2013年5月 7日 (火)

NASCAR:降雨中断で7時間に渡ったサバイバル戦、3台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュ

2013年5月6日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ部 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第10戦 Aaron's 499


開催日:5月5日

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4位に入ったマイケル・ウォルトリップ(#55)、7位のマーティン・トゥルークス・Jr.(#56)、
8位のマット・ケンゼス(#20)らがハイスピードでの上位争いを繰り広げた

 5月5日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第10戦「Aaron's 499」が開催された。
 NASCARが開催されるコースで最長の1周2.66マイル(約4.3km)で、吸気口径を制限し、馬力を抑えるリストリクター・プレート・レースとして開催されるタラデガでは、年に2回シリーズ戦が開催されるが、トヨタは2008年に2勝を挙げた後、未勝利。しかし、今季“トヨタ カムリ”をドライブしているクリント・ボウヤーとマット・ケンゼスは過去3年の秋の大会を制しており、久しぶりのタラデガ制覇に期待がかかった。
 今大会、第5戦フォンタナのクラッシュで負傷、欠場していたデニー・ハムリンが“チェイス”入りのためのポイント獲得を目指し復帰。但し、大事を取ってスタートから最初のイエローコーションまでをドライブし、コーション時のピットでドライバー交代する。NASCARではレース中のドライバー交代が認められており、その場合はレースをスタートしたドライバーにレースの結果及びポイントが与えられる規則となっている。

 4日(土)併催のネイションワイド・シリーズ戦決勝を前に予選が予定されていたが、降雨のためにキャンセルに。このためスターティンググリッドは規定に則り、1回目の公式練習走行でのタイムと、現時点でのオーナーポイントで決定。マーティン・トゥルークス・Jr.が2番手、マット・ケンゼスが6番手、ハムリンは7番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 5日(日)午後12時10分に2.66マイルオーバルを188周(500.08マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタート。いきなり長い3列での集団戦となる中、最前列2番手グリッドのマーティン・トゥルークス・Jr.が好スタートを切り首位へ。5周目にこれをかわしたケンゼスが首位に立った。
 ケンゼスは快調に首位をキープ。22周目にエンジンブローした車両によりコースにオイルが出たため、この日初めてのイエローコーション。全車ピットへ向かい、ハムリンは予定通り、1分ほどの時間をかけてブライアン・ヴィッカーズへとドライバー交代。周回遅れにはならずに戦列に復帰した。

 ケンゼスが首位、トゥルークス・Jr.が5位、13番手スタートのカイル・ブッシュが9位で再スタートが切られ、再びタラデガならではの、長い隊列でのドラフティングバトルが展開。そんな中、36位での再スタートとなったヴィッカーズは“トヨタ カムリ”の速さを活かしポジションアップ。40周目にはトップ10圏内での争いに加わった。
 43周目、ケンゼスの後方で2位争いを繰り広げていたKy.ブッシュが前走車と接触し、これをきっかけとした「ビッグ・ワン」と呼ばれる多重クラッシュが発生。Ky.ブッシュは壁に激しくクラッシュしたところに後続が突っ込み、車両には大きなダメージ。また、ヴィッカーズの車両もこのクラッシュに巻き込まれ、共にガレージでの修復を余儀なくされてしまった。

 ケンゼスが首位を守ったまま、52周目に再スタート。その後はイエローコーションが出ないまま、一度のグリーンピットを経て、順位の入れ替わりはあったが、常にケンゼスは首位争いを展開した。
 124周目、雨が降り始め、イエローコーション。雨は強さを増し、レースは赤旗中断となった。
 その後、雨が止むのを待ち、コースをドライヤーカーで乾燥させ、3時間半以上もの中断の後に、レースは再開。再開後のイエローコーションで各車ピットへ向かったが、ここでコース上に残ったボビー・ラボンテが首位浮上。今大会が記念すべきキャリア700戦目の出場となるベテラン、ボビー・ラボンテが3周に渡って首位を走行。これをケンゼスが133周目にパスし、首位を奪還した。

 レースは終盤まで長い3列でのハイスピード集団バトルが展開されたが、残り6周となったところで、この日2度目の「ビッグ・ワン」が発生。集団の中でバトルを繰り広げていたボウヤーがこれに巻き込まれ、修復のためピットへ。レースは4周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。
 次々と“トヨタ カムリ”勢がクラッシュに巻き込まれ脱落していく中、孤軍奮闘を続けるケンゼスがトップ、トゥルークス・Jr.とウォルトリップが12位、13位で残り2周での再スタート。

