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2013年12月19日 (木)

WEC,LM24:ポルシェ史上最大規模のレーシングプログラム

(C)Porsche Japan KK. 拡大します

プレスインフォメーション 2013年12月18日
919ハイブリッドおよび911 RSRのワークス活動

日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は、2014年シーズンに史上最大規模のモータースポーツプログラムで挑みます。ニューLMP1プロジェクトに加え、ポルシェ モータースポーツは2組のGTワークスチームを世界中のサーキットに送り込みます。ポルシェAGチーム・マンタイは、再び2台のポルシェ911 RSRでル・マン24時間を含むスポーツカー世界耐久選手権(WEC)に参戦します。ポルシェ ノースアメリカは、COREオートスポーツチームと共に新たに開催されるチュードル・ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップで競います。このレースの新シーズンは、1月25日のデイトナ24時間レースで開幕します。

ポルシェ モータースポーツのドライバーチームも記録的な規模に成長しました。来シーズンを控え、ポルシェは4名のポルシェ ジュニアおよび国際ワンメークレースシリーズから選抜した奨学金候補生を含む20名のドライバーと契約を交わしました。現在のポルシェ ワークスドライバーについても、全員と2014年シーズンの契約を結んでいます。「ポルシェの歴史上、これほど多くのドライバーをラインナップしたことはありません」と、ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツが語っています。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

ポルシェ919ハイブリッドの名称決定とLMP1ドライバーチームの結成
ポルシェAGは、2014年シーズンのスポーツカー世界耐久選手権(WEC)のトップカテゴリーに参戦するドライバーラインナップと新型車両の名称を12月14日(土)にヴァイザッハで開催された「ポルシェモータースポーツ ナイト オブ チャンピオンズ」にて発表しました。ニューLMP1レーシングカーの正式名称は「ポルシェ919ハイブリッド」と決定されました。新たにLMP1プログラムのドライバーに加わるのはニュージーランド人のブレンドン・ハートレー(24)とベテランのポルシェ ワークスドライバーであるマルク・リーブ(33、ドイツ)です。LMP1プロジェクトのドライバーとして、ティモ・ベルンハルト(32、ドイツ)、ロマン・デュマ(36、フランス)、ニール・ジャニ(30、スイス)およびオーストラリア人であるマーク・ウェバー(37)がすでに契約を完了しています。

ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは、「世界中から集められた強力なドライバーラインナップに大きな誇りを感じています。LMP1のドライバー6名中3名は以前からのポルシェ ワークスチームのメンバーで、そのうち2名はポルシェ ジュニア出身でもあります。これは、私達が特に胸を張れることです」と述べています。ハッツはさらに、「919ハイブリッドの車名は、ル・マンで優勝した917の伝統を受け継ぐものですが、918スパイダーも視野に入れており、当社のハイブリッドの未来への道筋を示しています。SUVのカイエン、グランツーリスモのパナメーラ、およびスーパースポーツカーである918スパイダーなどのハイブリッドスポーツカーで私達は正しい方向に進んでいます。しかし、未来への道をリードし、スポーティさとサステイナビリティを融合するには、学び続けなければなりません。エネルギー消費における最高の効率が、WECのワークスが参戦するクラス1プロトタイプに対する新レギュレーションの規定です。そして、これが自動車の未来が向かう方向でもあるのです」と付け加えています。

LMP1のトップであるフリッツ・エンツィンガーは、「2台の919ハイブリッドのドライバーとして、様々なカテゴリーから多数の候補が上がっていました。経験、圧倒的なスピード、技術的な理解という観点から選考を進めましたが、特にチームプレーヤーを探していました。これは耐久レースでは重要だからです」と説明しています。

ハートレーとリーブが加わり強力なドライバーチームが完成
LMP1ドライバーには、まずティモ・ベルンハルトおよびロマン・デュマが最初に選ばれました。この2名は、ニュルブルクリンク、デイトナ、スパの24時間レースでのそれぞれ7回の総合優勝、およびル・マンではコンビとしてアウディで総合優勝を果たした経験を持ちます。2013年7月からは元F1テストドライバーであるニール・ジャニが、またF1の2013年シーズン終了後からマーク・ウェバーがチームに参加しています。ブレンドン・ハートレーとマルク・リーブの参加決定でチームラインナップが完成しました。

