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2013年10月 6日 (日)

INDY:3番手スタートのスコット・ディクソンが今季最多となる4勝目を挙げ、Hondaはマニュファクチャラーポイントでのトップに躍り出る。 ポールポジションの佐藤琢磨はレース終盤でリタイア (ホンダ)

October 5 2013, RACE
Shell and Pennzoil Grand Prix of Houston 

In1310060021h

2013年10月5日(土)・決勝  
会場:ヒューストン市街地特設コース  
天候:快晴  気温:32~33℃

2013年シーズンも終盤を迎えています。テキサス州ヒューストンのリライアント・パークに作られた特設コースでのイベントは、ダブルヘッダーで、まず土曜日に、シーズン第17戦の決勝が開催されました。

1周1.634マイルのコースを90周する決勝レースは、真っ青に晴れ渡った空の下、非常に蒸し暑いコンディションの中でスタート。ポールポジションの佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、順位を守りますが、スタートでエンジンストールしたマシンに、後続がクラッシュし、すぐさまフルコースコーションとなりました。このアクシデントでまき散らされた、マシンの破片の影響で、佐藤はタイヤがパンクしてしまい、ピットイン。順位を大きく落とすことになりました。

In1310060022h

予選3番手だったスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、佐藤がピットに入ったあと、2番手にポジションを上げました。ディクソンがトップを奪ったのは、1度目のピットストップを終えたところ。クルーたちによるスピーディなピット作業と、アウトラップの速さで、レースリーダーの座に躍り出たのでした。

そこからのディクソンは、2番手以下を大きく突き放し、危なげなくトップを保ち続けました。レース終盤もアクシデントが重なり、7度もフルコースコーションが出されましたが、ディクソンはトップでゴールまで走りきり、今季4勝目を飾りました。さらに、ジャスティン・ウィルソン(Dale Coyne Racing)が3位でフィニッシュしたほか、Hondaのドライバー7人が、トップ10フィニッシュを果たしました。Hondaは今季9勝目を挙げ、マニュファクチャラーポイントでトップに立ちました。

In1310060024h

佐藤は予定外のパンクによるピットインで、12番手まで順位を下げたあと、ピットタイミングのズレを利用するなどして、ばん回していきます。粘り強い戦いぶりが実り、レースが終盤を迎えるころには、トップ5フィニッシュを狙えるポジションまで順位を戻しましたが、74周目、バトル中にターン3のタイヤバリアにヒットしてしまい、無念のリタイアとなりました。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
スコット・ディクソン(優勝)

「シーズン終盤に入って力強い走りをみせることができています。つい最近の2レースでもゴールできていれば、ポイント争いではもっといい状況を手にできていたと思います。今週末もマシンの仕上がりは非常によく、1度目のピットストップを終えてトップに立ってからは、燃費をセーブしながらも、余裕を持ってリードを保つことができました。2度目のピットストップに入ったタイミングも、結果的にベストでしたね。ピットで作業を受けている間にフルコースコーションが出たため、難なくトップを守ることができました。明日のレースには、今日のマシンをさらにチューニングして臨みます。今日より速いマシンにできるはずです。今日は最高の結果を得られましたが、明日はなにが起こるかは分かりません。トップとのポイント差を大きく縮めることができましたから、明日も今日と同じく勝てるよう、全力を尽くします」

In1310060025h

佐藤琢磨(17位)
「スタートは自分としては決してよくなかったのですが、トップを守れるだけの速度は出せました。あと少しの改善が必要です。あのあとにタイヤがパンクしていると判明したのですが、センサーのトラブルもあり得るので、ギリギリまで様子を見ました。ピットに入ってタイヤを交換したあとは、ポジションも下がっていましたし、ペースも上げることができない苦しい戦いになりました。ソフトタイヤでのハンドリングがいまひとつよくなかったですね。2度目のピットストップでハードタイヤに替えてからは、前に追いつく走りができるようになりました。しかし、終盤のリスタートのあと、ターン2でパスを許したときに、ラインを外れて走ったことでタイヤかすを拾ってしまい、次のコーナーでインに並ばれると、アウトに押し出されるようにタイヤバリアにぶつかってしまいました。インを開けてコーナーを回りきるつもりでしたが、いったんアウトに出たら、ラインを戻すことができませんでした。明日のレースの予選は、当日の朝に行われます。今日のレースを戦ったことで、多くのチームがマシンを向上させてくるでしょう。路面のグリップも大幅に高まり、ラップタイムがぐっと縮まる可能性もあります。今日のレースで悪かった点を改善し、路面の変化などにも対応したマシンを作り、予選に臨みたいと思います」

