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2013年8月26日 (月)

NASCAR:マット・ケンゼスが今季5勝目でトヨタはブリストル完全制覇、ケンゼスとクリント・ボウヤーが“チェイス”入り確定。

2013年8月26日
トヨタ自動車(株)モータースポーツ部 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第24戦 Irwin Tools Night Race


開催日:8月24日

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今季5勝目を挙げ、“チェイス”入りを決めたマット・ケンゼス 

 8月24日(土)、米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第24戦「Irwin Tools Night Race」が開催された。
 “サンダー・バレー”の愛称を持つブリストルは、1周0.533マイル(約850m)のショートオーバルながら、高いバンク角を持ち、“世界最速のハーフマイル”と呼ばれる。狭く、短いコースでは接触などのアクシデントが多発する難コースである。
 このコースはカイル・ブッシュが得意としており、過去5勝、また、2010年の夏には、同一週のネイションワイド・シリーズ戦、トラック・シリーズ戦の全てを制する前人未踏の「ブリストル・スイープ」を達成している他、今年春の大会でもポールポジションから首位争いを繰り広げ、2位に入っている。今週も既に、トラック・シリーズとネイションワイド・シリーズ戦で勝利を挙げており、3年ぶりの完全制覇に期待がかかった。

 23日(金)に予選が行われ、昨年夏のブリストル戦を制しているデニー・ハムリンが今季4度目となるポールポジションを獲得。ブライアン・ヴィッカーズが4番手、ケンゼスが5番手、マーティン・トゥルークス・Jr.が9番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。Ky.ブッシュはこの予選アタック中にスピンを喫し、最後尾43番手グリッドから追い上げを図ることとなった。

トヨタモータースポーツニュース

 24日(土)午後7時53分に、0.533マイルショートオーバルを500周(266.5マイル:約430km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのハムリンは首位をキープ。22周目にかわされるも、ケンゼス、ヴィッカーズ、トゥルークス・Jr.と共に上位争いを展開した。
 最後尾スタートからの追い上げを強いられたKy.ブッシュは、狭いコースでの追い抜きに苦戦しながらも、90周目には18位までポジションアップ。
 90周目にこの日2度目となるイエローコーションが出され、上位勢がピットへ向かう中、最初のコーションでピットインしていたクリント・ボウヤーとボビー・ラボンテがコース上に残り、一気に2位、3位に浮上した。

 15位で再スタートを切ったKy.ブッシュは、106周目にバランスを崩したところに後続が接触し、車両後部を破損。イエローコーションとなり、車両を修復したKy.ブッシュは30位以下へと再び順位を落としてしまった。
 “トヨタ カムリ”勢最上位につけるボウヤーは、126周目に首位を奪取。しかし、178周目に前を行くKy.ブッシュを周回遅れにしようかというタイミングで、後続から接触されスピン。このアクシデントにラボンテも巻き込まれ、共に大きく順位を落としてしまった。
 これにより出されたイエローコーションでは、多くの車両が4本タイヤを交換する中、2本タイヤ交換を選択したハムリンが3位に浮上。7位で再スタートしたケンゼスは好調な走りで順位を上げていき、236周目に首位に立った。

 レースが折り返しを過ぎた258周目、コース上の異物でこの日6度目のイエローコーション。ここで、ほとんどの上位勢がピットに向かったのに対し、その前のコーションでピットインし、タイミングをずらしたKy.ブッシュがコース上に残り、一気に2位へとポジションアップ。
 一方で、トップでピットアウトしたケンゼスは、ピットロードのスピード違反で首位と同一周回の最後尾、27位まで後退。ハムリンもハンドリングに苦しみ、徐々に順位を落としてしまった。
 333周目のイエローコーションで、ほぼ全車がピットへ。ここでタイヤ無交換という作戦に出たトゥルークス・Jr.が2位へ。ケンゼス6位、ボウヤー8位、Ky.ブッシュ10位で再スタート。

