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2013年10月16日 (水)

NASCAR:マット・ケンゼス3位、カイル・ブッシュ5位、ケンゼスはシリーズランキングトップ堅守 (トヨタ)

2013年10月14日
トヨタ自動車(株)モータースポーツ部 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第31戦 Bank of America 500


開催日:10月12日

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3位でフィニッシュし、ランキング首位で“チェイス”前半戦を折り返したマット・ケンゼス(#20) 

 10月12日(土)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第31戦「Bank of America 500」が開催された。
 NASCARの聖地のひとつであるシャーロットは、5月の第12戦に続き今季2度目の開催。昨年の秋大会では、燃費戦でクリント・ボウヤーが勝利。デニー・ハムリンが2位で続き、トヨタカムリが1-2フィニッシュを果たしている。
 シーズン終盤の10戦で争われる“チェイス”も5戦目となり、今大会で前半戦を終える。ランキング首位を守り続けるマット・ケンゼスと、上位を争うKy.ブッシュ、そしてボウヤーの戦いに期待がかかった。

 10日(木)午後7時10分から予選が行われ、カイル・ブッシュが9番手、ボウヤーが14番手、ケンゼスが20番手につけ、11台のトヨタカムリが決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 午後7時50分、1.5マイルオーバルを334周(501マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタート。序盤はKy.ブッシュがトップ10圏内につけるも、ケンゼスとボウヤーはハンドリングに苦しみ、中団グループでの走行を続けた。
 25周目にこの日初めてのイエローコーションが出され、全車ピットへ。ここでKy.ブッシュはピットとのコミュニケーションミスにより2度のピットインを強いられ、33位へと大きく後退。このピットでは、17番手スタートからトップ10を狙える位置まで上がってきていたマーティン・トゥルークス・Jr.が2本タイヤ交換を選択し、好ピットで5位に浮上。同じく2本タイヤ交換のケンゼスも9位へとポジションを上げた。
 トゥルークス・Jr.は好スタートを決め、2位へと浮上。33位まで後退してしまったKy.ブッシュは徐々にポジションを上げていき、イエローコーションが出ないまま70周目から迎えたグリーンピットでは、最後までピット作業を引っ張り首位に浮上。貴重なリードラップボーナスを獲得した。

 83周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、ピットに入らない車両が出るなど戦略が分かれ、ピットインしたトゥルークス・Jr.は9位へ後退。同じくピットインしたKy.ブッシは14位で再スタートを切ると、素晴らしいダッシュを決め、1周で6位までジャンプアップを果たした。
 一方で序盤戦上位を争ったトゥルークス・Jr.は再スタート直後の混乱の中で接触したことが原因でハンドリング不調に見舞われ、徐々に後退。11位で再スタートしたケンゼスも、混乱の中で17位まで順位を落としてしまった。
 その後はイエローコーションが出ないまま130周過ぎからグリーンピットが始まり、Ky.ブッシュは2位までポジションアップ。ケンゼスもトップ10圏内へと復帰した。
 173周目に、コース上の異物でこの日3度目のイエローコーションとなり、全車ピットへ。Ky.ブッシュが4位、ケンゼス8位で再スタート。

 その後は再びイエローコーションが出ず、230周目前後、280周目前後にグリーン下でピット作業が行われ、残り50周強、各車最後まで走りきるのはぎりぎりの周回でのピットとなった。
 その時点でKy.ブッシュが3位、ケンゼスが4位。7位のボウヤーは得意の燃費戦で昨年の勝利を再現しようとしたが、エンジン不調に見舞われ、ポジションキープに専念せざるを得なくなってしまった。
 Ky.ブッシュとケンゼスも燃料セーブの走行を続けたが、308周目にコース上の異物によりイエローコーション。長いグリーン走行でトップと同一周回はわずか10台となっていたが、このコーションでトップ10台はピットへ向かい、燃料を心配することなく残り22周のバトルを繰り広げることとなった。
 ケンゼス4位、Ky.ブッシュ5位、ハムリン7位、ボウヤー9位で再スタート。ケンゼスはスタートダッシュで一旦2位に上がったもののかわされ、その後は3位を走行。残り周回が少なくなってくると再び2位との差を詰めていき、ファイナルラップではテール・トゥ・ノーズ状態に。

 2位を争うケンゼスは、チェッカーへと向かうストレートでスリップストリームから抜け出し、並びかけたが、惜しくも100分の5秒及ばず、3位でチェッカー。Ky.ブッシュが5位、ハムリンが9位、ボウヤーが11位でフィニッシュした。
 今大会、僅か1周ながら貴重なリードラップボーナスも獲得したケンゼスは、シリーズランキングで2位に4ポイント差での首位をキープし“チェイス”前半戦を終えることになった。Ky.ブッシュはランキング5位変わらず。ボウヤーは8位へと一つランキングを上げた。

