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2013年7月 9日 (火)

NASCAR:クリント・ボウヤーが4位に入りランキング2位に浮上! (トヨタ)

2013年7月8日
トヨタ自動車(株)モータースポーツ部 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第18戦 Coke Zero 400


開催日:7月6日

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3ワイドでのハイスピードバトルを展開した“トヨタ カムリ”。
クリント・ボウヤー(#15)が4位、マイケル・ウォルトリップ(#55)が5位でフィニッシュ。
マット・ケンゼス(#20)、マーティン・トゥルークス・Jr.(#56)は
首位を争ったがクラッシュで無念のリタイアに終わった 

 7月6日(土)、米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第18戦「Coke Zero 400」が開催された。
 NASCARの聖地であるデイトナでは開幕戦の「デイトナ500」と今大会の、年に2回カップ・シリーズのレースが開催されるが、夏の大会は若干距離が短い400マイルでの開催。
 デイトナはタラデガ同様、吸気量を制限して最高出力を抑える「リストリクター・プレート」レースとして行われる。このため、他車と連なっての走行「ドラフティング(前後に連なって走行することで空気抵抗を低減する)」テクニックが重要となり、ポジション次第では一気に大きく順位が変動することも少なくない。また、多くの台数が接近したままの走行となるため、クラッシュでは多くの台数が絡む「ビッグ・ワン」が発生しやすい。
 トヨタ勢では、2008年にカイル・ブッシュが夏の大会で勝利を挙げている。

 4日(木)の2度の練習走行を経て、5日(金)、併催のネイションワイド・シリーズ戦の予選を経て、午後4時10分から予選が開始された。
 カイル・ブッシュがが今季3度目、デイトナでは初となるポールポジションを獲得。前戦今季4勝目を挙げたマット・ケンゼスが2番手、クリント・ボウヤーが3番手につけ、“トヨタ カムリ”が予選トップ3を独占。マーティン・トゥルークス・Jr.が5番手、2001年と2003年にデイトナ500を制し、今大会スポット参戦するマイケル・ウォルトリップが7番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
 Ky.ブッシュにとっては、デイトナでのポールポジション獲得は初めて。また、1シーズン3度目のポールポジション、リストリクター・プレートレースでのポールポジションも初めての獲得となった。

トヨタモータースポーツニュース

 6日(土)午後7時54分、2.5マイルオーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。最前列のアウト側のケンゼスが一旦前に出るが、1周目を終えると3列体制となり、イン側のKy.ブッシュが首位浮上。
 “デイトナ”らしい、多くの台数によるドラフティングによる複数列でのバトルとなり、めまぐるしく順位が入れ替わる、厳しいポジション争いが繰り広げられた。
 30周弱で給油ピットが必要となるデイトナだが、24周目にイエローコーションが出たことで、全車最初のピットイン。次のイエローコーションがなかなか出ず、Ky.ブッシュやトゥルークス・Jr.、ウォルトリップ、ボウヤー、ケンゼスらがグリーン下でのピットを終えた直後にイエローコーション。しかし、周回遅れになることはなく、再スタートが切られると,トヨタ勢は再び上位争いに復帰した。

 3度目の給油ピットが近づいた98周目、8位を走行していたトゥルークス・Jr.がスピン。密集状態の走行で、直後にいたデニー・ハムリンもこれを避けようとしてスピンを喫し、多重クラッシュが発生。トゥルークス・Jr.はイン側のウオールに激しくクラッシュ。レースを終えることとなってしまった。
 ハムリンの直後にいたKy.ブッシュは、ハムリンとの接触で車体右前部を破損。24番手スタートからポジションを上げ、直前まで首位を走行していたハムリンは、壁にはヒットしなかったものの、後続から接触され車両左側にダメージ。共にイエローコーション時のピット作業で修復を行い、Ky.ブッシュは35位、ハムリンは1周遅れの38位でレースに復帰した。