 ブリストルでは、燃料をフルに入れた状態でおよそ140周ほど走れる計算となるため、残り160周ほどでのこのピットタイミングでは、もう一度ピットが必要かと思われた。
 358周目、374周目と立て続けにイエローコーションが発生。しかし、トゥルークス・Jr.をパスし、375周目に首位に浮上していたケンゼスらを含む上位勢はこの2度のコーションでもピットに向かわず、最後まで無給油で走り抜く作戦に出た。
 燃費戦の様相を呈し始めた終盤戦、首位を行くケンゼスの後方では、トゥルークス・Jr.、ボウヤー、ヴィッカーズ、Ky.ブッシュらがトップ10圏内をキープ。438周目にイエローコーションが出されると、トップのケンゼス、ボウヤー、Ky.ブッシュらがコース上に残る一方で、ハムリン、トゥルークス・Jr.、ヴィッカーズはピットへ。
 再スタートが切られた直後の446周目、ハムリン、トゥルークス・Jr.らが巻き込まれる多重クラッシュが発生。車両排除のために4分半にわたって赤旗中断となった。

 レースは残り46周で再スタート。ケンゼスは好スタートで逃げたが、先のコーションでピットに入っていたケイシー・ケイン(シボレー)が新しいタイヤと潤沢な燃料で猛烈な追い上げ。残り13周でテール・トゥ・ノーズ状態となった2台は、サイド・バイ・サイドでの激しい首位争いを展開した。
 コーナーではインに入るケインが前、立ち上がりではケンゼスが再び前に出る、という息をもつかせぬバトルがファイナルラップまで続いたが、ケンゼスは抑えきり、見事トップでチェッカー。今季5勝目を挙げた。ヴィッカーズが4位、カイル・ブッシュが11位でフィニッシュ。
 シーズン最多の5勝目を挙げたケンゼスは、ランキング2位につけるボウヤーと共に、2戦を残して“チェイス”入りを確定した。
 この勝利で、トヨタは今週のブリストル戦を完全制覇することとなった。

 次戦第25戦は9月1日(日)、米国南東部ジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「ケイシー(ケイン)は私と首位を争うのに疲れたんじゃないだろうか。我々は今季これまでに2回、1-2位でフィニッシュしている。それだけに彼は勝ちたかっただろう。我々はコースの全てを使って、全力でバトルした。私は燃料もタイヤも最後までもち、彼を抑えきることが出来た。素晴らしいチームのおかげだ。トヨタのエンジンのパワーが私を助けてくれて、楽しいレースを戦えた。ブリストルのナイトレースで勝てたことに感激している」 

第24戦 Irwin Tools Night Race 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 5 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 500
2 7 5 ケイシー・ケイン シボレー 500
3 16 42 ファン・パブロ・モントーヤ シボレー 500
4 4 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 500
11 43 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 500
14 24 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 500
16 39 93 トラヴィス・クヴァピル トヨタ カムリ 499
17 38 30 デイビッド・ストレミー トヨタ カムリ 498
28 1 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 487
29 31 83 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 483
35 9 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 446
38 23 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 394
43 37 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 1

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 821
2 クリント・ボウヤー トヨタ 803
3 カール・エドワーズ フォード 768
5 カイル・ブッシュ トヨタ 739
6 マット・ケンゼス トヨタ 736
14 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 663
25 デニー・ハムリン トヨタ 456
31 ボビー・ラボンテ トヨタ 343
32 デイビッド・ストレミー トヨタ 341
33 デイビッド・ロイティマン トヨタ 329
34 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 319
39 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 102
45 アレックス・ケネディ トヨタ 21
49 ブライアン・ケゼロウスキー トヨタ 9
50 トミー・ドリッシ トヨタ 8
52 ジェイソン・リフラー トヨタ 1

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 168
2 トヨタ 157
3 フォード 124

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第23戦 Food City 250


開催日:8月23日

カイル・ブッシュが圧勝で今季9勝目

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圧勝で今季シリーズ9勝目を挙げたカイル・ブッシュ(#54)

 8月23日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第23戦「Food City 250」がブリストル・モーター・スピードウェイで開催された。