 時間は午後7時を回り、かなり暗くなったコースで、ケンゼスは好スタートを切ったが、3ワイドでの大混戦となったファイナルラップ、行き場をふさがれる形で順位を落とし、この間隙を突いたベテランのウォルトリップが“トヨタ カムリ”勢最上位の4位でフィニッシュ。トゥルークス・Jr.が7位、ケンゼスは8位でフィニッシュした。
 赤旗中断を含むと7時間にも渡る長いレースで、全192周中実に142周で首位を快走し、“トヨタ カムリ”の速さを見せつけたケンゼスは、惜しくも8位フィニッシュとなったが、これで3戦連続のトップ10フィニッシュ及び最多リードラップを獲得。ランキングも11位に浮上した。

 次戦第11戦は5月11日(土)、米国南東部サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイで行われる。

ドライバー マイケル・ウォルトリップ:
「素晴らしい走りが出来た。最後はクルーチーフの好判断が活きた。長年共にやってきた我々のスポンサーが冠のレースで好成績を挙げることが出来、本当に嬉しい。私はTVでの解説も行っているので、それほど多くのレースに出るわけには行かないが、コースの中で、ドライバー達がどれだけ激しいレースをしているのか久しぶりに体感し、楽しい一日だった」

ドライバー マット・ケンゼス:
「何が起こったかわからない。とても良いレースが出来ただけに、結果には失望している。最後はカール(エドワーズ)がロケットスタートを決め、私をバックストレートでパスしたが、まだ私は2位につけていた。そして彼をパスし返そうとしたが、ブロックされた。これは当然の行為だ。その後ターン1で広がってのバトルで行き場が無くなり、我慢のレースを強いられた。勝てる“トヨタ カムリ”だっただけに、本当に残念な結果だ」

ドライバー デニー・ハムリン:
「レースに復帰できて良かった。序盤、私と共に後方で慎重な走行をしてくれたドライバー達に感謝したい。ドライバーチェンジは本当にスムーズに行った。今日の結果はカムバックの第一歩であり、ブライアン(ヴィッカーズ)が得てくれた今日のポイントはボーナスだ。我々は来週のダーリントンへ向けて集中している」 

第10戦 Aaron's 499 決勝結果

順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 19 34 デイビッド・レーガン フォード 192
2 31 38 デイビッド・ギルランド フォード 192
3 1 99 カール・エドワーズ フォード 192
4 14 55 マイケル・ウォルトリップ トヨタ カムリ 192
7 2 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 192
8 6 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 192
12 27 30 デイビッド・ストレミー トヨタ カムリ 192
18 20 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 192
20 39 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 192
34 7 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 148
37 13 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 138
38 32 93 トラヴィス・クヴァピル トヨタ カムリ 128
39 41 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 53
41 35 83 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 43

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 383
2 カール・エドワーズ フォード 342
3 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 324
4 クリント・ボウヤー トヨタ 316
9 カイル・ブッシュ トヨタ 285
11 マット・ケンゼス トヨタ 279
13 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 269
23 マーク・マーティン トヨタ 207
28 ボビー・ラボンテ トヨタ 177
31 デニー・ハムリン トヨタ 155
33 デイビッド・ストレミー トヨタ 146
34 デイビッド・ロイティマン トヨタ 141
37 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 106
40 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 63
45 ブライアン・ケゼロウスキー トヨタ 4
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 68
2 トヨタ 65
3 フォード 52

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第8戦 Aaron's 312


開催日:5月4日

チェッカー目前の「ビッグ・ワン」
パーカー・クリガーマンが6位

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上位争いを繰り広げたパーカー・クリガーマン(#77)とアレックス・ボウマン(#99)、
ブライアン・ヴィッカーズ(#20) 

 5月4日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第8戦「Aaron's 312」がタラデガ・スーパースピードウェイで開催された。

 3日(金)午前11時10分から予選が行われ、エリオット・サドラーが7番手、カイル・ブッシュ・モータースポーツからキャンピング・ワールド・トラック・シリーズに参戦しているジョーイ・コールターが今季ネイションワイド・シリーズに初出場し、10番手グリッドを確保。12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 決勝レースは4日(土)午後2時過ぎから予定されていたが、降雨のためにスタートが順延。雨が止み、路面が乾いた午後5時20分、2.66マイルオーバルを117周(311.22マイル:約500km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 序盤からデイトナ同様、ネイションワイド・シリーズ車両特有の、2台でのタンデムドラフトによるバトルが展開。サドラーとチームメイトのブライアン・ヴィッカーズがペアとなり、ポジションアップ。コールターもサム・ホーニッシュ・Jr.(フォード)とのペアで首位を争った。