 次戦第32戦は10月20日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「我々の“トヨタ カムリ”はとても速かった。スタートした後、数回のピットでクルーチーフが的確な調整をしてくれたおかげで、その後は非常に好調だった。勝てると思える仕上がりになり、ピットクルーも素晴らしい仕事をしてくれただけに、勝てなかったのは少し悔しい。序盤、中団に埋もれて順位を上げるのに苦労した。予選でもうちょっと上につけられれば良かったのだが、私のミスだ。しかし、今日の結果には満足している」

ドライバー カイル・ブッシュ:
「5位フィニッシュは悪くない結果だが、悔しい。全体的に見れば我々にとって良い夜だった。チャンピオンシップを考えれば喜ぶべき結果ではあるが、望んでいた結果とは言えない。勝ちたかったが、勝てなかった」 

第31戦 Bank of America 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 23 2 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 334
2 5 5 ケイシー・ケイン シボレー 334
3 20 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 334
5 9 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 334
9 18 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 334
11 14 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 334
22 17 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 331
25 27 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 330
26 36 83 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 330
28 24 47 ボビー・ラボンテ トヨタ カムリ 329
34 31 30 コール・ウィット トヨタ カムリ 327
35 41 93 トラヴィス・クヴァピル トヨタ カムリ 326
39 38 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 149

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・ケンゼス トヨタ 2225
2 ジミー・ジョンソン シボレー 2221
3 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 2196
5 カイル・ブッシュ トヨタ 2188
8 クリント・ボウヤー トヨタ 2162
16 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 828
24 デニー・ハムリン トヨタ 608
31 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 429
32 デイビッド・ロイティマン トヨタ 420
33 AJ.アルメンディンガー トヨタ 402
35 ボビー・ラボンテ トヨタ 363
36 デイビッド・ストレミー トヨタ 362
39 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 102
45 アレックス・ケネディ トヨタ 21
49 ブライアン・ケゼロウスキー トヨタ 9
50 トミー・ドリッシ トヨタ 8
52 ジェイソン・リフラー トヨタ 1

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 212
2 トヨタ 200
3 フォード 170

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第30戦 Dollar General 300


開催日:10月11日

カイル・ブッシュがポール・トゥ・ウィンで今季11勝目!

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今季11勝目をポール・トゥ・ウィンで飾ったKy.ブッシュ(#54) 

 10月11日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第30戦「Dollar General 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。

 10日(木)の練習走行を経て、11日(金)午後4時5分から予選が行われ、カイル・ブッシュが今季9度目のポールポジションを獲得。最初の練習走行でトップタイムをマークするなどここのところ早さを示しているルーキー、アレックス・ボウマンが6番手、ブライアン・ヴィッカーズが9番手で続き、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
 今回の予選ではスピンする車両が続出。シリーズランキング上位につけ、タイトルを争うエリオット・サドラーもスピンを喫し、オーナーポイントにより決勝進出を決めたが、グリッドは37番手と後方からのスタートを強いられることとなった。

 予選に続き、午後7時47分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションのKy.ブッシュは好スタートで首位を守ったが、ハンドリングに苦しみ、6周でその座を譲ることに。しかし、3位をキープし逆襲のタイミングを伺った。一方、15番手と中団スタートを強いられたマット・ケンゼスも11周目にはトップ10圏内に浮上。
 イエローコーションが出ないまま、50周目あたりからグリーンピットが始まり、全車がピットを終えた直後の52周目、多重クラッシュが発生。トップ10を伺う位置にいたサドラーとヴィッカーズに加え、エリック・マクルーアも巻き込まれてしまった。サドラーはピットインし修復してコースに戻ったが、ヴィッカーズの車両はダメージが大きく、ガレージでの修復を余儀なくされた。
 60周目に再スタートが切られたが、周回遅れから追い上げをはかっていたサドラーが67周目に単独スピン。車両後部から壁にヒットし、サドラーはここでレースを終えることとなってしまった。

