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2014年3月11日 (火)

マット・ケンゼスがトップ10フィニッシュ、首位を争った地元カイル・ブッシュは無念の11位

26212798(C)Toyota Racing.

2014年3月10日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング モータースポーツオフィス 
NASCAR SPRINT CUP SERIES 第3戦 Kobalt 400

開催日:3月9日

 3月9日(日)、米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第3戦「Kobalt 400」が開催された。
 カップ・シリーズの開催は1998年からと比較的歴史の新しいラスベガスでは、トヨタは地元出身のカイル・ブッシュが2009年に勝利。そして昨年マット・ケンゼスも勝利を挙げている。

 7日(金)午後3時40分より、今季よりグループ走行でのノックアウト方式に変更された予選が、シリーズ初となる3セグメント制で実施。全てのセッションでトップ5と好調なクリント・ボウヤーが3番手。チームメイトのブライアン・ヴィッカーズが9番手グリッドにつけた。Ky.ブッシュは20番手、デニー・ハムリンが27番手、ケンゼスは29番手となり、10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 9日(日)午後12時17分、好天に恵まれた1周1.5マイルのハイバンク・ハイスピードオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。1周目にボウヤーは2位に浮上し、首位を追ったが、その後ハンドリングに苦しみ、徐々に後退。
 17周目にこの日最初のイエローコーション。全車がピットへと向かったが、20番手スタートから17位まで順位を上げていたKy.ブッシュは、他の車両に出口をふさがれる形となり、最後尾まで順位を落としてしまった。
 しかし、このピット作業でのセッティング調整が効を奏したKy.ブッシュは猛烈な追い上げを開始。18位まで浮上した45周目に2度目のイエローコーションが出されると、Ky.ブッシュらは2本タイヤ交換作戦を採り、大きくジャンプアップ。Ky.ブッシュが7位、ハムリンが10位、ケンゼスが11位で再スタートを切った。
 得意の再スタートも決めたKy.ブッシュは4位へと浮上。その勢いは止まらず、77周目にはついに首位を奪取した。
 その後はなかなかイエローコーションが出ないまま、2度にわたってグリーン下でのピット作業を経る展開に。首位を行くKy.ブッシュは独走で、一時は2位に4秒もの大差を付けたが、巻き返してきたライバルの追撃を受け129周目に2位へと後退。しかし、その後もトップ3圏内で首位争いを続けた。
 2度目のグリーンピットが終わってまもない154周目にこの日2度目のイエローコーションとなり、ほとんどの車両が給油のためのピットインを行ったが、ピットウィンドウ(フルタンクでの走行可能周回数)が50周強のラスベガスでは、あと1回の給油で最後まで走りきるのは厳しい残り周回。各車燃料をセーブしながら、200周を少し過ぎたあたりで各車この日3度目となるグリーンピットを消化した。
 またしても全車がグリーンピットを終えた直後の220周目にイエローコーションとなり、ほとんどの車両が最後まで走りきるために僅かな給油のみの“スプラッシュ・アンド・ゴー”でピットアウト。ここでコース上に残り、燃料をセーブして最後まで走りきる戦略を採ったハムリンが3位に浮上。Ky.ブッシュは5位、ケンゼスが10位で再スタート。
 後半戦に入ってからハンドリングの不調に見舞われながらもトップ5圏内をキープし続けてきたKy.ブッシュは終盤2回のピット作業で調整を続けたが、ハンドリングは好転せず、再スタート後はずるずると順位を落とすこととなってしまった。
 燃料セーブのハムリンもポジションをキープできず、トヨタ勢は堅実にトップ10圏内での走行を続けたケンゼスが最高位の10位。Ky.ブッシュは11位、ハムリンが12位、ヴィッカーズが13位、スポット参戦のベテラン、ジェフ・バートンが17位。中盤にはトップ10圏内に浮上していたボウヤーは234周目に壁にヒット、23位でレースを終えた。

 次戦第4戦は3月16日(日)、米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「今回はセッティングなど、週末を通して苦しんだ。堅実なポジションでレースを戦えたとは思うが、あれ以上は何もできなかった。全力を尽くしたが、次戦以降へ向けて努力する必要がある」

ドライバー カイル・ブッシュ:
「アップダウンの激しいレースだった。序盤、ピットでブロックされて最後尾から追い上げなくてはならなかった。スタート時はオーバーステア症状が厳しかったが、セッティング変更が効を奏し、中盤我々の“トヨタ カムリ”は本当に速かった。しかし、その好調を維持することが出来ず、コーナー中央でアンダーステア症状に見舞われたため、これを解消しようとしたが、最後は激しいオーバーステア症状に陥ってしまった。前半好調だっただけに、今日の結果は残念だ」 

第3戦 Kobalt 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 2 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 267
2 14 88 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 267
3 21 27 ポール・メナード シボレー 267
10 29 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 267
11 20 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 267
12 27 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 267
13 9 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 267
17 19 66 ジェフ・バートン トヨタ カムリ 267
23 3 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 266
35 39 83 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 261
36 28 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 261
37 36 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 259
40 32 30 パーカー・クリガーマン トヨタ カムリ 240