ハートレーは、ヨーロッパでレースのキャリアを積むため、早い時期に母国を後にしました。フォーミュラ・ルノーおよびF3で成功を収めた後、テストドライバーとしてF1の契約を結びましたが、レースに参戦できる機会は非常に限られていたため、F1での活動と並行してスポーツカーレースへの参戦も開始しました。ハートレーは、「私を選んでくれたことを非常に誇りに思っています。ル・マンでのデビューには特に感動しました。しかし、ポルシェのような象徴的なブランドのためにLMP1で戦えることは、まったく次元が異なる話です」と語っています。

マルク・リーブは、20歳のときにポルシェのレーシングドライバーとしてのキャリアをスタートさせました。彼は、2000年にポルシェ ジュニアのドライバー選考に合格しました。多数のクラス優勝に加え、ニュルブルクリンクで4回、スパでは1回の24時間レースでの総合優勝も飾っています。「私は世界中でポルシェと勝利を祝う幸運に恵まれました」とリーブが述べています。「ル・マンのGTクラスでも同じでした。そこでは、私達がいつLMP1クラスに復帰するのか何度も尋ねられました。このプロジェクトにゴーサインが出てから、私の望みはプロジェクトに参加する、という一点だけでした。ル・マンとポルシェ。これがどれほど私にとってエキサイティングなものであるか、まったく言い表すことができません」。

マーク・ウェバーは、「私は多くを知っていますが、一方で知らないこともまだ多く、すべての経験が特別です。できる限りの情報を吸収するためにも、すでに次のテストを楽しみにしています」と明かしています。9回のグランプリ優勝を誇るウェバーは、数日前、ポルトガルのポルティマンで初めて919ハイブリッドのステアリングを握りました。

ティモ・ベルンハルトは、長年におよぶポルシェとの信頼関係を築いています。ベルンハルトは、「私は、15年間ポルシェと共に戦っていますが、LMP1復帰における大きな責任を感じています。開発では、ドライバーとしてのすべてのスキルが求められます。その大前提は速くドライビングすることではなく、クルマの挙動を把握して、どんなに細かなことでも漏らさずエンジニアと共有することです」と説明しています。

「ポルシェモータースポーツ ナイト オブ チャンピオンズ」で36回目の誕生日を祝ったロマン・デュマは、「919ハイブリッドの開発において、私達は優れたチームです。ですがまだ多くの課題があります。2013年にマルク・リーブとリヒャルト・リーツがワークスチームのポルシェ911 RSRで果たしたル・マンでのクラス優勝は本当にすばらしいものですが、まったく新たな領域に踏み込もうとしています。そして、複雑な技術革新のため、巨大な挑戦が新チームを待ち受けています」と強調しています。
ニール・ジャニは、「いつかWECおよびル・マンで総合優勝を目指して戦うのが常に私の目標でした。その実現のためには、優れたワークスチームの一員になることが必要ですが、今まさに私はその立場にあります。ポルシェのために戦うことができるのは、大きな名誉であると同時に大きな責任が伴います。時間がかかったとしても、ポルシェの偉大なモータースポーツ史に新たな章を書き加えたいと願っています。このテクノロジーはまったく新たなものですから、チームとして一緒に成長しなければなりません」とまとめました。

フレデリック・マコウィッキがポルシェのワークスドライバーとして契約
フランス人であるフレデリック・マコウィッキ(33)は、来シーズンからポルシェ モータースポーツのGTチームのメンバーとして参加し、911 RSRをドライブします。フレッド・マコと呼ばれたいと語るマコウィッキは、ポルシェのレーシングカーでレースに参戦してきました。彼は、911のコックピットで9年以上の経験を積んでいます。これまでの輝かしい戦績のひとつは、2010年シーズンのポルシェ カレラカップ フランスでのタイトル獲得です。2013年にはホンダHSVで日本のスーパーGTに参戦し、鈴鹿1,000kmで優勝を果たしています。

「フレデリック・マコウィッキは、最速かつ最も豊かな経験を兼ね備えたGTドライバーです」とモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステンは語ります。「彼は、事実上すべての国際サーキットでの経験があり、ポルシェ911を速く走らせる方法を熟知しています。私は、彼と仕事をするのを愉しみにしています」。

ポルシェがマンタイレーシングGmbHの過半数株式を保有
ポルシェは、マンタイレーシングGmbHの51パーセントの株式を保有し、ニュルブルクリンクに隣接するモイシュパトにある同社との長年にわたる良好な協力関係を強化していきます。「この株式保有によって両社がWECで直面するチャレンジにより万全に備えることが可能となると信じています。今からオラフ・マンタイ、ニコラス・レーダーとマルティン・レーダーと一緒に働けるのを愉しみにしています」とヴォルフガング・ハッツが述べています。

