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2013年6月 9日 (日)

WTCC:ミケリス選手が4番手、タルクィーニ選手が5番手をマーク。Honda Civic WTCCは開幕戦からの連続表彰台獲得を目指し、初開催となるロシアでの決勝レースに挑む (ホンダ)

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2013年6月8日(土)・予選  
会場:モスクワ・レースウェイ(3.931km)  
天候:晴れのち曇りのち雨
気温:22℃  コースコンディション:ドライ

Castrol Honda World Touring Car Teamは2013年シーズン6戦目を、初開催となるロシアのモスクワ・レースウェイで迎えました。2012年にオープンしたモスクワ・レースウェイは、有名なヘルマン・ティルケ氏によって設計された、長いストレートとテクニカルなコーナーが続くセクションが組み合わされたコースで、モスクワの北西約80kmに位置します。

午後2時30分に開始されたQ1では、ガブリエーレ・タルクィーニ選手、ティアゴ・モンテイロ選手とCastrol Honda World Touring Car Teamの2台が先頭でコースイン。Zengo Motorsportのノルベルト・ミケリス選手がこれに続き、Honda Civic WTCCが3台並んで予選に挑みました。しかし、タルクィーニ選手はアウトラップを終えるとセッティングの調整にピットに戻りました。1回目のアタックでは、ミケリス選手が1分44秒008、モンテイロ選手が1分44秒610をマークしました。

予選の残り時間が5分を切った段階で、タルクィーニ選手、ミケリス選手は、Q2進出をかけて最後のアタックに臨みました。そしてタルクィーニ選手が1分43秒759、ミケリス選手が1分43秒829をマークし、11番手、12番手でQ2進出を果たしました。

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モンテイロ選手は1回目のアタック後、ピットに戻りましたが、エンジンの水温が上がるトラブルに見舞われ、その後のアタックはできませんでした。そのため、22番手でQ1を終えています。

ホンダモータースポーツリリース

10分間で争われるQ2では、セッション開始の時点で、コース上に雲が立ち込めてきました。開始早々のアタックで、タルクィーニ選手が1分43秒840、ミケリス選手が1分43秒772をマークします。しかし、1回目のアタックを終えたころから雨が降り始め、この雨の影響もあり、Q2でのタイムアタックはその1回で終了し、ミケリス選手が4番手、タルクィーニ選手が5番手となりました。なお、モンテイロ選手はライバルのペナルティによるグリッド降格に伴い、明日の決勝は20番手からのスタートとなります。

6月9日(日)に行われる決勝レースにおいて、レース1ではミケリス選手が4番手から、タルクィーニ選手が5番手から、開幕戦から続く連続表彰台獲得を目指します。

コメント
ガブリエーレ・タルクィーニ選手(5番手)

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「新しいこのコースは、見た目よりずっとテクニカルなサーキットです。タイトコーナーの連続で、方向が頻繁に変わるかと思うと、とても長いストレートがあります。そのストレートでは、スリップストリームの使い方が大事になります。マシンのセットを詰めるうえで、とても難しいコースです。私たちのマシンにとっては、もっとスムーズに流れるようなコースの方がいいし、タイトなコーナーではかなりアンダーステアになる傾向があります。明日はマシンのセッティングをよりよくし、上位を目指してがんばります」

ティアゴ・モンテイロ選手(20番手)

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「とてもがっかりしています。しかし、結果を見ると悔しい気持ちに変わります。すべてが予定通りにいけば、私もほかの2台のHonda Civic WTCCと共に、トップ5に入れたと思うからです。ホームサーキットで行われる次のポルトガル戦で私の運も変わり、シーズン後半は好調なスタートを切れることを願っています」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「モスクワでのレースに向けて、エンジンサイドとしては、ターボのブーストコントロールとALSのチューニングを行いました。またドラッグ対策として、新しいボンネットルーバーを装着しました。モスクワ・レースウェイは新しいコースで、タイトなコーナーが続くセクションと1kmに及ぶ長いストレートが特徴です。このレイアウトは、やはりウエイトが効きますね。ウエイトハンデの軽いマシンは、ほかのコースに比べて有利なコースだと思います。モンテイロ選手のマシンは、電装系のトラブルでウォーターポンプが動かなくなったようです。予選でアタックができず残念でした。エンジンのチューニングは効果が出ており、パワーアップしています。レースに向けて、マシンのセッティングを詰めていければ、4番手、5番手からのスタートは悪いポジションではないので、巻き返せると思います」

予選
順位 No. ドライバー マシン タイム

1 12 Y.ミュラー シボレー 1:43.335
2 15 T.コロネル BMW 1:43.405
3 1 R.ハフ セアト 1:43.466
4 5 ノルベルト・ミケリス Honda 1:43.772
5 3 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 1:43.840
6 10 J.トンプソン ラーダ 1:43.982
 
20 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 1:44.610

写真(C)Honda Motor Co Ltd.

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