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 133
2 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 132
3 ジミー・ジョンソン シボレー 117
7 マット・ケンゼス トヨタ 105
8 デニー・ハムリン トヨタ 101
10 カイル・ブッシュ トヨタ 95
20 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 64
22 クリント・ボウヤー トヨタ 55
30 コール・ウィット トヨタ 41
35 アレックス・ボウマン トヨタ 31
37 ジェフ・バートン トヨタ 27
40 パーカー・クリガーマン トヨタ 21
41 ライアン・トゥルークス トヨタ 18
45 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 4
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 139
2 フォード 132
3 トヨタ 113

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第3戦 Boyd Gaming 300

開催日:3月8日

最後尾から追い上げたカイル・ブッシュが惜しくも2位

 3月8日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第3戦「Boyd Gaming 300」がラスベガス・モーター・スピードウェイで開催された。
 同シリーズでは前戦フェニックスでカイル・ブッシュが今季初勝利。Ky.ブッシュはカップ・シリーズでは地元ラスベガスで勝っているものの、シリーズ記録の通算64勝を挙げているネイションワイド・シリーズではラスベガス未勝利。念願の地元初勝利を目指しての出場となった。

 7日(金)に2回の練習走行が行われ、Ky.ブッシュは1回目のセッションで2番手タイムと好調。しかし、2回目のセッション走行中に右フロントタイヤのバーストに見舞われクラッシュしたため、バックアップカーに乗り換え練習走行は終了。バックアップカーのまま決勝に出走した場合、予選の結果如何に関わらず最後尾グリッドへと後退しての決勝スタートとなるが、メカニックの素早い作業のおかげで、Ky.ブッシュは翌日の予選にメインカーでの出走を果たした。
 8日(土)午前9時40分よりグループ走行によるノックアウト方式の予選が開始。最後のセッションまで残ったマット・ケンゼスが6番手、Ky.ブッシュが7番手で続き、10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
 しかし、Ky.ブッシュは予選後に車両に不具合が見つかり、規定外の整備を行ったため、決勝レースは最後尾まで後退してスタートすることとなった。

 予選に続き、午後1時34分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 6番手スタートのケンゼスは9周目に2位にポジションアップ。最後尾スタートとなったKy.ブッシュも13周目にはトップ10圏内まで浮上する目覚ましい追い上げを見せた。
 3位以下を引き離すハイペースでケンゼスが首位争いを繰り広げる一方で、5位まで浮上したKy.ブッシュは序盤そのポジションをキープ。50周前後からグリーンピットが始まり、各車が次々にピットへと向かっていた56周目にこの日最初のイエローコーションが出されると、混乱した順位を整理し、ケンゼス2位、Ky.ブッシュ3位で70周目に再スタート。この時点で首位と同一周回はわずか9台となっていた。
 再スタートでのダッシュを決めたケンゼスが首位、Ky.ブッシュが2位に浮上したところで、すぐに他車のクラッシュによりイエローコーション。2台の“トヨタ カムリ”が最前列での再スタートとなったが、まもなくライバルの先行を許すことに。Ky.ブッシュは2位でこれを追った。
 その後もイエローコーションが出ないまま115周目前後からグリーンピットが始まり、ここで好ピットに助けられたKy.ブッシュは首位に浮上。
 148周目にコース上の異物によりこの日3度目となるイエローコーションが出されると、全車最後の給油のためにピットへ。ここでケンゼスも2位に浮上し、再び“トヨタ カムリ”の1-2体制となった。
 しかし再スタート後、3ワイドでの激しい首位争いの中で、157周目にケンゼスがコントロールを失いハーフスピン。幸いどこにもぶつからなかったもののケンゼスは8位へと後退してしまった。
 この再スタートでライバルの先行を許してしまったKy.ブッシュは、終盤、周回遅れが出てくるなかで首位との差を詰めていき、逆転に向けてのプレッシャーをかけ続けたが、惜しくも0.352秒及ばず、2位でフィニッシュ。ケンゼスは6位でチェッカーを受けた。

 次戦第4戦は3月15日(土)、米国南部ブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「良いレースだった。我々の“トヨタ カムリ”は良い仕上がりだった。何故首位を奪われたのかはわからない。残念だが、これもレースだ。我々は特にタイヤが暖まってからのロングランで好調だった。彼(ブラッド・ケゼロウスキー)は恐らく今日最速の車両だったのだろう。確かに彼は速かった」 

第3戦 Boyd Gaming 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 22 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 200
2 7 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
3 4 42 カイル・ラーソン シボレー 200
6 6 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 200
13 13 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 198
14 20 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 198
18 14 99 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ カムリ 197
20 18 44 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 195
27 30 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 192
28 38 24 ライアン・エリス トヨタ カムリ 191
36 36 52 ジョーイ・ゲイス トヨタ カムリ 133
40 32 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 リーガン・スミス シボレー 117
2 トレヴァー・ベイン フォード 114
3 エリオット・サドラー トヨタ 108
9 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ 86
10 マイク・ブリス トヨタ 81
16 ブレイク・コッホ トヨタ 51
18 エリック・マクルーア トヨタ 47
27 デイビッド・スター トヨタ 19
28 ルーベン・ガルシア・メテオス トヨタ 19
30 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 18
31 ライアン・エリス トヨタ 16
35 ジェイソン・ホワイト トヨタ 13
38 ウィル・キンメル3世 トヨタ 11
40 ジェフ・グリーン トヨタ 8
42 ハリソン・ローズ トヨタ 5
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 133
1 フォード 133
3 シボレー 132
4 ダッジ 78

※結果及びポイントは暫定 

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