 今大会は全てのスケジュールが23日(金)に行われた。午前9時より2時間50分にわたる練習走行を経て、午後3時40分から予選開始。カイル・ブッシュが今季6度目となるポールポジションを獲得。ブライアン・ヴィッカーズが9番手、パーカー・クリガーマンが10番手につけ、15台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、午後7時45分、0.533マイルショートオーバルを250周(133.25マイル:約214km)して競われる決勝レースがスタート。アウトサイドを選択したポールポジションのカイル・ブッシュは、得意のスタートダッシュを決めると、後続を引き離していった。
 イエローコーションの出ない序盤戦、周回毎に後続との差を広げて行ったKy.ブッシュは、60周目過ぎには2位に6秒以上の差を付け、1周16秒程のショートオーバルで、自身のチームで走るクリガーマンも周回遅れに。65周目にコース上の異物でこの日初めてのイエローコーションが出されたとき、首位と同一周回は僅か15台となっていた。
 このコーションで、首位のKy.ブッシュはコース上に残ったが、2位以下の車両はピットへ。これまで築いたマージンはなくなり、新しいタイヤに交換した後続勢がKy.ブッシュに襲いかかった。
 しかし、Ky.ブッシュは首位の座を譲ることなく快走。同じカップ・シリーズのレギュラーで昨年のカップ・シリーズ・チャンピオンでもあるブラッド・ケゼロウスキー(フォード)がKy.ブッシュに肉薄し、2人のトップドライバーによるマッチレースとなった。

 104周目に元F1ドライバーのネルソン・ピケ・Jr.(シボレー)がスピン。この日2度目のイエローコーションとなり、Ky.ブッシュはピットへ。4本タイヤを交換したKy.ブッシュに対し、2本交換の車両と、ケゼロウスキーが先行し、1台がコース上に残ったため、Ky.ブッシュは4位で再スタート。
 狭いコースでの3ワイドバトルから抜け出し、2位へと浮上したKy.ブッシュは、逃げる首位の車両との差をじりじりと詰めていき、129周目に逆転、首位を奪い返した。
 153周目、11位を走行していたドリュー・ヘリングがスピンし、内側の壁にクラッシュ。そのイエローからの再スタートしてすぐの166周目には、10位走行中のヴィッカーズが単独スピン。前方にいた周回遅れのクリガーマンを巻き込み、ヘリングとクリガーマンはレースを終えることとなってしまった。
 再スタート後は、再び首位を逃げるKy.ブッシュと追うケゼロウスキーの2台が3位以降を大きく引き離す展開となったが、Ky.ブッシュは逃げ切り、トップでチェッカー。今季シリーズ9勝目、水曜日のトラック・シリーズ戦に続きブリストル戦を制した。Ky.ブッシュは250周中228周で首位を走行、首位と同一周回フィニッシュ車両は僅か9台という圧倒的な速さを見せつけた。
 シリーズランキングを争うエリオット・サドラーは10位フィニッシュ。ランキング首位のサム・ホーニッシュ・Jr.が12位に終わったため、僅かながらその差を詰めることとなった。

 次戦第24戦は8月31日(土)、アトランタ・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「準備段階、工場での整備、そして練習走行、その全てが勝利にとって重要だ。クルーチーフと私は良いコンビネーションが築けているし、スタッフはハードに働いている。その甲斐あって、今日は素晴らしい“トヨタ カムリ”でレースを戦うことが出来た。とても楽しいレースだった。ポールポジションからスタートして、首位をキープした。それだけでなく22号車(ブラッド・ケゼロウスキー)とバトルをしてこれを抑え、32号車(カイル・ラーソン)をパスすることも出来た」 

第23戦 Food City 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 250
2 15 22 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 250
3 6 3 オースティン・ディロン シボレー 250
10 25 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 249
14 17 10 コール・ウィット トヨタ カムリ 248
16 29 14 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 248
17 18 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 247
18 24 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 246
19 19 29 ケニー・ウォレス トヨタ カムリ 246
20 26 44 チャド・ハッケンブラート トヨタ カムリ 246
31 37 24 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 241
32 39 70 ブラッド・ティーグ トヨタ カムリ 241
33 14 99 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 234
34 9 20 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 194
35 10 77 パーカー・クリガーマン トヨタ カムリ 165
36 12 18 ドリュー・ヘリング トヨタ カムリ 151
39 34 91 チェイス・ミラー トヨタ カムリ 5