 76周目にKy.ブッシュ5位、ケンゼス7位で再スタート。この2回にわたるイエローコーションでは、上位勢はピットに入らなかったが、90周目にこの日3度目のイエローコーションが出されると、全車ピットへ。ここで、大半の車両が4本タイヤを交換するのに対し、唯一2本タイヤ交換作戦をとったケンゼスがトップに浮上した。
 14周にわたって首位を走行したケンゼスは、105周目に2位に後退。5位での再スタートから追い上げてきたKy.ブッシュとの2位争いを繰り広げることとなった。
 112周目にマクルーアがスピンし、壁にクラッシュ。このイエローコーションでは、ボウマンを含む4台がコース上に残り、Ky.ブッシュ、ケンゼスら上位勢はピットへ。ピット組もタイヤ交換の作戦が分かれた。Ky.ブッシュはタイヤ無交換で、トップでピットアウト。ボウマンが2位、Ky.ブッシュ5位、ケンゼス9位で116周目に再スタート。
 しかし、最初のピットでも2本交換のため、タイヤの厳しいケンゼスは徐々に後退。一方で、Ky.ブッシュは2位までポジションを上げた。

 残り周回が50周を切り、各チーム最後の給油タイミングを計り始めた156周目にこの日5度目のイエローコーション。全車ピットへ向かうと、素晴らしいピット作業に助けられ、Ky.ブッシュが首位に浮上した。クリガーマンが8位、ケンゼスが11で残り38周で再スタート。
 Ky.ブッシュは再スタートで首位を守ったが、ライバルの追い上げを受け、180周目に先行を許すことに。しかし、離されずトップ逆転のチャンスを待ったKy.ブッシュは、残り8周で首位奪還に成功。その後もサイド・バイ・サイド、テール・トゥ・ノーズでの接近戦が続いたが、逃げ切ったKy.ブッシュがトップでチェッカーを受け、今季11勝目を挙げた。この勝利は今季8度目のポール・トゥ・ウィンであり、シリーズ通算20ポール・トゥ・ウィンと共にシリーズ新記録を更新した。
 ケンゼスが追い上げて5位、クリガーマンが9位に入った。シリーズタイトルを争っているサドラーとヴィッカーズはそれぞれ36位、31位に終わり、ランキングでは上位との差を広げられてしまった。
 一方で、オーナーポイントでは、今回Ky.ブッシュが駆った54号車の“トヨタ カムリ”がわずか4ポイント差ながら逆転し、首位に浮上。とはいえ、シリーズはまだ3戦残されており、予断を許さない状況は最終戦まで続きそうだ。

 次戦第31戦は11月2日(土)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「ここシャーロットに来てレースを戦うのは本当に楽しいが、今夜はチャレンジだった。序盤、首位の座を失い、今日は勝てないかとも思った。しかし、時間はかかったが何とか首位に戻ることが出来た。オーナーポイントでは、シーズン序盤にアクシデントに見舞われたりしたことで出遅れたが、残り3戦で首位に立てて嬉しい。今日の勢いを活かし、終盤4連勝を狙いたい」 

第30戦 Dollar General 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
2 4 3 オースティン・ディロン シボレー 200
3 3 12 サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 200
5 15 18 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 200
9 13 77 パーカー・クリガーマン トヨタ カムリ 200
15 24 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 200
18 6 99 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 200
21 19 44 チャド・ハッケンブラート トヨタ カムリ 199
23 29 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 199
31 9 20 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 127
33 23 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 110
36 37 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 64
38 33 00 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 4
39 39 24 ケン・バトラー トヨタ カムリ 4
40 22 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 2

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 オースティン・ディロン シボレー 1067
2 サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 1059
3 リーガン・スミス シボレー 1015
5 エリオット・サドラー トヨタ 989
8 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 970
10 パーカー・クリガーマン トヨタ 893
11 アレックス・ボウマン トヨタ 824
13 マイク・ブリス トヨタ 759
19 ジョー・ネメチェク トヨタ 470
20 エリック・マクルーア トヨタ 465
22 コール・ウィット トヨタ 367
26 ブレイク・コッホ トヨタ 302
30 ジェフ・グリーン トヨタ 229
35 ハル・マーティン トヨタ 186
36 ケニー・ウォレス トヨタ 155
39 ジェイソン・ホワイト トヨタ 138
41 ドリュー・ヘリング トヨタ 118
45 ケン・バトラー トヨタ 99
51 トニー・レインズ トヨタ 76
53 オーウェン・ケリー トヨタ 62
55 ケニー・ハブル トヨタ 54
61 ライアン・エリス トヨタ 40
62 ブラッド・ティーグ トヨタ 38
68 ブレット・バトラー トヨタ 29
71 デレック・ホワイト トヨタ 27
79 トラヴィス・ソーター トヨタ 14
84 デイビッド・グリーン トヨタ 6

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 201
1 フォード 201
3 シボレー 168
4 ダッジ 48

※結果及びポイントは暫定 

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