ロジャー・グリフィス|HPD テクニカル・ディレクター
「スコット・ディクソンと彼のチームが見事なレースをしてくれました。レース序盤は、2番手に抑えられていましたが、ディクソンの方が速いのは明らかで、トップに立ってからは圧倒的な速さを保って、ゴールまで走り抜きました。Honda インディV6ターボは、ヒューストンでも高いパフォーマンスを発揮しています。佐藤琢磨は本当に残念でした。ポールポジションからクリーンにスタートを切ってトップを守りましたが、アクシデントで散らばったマシンの破片を拾ったのか、タイヤがパンクしてしまい、後方へ下がりました。今日のレースでは多くのHondaドライバー、Hondaチームがすばらしい戦いぶりをみせ、7人がトップ10でフィニッシュしました。そして、新しい時代を迎えたインディカー・シリーズで、Hondaは今日、マニュファクチャラーポイント争いでトップに立ちました。明日のレースでもHondaドライバーたちが活躍してくれるに違いありません。もうシーズンも残すところ2戦。あと1勝を挙げて、マニュファクチャラータイトルを獲得したいと思います。明日のレースが非常に楽しみです」

決勝
順位 No. ドライバー チーム エンジン タイム/差

1 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing Honda 1:54:48.3924
2 78 S.デ・シルベストロ KV Racing Technology シボレー +0.8781
3 19 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing Honda +2.1432
4 77 シモン・パジェノー Schmidt Hamilton Motorsports Honda +3.5492
5 67 ジョセフ・ニューガーデン Sarah Fisher Hartman Racing Honda +4.2293
6 16 ジェームズ・ジェイクス Rahal Letterman Lanigan Racing Honda +5.4614
7 15 グレアム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing Honda +6.0983
8 7 S.ブルデー Dragon Racing シボレー +6.8946
9 5 E.J.ヴィソ Andretti Autosport シボレー +8.1873
10 98 ルカ・フィリッピ Barracuda Racing/Bryan Herta Honda +9.3052
 
11 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing Honda +9.9622
15 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing Honda +1Lap
16 18 マイク・コンウェイ Dale Coyne Racing Honda DNF
17 14 佐藤琢磨 A.J. Foyt Racing Honda DNF
22 55 トリスタン・ボーティエ Schmidt Peterson Motorsports Honda +58Laps

ポイントスタンディング
ドライバー
順位 ドライバー チーム 総合ポイント
1 H.カストロネベス Team Penske 513
2 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 505
3 シモン・パジェノー Schmidt Hamilton Motorsports 463
4 M.アンドレッティ Andretti Autosport 447
5 R.ハンターレイ Andretti Autosport 437
6 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing 428
7 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 403
8 W.パワー Team Penske 391
9 J.ヒンチクリフ Andretti Autosport 382
10 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing 382
 
14 ジョセフ・ニューガーデン Sarah Fisher Hartman Racing 321
16 佐藤琢磨 A.J. Foyt Racing 293
17 グレアム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing 292
19 ジェームズ・ジェイクス Rahal Letterman Lanigan Racing 272
20 トリスタン・ボーティエ Schmidt Peterson Motorsports 238
23 マイク・コンウェイ Dale Coyne Racing 163
24 アレックス・タグリアーニ Barracuda Racing/Bryan Herta 163
26 J.R.ヒルデブランド Barracuda Racing/Bryan Herta 93
27 アナ・ベアトリス Dale Coyne Racing 72
30 ルカ・フィリッピ Barracuda Racing/Bryan Herta 42
31 ピッパ・マン Dale Coyne Racing 29
32 ジェームス・デイビソン Dale Coyne Racing 27
33 ステファン・ウィルソン Dale Coyne Racing 14
34 コナー・デイリー A.J. Foyt Racing 11
36 ルーカス・ルアー Sarah Fisher Hartman Racing 8
37 キャサリン・レッグ Schmidt Peterson Motorsports 8

マニュファクチャラー(エンジン)
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 Honda 129
1 シボレー 126

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