 Ky.ブッシュは再スタート後一気に順位を取り戻し、チームメイトのケンゼスと再び上位争いに復帰。最後のピットタイミングが気になり始めた128周目、デイビッド・ストレミーらが絡む多重クラッシュでこの日4度目のイエローコーションが発生。ハムリンはこのコーションで“ラッキー・ドッグ”を獲得し、首位と同一周回に復帰した。
 残り28周で再スタート。最後のバトルへ向け、集団でのポジション争いが繰り広げられていた149周目、上位が長い一列縦隊となり、10位ボウヤーに続く位置まで追い上げてきたハムリンが、突然バランスを崩しスピン。壁にヒットしたハムリンに後続が次々に突っ込み、ハムリンの直後にいて避けようとしたケンゼスも後続車両に突っ込まれ、激しい多重クラッシュとなった。
 ハムリン、ケンゼス他ドライバーは全員無事だったが、このクラッシュでの車両を排除するためレースは赤旗中断に。
 9分弱の中断の後、レースが再開され、再スタートが切られたが、残り5周でこの日6度目のイエローコーション。レースは1周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。

 最後の2周は、ボウヤーが3位、ウォルトリップが10位、Ky.ブッシュ13位で再スタートが切られ、3列での超高速バトルが繰り広げられた。ファイナルラップでは、第1コーナーで後方グループのクラッシュが発生、続く最終コーナーを立ち上がりでも、チェッカーを目前にして中団グループの多重クラッシュ。しかし、イエローコーションは出されることなく、上位勢はそのままチェッカーを受け、大波乱のレースの幕が閉じた。
 “トヨタ カムリ”勢では、ボウヤーが4位、ウォルトリップが5位。接触での修復から追い上げたKy.ブッシュが12位に入った。
 今大会の結果、ボウヤーはドライバーズランキングで2位に浮上した。

 次戦第19戦は7月14日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー クリント・ボウヤー:
「フィニッシュの時、私は直前までマイケル(ウォルトリップ)を押していたが、イン側にラインを変え、彼をパスした。そしてバックミラーを見て、大混乱になっているのを知った。これも“デイトナ”だ。最後、イエローコーションは出て欲しくなかったのだが、それは叶わず、私はイン側のラインからのスタートを強いられた。そこからの戦いが厳しくなることは分かっていたが、それでもトップ5フィニッシュを果たせたのは良かった」 

第18戦 Coke Zero 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 8 48 ジミー・ジョンソン シボレー 161
2 13 14 トニー・スチュワート シボレー 161
3 26 29 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 161
4 3 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 161
5 7 55 マイケル・ウォルトリップ トヨタ カムリ 161
12 1 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 161
18 40 93 トラヴィス・クヴァピル トヨタ カムリ 161
23 34 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 161
27 42 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 161
30 41 83 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 159
33 2 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 154
36 24 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 149
37 35 30 デイビッド・ストレミー トヨタ カムリ 127
41 5 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 97

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 658
2 クリント・ボウヤー トヨタ 609
3 カール・エドワーズ フォード 587
6 マット・ケンゼス トヨタ 540
7 カイル・ブッシュ トヨタ 533
11 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 493
26 デニー・ハムリン トヨタ 338
29 マーク・マーティン トヨタ 314
30 ボビー・ラボンテ トヨタ 278
31 デイビッド・ロイティマン トヨタ 263
34 デイビッド・ストレミー トヨタ 243
35 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 234
37 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 102
48 トミー・ドリッシ トヨタ 6
49 ブライアン・ケゼロウスキー トヨタ 4
50 アレックス・ケネディ トヨタ 4
52 ジェイソン・リフラー トヨタ 1

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 128
2 トヨタ 116
3 フォード 91

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第16戦 Subway Firecracker 250

開催日:7月5日

マット・ケンゼスが今季シリーズ初勝利

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今季ネイションワイド・シリーズでの初勝利を挙げたマット・ケンゼス 

 7月5日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第16戦「Subway Firecracker 250」がデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された。

