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2014年1月14日 (火)

DAKAR:パリダカ日本事務局 DAKAR RALLY 最新ニュース

第5ステージ : チレシト - トゥクマン
リエゾン:384 km SS:527 km
 
今日のコース
 
モト&クワッド部門とオート&カミヨン部門が別々のコースを走った2日間の後、今日はいつも通りの全者単一コースに戻る。SSの大部分が砂路面で、非常に忍耐が強いられる上、ナビゲーションも超ハイレベル。しかもこの地域は気温も高く、長く厳しい一日のリスク満載のコースだ。今日のSSでは、先頭集団から離脱する者、マシーンを痛め、ビバークで徹夜の修理が必要な者など、波乱の日となることが予想される。

今日のSSは211km のSSパート1、ニュートラルゾーン111km、205km のSSパート2で構成される予定だった。しかし、気温が47℃にも達し、主催者が安全上の理由からコース変更。モト部門は、SSパート2をキャンセル、オート&カミヨン部門も107km(CP1まで)に縮小された。
 
コマとナニ・ローマ、カタルーニヤ人がステージを制す
 
ダカール・ラリーで3度の優勝記録を持つマルク・コマが本日のステージ優勝。同国人ナニ・ローマがオート部門でステージ優勝、ライバルナセル・アルアティヤに30分近いアドバンテージをとった。ジェラルド・デ・ローイがカミヨン部門総合トップをキープ、総合2位のアンドレイ・カルギノフ(Kamaz)に30分以上のタイム差をつける。

この4日間で優勝候補者らがさまざまな理由でポディウム獲得に苦労したり、戦線を離脱したりしている一方、大会第5ステージの今日ライバルたちに大きくタイム差を開けて,コマがステージを制した。

今朝は昨日ステージ優勝したホアン・ペドレロ・ガルシア(KTM)がSSの第1走者。前を走るペドレロやチャレコことフランシスコ・ロペス、バレダらを追い越し、マルク・コマはライバルたちを大きく引き離しトップ・タイムでパート1のゴールを通過した。2013年大会で肩を怪我したコマだが、今日のSSでは大きなナビゲーションミスもせず、リスクを避けながら走りきった。一方ライバル、パウロ・ゴンサルヴェス (Honda)はバイクから火が出てリタイア、シリル・デプレはエンジンのオーバーヒートやナビゲーションミスなどで45分ものタイム・ロスした。ホアン・バレダ(Honda)やオリヴィエ・パン(Sherco)は50分以上の差をつけられた。

チームの結束はマルク・コマの絶対譲れないコンセプトの一つ、それを示すかのように彼のウォーターキーパーのジョルディ・ビジャドムス(KTM)もゴールに13分遅れで到着する。

パリダカ日本事務局

SSパート1が終わったところで、一瞬運が手から離れたかと思った。燃料タンクから漏れていたのだ。ビジャドムスと一緒になんとか修理しホッとしたところ、そこにパート2がキャンセルになったとのニュース。最終的に総合タイムでもコマはトップに浮上、2位のホアン・バレダ に41分、3位のチャレコことフランシスコ・ロペスに53分もの差をつけることになった。

クワッド部門は、モト部門同様、SSのパート2がキャンセルになり、順位に大きな変動はなかった。ステージを制したのはセルジオ・ラ・フエンタ、通算3度目のSS優勝。総合トップはセルジオ・ラ・フエンタ、2位イグナシオ・カザレ(Yamaha)、3位にラファウ・サノクと続く。

オート部門でもカタルーニヤ人、ナニ・ローマが最上のパフォーマンスを見せた。もちろん、その成果の陰にはコ・ドライバーのミッシェル・ペランの完璧なナビゲーションの助けも見逃せない。前大会以来、彼ら二人は、ハンガリー・バハ、スペイン・バハ、デザート・チャレンジ(アブ・ダビ)、デサフィオ・ルータ40(アルゼンチン)で負けなしを続けている。そしてこの二人のコンビはローマがリズムをキープ、ペランがナビゲーションでの冴えを維持し続け、このダカール・ラリー大会でも続いているようだ。特に今日のナビゲーションは冴えわたっていた。

今日のSSゴールで、かつてのモト総合優勝者(2004年)は、次席のジニエリ・ド・ヴィリエに4'20''の差をつけてゴール、カタルーニヤ人のダブル優勝は、ファンを喚起させたに違いない。一方、カルロス・サインツはチレシトをリードしてスタートしたにも関わらず、km163で彼のバギーが電気系トラブルでストップ、結局ローマに1時間15分もの大差をつけられてしまう。

しかしナニ・ローマも決してうかうかしてはいられない、SS2位のジニエリ・ド・ヴィリエ(Toyota)はわすか4分あまりの差、チームメイトのオーランド・テラノヴァも20分あまりの差でゴールだ。相変わらずナセル・アルアティヤは野心満々、ステファン・ペテランセルもわずか39分の差で、このまま4位の位置に甘んじているとは思えないし、ライバルジニエリ・ド・ヴィリエ(Toyota)も41分の差で虎視眈々と逆転を狙っているはずだ。