マルティン・ラジンガーがポルシェ カップで獲得
オーストリア人のマルティン・ラジンガー(25)はインターナショナルGTで成功を収め、世界最高のポルシェのプライベートドライバーとしてポルシェ カップでの勝利を祝いました。「ポルシェモータースポーツ ナイト オブ チャンピオンズ」の席上、ラジンガーはポルシェAGの監査役会会長であるDr.ヴォルフガング・ポルシェからポルシェ カップを受け取りました。

今シーズン5,940ポイントを獲得したラジンガーには、総額120,000ユーロを超えるポルシェ911カレラSも授与されました。2位のクラーク・クイン(オーストラリア)には30,000ユーロ、3位のロベルト・ルナウエには25,000ユーロがそれぞれ与えられました。ポルシェ カップの賞金総額は253,000ユーロとなっています。フェリー・ポルシェの発案によるこのトロフィーは、1970年から毎年ポルシェの最優秀プライベートドライバーに贈られてきました。ポルシェ カップでは、世界中のサーキットで開催される18戦および選ばれたロングディスタンスレースの獲得ポイントを競います。

9歳でカートレースにデビューしたプロフェッショナルレーサーのマルティン・ラジンガーは、2013年には6つのレースシリーズに参戦しました。今シーズンのハイライトは、ドバイ24時間レースにおけるGT3車両が競うA6-AMクラスでの優勝です。ラジンガーは、911 GT3 RでADAC GTマスターズにも挑戦し、総合4位でシーズンを締め括りました。オーストリア人のラジンガーは、VLNニュルブルクリンク耐久シリーズ、カンピオナート・イタリアーノGT、グランダムおよびブランパン耐久シリーズでポルシェ カップのポイントを稼ぎました。

タイトル争いにおいて、ラジンガーにわずか110ポイント差で2位に続いたのはクラーク・クイン(31)でした。クインは、2013年のオーストラリアGTチャンピオンシップで12戦中3勝してタイトルを獲得、表彰台には11回上りました。オーストラリアのバザーストで開催された12時間レースでは「VIPペットフードレーシング」チームが投入したポルシェ911 GT3 Rをドライブし3位に入賞しています。

エキサイティングなシーズンの後、ロベルト・ルナウエはポルシェ カップの3位表彰台に上りました。バイエルン州イェーデンホーフェン出身で28歳になるルナウエは、17戦でカップポイントを獲得しました。ADAC GTマスターズでは、自動車セールスマンの資格を持つ彼は、チーム・トニーノ・パワード・バイ・ヘルベルト・モータースポーツで総合2位のポジションを確保しました。さらにルナウエはカンピオナート・イタリアーノGT戦、ブランパン耐久シリーズおよびグランダム・ロレックス・スポーツカー・シリーズでもポイントを獲得しました。

ポルシェ・モービル1・スーパーカップが引き続きF1と同時開催
ポルシェ・モービル1・スーパーカップは、F1のサポートレースとして引き続き開催されることが決定しました。1993年から続くこの成功を収めているパートナーシップは、2016年シーズンまでさらに3年間延長されました。20年以上にわたり、このポルシェのワンメークレースシリーズの最高峰は、インターナショナルGTでのキャリアの主な登竜門のひとつと位置付けられてきました。

「スーパーカップは、ポルシェ ブランドのトロフィーシリーズの最高峰です。これには、モータースポーツをすばらしいものとするあらゆる要素が詰め込まれています。ワークスドライバーの多くは世界屈指のスポーツカードライバーであり、スーパーカップ出身です」と、ポルシェのモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステンが説明します。「引き続きモータースポーツの頂点という魅力的な環境でパートナーやファンの皆様にエキサイティングなレースの機会を提供できることを非常に喜んでいます」。

ポルシェ・モービル1・スーパーカップは2014年5月11日、バルセロナで22回目のシーズンが開幕します。9つのイベントでの全10戦が予定されています。シーズンのハイライトは、オリンピック開催地でもあるロシアのソチに新設されたF1サーキットで10月12日に初開催される最終戦です。

2014年スーパーカップ日程:

5月11日:スペイン/バルセロナ
5月25日:モナコ/モンテカルロ
6月22日:オーストリア/シュピールベルク
7月6日:イギリス/シルバーストーン
7月20日:ドイツ/ホッケンハイム
7月27日:ハンガリー/ブダペスト
8月24日:ベルギー/スパ・フランコルシャン
9月7日:イタリア/モンツァ
10月12日:ロシア/ソチ(2レース)

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