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 801
2 オースティン・ディロン シボレー 795
3 エリオット・サドラー トヨタ 790
6 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 761
10 パーカー・クリガーマン トヨタ 696
11 アレックス・ボウマン トヨタ 628
13 マイク・ブリス トヨタ 577
19 エリック・マクルーア トヨタ 380
20 ジョー・ネメチェク トヨタ 339
21 コール・ウィット トヨタ 279
24 ブレイク・コッホ トヨタ 260
31 ジェフ・グリーン トヨタ 167
32 ハル・マーティン トヨタ 163
36 ジェイソン・ホワイト トヨタ 138
39 ケニー・ウォレス トヨタ 101
43 ドリュー・ヘリング トヨタ 80
47 ケン・バトラー トヨタ 66
49 オーウェン・ケリー トヨタ 62
52 ケニー・ハブル トヨタ 54
61 ターナー・ベリーヒル トヨタ 30
66 デレック・ホワイト トヨタ 27
67 ブラッド・ティーグ トヨタ 27
71 ブレット・バトラー トヨタ 19
76 トラヴィス・ソーター トヨタ 14
81 デイビッド・グリーン トヨタ 6

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 156
1 フォード 156
3 シボレー 125
4 ダッジ 27

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第13戦 UNOH 200


開催日:8月21日

“トヨタ タンドラ”同士接触しながらの1-2フィニッシュ!
カイル・ブッシュが今季3勝目

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チェッカー目前で接触、トップチェッカーのカイル・ブッシュ(#51)と
スピンしながら2位でのチェッカーを受けたティモシー・ペターズ(#17) 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第13戦「UNOH 200」が8月21日(水)にブリストル・モーター・スピードウェイで開催された。

 今季2度目の平日水曜夜開催となった今大会は、走行スケジュールは全て21日(水)に行われるワン・デイ・イベント。昼間の2度の練習走行に続き、午後4時35分から予選開始。ティモシー・ペターズが4番手、ジャーマン・キロガが5番手、シリーズランキング首位のマット・クラフトンが6番手、カイル・ブッシュが10番手につけ、12台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、闇に包まれたコースをカクテルライトが照らし始めた午後8時18分、0.533マイルショートオーバルを200周(106.6マイル:約170km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 2列目アウト側のペターズが好スタートを切り、2位に浮上。10番手のKy.ブッシュはスタート直後に壁にヒットするも、レースは続行。3周目には4年ぶりのシリーズ出場となったネイト・モンテイスがスピンしイエローコーションが出された。
 再スタート後は、ペターズが首位の車両に肉薄。サイド・バイ・サイドでの首位争いを繰り広げ、63周目にペターズが首位を奪取した。
 Ky.ブッシュも追い上げ、ペターズに続く2位へと浮上。しかし、71周目に出されたイエローコーション時、全車ピットへと向かうと、Ky.ブッシュは痛恨のピットロードスピード違反。24位へと大きく後退してしまった。

 再スタート後まもない82周、22番手スタートから追い上げ、トップ10圏内入りを伺っていたジョン・ウェス・タウンリーが他車との接触で壁にクラッシュし、この日3度目のイエローコーション。
 その後は90周近くに渡ってイエローコーションが出ない、長いスティントとなった。首位を行くペターズは、スティント序盤こそブラッド・ケゼロウスキー(フォード)らの追い上げを受けたが、徐々に後続を引き離し、独走状態に。
 一方で、ペナルティで大きく後退していたKy.ブッシュもじりじりと順位を取り戻し、128周目にはトップ10入り。しかし、その後の追い上げには苦しみ、10位前後のまま終盤戦を迎えた。

 179周目、クラッシュ車両によりこの日4度目のイエローコーション。首位のペターズはコース上に残ったが、逆転を狙う2位、3位の車両他数台がピットへ。
 コース上に残り、4位へと順位を上げたキロガだったが、コーション下のフォーメーションラップ中に燃料切れに見舞われ、後退。
 188周目に再スタートが切られたが、最前列でペターズに並んでいたクラフトンがまさかの燃料切れでスローダウン。スタートダッシュを決めようとしていた後続勢が混乱に陥り、再びイエローコーションとなった。