総合順位では、サン・ミゲル・デ・トゥクマンのゴールで、Mini4台がトップ5を凌駕している。

カミヨン部門では、ドミトリー・ソツニコフ(Kamaz)が初めてのステージ優勝。総合ではジェラルド・デ・ローイが1位、Kamazのカギロフ、ニコラエフ2台が2,3位と追いかける。昨日まで総合2位にいた同国人、マルセル・ファンフリートは8位に後退、トップとのタイム差2時間あまり。

2017/01/08 第4ステージ サン・ホアン - チレシト
http://www.paridaka-info.com/w/?p=3023

第4ステージ :サン・ホアン - チレシト
モト&クワッド リエゾン : 210 km SS : 353 km
オート&カミヨン リエゾン : 211 km SS : 657 km

今日のコース
マラソン・ステージでメカニックによるアシスタント無しの一夜を過ごしたライダーらは、今日はその後半にかかる。353kmのSSの初番はナビゲーションの難しい険しいカーブが多いコース。その後、トライアルコースのような崖を登ったり、崖上の細道を抜けるなど、高いライディングテクニックとタイヤの保持に気配りが必要だ。

昨夜、ミスコースなどでビバークへ遅くなっても到着できないライダーが続出し、その為、主催者はスタートを2時間遅らせて9 :10のスタートとした。第一走者は昨日ステージ優勝のホアン・バレダ 。

一方オート&カミヨン部門は2005年のズエラット~ティシット間以来という、非常に長いSS。パート1,2に分かれる。また最初のスタートがいつもと逆のカミヨンからで、カミヨン&オート部門が混合で争うことになる。コースは山岳部から始まり、何度かリオ(川)越えがあった後、渓谷の中を抜け、広いグラベル路面となる。パート2では標高3400m級の高地の通過もある。

デプレ後退、サインツまた熾烈なバトル

ダカール・ラリー2014の4日目、ホアン・ペドレロ・ガルシアが初ステージ優勝。一方優勝候補シリル・デプレはゴール手前でタイムを大きく失い、総合タイムでトップとの差が40分以上も開く結果になってしまった。オート部門でカルロス・サインツがナセル・アルアティヤと終日熾烈なバトルを繰り広げた。ステージ優勝を手にしたのはナニ・ローマ、総合でもトップにたった。

ここまでチャレコことフランシスコ・ロペスはホアン・バレダ にショーの主役をまかせてきた。しかし、4日目のSSのパート2でチャレコ(フランシスコ・ロペス)は今まで抑えてきたものをはじき出した。終日アタックを続け、全部のチェックポイントをトップで通過した。それでも彼の12回目のステージ優勝を手にすることはできなかったが、その力強い走りはタイムの上で大きなメリットのある一日になった。一方、ホアン・バレダ はナビゲーション・ミスで大きくタイムをロス、バイクを押しながらゴールするという波乱の一日。しかし、総合でトップをキープ、ステージ優勝したマルク・コマ(KTM)に3'10''のタイム差をつけている。そして、彼らに続いてゴールしたのはホアン・ペドレロ・ガルシア、かつてはKTMでコマのウォーターキーパー役を果たしていたが、今日はShercoのマシーンでロペスと29''差でゴール。

シリル・デプレは終日理想的な走りを続けていたが、ゴール手前10kmあまりの地点でイリトラックが壊れ、同時に電気の配線を切ってしまうアキシデントに見舞われた。なんとか修理してゴールしたものの、総合タイムでトップと41分もの差がつくことになってしまった。一方、第2ステージで優勝したサム・サンダーランド(Honda)はエンジンの故障でレースを離脱することになってしまった。

オート部門、第1走者のナニ・ローマがスタートしたのは朝7時20分。本日のSSは157kmのニュートラル区間(競技の対象にならない移動区間)を挟む217kmと 284kmの二つのパートからなる。トップにスタートし、コースをオープンしたローマ(Mini)を押さえてステージを制したのはカルロス・サインツだった。総合でも2位に浮上した。前日数回のパンクに悩まされたカルロス・サインツだが、今日は彼のバギーSMGを弾丸のように走らせて他の競技者を寄せ付けず、通算26回目のステージ優勝を手にした。SS2位のステファン・ペテランセルは途中パンクで遅れ6分あまりの差でゴール、続いたのはナセル・アルアティヤで8'58''の差。
総合順位ではカルロス・サインツがトップに浮上し、一方ナニ・ローマがわずか2'06''の差で2位、総合トップのディフェンサー範囲内をキープしている。

そして総合3位は意欲満々のナセル・アルアティヤ、6'56''の差、続くのはオーランド・テラノヴァ(Mini)トップとの差は 13'08''。総合5位のステファン・ペテランセルも18'10''、まだまだ優勝が想定できる範囲にいる。

カミヨン部門ではジェラルド・デ・ローイが今大会2度目のステージ優勝、通算26回目となった。総合でもトップに浮上したが、わずかなミスでも大きくタイムロスがありうるカミヨン部門なので、総合2位のマルセル・ファンフリートと36分あまりの差は決して安泰とは言えないタイムだ。

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