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2013年9月 9日 (月)

WTCC:タルクィーニ選手がレース2で優勝、今シーズン2勝目を挙げる (ホンダ)

September 8 2013, RACE
Race of United States 2013 

モンテイロ選手はレース1で2位、ミケリス選手はレース2で3位と、Honda Civic WTCCは、3台そろって表彰台を獲得
Hondaはマニュファクチャラーズ選手権のタイトル獲得を確定

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2013年9月8日(日)・決勝  
会場:ソノマ・レースウェイ(4.032km)  天候:晴れ
気温:レース1/25℃、レース2/33℃  コースコンディション:ドライ

世界ツーリングカー選手権第9ラウンドのアメリカ大会は、午前11時50分からレース1、午後2時20分からレース2が行われました。

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レース1では、3番手からスタートを切ったCastrol Honda World Touring Car Teamのティアゴ・モンテイロ選手が、好ダッシュをみせて第1コーナーまでに2番手に浮上しました。8番手からのスタートとなったガブリエーレ・タルクィーニ選手(Castrol Honda World Touring Car Team)もオープニングラップで6番手にポジションを上げました。

モンテイロ選手は、レース序盤に激しくプッシュし、トップに迫ります。しかし、トップの座を奪うには至らず、僅差の2位でレース1を終え、第3戦以来の表彰台を獲得しました。タルクィーニ選手もレースを通して安定してポジションをキープし、6位でフィニッシュしています。

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リバースグリッドで行われるレース2では、タルクィーニ選手が2番手、Zengő Motorsportのノルベルト・ミケリス選手が4番手、モンテイロ選手が8番手からのスタートとなりました。

ホンダモータースポーツリリース

スタンディングスタートから好ダッシュを決めたタルクィーニ選手は、第2コーナーまでにトップの座を奪いました。13周のレースを通して、安定した走りでトップを快走したタルクィーニ選手は、一度もその座を脅かされることなく、今シーズン2勝目のチェッカーフラッグを受けました。レース序盤の2周目に3番手に上がったミケリス選手も、終盤に後続に迫られますが、しっかりとポジションをキープし、3位でフィニッシュ。タルクィーニ選手とともに表彰台を獲得しました。モンテイロ選手も積極的に上位を狙い、序盤に5番手まで浮上し、そのポジションを守りきりました。

この結果、Hondaはマニュファクチャラーズポイントを756とし、3戦を残して今シーズンのタイトル獲得を確定しました。また、ドライバーズランキングにおいては、タルクィーニ選手が199ポイントでランキング2位に上がり、ミケリス選手は126ポイントで8位、モンテイロ選手は102ポイントで10位に上がりました。

コメント
ガブリエーレ・タルクィーニ選手(6位/優勝)

「レース1では、いいスタートを切ることができ、1周目で6番手になり、なんとかそのまま逃げきることができました。そのあとは、フロントローからスタートするレース2に向けて、マシンをいい状態に保つことを重視しました。レース2でも最高のスタートが切れ、トップをいくマシンを抜くことができました。一度前に出たら、後続との差を保つためにスピードをキープしました。私とチームにとってすばらしい勝利であり、Hondaにとってとても特別な勝利です」

ティアゴ・モンテイロ選手(2位/5位)
「今回、マシンはずっと非常に調子がよく、とても満足しています。レース1において、最初の5周はトップのミスを誘って追い抜けるように激しくアタックしました。でも、この2位という結果には大満足です。今シーズンは運もなく、うまくいかない日々もありましたが、このすばらしいサーキットでこのような結果を出し、多くの人たちを喜ばせることができました。次は、昨年私たちの開発プログラムが始動し、私が初めてHonda Civic WTCCに乗った鈴鹿です。私自身、自分たちの成長ぶりを見るのがとても楽しみです」

ノルベルト・ミケリス選手(20位/3位)
「私とZengő Motorsportにとって、ここでのポディウムフィニッシュは大きな意味があります。ここはドライバーの腕が試されるサーキットですから、この結果を出すことができてうれしいです。Honda Civic WTCCは非常にすばらしく、私たちはシーズンが進むにつれてますます強くなっています。従って、日本を含めたシーズン終盤のレースが本当に楽しみです」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「今日はレースを楽しむことができました。3人のドライバーは、そろっていいスタートを決め、安定した走りですばらしい結果を出してくれたと思います。マシンに問題は全くありませんでした。懸念されたパワステの問題も、ドライバーがうまく乗りきってくれました。今日のレースの結果、今シーズンのマニュファクチャラーズタイトルを獲得することができました。3人のドライバーをはじめ、すべてのチームスタッフ、そして応援していただいたファンの皆さまに感謝いたします。優勝して、そしてタイトルを決めて鈴鹿に臨むことができたことを、とてもうれしく思います。また、ライバルとの差も、レースにおいては互角かそれ以上に戦えることが分かりましたので、Hondaのホームレースとなる鈴鹿でもいいレースができると思います。鈴鹿は一周が短く、とても追い抜きが難しいコースですので、やはり予選が大きなポイントとなるでしょう。なんとか予選で上位につけることができるよう、さらにマシンを仕上げていきたいと思います。鈴鹿でも勝利を目指してがんばります」

決勝
レース1
順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 23 T.チルトン シボレー 13 23:24.716 
2 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 13  +2.161
3 12 Y.ミュラー シボレー 13  +6.534
4 9 A.マクドウォル シボレー 13  +10.659
5 14 J.ナッシュ シボレー 13  +12.676
6 3 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 13  +14.897
 
20 5 ノルベルト・ミケリス Honda 13  +48.934

レース2
順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 3 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 13 23:40.401 
2 25 M.ベンナーニ BMW 13  +2.434
3 5 ノルベルト・ミケリス Honda 13  +4.099
4 12 Y.ミュラー シボレー 13  +4.606
5 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 13  +4.941
6 15 T.コロネル BMW 13  +7.735

ポイントスタンディング
ドライバー
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 Y.ミュラー シボレー 343
2 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 199
3 M.ニュケア シボレー 180
4 T.チルトン シボレー 160
5 J.ナッシュ シボレー 160
6 R.ハフ セアト 143
 
8 ノルベルト・ミケリス Honda 126
10 ティアゴ・モンテイロ Honda 102

マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 Honda 756
2 ラーダ 456

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