 複数回にわたり首位を奪うなど前半戦好走を見せたサドラーだったが、68周目に突然トラブルに見舞われスローダウン。その直後に他車のクラッシュでイエローコーションが出されたため、サドラーは周回遅れになることなく、ピットでの作業を終えレースに復帰したが、順位を大きく落としてしまった。
 代わって上位争いに加わったのが、開幕戦デイトナでも後半見事な走りを見せ3位、5位に入ったアレックス・ボウマンとパーカー・クリガーマンの若手コンビ。再スタートが切られてまもなく首位を奪うと、その後も上位争いを繰り広げた。

 87周目、トップ10圏内へと浮上していたブレイク・コッホが後ろから押されてバランスを崩し、壁にクラッシュ。この日4度目のイエローコーション。93周目には、11台もの車両が絡む「ビッグ・ワン」が発生。レース開始が遅れた今大会、日没が迫っているために、レースは10周短縮され、107周に。残り7周での再スタートが切られることとなった。
 クリガーマンとボウマン、そして他チームのドラフティングパートナーを得たヴィッカーズとコールターが上位で最後のバトルを繰り広げたが、残り3周というところで、7位を走行していたコールターが痛恨のクラッシュ。レースは“グリーン・ホワイト・チェッカー”の最後の2周スプリントとなった。

 クリガーマンとボウマンはそれそれ3位、4位で2列目に並び、最前列の車両を押す形に。イン側のクリガーマンは、前を行くオースティン・ディロン(シボレー)と共に後続を引き離し、最後はその2台のバトルになるかと思われたが、ファイナルラップに入ると後続勢も巻き返し、最後は団子状態に。
 ファイナルラップの最終コーナーを立ち上がったところで、ヴィッカーズの後方に追い上げてきたサドラーが接触し、ヴィッカーズがスピン、そのまま壁にクラッシュ。後続がこれに次々と巻き込まれる、最後の「ビッグ・ワン」となった。レースはファイナルラップに入っていたため、イエローコーションが出された瞬間で順位凍結。クリガーマンが6位、ジェイソン・ホワイトが8位、サドラーが11位、ボウマンが13位、マイク・ブリスが14位、ヴィッカーズは15位に終わった。
 ドライバーズランキングでは、クリガーマンが4つ順位を上げ4位に浮上。サドラーは変わらず5位。ヴィッカーズは2つ落として8位。ルーキーのボウマンが9位とトップ10入りし、ルーキーランキングでも首位に浮上した。

 次戦第9戦は5月10日(金)、ダーリントン・レースウェイで行われる。

ドライバー パーカー・クリガーマン:
「我々はチームメイトである99号車(アレックス・ボウマン)と共に戦った。アレックスは素晴らしい仕事をしてくれた。開幕戦のデイトナに続き、2人で良い走りが出来たことを誇らしく思っている。最後の再スタートでは、オースティン・ディロン(シボレー)とのペアで好スタートを切り、そのまま逃げ切れるかと思ったが、後続がペースをつかんでから追い上げられてしまった。最後の大クラッシュを避けて6位フィニッシュできたのは幸運だった。今季序盤の2つのスーパースピードウェイで5位、6位の結果を得られたというのは、私にとっては勝利にも等しい。ポイントの面でも良い結果であり、更に上位を目指す」 

第8戦 Aaron's 312 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 20 7 リーガン・スミス シボレー 110
2 12 22 ジョーイ・ロガーノ フォード 110
3 11 5 ケイシー・ケイン シボレー 110
6 18 77 パーカー・クリガーマン トヨタ カムリ 110
8 31 24 ジェイソン・ホワイト トヨタ カムリ 110
11 7 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 110
13 14 99 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 110
14 24 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 110
15 21 20 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 110
21 10 54 ジョーイ・コールター トヨタ カムリ 104
23 23 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 94
33 34 00 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 87
34 32 44 ハル・マーティン トヨタ カムリ 84
37 30 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 64
40 13 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 リーガン・スミス シボレー 305
2 サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 278
3 ジャスティン・アルゲイヤー シボレー 265
4 パーカー・クリガーマン トヨタ 258
5 エリオット・サドラー トヨタ 258
8 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 252
9 アレックス・ボウマン トヨタ 231
11 マイク・ブリス トヨタ 221
17 ジョー・ネメチェク トヨタ 155
18 エリック・マクルーア トヨタ 149
20 ブレイク・コッホ トヨタ 139
21 ハル・マーティン トヨタ 126
25 ジェイソン・ホワイト トヨタ 112
36 ジェフ・グリーン トヨタ 43
51 ケニー・ウォレス トヨタ 8
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 54
2 フォード 52
3 シボレー 46
3 ダッジ 6

※結果及びポイントは暫定 

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