 この混乱を上手くかわしたKy.ブッシュが2位へと一気にポジションアップ。隊列を整え、残り7周で再スタート。イン側のKy.ブッシュが、サイド・バイ・サイドから首位を奪うと、その後方につけていたペターズが、Ky.ブッシュに続いて2位に浮上。この日の大半を支配するなど絶好調のペターズは、なおも首位のKy.ブッシュを追い、2台はサイド・バイ・サイドのままファイナルラップへ。
 互いに全く譲らないまま、並んで最終コーナーを立ち上がった2台は、チェッカー目前で接触。バランスを崩したペターズがスピンし、Ky.ブッシュがトップチェッカー。ペターズはスピンしたまま、2位でフィニッシュラインを通過するという、劇的な幕切れとなった。
 観客総立ちの激しいバトルの末に“トヨタ タンドラ”は1-2フィニッシュ。終盤、3ワイドのバトルを繰り広げたジョニー・ソーターが4位、クラフトンが10位。予選後の規定外の調整のために最後尾スタートとなりながらも追い上げたジョーイ・コールターが11位でフィニッシュした。
 今大会の結果、クラフトンは僅かに差を詰められたものの、ランキング首位をキープ。ペターズもランキング5位へと2つ順位を上げた。

 次戦第14戦は9月1日(日)にカナダ・オンタリオ州ボウマンヴィルのカナディアン・タイヤ・モスポート・パークで開催される。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「最後のスティントでは、当初ライアン・ブレイニー(シボレー)との争いとなったが、彼より私は速く、抑えられると思った。しかし、その数周後には、(ティモシー・ペターズと)激しいバトルを展開することになった。サイド・バイ・サイドでのバトルは本当にクールだった。序盤、ピットクルーが素晴らしい作業で順位を上げてくれたのに、私のミスで大きく後退してしまった。狭く、周回遅れの多いコースで、そこからの追い上げは困難だった。しかし、終盤の混乱と、コーションからの再スタートで順位を取り戻すことが出来た。チームやスポンサー、トヨタ、そしてこのブリストルに集まったファンに感謝している」 

第13戦 UNOH 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 10 51 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 200
2 4 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 200
3 2 29 ライアン・ブレイニー シボレー 200
4 21 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 200
10 6 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 200
11 34 18 ジョーイ・コールター トヨタ タンドラ 200
19 23 7 ジェイク・クラム トヨタ タンドラ 199
21 5 77 ジャーマン・キロガ トヨタ タンドラ 199
23 31 81 デイビッド・スター トヨタ タンドラ 198
26 29 52 ケン・シュレーダー トヨタ タンドラ 197
28 14 54 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ タンドラ 194
30 22 7 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ タンドラ 186
35 30 45 ネイト・モンテイス トヨタ タンドラ 24

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・クラフトン トヨタ 498
2 ジェイムズ・ブッシャー シボレー 449
3 ジェブ・バートン シボレー 445
5 ティモシー・ペターズ トヨタ 426
9 ジョニー・ソーター トヨタ 409
10 ジョーイ・コールター トヨタ 399
11 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 386
14 ジャーマン・キロガ トヨタ 355
15 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ 343
21 トッド・ボダイン トヨタ 215
25 デイビッド・スター トヨタ 200
28 エリック・ジョーンズ トヨタ 112
35 クリス・クックラム トヨタ 67
36 ブレット・モフィット トヨタ 57
39 チャド・ハッケンブラート トヨタ 47
41 CJ.フェイソン トヨタ 39
45 トレーシー・ハインズ トヨタ 31
49 フランク・キンメル トヨタ 23
52 ジミー・ウェラー3世 トヨタ 20
57 スコット・ブルンキスト トヨタ 19
59 グラント・ギャロウェイ トヨタ 17
65 タイラー・レディック トヨタ 14
67 クリス・フォンテイン トヨタ 10
68 ネイト・モンテイス トヨタ 9
70 リッキー・アーゴット トヨタ 8

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 93
2 シボレー 87
3 フォード 67
4 RAM 33

※結果及びポイントは暫定 

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