 4日(木)の2度の練習走行を経て、5日(金)午後2時5分から予選開始。エリオット・サドラーが9番手、ルーキーのアレックス・ボウマンが12番手、カイル・ブッシュが15番手、ブライアン・ヴィッカーズが18番手、マット・ケンゼスが19番手で続き、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 カップ・シリーズの予選を経て、午後7時53分、2.5マイルオーバルを100周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。序盤から、今季ネイションワイド・シリーズならではとなった、2台ずつの“タンデムドラフト”でのバトルが展開された。
 周回毎に順位が入れ替わる中で、23周目にはケンゼスが首位に浮上。35周目あたりからグリーン下でのピット作業となり、全車がピット作業を終えた後は、ヴィッカーズ、サドラーらも首位争いに加わった。
 49周目にコース上の異物でこの日初めてのイエローコーションが出された後、レースが残り30周を切った72周目にはエンジンブローの車両により2度目のイエローコーション。ここで各車、最後のピットへと向かったが、5位につけていたKy.ブッシュは、自分のピットスペースを行き過ぎた上に、隣に入ってきた車両にピットアウトを阻まれる形となり大きくタイムロス。28位へと後退。

 残り23周で、ヴィッカーズが4位、サドラー5位、ケンゼス6位での再スタートが切られた。
 再スタートしてまもなく、首位を争っていたヴィッカーズは、後方から押されてバランスを崩し、イン側のグリーンエリアにコースオフ。イエローコーションは出ず、ヴィッカーズは最後尾近くまで後退。代わってケンゼスが首位に立ち、目覚ましい追い上げを見せたKy.ブッシュが、サドラー、パーカー・クリガーマンらと共に上位争いに復帰した。
 残り4周となったところで、後方グループでジェイソン・ホワイト、コール・ウィットを含む6台が絡む多重クラッシュが発生。車両排除のため10分ほどの赤旗中断となり、再開後“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。

 ケンゼスがイン側の先頭でスタートが切られると、後方では複数の“タンデムドラフト”による3ワイドのバトルが繰り広げられたが、ケンゼスはドラフティングパートナーと共に後続を大きく引き離し、トップでチェッカー。自身ネイションワイド・シリーズ戦での今季初勝利を挙げた。
 今季よりトヨタに移籍したケンゼスは、昨年ネイションワイド・シリーズには出場しておらず、同シリーズでの勝利は自身にとって2年ぶり。
 サドラーが3位、Ky.ブッシュは11位、ヴィッカーズが13位でフィニッシュ。シリーズを争うサドラーは今大会の結果、ランキングを1つ上げ、首位と14点差の3位へ浮上した。

 次戦第17戦は7月13日(土)、ニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「我々の“トヨタ カムリ”の調子は悪くなかった。予選は望み通りではなかったが、レースでのドラフティングは上手く行った。34号車(ジェイムズ・ブッシャー)が押してくれたことで、十分な速さを維持出来た。最後は彼とのコンビで走り続けることが重要だった。ネイションワイド・シリーズに戻ってレースを戦うのは楽しい。久しぶりだが、デイトナでの勝利はいつ味わっても格別だ」 

第16戦 Subway Firecracker 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 19 18 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 101
2 17 34 ジェームズ・ブッシャー シボレー 101
3 9 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 101
11 15 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 101
13 18 20 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 101
14 21 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 101
16 23 44 コール・ウィット トヨタ カムリ 101
18 27 77 パーカー・クリガーマン トヨタ カムリ 101
19 30 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 101
20 12 99 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 101
24 24 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 101
30 38 70 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 99
35 32 24 ジェイソン・ホワイト トヨタ カムリ 95

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 リーガン・スミス シボレー 558
2 サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 552
3 エリオット・サドラー トヨタ 544
7 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 505
8 パーカー・クリガーマン トヨタ 501
11 アレックス・ボウマン トヨタ 440
12 マイク・ブリス トヨタ 420
17 エリック・マクルーア トヨタ 301
19 ジョー・ネメチェク トヨタ 249
22 ブレイク・コッホ トヨタ 205
28 ハル・マーティン トヨタ 163
29 コール・ウィット トヨタ 162
32 ジェイソン・ホワイト トヨタ 138
38 ジェフ・グリーン トヨタ 79
41 ケニー・ウォレス トヨタ 54
45 ケン・バトラー トヨタ 48
47 オーウェン・ケリー トヨタ 41
49 ドリュー・ヘリング トヨタ 33
51 トニー・レインズ トヨタ 32
70 デレック・ホワイト トヨタ 8

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 107
2 フォード 106
3 シボレー 91
4 ダッジ 15

※結果及びポイントは暫定 

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